種痘による国家の衰亡について 9
明主様御講話 「種痘による国家の衰亡」 (昭和27年11月27日)
「この間アメリカに三十年もいる人と会っての話によると、今年のオリンピックの競技でアメリカもだいぶ活躍して良いレコードをつくったようですが、よく調べてみるとほとんど黒人の血が混っている選手だそうです。
ですから、若い時分から医学衛生を大いに守った白人の方が弱ってきて、黒人としたら近ごろはいくらか西洋医学のお蔭ではなく、被害をこうむったかもしれないが、以前としたら一番医学の害をこうむっていないと見なければならない。その方はそんなに丈夫です。
この間もニュース映画を見ると、マラソンでも黒人の早いことは、まるで桁が違います。それからボクシングとかもものすごいです。
そんなようでだんだん白人の方が弱ってくるのです。
それから、これもこの間なにかで聞いたのですが、ヨーロッパの方に行った話ですか書いたものですかで、英、仏の人間ときたら、ぜんぜん話にならないそうです。
まるでただ安易な生活だけを望んで活動力などはないそうです。
それのなによりの証拠は、英国は相変わらず労働党が勢力がありますが、あれは社会主義政策をモットーとしてますが、つまり社会主義というものは、働く奴も働かない奴もたいして違いがないように国家が扱うことです。
だから仕事の嫌いな、なまけるのが好きな人間には一番良いのです。
英国の政治などが、災害保険とか健康保険とか失業保険。
それからいろんな養老院とか、そういうような制度は非常に完備しているのです。
だから優勝劣敗が非常に少なくなってくる。
ところがアメリカはまだそれだけ元気がありますから、大いに優勝劣敗が激しいのであれほど進歩するのです。
というその原因というのは医学のためです。特に種痘のためなのです。
今度の「アメリカを救う」の本にも種痘について精しく書いておきました。
そんなようで、種痘は英国が本元で、それからフランスにいったのです。
それで種痘によって身体が弱り、弱ったのを良くしようという手段がまた弱らせる原因になるのです。
ですからだんだん弱ってしまって、ヨーロッパの国の元気というのがなくなったのです。
ですからそうなると、ただ安易をむさぼるだけに汲々としてます。
だから中共ができた時に、アメリカは絶対に承認しないというのを、英国が最初に承認したのです。
あれはたいへんな失敗でチャーチルなどはたいへん困っているようです。
そうなると正義という観念がごく薄くなるのです。
私も時々思ったのですが、つまり中共が後押しして北鮮軍が南鮮に侵略してきたのです。
それから中共が蒋介石の方を押し込めてしまって占領してから、まだやっと一、二年経つか経たないうちに政府をこしらえて、それを承認するということは、ぜんぜん戦国時代と同じようなやり方です。
だから強い奴がそこを占領してしまったら、すぐにその政府を世界が承認してしまうということになると、ほとんど文明ではないので、暴力で強い者勝ち的なことを承認するということは絶対許せないことです。
それだからアメリカは絶対に許さないというのを、英国は真っ先に許したのです。
そういうことの原因はどこにあるかということは、国民の元気が弱っているのです。
こっちさえ安全なら良いというのは、大体なににあるかというと、香港を脅かされるために、もし香港からしめ出しをくったら英国の支那貿易は大打撃を受けますから、そうすると英国の財政を保てないというのが一番の原因だったらしいですが、実に哀れはかない国になってしまったのです。
そういうように国民の元気がなくなったということは、やはり医学の進歩によって体力が弱ったのです。
だから今度のオリンピックの選手にしろ、英、仏からはほとんどなかったです。
米国、ソ連、あとは小国です。日本もあやしくなってしまいました。そんなようで実にお話にならないのです。
それでまだ元気のあるのは米国ですから、米国が英、仏と同じようになったら、それこそソ連に良いようにされてしまいますから、米国の国民の元気を英、仏的にしないようにするのが世界平和において一番重要な問題です。
それでこの「アメリカを救う」ということはその意味なのです。
そうして結局ソ連の方はそうとう医学は採り入れているが、贅沢をさせないのです。
食物もまずい物を食わしているから元気がおとろえないのです。
うまい物を食って贅沢をして薬をやっていては弱るばかりなのです。
それでソ連は良いのですが、米国が弱ったら世界中がソ連にやられてしまいますから、米国をどうしても救わなければならないという意味がこの本を書いたというわけです。」
明主様御講話 「種痘を廃止しないと世界中の人間がヒョロヒョロになる」 (昭和27年12月1日)
「それで結局一番の原因は種痘のために人間の毒素排除を止めているから、それで体が弱ったのです。
日本もそうですが、外国もそうです。外国にも名人というのはありません。
今音楽で名曲と言えば百年から二百年前のものです。たいてい百年前です。
シューベルト、ベートーヴェン、バッハという名曲を作る名人は、みんな百年以上前です。
だから近来は西洋音楽の良い作曲家が出ないのです。ドビュッシーくらいでしょう。しかし私はドビュッシーは少しも面白くないのです。
結局種痘ができてから名人がなくなったのです。名人を出すには種痘をやめなければ駄目です。
日本でもそうです。長唄の小三郎師が来ますが、名曲は今もってやはり百年かその前のものです。
明治以後の名曲とうものはほとんどないと言っても良いくらいです。
というのは気にいるまでの曲を作るという根気がなくなったのです。
いい加減なところでやめてしまうのです。
それは経済的の理由もありますが、しかし第一番は人間の体が弱ったことです。そういう点を言ってだんだん分からせることです。
それで本当言うと「アメリカを救う」という本もそういったことが骨子になってます。
この間もヨーロッパから帰って来た人の話を聞くと、英国人でも仏国人でもまるで活気というものがないそうです。
ただ安楽に食ってさえいれば良いというようで、実に元気がないそうです。
そこでそれを狙ったのが社会主義なのです。
社会主義というのは、働く奴と怠ける奴との差別をあんまりつけないのです。
ですから英国は社会主義の理想的な国になってます。
障害保険とか失業保険とか生産分配にしろ、そういうことは実に完備してます。
それで優勝劣敗がないから、だんだん国が衰えていくのです。
米国や日本は種痘が遅いからまだ活気があるが、もう五十年百年と立つと、英仏のようにただ無為に食っているという人間ばかりになります。
また私がこれはいかんなと思ったのは、中共政府ができて英国が一番先に承認したが、ああいうことは決してある筈はないことだが、これは英国が共産主義に屈服するようなものです。暴力者に屈服するようなものです。
さすがに米国はがんとして今もって認めないのです。
ああいうことはやっぱり英国などは戦争が恐ろしくて、正義と言うか国際正義というものがなくなっているのです。
それで香港の貿易を失うのが一番怖くて承認したのです。
ところで米国、ソ連、日本というのは種痘が遅いのです。年数は約半分ぐらいでしょう。
日本は明治になってからです。ソ連も非常に遅いのです。スターリンになってからですから一番遅いかも知れません。そういう国だけに元気があるのです。
だからここで世界中に早く分からせないと、世界中の人間は半世紀後にはまるでヒョロヒョロになってしまします。
それで「世界救世教」と言って、世界を救うというのです。」
明主様御講話 「種痘と薬で英国人が弱体化した」 (昭和28年2月5日)
「病貧争絶無の世界ですからして、病気は浄霊で必ずなおりますし、貧乏の一番の因は農民ですから、農民は肥料代がいらなくなって、たくさんできれば、いやでも貧乏はなくなります。
それから争いですが、これは達者になって懐があたたかになれば、家庭の争いはなくなります。
家庭の争いがなくなれば、社会の争いもなくなります。
しかし国と国との戦争はまだ容易になくなりません。
そこで戦争がなくなるということは、これは昔の世界と違って、今はソ連とアメリカとの二大陣営の対立です。
だからソ連とアメリカの対立がなくなってしまえば世界の戦争の心配はなくなってしまいます。
今の世界の情勢というのは、相撲なら横綱同士の取り組みです。それがすめば戦争はおしまいです。今はそこに来てます。
そこで米、ソの戦いが第三次戦争です。一日一日それに近寄っているのです。
新年号に「世界夢物語」を出しましたが、大体あの線に乗って動きつつあるわけです。
アイゼンハウアーが大統領になってからいろんな手を打ち始めましたが、大体あの「世界夢物語」に書いたとおりの線にだんだん乗りつつあります。
それについて、最近フランスに二年滞在していた洋画家のSという人で、この人はパッとはしないが、なかなか実力を持っている人です。
その人が十日ばかり前に帰朝してきて、私とは懇意にしているので二、三日前に来たのです。
それでいろいろ話を聞いてみると、やはり大体私が想像していたのと同じようですが、そのほかにちょっと変わったおもしろい話があるので、それを話します。
一番意外に思ったことは、フランスもイギリスも、国家意識というものが非常になくなってしまったのです。
それで将来どこの国の支配になるか分からない・・・ということはソ連ですが、そうなるかもしれないから、その時の用意をしなければならないというので、国民はその準備をしているのだそうです。
それはなにかというと、金を貯蔵するのです。英、仏の国民は今さかんに金を貯蔵しているのだそうです。
それでその貯蔵するのに、金の針金にしているそうです。金魂では分けるのに手数がかかるから、針金だとわけはないから、細いのや太いのといろいろあるそうです。
お金がちょっとでもたまると金の針金を買ってとっておくのだそうです。
ですからソ連の属国になるかも分からないという予想はしているのです。
だからどこまでも刃向かって国を守るという意識は非常に薄くなっているのです。
だからアメリカの方で、軍備を大いに充実しなければならないと言って、金を貸したりして騒いでも、さっぱり気がのらないのです。
それで今ダレス国務長官がフランスに行ってますが、これはうんとあおって、大いに軍備を充実させようというわけですが、なにしろ、国民がそういうようで、なんというか、とにかく弱ってしまっているのです。
そういう状態で、イギリスなども非常に食物が足りないと、新聞などによく出ているから知っているでしょうが、卵でも、一週間に何個と決められているくらいです。
それで私は聞いてみたのです。とにかくイギリスはあれだけの土地があるのだから、ちょっとでも空地があるだろうから、どんどん畑にして作ったらいいだろうと言うと、それが不思議だと言うのです。
イギリスの国民は長い間食料を輸入していたので、自分で作るということはぜんぜんしないのだそうです。
だから日本人なら、それこそ戦時中のようにネコの額のような所に種をまいて作りますが、そういうことはしないそうです。
というのは、これは私の説にあるとおり弱ってしまっているのです。
それはなぜ弱ったかというと、根本は種痘です。種痘のためにだんだん弱ってきたのです。
そのほかには、勿論医学で薬をのませるために弱ったのです。
だから種痘が遅かった国だけはどうやら活気があるのです。
そこでソ連とアメリカは種痘が遅かったので割に活気があるわけです。
それでアメリカもこれから進んでいくと、英、仏のようになるから、そうなったらたいへんです。
そこで世界制覇を目的とする邪神の赤龍黒龍という連中は、世界に勢力を張っている民族をできるだけ弱らせて、最後に武力をもってやっつけてしまい、世界を自分のものにするということを、二千数百年前から計画を立てているのです。
そしてそのとおりになってきつつあります。英、仏が駄目になり、米国もおそらく一世紀たたないうちに弱るでしょう。
そうして共産主義の方の国民は労働をうんとやって、労働によって体を鍛えて、それに武器をあてがってやればいいのです。
その一歩手前に来ているわけです。それで私が「アメリカを救う」という本を出した根本はそこにあります。
そこでその手段というのが薬をのませることです。薬でなく毒をのませて弱らせているのです。
それで「薬は非常に効き、病気をなおすものだ」というように巧妙に瞞したのです。
注射とか、手術というのは、みんな邪神の巧妙な計画なのです。日本もそのお相伴をして、今さかんに弱らせられている現状です。これが九分九厘です。九分九厘まで文化民族を瞞してしまったのです。
それで私が医学の革命ということを始めたのは一厘の仕組みです。
この九分九厘と一厘という言葉は、それが根本なのです。そうして目覚めさせるというわけです。
今私が書いているのは「医学革命の書」というのです。これは微に入り細にわたって徹底して書きます。
病気、健康、医学ということについて、どうしても分からなければならないというように書いてあります。
これを読んだら、おそらくどんな人でも分からないわけにはいかないと思います。
これも英文にしてアメリカやヨーロッパに全部配るつもりです。
これは人類から病がなくなるまでの聖書のようなものになるわけです。
そういうわけで医学革命というものは、そういうように非常に深い意味があるのです。」
明主様御垂示 「伝染病がなくなれば国民は弱る」
「人間には毒結があるから除らなくてはならぬ。
毒血が無くなれば、黴菌の必要はなくなる。それを運ぶ蝿もなくなる。掃除の必要があれば止むを得ぬ。
伝染病がなくなれば国民は弱る。英国がそうである。
人口が今四千五百万で殖えぬ。英国の衰亡は人口の少いためで、人口の多い国は威勢がいい。
原因は種痘である。英国には伝染病はなく、繁殖もしない。支那などは旺盛である。
英国がインドを放棄したのも人口が少いためで、統治するだけの人口が足りない。植民地まで手が届かぬ。それが原因である。
ソ連とアメリカは種痘が後れてるから強い。
アメリカも今のままゆくと弱ってくる。」