病気の体的分析について 8 (アメリカを救う)
明主様御教え 「関節炎」 (昭和28年1月1日発行)
「この病気はさきにかいたごとく、薬毒は神経を使うところに集溜するので、手足等は絶えず関節を屈伸させる以上、その部へ集溜する。
しかも昔と違って近来何の病気でも予防でも、矢鱈(やたら)に注射をするので、それが原因となって関節炎が起り易いのである。
この理によって薬さえ廃止すれば漸次減ってゆくのはもちろんである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「心臓病」 (昭和28年1月1日発行)
「心臓病といえば、大抵は弁膜症の事をいうが、この原因は薬毒が心臓の周囲に固まり圧迫するため、脈搏不整、心悸昂進(しんきこうしん)、呼吸困難等となるのであって、この強烈なのが狭心症である。
狭心症の特異性は激烈な痛みと呼吸逼迫(ひっぱく)で、その苦痛は見るに堪えない程である。
そうして痛みは固結が溶解し、液体となって出口を求めるための神経の刺戟であり、呼吸逼迫は液体となった毒素が、心臓を周囲から圧迫するためであるから、これも薬を廃めて自然にしていれば、必ず治るのである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「慢性頭痛持」 (昭和28年1月1日発行)
「これはさきにかいたごとく、現代人は薬を無暗(むやみ)に入れる事と、頭脳を使用する事が多いため、頭部を中心にその付近に固結した毒素が、浄化によって発熱と共に溶解し出ようとして、神経を刺戟するためである。
というように痛みは治る作用であるから、薬さえ廃めて辛抱すれば、長くは掛るが漸次的に治るものである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「小児麻痺」 (昭和28年1月1日発行)
「この病気は霊的と体的とがあるが、米国に多い小児麻痺はほとんど体的のようである。
今それを詳しくかいてみるが、生まれながらにして歩行困難な症状は、言うまでもなく親からの遺伝薬毒と、生まれてから入れた薬毒が、足のいずれかの局部に固結するためであるから、よく診査してみると必ず固結があり、圧(お)すと痛むから直ぐ分る。
その個所は足の裏の一部、甲の横、踵(かかと)、指等がほとんどであるが、稀には鼠蹊部にある場合もある。
いずれも何ら手当せず、そのまま放任しておけば、長くはかかるが僅かずつ治ってゆくものである。
ところがそれを知らないから、注射、塗布薬、電気、光線療法等を行うので、反って不治にしてしまうのである。
次に霊的の原因をかいてみるが、これは日本に多い症状で、米国には割合少ないようである。
これは半身不随、つまり片方の手足がブラブラになり、智能低下、言語不能等、中風そのままである。
これは最初、二、三日間高熱が続いてから発病する場合と、突如としてそうなる場合とがある。
よく平常通り通学していた児童が朝起きると右の症状になっており、愕然(がくぜん)とするという全く恐ろしい病気である。
この原因は脳溢血で突如として死んだ老人の霊が憑依するためで、中風と同様であるからよく分る。
ではなぜそうなるかというと、脳溢血で急死するや、霊界に往(い)っても死に対する霊的知識がないから、自分は相変らず生きていると思うが、肉体がないので遮二無二(しゃにむに)肉体を求めるが、
憑霊の原則としては、無縁の者には憑れない事になっているから、自分の霊統を求めるが、その場合小児の方が憑り易いので、多くは孫に憑るもので、これは事実がよく示している。
従って霊的小児麻痺の場合、よく調べてみると必ず脳溢血で死んだ祖父母の霊か、稀には親戚の老人の霊もある。
この霊的小児麻痺は、信仰より外に治しようがないのはもちろんである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「動脈硬化及び高血圧症」 (昭和28年1月1日発行)
「動脈硬化と高血圧の原因は、二者似て非なるものであるから、別々に説明してみるが、
動脈硬化は薬毒が体内の動脈付近に固結し動脈を圧迫する場合と、毒血が動脈のある部分に滞溜固結する場合とであり、
後者の方は段々毒結が集溜しつつ膨脹する。これが動脈瘤である。
この毒血は薬毒と今一つは肉食による血の濁りが原因であるから、こういう患者は薬をやめ、菜食にすれば案外早く治るものである。
次の高血圧の原因は、左右顎下の凝りのためであって、こういう人は平常文字をかくとか緻密な手の業をする等の原因が多く、査べてみればよく分る。
しかし医学では高血圧は脳溢血の先駆としているが、これは誤で、間接的には幾分の影響はあるが、直接的にはないから安心して可なりである。
以前私に血圧三百という人が相談に来た事があるが、この人は六年前医師に発見されて、注意を受けたが、
生活上仕事を休む訳にゆかないのでそのまま続けているが、何ともないので相変らず勤めているとの事であった。
職業は筆耕書きで年齢は六十余歳であったが、私は心配ないから、そのまま勤めていてもいいと言ってやった。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「喘 息」 (昭和28年1月1日発行)
「これは薬毒が肺の外郭付近に固結したものが浄化されて肺へ浸入する場合、肺から相当間隔のあるためと痰が濃厚のためと、肺膜が厚いためとで容易でないので、肺の方から吸引しようと呼吸を大きく強くする。
これが喘息であって、発作もまた強い咳もそのためである。
この証拠には痰が出ると一時楽になるにみて明らかである。
また肺炎の予後喘息も軽快になるのは、痰が多く排泄されるからで、これも肺炎の特徴である。
そうして喘息の発作は非常に苦しいもので、今にも息が絶えそうなので、一時的でも楽になりたいと注射をするため、それが中毒となり、
最初一週間に一回くらいで済んだものが、段々増えてしまいには一日数回あるいは数十回に及ぶ者さえある。
こうなると死の一歩手前に来た訳で医療はどうしようもないが、浄霊によれば容易に全治するのである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「慢性気管支炎」 (昭和28年1月1日発行)
「これは体内のどこかに、薬毒の固結があって、それが少しずつ溶けて出ようとする場合、割合固いため、頻繁(ひんぱん)に強い咳をしなければならないのが原因である。
何よりも痰さえ出れば楽になるのはそういう訳である。
ところが医療は咳を停めようとするから逆になり、ついに慢性となってしまい、長い間苦しむのであるから、この病気も自然にしていれば必ず治るものである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様の御教え 「腎臓炎乃至腎臓病」 (昭和28年1月1日発行)
「腎臓という機能は、尿の処理機関であるのは誰も知っているが、この病気は初め薬毒が背面腎臓部に溜り固結するので、これが腎臓を圧迫し完全に尿の処理が出来なくなる。
すなわち萎縮腎である。
このため余剰尿は腎臓膜を滲出し、全身に氾濫する。これが浮腫(むくみ)である。
ところがこの余剰尿は局部的に固まって種々の病気となる。
その中一番多いのが首肩の凝り、頭脳の病、耳、眼、鼻の病が主で、驚くべきは歯槽膿漏の原因もこれであるから、考えたら不潔極まるものである。
また右の固結が浄化のため発熱する場合、これを腎臓炎というのである。
また腎臓結核は非常に痛む病気で、重症になると血の混った尿が出る事がある。
これは薬毒によって腎臓壁に腫物が出来、そこから膿と血が滲出するからである。
また腎臓結石は最初胆石病の胆石の小粒が尿に混って流下し、腎臓内に停滞するうち尿素が付着して段々大きくなり、これが膀胱の入口または出口につかえ、尿が閉止する事がよくある。
そのため下腹部が浮腫となり、増大してどうにもならなくてついに死ぬ人も往々あるのである。
ここで注意すべきは、医学では腎臓病の場合尿中の蛋白を恐れ、塩分を禁止したり牛乳を多量に飲ませたりするが、これはナンセンスである。
というのは蛋白とは実は前記のごとく浄化によって溶けた尿素であるからで、蛋白が出る程いいのである。
従って蛋白が出切ってしまえば、完全に治ってしまう。
医師諸君においても、今後試して貰いたいと思うのである。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「脱 腸」 (昭和28年1月1日発行)
「これは小児に多いが、稀には老人にもある。原因は腹部に遺伝薬毒が固まったもので、それが腸を圧迫するため下垂するので、
これを治すには本教浄霊なら簡単だが、現代医学では、内部の毒素を除去する方法がないから、手術による外はあるまい。」 (「アメリカを救う」より)
明主様御教え 「痔」 (昭和28年1月1日発行)
「この病気の原因はもちろん薬毒であるが、その固結個所が後頭部及び股間鼠蹊部が主で、その他全身的にある毒血が、浄化によって溶け、肛門部から出ようとする。
それが脱肛、痔核、出血、痛み、痒み等の症状である。ただ痔瘻(じろう)はちょっと違う。
これは薬毒の強烈なのが肛門部に溜結し、排泄されようとして小形の腫物になり非常に痛むものである。
これを放っておけば少しずつ破れた粘膜から滲出、あるいは小穴が穿いて排泄され治るのであるが、これに無知である医学は手術をするが、これが大変な誤りである。
というのは手術で固結を除くや、必ずその隣にまた出来る。
また切るというように、ついには蜂の巣のようになり、堪えられぬ程の激痛が続いて苦しむものである。
ここで注意したい事は、痔瘻に限らずいかなる腫物でも、自然にしておけば腫れるだけ腫れて、末期になると、その部が紅くブヨブヨになって小さな穴が穿き、血膿が出て治るものであるから、いかに大きな腫物でも必ず治るから心配はないのである。
ところが手術はもちろんだが、針の頭くらいの穴でも穿けたが最後、毒素の集中は停ってしまい隣接部へ腫れる。
またいじるとその隣へというように、膿のあるだけは幾つでも腫れるので、頸部淋巴腺の場合など呼吸困難となり、生命までも失う事があるから、大いに注意すべきである。」 (「アメリカを救う」より)