腰の重要性について


明主様御講話 「足の浄化については尾てい骨を狙って浄霊すべし」 (昭和28年7月5日)

「頸(くび)が悪いというのにお腹が痛いというのはどういうわけか、ということを聞かれるが、

それは溶けたものがお腹に下がって下痢になって出るのです。

男の方はそうですが、婦人の方は下痢でなく前の方から出ることがあります。

コシケとか、あとは皮膚の粘膜から出るのです。その場合にはピリピリするとか痒いという感じがあります。

男は下痢一方です。

そういうように心得ていると大体間違いなくゆくわけです。

それがふつうですが、人によると腰に溜まる場合があります。

これは腎臓ですが、薬毒は最初腎臓に集まって、腎臓が薬毒を処理する所です。

ところがわずかしか出ないで、それが肩に行って固まるのです。

それで肩に行って固まる時と、それが腰に行って固まることがあります。

それはその人の職業によるので、手を使ったり根をつめたりすると肩に固まるのです。

それから農業をする人は非常に腰を屈折したり、坐る仕事でも腰に力を入れる人は腰に集まります。

そうして腰に集まったものが少しずつ溶けて足に流れて行き、そこで足が悪くなるというわけです。

脚気というのはそういうわけです。

それからよく足が吊るとか、痺れるとか、だるいとか、膝がガクガクするとか、

すべて足に関係したのは、いったん腰に集まったものが足に流れて行くのです。

ですから足に関係したのは、まず腰の中心、尾てい骨を狙って背面から浄霊するのです。

そうすると足をやらなくても足がずっと軽くなります。


それからこのことが息切れに関係するのです。

というのは腰から足が悪い人は、歩いたり坂でも上ると非常に骨が折れるのです。軽くゆかないのです。

その軽くゆかないのが息切れになるのです。

とにかく心臓を大いに骨折るために、その力が心臓に影響するわけです。

そのために息切れがするのです。

この息切れということは肺ですが、肺の呼吸が頻繁になることです。

というのは心臓は火で肺は水ですから、心臓が骨が折れると、心臓の火、熱が、肺を活動させる力が薄くなるので、肺の活動が悪くなるのです。

そういう理屈になります。こういうこともお医者の方ではぜんぜん分かりません。ただ部分部分で研究の結果を発表するにすぎないのですから、実に幼稚なものです。

今話をしたのはごく大づかみの大体のことですが、それが分かっていれば、他のことはそれによって解釈すれば、元が分かるから浄霊の場合でも非常にやりよいわけです。」




明主様御講話 「息切れと腰の毒素の関係」 (昭和28年5月15日)

「それからこの前は婦人の病のことを言いましたが、

今日はよくあるものに息切れがありますが、この息切れの原因もいろいろあります。

その主なものだけを話します。第一は熱のための息切れで、よくあります。

この息切れは首のまわり、特に延髄付近に固まりがあって、これに熱が出て、そうして息切れをするのです。


もう一つは肋間神経痛で、胸、横腹の場合と、それから腰の場合です。

腰の場合は歩くと息切れをするので、ふだんはそうまでないのです。

それから非常に強い息切れで、ほとんど息の止まるようなのがありますが、そういうのは肋間神経痛によるのです。

そういうのは胸から横腹を押してみると非常に痛いのがありますから、それが溶けて、それを肺が引っ張り出すためのもので、

そういうのは非常に強くて、ほとんど死ぬかと思うくらいのものです。

その固まりを見つけてとってやるとなおります。

これは苦しいのが酷い代わりに、なおるのもピタッと早いです。


それから歩いてなるのは尾てい骨の辺で、酷いのは押してみると痛いですが、

これは割合奥の方ですから、押しても痛くないのもあります。

こういうのは腰のちょうど真ん中の所をやるのです。

そうすると歩いても不思議に息切れはなおってしまいます。


大体今話したような原因です。

ですからこの原因を分かってやればだんだんなおって行きます。

とともに他の方にも非常に良い影響が行きます。

息切れというのはいやなものでして、呼吸が切迫しているのを側で聞いていても気持ちが悪いものです。

またこの息切れは命にかかわるような病気に多いです。

息をゆっくりするようなのなら、まず生命の危険はありません。

それで息切れは息が苦しいから、咽喉だろうと思うでしょうが、咽喉のための息切れというのはまずありません。

今言ったようなためです。私は以前にやったことがありますが、とてもハアハア言って、どうも駄目だと思ったようなもので、

来るといきなりそこに寝転がるのでしたが、その時分はよく知らないからびっくりして、いろいろやってもどうも分からない。

すると横腹の所に行くと、押すと痛いと言うので、これだなと思ってそれをやるとスーッと良くなりました。


ですから息切れが一番酷いのは横腹です。

腕の付け根です。その次は胸で、横隔膜の毒が酷いです。

これは骨の一番おしまいの所に毒が固まっている場合が多いです。

またこれは喘息の原因にもなります。

だから喘息というものは、医者の方で気管支性喘息というのは咳がたくさん出るものです。

それから心臓性喘息というのは発作的に非常に息が切れるのです。

それは今言ったように、ほとんど肋間が多いです。

息切れの急所はこれで大体分かったでしょう。」




明主様御講話 「上半身は肩を中心、下半身は腰の真ん中に浄霊せよ」 (昭和28年7月26日)

「上半身は今言うとおり肩を中心にするのです。

下半身はなんといっても腰の真ん中で、そこをやると足がとても軽くなります。

また息切れもとてもよくなります。

これは私自身の経験がありますが、前には坂を上ったりするとだいぶ息が切れるのです。

原因は肋間などはそれほど関係はないようだから、

これはおかしいと自分で、今言う腰の尾てい骨の付近を浄霊したところが、

足が非常に軽くなって息が切れなくなったのです。

ですから今でも、箱根の山は坂がたくさんありますが、上るのに私はとても速いのです。若い人には負けません。

しかし今の若い人はもっと酷いのがいて、私の方で加減してやっているのです。

「明主様はとてもお速いです。追いつかない」と言う人がありますから、

「それは年のせいだ」と言うのです。

腰のここをやるだけでそんなに違います。」




明主様御垂示 「足の具合の悪いときには尾てい骨を浄霊する」 (昭和27年6月1日)

信者の質問
「KM(男性)さんがどういうところを浄霊したらいいかと・・・」

明主様御垂示
「Sさんにここを浄霊しなさいと言ってあげたんです。よく鈴木さんに言ってやりましたからね。ですからその通りにやればいい。」


信者の質問
「ほとんど毎日教会にまいっており、たいへん御守護をいただき、延髄から頸部は良くなり、

今度は御言葉の通り腰のほうが溶けて来ており、重く感じるそうでございます。

たびたび申し上げてくれと言いますので・・・」

明主様御垂示
「私に直接病人の症状を言えばよく分かります。

浄霊は一番は尾てい骨ですね。

それから股の外側・・・ここに固まりがあります。それでいいです。

本元は、足はすべて尾てい骨にあるんだから、ここを浄霊することです。

それから足が重かったり、動きが悪いのは股の外側ですね。

ここが固いものです。固いのは足のあがき悪くて、動きが取れない。

それからすべて足の具合の悪いときはここ(尾てい骨)を浄霊する。

それでだいたい足は治るものです。


それからこういうのがある。

女に多いですが、股に固まりがある。

こういうのは、固まりがあるほうの足だけあがきが悪い。

それも、やれば治って来ます。」




明主様御教え 「本医術の施法」より (昭和18年10月5日発行)

「(一部のみ引用) 又、腎臓部より下方に向って腰骨部まで毒結は移行しており、

特に腰骨に接触して毒結のある場合、多くは脚部に異状があるもので、これを溶解すれば、よく治癒するのである。」 (「明日の医術 第2編」より)




明主様御講話 「肩から腰に毒素が下がる」 (昭和28年7月7日)

「それから腎臓が悪いと、こういう所(腰)に溜まりますが、それも肩から下がってくるのです。」