漢方薬について 2
明主様御講話 「西洋薬より漢方薬の方がよけい害を与える」 (昭和28年2月15日)
「それから知っておかなくてはならないことは、漢方薬というものを一般人は割合に軽くみているのです。
あなた方もそうですが、病人に「あなたのは薬毒だ、薬は随分のんだでしょう」と言うと、
「いやそんなにのみません」ということがよくありますが、
答える人は漢方薬を薬のように思っていないのです。
それでだんだん問いつめていくと、「若い時に煎じ薬を少しのみました」と答えるが、
漢方薬というのは一回のんでもたいへんなものです。
土瓶一杯でもたいへんなものです。
それで今浄化する人をみると漢方薬が非常に多いのです。
西洋の薬よりも漢方薬の方がよけい害を与えるようです。
前にも言ったとおり、漢方薬のうちでも非常に毒の多い少ないがありますが、一番毒の強いのはげんのしょうこです。
げんのしょうこを少しよけいのんだ人は請け合ってはいけないと言ったことがありますが、それはそういうわけです。
その次はどくだみが非常に悪いのです。
それから顔色の悪い人はまず漢方薬中毒と思ってもたいてい間違いありません。
それで中国人は顔色が悪くて黄色い顔色をしてますが、それはやはり漢方薬です。
だから顔色の悪い人に聞いてみると、必ず漢方薬をたくさんのんでます。
それで漢方薬中毒が人間の寿命を一番縮めるのです。
近ごろ日本人の寿命が延びたとか言ってますが、
これは漢方薬をやめて西洋の薬をのむようになったので、それが一番の原因です。
そのくらい漢方薬というのは恐ろしいのです。
ですから、よく田舎の人などは一々お医者に行くのは不便だというために、草根木皮を持薬といってのむ癖がありますが、
そこで田舎の人は割合に顔色が悪く、黄色い顔色をしている人が多いのです。
これはたいてい漢方薬中毒です。
それを今書いてます。
これをよく心得ておいて、これからはその点をよく注意することです。
なにしろ量が多いのですから、浄霊して溶け出すにも長くかかります。
そこにいくと西洋の薬は量が少ないから割合に早くすみます。
だから比べると、むしろ漢方薬の方が長くかかりますから始末が悪いのです。
漢方薬中毒を大いに注意しなければいけません。
それで漢方薬にもいろいろありますが、私の父というのは、五十六歳で死にました。
割合に早死にでしたが、やはり漢方薬中毒です。
というのは、若い時分から便秘症なので、大黄という薬を約三十年くらいのんだでしょうが、今考えてみますとその中毒で死んだのです。
そういうようで漢方薬の下剤なども非常に怖いのです。
それから花柳界の人などはどくだみをたくさんのんでます。
だからそういう人はとても長くかかります。
いくら溶かしても溶かしても、薬毒がほとんどきれないほどありますが、それはほとんど漢方薬です。
それだけを心得てやればいいのです。」
明主様御講話 「日本人の寿命が短くなったのは漢方薬のため」 (昭和28年2月16日)
「それから心得ておくべきことは、漢方薬です。
薬毒のことを言っても、漢方薬はどうも薬毒とは思わない人が多いのです。
よく「あなたの病気は薬毒だから、随分薬をのんだでしょう」と言うと、
「あんまりのみません」
「そんなことはない」と言うと、
「子供の時に煎じ薬をちょっとのんだ。それもほんの土瓶に二杯か三杯のんだだけです」と言うから、
「それなんだ」と言うと、「ヘエー」と言ってます。
ところが二杯か三杯でも漢方薬の毒というものはたいへんなものです。
それで日本人の寿命が短くなったのは漢方薬のためなのです。
だから歴史をみても、千年くらいまでの間はみんな百歳以上生きたのです。
ところが千四、五百年くらいたってから非常に短くなってきたのです。
漢方薬が渡来したのはちょうど千年過ぎたころからです。
欽明天皇の時に疫病が流行しましたが、疫病というのは天然痘ですが、それまでは日本人には天然痘はなかったのです。
そういうようで漢方薬が一番寿命を縮めるのです。
それで近ごろ寿命が延びたというのは漢方薬をのまないからです。
その点において西洋の薬の方が、割合に害は少ないのです。
しかしこのごろペニシリンとかヒドラジドとか出てますが、これは毒が強いですから、これを続けていると恐ろしいことになるに違いありません。
ところで漢方薬中毒が一番分かるのは顔色です。
黄色いのや青黒いのがありますが、これはみんな漢方薬中毒ですから、よく調べれば分かります。
また青ぶくれた人が多いのです。また女の人が多いです。
漢方薬は男より女の方が多くのんでます。
それで漢方薬で一番恐ろしいのは、いつも言うとおり、げんのしょうこです。
これをのんだ人はまず助からないとみていいです。
その次はどくだみです。それからまだいろいろあります。
私の父は五十六歳で死にましたが、非常に早死にだったのです。
なんでも便秘をなおすために二、三十年間大黄という薬を毎日一日も欠かさずのんでいたのです。
のまないと便秘をして気持ちが悪いので続けていたのです。
それで死ぬ前に心臓病になって、医者にみせたら、半年くらいしかもたないと言われて、やはりそれから数カ月たってから死にました。
死ぬ時に睾丸の皮が破れて、それはとても臭い汁が出ました。
その時には私はまだ若年でしたから分からなかったが、今日考えてみると、それは大黄の中毒だったのです。
それで、一番分かるのは顔色です。
だから中国人には黄色い顔色をした人が多いのです。
赤い顔はあんまりありません。
それは漢方薬中毒のためです。
もっとも日本よりあっちが本場ですから、よくのんでます。
そういうようで薬毒の場合には漢方薬を考えてみると間違いありません。
それから田舎の農夫などはどうも黄色い顔が多いのです。
都会人の方は白い顔か青い顔をしてますが、農村の人は黄色いのが多いです。
これは、まずい物を食っているからと言うが、そうではないので、漢方薬を煎じてのむからです。
ですから農村の人でも、いくらまずい物を食っていても、漢方薬をのまなければ赤い顔になります。
それを一番感じたのは、去年の春に薬師寺の管長の橋本凝胤(ぎょういん)氏が私の所に来たので、半日話をしましたが、それは実に赤い顔をして、模範的と言ってもいいくらいに良い顔色です。
それでそうとう太っていて、実に頑健なものです。
そうなると男性美と言うか、一種の美しさを感じます。
顔を見ていて実に惚れ惚れとします。五十六歳だそうですが、聞いてみると絶対菜食だそうです。
だから私の所で晩のごちそうをしてあげるのに、鰹節も入れずに、本当の菜食にしてあげました。
だから栄養学から言うと、栄養不良で青い顔をしていなければならないのが、ぜんぜん反対です。
そうしてみると、漢方薬中毒というものは恐ろしいということを大いに話してやった方がいいでしょう。
それからそのつもりで浄霊してやるといいです。
それで浄霊してもしても、あとから溜まってきますが、それはたいてい漢方薬です。
またこれは量が多いのです。何年も続けて持薬といってのみますから、
そのために顔色が悪かったり、女の人などは美しくないというのが随分あります。」
明主様御講話 「青くて太っている人は漢方薬中毒」 (昭和28年2月17日)
「それから注意したいことは漢方薬ですが、漢方薬というのは非常な毒なのです。
これはむしろ西洋の薬よりも毒が強いわけです。
それでまた漢方薬というのは量が非常に多いのです。
よく病人などに「あなたは薬を随分のんだでしょう」と言うと、
「いいえ、私はそんなに薬はのみませんよ」と言うのです。
「そんなことはないでしょう。なにか薬をのんでいるでしょう」と言うと、
「そうですね、薬といえば子供の時に煎じ薬をのみました」と言うのですが、
この漢方薬をふつうは薬と思わない人があります。
もっともお茶の代わりにのむということを言いますが、ところがこの漢方薬が恐ろしいのです。
一番良く分かるのは顔色の悪い人、始終青い顔をしている人に聞いてみると、必ず漢方薬をのんでます。
「あなたは漢方薬をのんだでしょう」と言うと、
「ほんの少しです。まあ土瓶に二、三杯です」と言うのです。
ところが土瓶に一杯でもたいへんな毒なのです。
それから日本人が早死にになったのは漢方薬のためなのです。
それで最近寿命が延びたということは、漢方薬をのまなくなったということが非常に原因しているのです。
そこにいくと西洋の薬は、顔色は割合に悪くなりませんし、漢方薬ほどに命にはいきません。
しかし西洋の薬も、近ごろは漢方薬に負けずになって、ペニシリンとかやってますが、これがずーっと行くと、一時寿命が延びて、それから先になると縮んできます。
だからこれからはそういう新しい薬が恐ろしいのです。
効くということは、つまり毒が多いのです。
そういうようで、これから患者に聞く場合は漢方薬を聞いてみるといいです。
ところが漢方薬は昔から、都会の人より農村の人の方が多くのみますが、そこで農村の人は昔から顔色が悪いのです。青黒いというか黄色いのが多いのです。
それは粗食をしているから顔色が悪いと言ってますが、そうではないので、煎じ薬をのむからです。
農村の人は必ずなにかしら煎じ薬をしまっておいてあります。
またこれは金を出さなくても、山に行ってなんの草だとかいって、取りやすいためです。
ただで取れるのです。それを乾しておいて始終のむというので顔色が悪いのです。
それから多く青ぶくれる人があります。
青くて太っている人がありますが、そういうのは漢方薬中毒です。
青ぶくれの人が一番多いようです。
それから西洋の薬の方はあんまり青くならないで、やせる方です。
ですから青くて太っている人は漢方薬中毒の代表です。
それで中国人は昔から黄色いのです。
中国人というと、黄色くて太っている人が多いのですが、それはやはり漢方薬のためです。
それで特に女などは漢方薬中毒をすると、肌が非常に悪くなってカサカサです。艶もなにもありません。
だから今の女の人は先祖から親代々漢方薬で悪くして、それから近来は西洋の強い薬や注射というものでだんだん悪くするのです。
そこにもっていって、今の化粧品には薬がはいっているのです。
昔はおしろいというと、鉛毒くらいでしたが、今は鉛毒のほかに化粧品に薬毒が加わってますから、今の女の人は実に肌が悪くなってます。
若い人でも、化粧をしなければ見られないくらいになってます。(中略)
そういうようで漢方薬は非常に悪いのですが、また量が多いのです。
そのために、いくら浄霊しても、あとからあとから溜まってきます。
それは漢方薬です。西洋の薬はすぐ腫れもの、オデキになって出ますから、その点は割合に始末がいいです。
西洋の薬では、今読んだように、消毒薬が怖いのです。
また漢方薬で一番怖いのはげんのしょうことどくだみです。
どくだみとは毒溜めということでしょうが・・・このどくだみというのは花柳界の人が多くのんでます。
昔の話ですが、お女郎はお茶の代わりに始終どくだみを煎じてのんだものです。
ですから花柳界の人はやはり化粧しないと非常に顔色が悪いのですが、それは煎じ薬のためなのです。
それで漢方薬中毒は女の方がずっと多いのです。
中将湯(ちゅうじょうとう)とか、いろんなものがありますが、みんな漢方薬です。
だから女の美しさというものは、漢方薬が非常に害をしているわけです。
だからそのつもりで、漢方薬を多くのんだかのまないかということによって、多いほど浄霊に暇がかかるということを言い聞かせてやるのです。
こっちもそれを心得てやればよほど違うわけです。」
明主様御講話 「日本人の寿命は漢方薬が縮めた」 (昭和28年12月15日)
「おそらく今は百歳以上生きるのは、万人に一人か十万人に一人というようなものでしょう。
長生きをして九十代くらいです。ふつうは寿命が延びたと言っても六十か七十です。
それで死ぬのは全部薬毒のためです。
薬毒がぜんぜんなくなれば、必ず百以上は生きます。
それで薬毒が多いほど早死になのですからして、それで見ればはっきりしてます。
しかし、近ごろ寿命が延びたと言ってますが、それは薬毒が出ようとするのを押さえつける工夫が進歩したのです。
これは医学で言う抗生物質という、今までとぜんぜん違うもののためです。
そのうちで特に寿命に関係して早死にさせたのは漢方薬です。
日本人の寿命というのは漢方薬が縮めたわけです。
それで近ごろ漢方薬を止して西洋の薬をのむようになってから寿命が延びたわけです。
以前外国の方では日本人より寿命が長いということを言われてましたが、それは漢方薬を使わないためです。
ですから寿命を縮めるのは漢方薬に限るのです。・・・と言うと変な言い方ですが・・・。
そこで最近の寿命が延びたというのは、漢方薬がなくなったためと、西洋の薬が抗生物質の薬に変わったためです。
これは割合に副作用がなく浄化作用を停止するのに効果があるのです。」
明主様御講話 「結核の再浄化が多いのは薬の量が多いため」 (昭和29年2月25日)
「それから二、三日前に来た手紙に、ロサンゼルスでもだいぶお蔭が著しいので、ジリジリ発展しつつあります。
特にそのお蔭が、日本よりか多いのです。
たとえてみれば病気が非常に治りがよいのと、治り方が早いのです。
そして再発がほとんどないのです。
だから発展し出したら、とうてい日本どころではないと思うのです。
非常に急速に大きくなるだろうと思います。
それはどういうわけかというと、原因があるのです。
日本の病気は非常にーしかし医者からみれば浄霊の方はばかに早いですが・・・長引くとか、再浄化が起こるとか、三度も四度も起こる人があります。
それはどういうわけかというと、漢方薬のためです。
漢方薬の量が多いために、それを排除するのに非常に手間がかかるのです。
ところがハワイやアメリカの方は漢方薬がないので、全部西洋の薬ですから、薬毒の量が非常に少ないのです。
そこで取れやすいのです。
それは、十何年とかいうのが三回か五回の浄霊でたいてい治ってしまうのです。
そして治ったきりで、あと丈夫でドンドン働けるのです。
それは薬毒の量の原因です。
だから、よく結核には再浄化が多いのですが、これは薬の量が多いためです。
結核は最初はふつうの病気と逆ですが、最初は西洋の薬でさんざんやったがどうしても治らない、そこでたいてい漢方薬をやるのです。
これは西洋と漢方と両方の薬ですから、非常に量が多いのです。
それで、結核の再浄化というのがあるのです。
そういうわけで、確か一度書いたと思いますが、近年「日本人の寿命が延びた」ということを言われてますが、これもそのためなのです。
近年になってだんだん漢方薬をのまなくなって、西洋の薬になったからして、そこで量が少ないから寿命が延びるというわけです。
ですから病気で死ぬということはないので、衰弱で死ぬのです。
病気のための衰弱ですから、病気のためとも言えますが、直接は衰弱で死ぬのです。
衰弱で死ぬということは、長引くから衰弱するのですから、長引くということは薬の量が多いからです。
そこで漢方薬というのは、ある点においては西洋の薬よりか恐ろしいです。
チビチビというやつは毒は少なくても、やっぱり非常に大きな量になるからして、浄化で排泄する場合にも暇がかかるから衰弱を増すのです。
それから西洋の方は勝負が早いから、治るとなるのも早いわけです。
それから致命的になることが少ないです。
そのために寿命が延びたというわけです。
それから結核の死亡率が減ったということも薬の関係ですが、ところが昨日の新聞にも出てましたが、
癌とか脳出血というのが非常に多くなった、それで結核が去年まで三位だったのが、今度は六位になったというようなことが書いてありました。
これらも、その薬の関係です。薬、すなわち今の抗生物質というのは副作用が割合少なく起こるというのです。
その代わり結核の増加率は少しも減らないで、ますます増えるのです。
ただ死ぬのを延ばすだけのもので、病気が治るのではないのです。
病気が治るということと、死ぬのが延びるというのとは、似て非なりで、違うのです。
病気が治るということは、ピンピンしてしまうということですが、ピンピンしないで、ただグズグズ生きているというわけです。
そこでハワイやアメリカの方が治りがよいわけです。
そういうことは思いもつかない意外なことなので、そういうことを知っていると、これからアメリカの方のお蔭話を見てもすぐ分かります。」
明主様御講話 「浄霊がなかなか効かないのは漢方薬が原因」 (昭和29年2月26日)
「それから、さっき読んだときに話をしようと思ったが、ハワイと、最近ロサンゼルスの方にもだいぶ開けてきたのです。
それで、あっちが早く開ける一番の原因は病気が非常に治りよいのです。
治るとともに、治りきりになって再浄化がないのです。
これは日本とたいへんな違いです。
それはなにが原因かというと、こういうわけなのです。
日本の病人と言うと変ですが、特色は、薬毒の量が多いのです。
だからして固まりを溶かしてそこだけは出てしまうが、後の後続部隊が溶けたりする浄化作用が起こるのです。
ですから長いのです。しつこいのです。
ところがあっちの方はさっぱりしているのです。
というのは、日本人は漢方薬のためなのです。漢方薬は量が多いですから、そこで毒は漢方薬より西洋の薬の方が強いかもしれないが、量から言うとずっと少ないので、百分の一か千分の一です。
そこで治りがよいのです。
あっちのお蔭話を見ると、何年間も病んだ者が四、五回の浄霊で治るのです。
ですから分かりだしたら、日本とは比べものにならないスピードで発展してゆくと思います。
たいへん結構です。そこで、日本人の再浄化というのは、漢方薬をたくさん服んでいるためとみれば間違いないです。
なにしろお茶の代わりに飲むというのがあります。
よく浄霊しても、痰が出る洟(はな)が出る、下痢や嘔吐ということがひっきりなしに出ているので、それでだんだん衰弱してまいってしまうということがあります。
再浄化というのはそれです。
近年日本人の寿命が延びたということも、それと同じ原因なのです。
つまり以前は漢方薬をたくさん服んだのが、近来ほとんど西洋の薬になったからして、毒が非常に少ないのです。
それだからして、どうしても寿命が延びるのです。
おもしろい理由ですが、寿命が延びたというと医学が進歩したというように思いますが、そうではなくて、毒の服み方が少なくなったというわけです。
ですからそう考えると、むしろ漢方薬の方が恐ろしいです。
それが今度ハワイやアメリカの病気の治り方で実にはっきり分かったのです。
ちょうど農作物の肥料と同じことです。
もっとも自然栽培というのも、この理屈をおしていって発見したものですが・・・。
そういうようなわけで、これから浄霊の場合に漢方薬に注目して、どういう薬をどのくらい飲んだかということを、時によっては聞く必要があります。
けれどもただ漢方薬のほうが毒が緩慢な性質であり、鋭くないです。
しかし神経痛などは西洋の薬です。
だから近来神経痛が非常に多いということは、西洋の薬の関係です。
注射などはもっとも神経痛の原因にもなるし、それからいつも言うとおり、消毒薬というのは必ず痛みになります。
痛みの病気はまずほとんど消毒薬と思っていれば間違いないです。
ところが消毒薬でも、ここならここが痛むから、ここに消毒薬を入れたかと思うと、そうでもないのです。
例えば頭が痛い人が、手足を手術した時の消毒薬が頭に上っていって、そこに固まるのですから、とにかく痛みの時は一通り手術を聞いてみるのです。
そうすると一番よく分かります。
このごろだいぶ聞きますが、歯の痛い人は必ずと言いたいほど盲腸を取ってます。
盲腸の手術が歯痛に一番現われるのです。
これは思いもつかないことです。
ですから歯が痛くて浄霊して、一回か二回で治るのならそこだけのものです。
だいたい歯の痛みの原因というのは、歯を抜く時やあるいは歯にセメンやなにかをつめる場合に、その前に消毒薬を塗りますが、それが原因です。
これは前になにかに書いたことがありましたが、歯医者に行って歯につめる場合、必ず前に消毒をしますが、そうすると必ず痛みます。
その消毒薬が腐って出ようとするからです。それが痛みになるのです。
だからなにも消毒をしないですれば決して痛みはありません。
これも実に馬鹿なものです。
ところが一回や二回で治らない場合には盲腸の手術を聞いてみるのです。
この盲腸を手術したときの消毒薬がだんだん上って行って、胸を通じて歯から出ようとするのです。
これは、歯の痛みの原因が盲腸の手術ということは、世界的の大発見です。
ノーベル賞以上です。
ですから私が今までのいろんな発見を数えてみるとノーベル賞を何十ということになります。
ところがあっちは、現代の科学を審査するほうで、こっちはその科学では分からないですからしようがないです。
審査員を教育しなければ駄目です。
そういうようなわけで、漢方薬の悪いということをよく知らなければならないのです。
ところが漢方薬を薬と思わないような人がたくさんあります。
よく患者に「これは薬毒だ」と言うと、
「私は子供のうちに服んだきりで、服んだことはありません」
「あなたは漢方薬はどうですか」と言うと、
「それなら飲みました。それもやっぱり薬毒があるのですか」という人がよくあります。
というのはお茶代わりに服むからです。中には波布草(はぶそう)をお茶代わりとして服みますが、これも毒があります。
一番毒が強いのはゲンノショウコです。
そういうようで、非常に長くかかったりしつこいのは、まず漢方薬とみて間違いないです。」
明主様御講話 「漢方薬のために寿命が縮まっていた」 (昭和29年2月27日)
「ハワイ本部の落成式が「ハワイ報知」という新聞に出たのですが、なかなかよく書いてあります。
ハワイに二つの新聞があるそうですが、その一つなので、信用はできる新聞です。
(ハワイ報知二月十五日付掲載「世界メシヤ教布哇教会落成式」)
写真も出てますから見たい人は後でゆっくり見られるとよいです。
ハワイを始めたのはちょうど去年の今月です。
しかし本当に活動を始めたのは二、三カ月先からなので、しかも最初行ったときには、ほとんど無人の境に行ったようなもので、別段なにもなかったのです。
本当に無から有を生じたようなものです。
それが一年たつかたたないうちに千名以上の信者ができたのですから、ほとんど世界にも例がないでしょう。
しかも教会建設費約十万ドル、日本の金にして三千六百万円ですが、それが全部ハワイの信者から出たので、私は一文も出してないのです。
ですからなかなかたいしたものです。
この勢いで進めば、今年いっぱいぐらいたつと、すばらしい、ちょっと想像もつかないぐらい発展するだろうと思ってます。
その原因をよく考えてみると、ちょっと日本と違う点があるのです。
それはなにかというと、非常に病気の治りがよいのです。
それと、再浄化とか、そういうややこしいことが、あとあんまり出ないのです。
きれいに治るのです。
ちょっと不思議ですが、それはどういうわけかというと、向こうの人は漢方薬を服んでいる人がほとんどないのです。
それで、これはみんな経験しているからよく分かるでしょうが、日本の病人が浄霊で治りながら、後から後から薬毒が出てくるのです。
実に薬毒が多いのです。これはなぜかというと漢方薬なのです。
それで西洋の薬は毒は強いが量は非常に少ないのです。
だから取れやすいのです。
この点がだんだん分かってきたのです。
ですから結核などで再浄化がよく出ますが、あれはなにかというと、西洋の薬もありますが、結核などの人は最初は西洋の薬でやっているが、どうしても治らないので、迷って、たいていは漢方薬を服むのです。
ですから結核の再浄化というものは漢方薬が主な原因です。
そしてお茶の代わりに服むようなものですから、非常に量が多いのです。
取っても取っても後から後から出てくるのですが、これはみんな漢方薬です。
ですから、こうなると、西洋の薬よりも漢方薬の方が恐ろしいです。
近来日本で「寿命が延びた」と言いますが、これはそれなのです。
以前は漢方薬のために寿命が縮まっていたのです。
早死にしていたのです。
ところが近来に至って西洋の薬になって漢方薬はずっと減りましたから、それで寿命が延びたわけです。
つまり前には毒を多く用いたから早死にだった。
それで今度は毒を少なく用いたから延びたというわけです。
少ない毒もぜんぜん止めてしまえば、もっと延びます。
実に人間というのは馬鹿なものだったのです。
薬をぜんぜん止めてしまえば、人間は百以上は生きます。
ちょうど肥やしをやって米を穫れなくしているようなものです。
薬で寿命を縮めていたのです。
ですからハワイあたりはそのために非常に治りがよいのです。
そうして、治ると、後いろんないざこざがないのです。
治りきりになってしまうのです。
だから、それらの人がドンドン活動するのです。
それに、ごく最近ロサンゼルスの方も、お蔭話が時々来るようになりましたが、それも非常に治りがよいです。
それこそ、十何年ぐらいわずらっていたり、あるいはアメリカの大病院でアメリカの有名な医者が四人も見放したようなものが、一週間かそこらでたちまち治ってしまうのです。
だから本当にあっちに知れるに従って、すばらしい発展になるだろうと思ってます。」