浄霊と毒素の移動について
明主様御講話 「後頭部に浄霊すると溶けた毒素が肺や胃に行くことがある」 (昭和27年5月15日)
「それからこういうことを知らなくちゃならない。
ちょっと気がつかないですがね。つまりここ(後頭部)を浄霊していると、ここ(後頭部)は良くなるんですね。
そうすると胸が悪くなる。ごく軽い吐き気が起こる。
そういうことはよくあるんです。
それは、こういう所(後頭部)の毒が溶けたのが、いったん胃に行くんです。
胃に行って、胃でそれを自然浄化で溶かす。
その間気持ちが悪くなる。
ですから方々浄霊して、胸が悪くなったら、溶けた毒が胃に入ったんだから、これはじき治ります。
それから溶けた毒が肺に入ると、咳をして痰になります。
よく浄霊すると咳をしますが、あれは溶けた毒素が肺に入るんです。
そうでなくムカムカする人がありますが、それは溶けた毒が胃に入るんです。
それは、多く下痢になりますね。
それをよく心得ておくと良い。
浄霊して胸がムカムカしておかしくなるということがあるが、
そういうわけですから、それを良く心得ておかなければならない。
だんだん浄化が強くなりますから、そういうことが著しくなるんです。
このごろは、ちょっと悪い人をやると、すぐに咳が出て痰が出ますが、
そういうようなわけだから、今言う毒の溶けたのは、肺から出る場合と、
胃に行って胃から排泄されるというのと両方あるということを心得ておけば良いですね。」
明主様御講話 「毒素の移動と浄霊の急所」 (昭和27年5月16日)
「それからもう一つ注意しておくことは、浄霊すると痰が出ますね。
咳が出て痰が出ますが、これは肺から出るんです。溶けたものがね。
ところが胃から出る場合もある。
胃から出る場合は、胸がムカムカしてきて吐きそうになる。
よく頭が痛いとかで、浄霊をやると頭はたいへん良くなって、胸がなんだか具合が悪いということがよくあります。
それは溶けたのが肺の方に行かないで胃の方に行くんです。
それで胸がムカムカする。
そういう時には胃の方をやるんです。
そうするとじき良くなります。
これは今まで私は注意しなかったですが、そういう点がよくありますから、今注意します。
そういう時には鳩尾(みぞおち)の辺を目掛けて霊を放射するんです。
それから場合によると背中の方ですね。
そうすると胸の悪いのは割合に早く治ります。」
明主様御講話 「毒素の移動と浄霊の急所」 (昭和27年5月17日)
「それからもう一つ知っておかなければならないのは、こう(御浄霊)やるとじきに咳が出、痰が出ますが、あれは溶けた毒が肺にいくんです。
ところが肺にいかないで胃にいくのがある。
よく浄霊した場合に・・・頭をやると頭はたいへん気持ち良くなったが、胸がムカムカするというのがある。
それは溶けた毒が胃にいくので・・・これはたいてい下痢になります。
そういう時に胸がムカムカする。その時には鳩尾を狙ってやる。
そうすると、胸がムカムカするのはじきに良くなります。
頭が良くなったのに胸がムカムカする。おかしいなということがよくありますが、今の理屈を知ればなんでもない。
ちょっと気がついたことを注意しておきますから、そのつもりでやってもらう。」
明主様御講話 「浄霊と毒素の変化」 (昭和27年12月15日)
「それから浄化作用について、お蔭話などでちょっと間違えることがあるようですから言っておきます。
浄化作用というものは、どうしても一度は毒素が固まるのです。
ですから浄霊をしますと、固まりかかったものが、そのまま溶けることもあるし、毒によっては浄霊するとよけい固まることがあります。
よけい固まって溶けるのです。よく浄霊すると熱が出ますが、それはよけい固まって熱が出るのです。
これは万物一切の物質はそういう順序を経て浄化するのです。
ですから中途半端でなおすということはあるにはありますが、
それは毒の性質と、その時の体の状態によっては、固まらないで溶ける場合もあるが、大体の原則として固まって溶けるのです。
ですから肩が凝って苦しいという時に浄霊すると、かえって肩が凝ったり固まったりすることがありますが、
その意味を知っておくとよく分かりますから、まごつくことはありません。」
明主様御講話 「浄霊と毒素の移動」 (昭和28年7月5日)
「ここで心得ておかなければならないことは、肩をやりますと胸が悪くなることがあります。
胸がむかつくとか軽い嘔吐感があります。これは溶けたのが胃に集まってくるのです。
そこで今度はそこを浄霊するのです。
浄霊しなくても下がりますが、そうするとお腹が痛くなります。
ですから肩とか頸をやりますが、それが溶けると胸がむかつくことと、その次にお腹が痛くなることがあります。
それを知っておかなければなりません。
頸が悪いというのにお腹が痛いというのはどういうわけか、ということを聞かれるが、
それは溶けたものがお腹に下がって下痢になって出るのです。
男の方はそうですが、婦人の方は下痢でなく前の方から出ることがあります。
コシケとか、あとは皮膚の粘膜から出るのです。
その場合にはピリピリするとか痒いという感じがあります。
男は下痢一方です。そういうように心得ていると大体間違いなくゆくわけです。
それがふつうですが、人によると腰に溜まる場合があります。
これは腎臓ですが、薬毒は最初腎臓に集まって、腎臓が薬毒を処理する所です。
ところがわずかしか出ないで、それが肩に行って固まるのです。
それで肩に行って固まる時と、それが腰に行って固まることがあります。
それはその人の職業によるので、手を使ったり根をつめたりすると肩に固まるのです。
それから農業をする人は非常に腰を屈折したり、坐る仕事でも腰に力を入れる人は腰に集まります。
そうして腰に集まったものが少しずつ溶けて足に流れて行き、そこで足が悪くなるというわけです。
脚気というのはそういうわけです。それからよく足が吊るとか、痺れるとか、だるいとか、膝がガクガクするとか、
すべて足に関係したのは、いったん腰に集まったものが足に流れて行くのです。
ですから足に関係したのは、まず腰の中心、尾てい骨を狙って背面から浄霊するのです。
そうすると足をやらなくても足がずっと軽くなります。
それからこのことが息切れに関係するのです。
というのは腰から足が悪い人は、歩いたり坂でも上ると非常に骨が折れるのです。
軽くゆかないのです。その軽くゆかないのが息切れになるのです。
とにかく心臓を大いに骨折るために、その力が心臓に影響するわけです。
そのために息切れがするのです。この息切れということは肺ですが、肺の呼吸が頻繁になることです。
というのは心臓は火で肺は水ですから、心臓が骨が折れると、心臓の火、熱が、肺を活動させる力が薄くなるので、肺の活動が悪くなるのです。
そういう理屈になります。
こういうこともお医者の方ではぜんぜん分かりません。
ただ部分部分で研究の結果を発表するにすぎないのですから、実に幼稚なものです。
今話をしたのはごく大づかみの大体のことですが、それが分かっていれば、他のことはそれによって解釈すれば、元が分かるから浄霊の場合でも非常にやりよいわけです。」