肩の重要性について 1
明主様御講話 「結核は肩と頸の病気」 (昭和28年6月15日)
「それから話は違いますが、結核は必ず治ると言いたいことを今日発表しようと思います。
今まで大体そうは思ってましたが、やっぱり時期があって、どうもその気にならなかったのです。
というのは、これはみんな経験しているでしょうが、
病気がだんだん治って行くのに、衰弱のために倒れて行くというのがほとんどです。
だから結核でも、病気が重くなって死ぬということはほとんどありません。
みんな衰弱で死ぬのです。病気はだんだんよくなって行っていて、衰弱のためにやられるのです。
そういうわけですから、衰弱さえせず命さえ続いていれば、だんだん毒素は減って行きますから治るわけです。
では衰弱はなにかというと食べ物です。
食べ物さえ食べていればよいのです。
なにしろ食べ物が少ないのと、熱のために食欲がなかったり、咳をしたり睡眠がとれないということでやられて行くのです。
ですから、むしろ食欲が減らないようにするのです。
それには肩です。
結核の人は必ず肩が固くてコチコチです。
結核の人で肩が柔らかいという人はありません。
拳骨を入れたような人がありますし、まるで骨としか思われないような人がありますが、これが食欲に一番関係するのです。
だから結核の人はなにがなんでも肩を柔らかくすることです。
それを溶かすことです。
そうして肩さえ柔らかくなれば必ず食欲が出ます。
だから結核とは肩の凝った病気と思っていれば間違いありません。
そうすると按摩さんがよいように思うようなことになりますが、按摩さんは一時ですから、除ることはできません。
よくスポーツマンなどが割合に早死にだということ、それから必ず結核で死ぬのですが、
このことは私は前に書いたことがありますが、やはり肩が凝っているためです。
特に水泳の選手がそうです。
非常に肩が凝っています。
これは腕を使いますから、どうしても毒が肩に固まります。
そういうわけで、つまり肩を柔らかくするということを、一つ心得てやることです。
そうして肩が柔らかくなれば、必ず食欲は出るし、熱も減ります。
肩からの熱が一番多いのです。
それで肩が柔らかくなれば、ここ(頸)も柔らかくなります。
ですから大体結核というものは胸の病気ではありません。
肩と頸の病気なのです。
だからここで溶けたものが肺にはいって痰になって出るのですが、医学の方ではここ(頸、肩)の方を見ないのです。
ここのが溶けて肺にはいって痰になって出る、その出ている所を見て、胸の病と言うのですが、こっちの方が元なのです。
だから結核は肩というように思っていることです。
それからついでに話しますが、息切れはどこに原因があるかというと、これもよく知っておくとよいです。
これは肋間です。
息切れのある人は横腹に毒が多いですが、押してみると必ず痛い所があります。
骨に固まっているというのが多いのです。
それで歩いたり急いだりすると、肋骨にからんでいた毒素の固まりが、少しでも溶けますが、溶けると出そうとして肺が引っ張るのです。
それが息切れです。だから特に喘息などはそうです。
よく肺病の人に息切れが多いですが、あれは肩が少し溶けたものがここに来て固まるのですから、やはり元は肩にあります。
結局結核は肩が第一、それから頸のまわり、それから肋骨付近と思って、その浄霊をすれば、まず治ると言ってよいです。
ただ衰弱がある程度を越えて過ぎていると、浄霊を始めても間に合わないことがありますから、それだけは心得ておかなければいけません。
やはり肩をやっても、肩で溶けたものがいったん肺にはいって痰になって出るのですから、衰弱しきっているのをやっても間に合いませんから、それだけは心得ておくとよいです。
それから食欲がないということは、肩のためということを知っていればよいです。
ですから胃を浄霊するより肩を浄霊した方が食欲はつきます。
それからもう一つは頭ですが、結核の熱というのは頭が多いですから、これは肩をやれば頭もよくなります。
けれども前頭部を触ってみれば熱があるのは分かりますから、それも一緒にやれば、より早く治るというわけです。」
明主様御講話 「結核患者には肩の浄霊を主にせよ」 (昭和28年6月16日)
「結核について話しますが、いつか浄霊は一週間に一回くらいということを言ったことがありますが、
だんだん浄化が強くなるから、その方針を変えなければなりません。
というのは、これからは浄霊はいくどやってもよいのです。
その代わりこういうやり方をしなければならないのです。
一番主にする所は肩です。
というのは、浄霊すればそれだけ病は治りますが、一番厄介なのは衰弱することです。
熱が出る、咳が出る。そのために睡眠不足するというわけで、食欲が減るのです。
そのために物を食べないから弱るというわけで、病気で死ぬのでなく、衰弱で死ぬのです。
それがほとんどです。そこで食欲を減らさない方法は、肩を柔らかくするに限るのです。
これは大体人間の健康を調べる健康診断の一番確実なのは肩をみることです。
肩が柔らかければ必ず健康です。
ところが結核の人に限って肩が固いのです。
中には膿が固まって骨みたいにコチコチしているのがあります。
この肩の固いのが食欲に一番影響するのです。
その意味でこういうことも知っておくことです。
それは肩の柔らかい人は随分酷い病気でも、結局治るのです。
それから肩の固い人はそれほどの病気でなくても、悪化してコロッと死ぬのです。
これは私はたくさん経験がありますが、また神様の方の医学から言っても、そういうようになっているのです。
ですから肩をもっとも主にすることです。
殊に結核はそうです。
胃病でも胃もやるし肩もやると非常によくなります。
ですから肩を柔らかくするということが一番効果があります。
だから結核は肩を充分やるにおいては、いくど浄霊してもかまいません。
そういうことにするのです。
というのは、だんだん霊界の浄化が強くなるにつれて、もう固まらなくなるのです。
それで、あんまりやってはいけない、一週間に一回ということは、溶かすと浄化が強くなるから、溶かさないようにというわけでしたが、
もうそんなことは言っていられないので、結局溶かす手段をとるのです。
それで溶かすとやはり熱が出、咳が出、衰弱をしますが、それで物を食べればよいのです。
それには肩を柔らかくすればよいのです。
だからこれからは、結核患者は肩が固いですから、
ある程度まで柔らかくなると食欲が出ますから、ずっと応えが出てきますから続くわけで、そこで治るということになります。
これからはむしろそういうやり方でやると、今までよりずっと治ります。
結局結核でも必ず治るが、せっかく治っても再浄化で駄目になる、というようなことのないようにしなければなりません。
この間は信仰的に結核の再浄化のことを言いましたが、今日は体的に話したわけですが、そういうようにやることです。
と言っても、やはりあんまり運動はさせない方がよいです。
浄霊はいくらやってもよいが、寝たり起きたりくらいの程度にしておくのです。
あんまり荒ッポイことはさせないことです。
そうすると浄化がまた強くなりますから、そこの調節をうまくするという方法です。
それで非常に効果があることになります。
それで結核が治ったという人、いろんな病気にしても、肩が非常に固いですから、それを自分で浄霊すると再浄化でも軽くすみます。
それからもう一つは息切れですが、この息切れの原因はいろいろありますが、一番の原因は肋間神経痛です。
痛まないのは痛とは言わないが、とにかく肋間の骨に毒が固まっていて、少し運動をしたりすると溶けるのです。
それを肺が引っ張るので、これが息切れです。
ですから息切れのある人は、自分で触ってみても必ず痛い所がありますから、そこが因ですからそれを溶かすようにするのです。
他に息切れの原因があるようにみえますが、しかし一番の原因は肋骨です。
ですから肺病と言っても一番は熱は無論ですが、熱も肋間の熱が多いです。
熱と食欲ですが、熱は固まりさえ溶かせば下がります。
しかしとにかく症状としては熱と食欲の不振、息切れが結核の一番のつきものですから、その原因についてお話したわけです。」
明主様御講話 「結核の人は必ず肩が固い」 (昭和28年6月17日)
「それから話は違いますが、肺病に対する治し方について、これは私は前からそう思っていたのですが、
やっぱり時期の関係で充分徹底して話ができなかったのですが、
今度神様の方でそのことを催促と言いますか、そういうことが分かったので話します。
結核は浄霊すればしただけは毒が減ってゆきますから治りますが、
ただそのために衰弱して、衰弱でまいってしまうのです。
衰弱するということは食欲が減るためです。
だから食欲が出るようにすればよいわけです。
それにはどうすればよいかというと、根本は肩なのです。
結核の人は必ず肩が固いのです。
中には骨みたいに固い人があります。
骨と間違えることがあります。
私なども元結核をやりましたから、肩甲骨のちょっと上の所に骨か肩甲骨の続きだと思っていたが、
押すと痛みがあった所をだんだん溶かしていたら、これはやっぱり薬毒の固まりです。
それは非常に固いものです。
だから肩を主に溶かすのです。
それで肩が柔らかくなると食欲が非常に増します。
私は前に「やせるのも太るのも自由自在だ」ということを書きましたが、
そういうようで、肩さえ柔らかくすれば食欲はいくらでも出ます。
これからは結核患者は肩の固い所を一番主にして溶かすことです。
それで食欲さえそうとうにあれば結局衰弱しないから治るに決まっています。
今まで気がついてはいましたが、それほど強調しなかったのです。
今度はそれをもっとも強調するというわけです。
ですから肩が第一、それから頸です。
大体この淋巴腺とか耳下腺の毒は、肩の毒が行くのです。
薬毒が体の中にはいると、薬毒というものは一番最初は腎臓に行くのです。
腎臓が薬毒をなくする働きをするのです。
それで腎臓はある程度までで、腎臓で固まるか固まらないうちに、みんな頭を使いますから頭に上って行くのです。
頭に上ってくると肩に集まるのです。
これは手を使ったり、根をつめたりすると肩が凝ると言います。
それが出ようとして鼻になったり痰になったりして出ようとして、これが頸の方まで行くわけです。
それで頸が凝るというわけです。
ですからとにかく肩です。
肩を第一にして、頸のまわりを第二にすれば、これで肺病は大体治ります。
それでこれがまた心配したりして頭を使ったりすると、結核になってからですが、
「結核だと言われた。オレはもう結核だ、どうしよう」というような心配をすると、前頭部に集まってくるのです。
それを溶かすにはここ(頭の中心)をやればよいが、そうすると熱が出ます。
それで体温計をやると、その反響が脇の下まで来てますから、七度五分とか八度とかいうことになります。
ここ(脇の下)に熱があるからお医者さんは胸だと間違えるのです。
肺病というのは胸の病気ではないのです。
頸の病気、肩の病気、中には頭の病気と言ってもよいです。
ですから頭を浄霊するとさかんに咳をし痰が出たりします。
そういうようで、結核は胸に関係はあるが原因はありません。
これが熱で全部溶けると、いったん肺にはいって、咳と痰が出るのです。
それでここ(胸)をレントゲンで見るとそこにあるから、それでここが悪いと考えるのです。
実に単純な考え方です。
ですから胸の病気ではないのです。
これは本に詳しく書いてあります。
それから頭を溶かしますが、これが痰になるのは早いもので、間髪を入れずに肺にはいって出ます。
それから股とかお腹をやると、すぐ溶けて腎臓に行きますが、この速さは一秒の何分の一という速さです。
その場合には管とか筋とかは通らないのです。
一ぺんにパッと来るのです。
これは霊的に来るのです。
そうしてそれが物質に変化するのですから、実に神秘なものです。
どこかがちょっと痛いとすると、その痛いと感じるのは頭ですが、それは一秒の何分の一か何百万分の一か分からない速さです。
痰もそうです。
どこかで溶けるとパッと肺に来るのです。
そして肺から出るのです。
ですからこの辺の毒が痰になるのもすぐです。
それからもう一つは息切れというものは、大体肋骨です。
肋間神経痛と言えば痛みですが、肋間神経痛みたいなもので、肋骨に固まった膿が溶けるのです。
それが息切れです。
よく息切れで咽喉がヒュウヒュウすると咽喉が悪いと思ってやりますが、これは咽喉ではないのです。
それは下痢しても別に肛門が悪いわけではないというようなものです。
ところがよく医者の方では咽喉が悪いと言います。
咳が出ると気管支が悪い、気管支喘息などと言いますが、それは気管支ではないのです。
気管支はただ痰をつり上げるためのもので、それでゼーゼー言ったりするのです。
ですから息切れというものは肋骨付近にある毒の固まりが、歩いたりすると息が切れるということは、歩くと軽い浄化作用が起りますから、ここにあるものが少し溶けるのです。
溶けると肺が吸収しようとして引っ張るのです。
それで息切れがするのです。
ですから息切れのする場合に、押してみれば必ず痛い所がありますから、そこを浄霊するのです。
そうすると息切れはずっと良くなります。
これが根本です。
それで一番多いのは横腹です。
脇の下なども多いです。
それで息切れをして、今にも息が止まりそうなのは、ちょっと触ってみると固まりがありますから、それを溶かすとスーッと良くなります。
ですから、息切れはそう心得ておかなければならないです。
それから、そればかりでなく横隔膜の毒がやっぱり息切れの原因になります。
これは喘息に一番多い症状です。
それから息切れは腹にあるのもありますが、これはごく軽いものです。
妊娠した婦人が、腹が大きくなって肩で息をすると言いますが、これはずっと楽なものです。
一番息切れが起りやすくて苦しいのは肋骨付近と思っていればよいです。
ですから結核というと胸をやりますが、おおよそ見当違いと思うくらいなものです。
それから咽喉が悪く、咳やなにかが出ると、喉頭結核とか言いますが、これも見当違いです。
ただ、咽喉が悪くても、ジフテリアは咽喉そのものが悪いのです。
これだけ心得ていればよいです。
ジフテリアの症状は息をするのに非常に苦しいのですが、一種の特異的症状です。
子供などで息が詰まりそうな状態になりますが、これはジフテリアです。
ジフテリアと百日咳だけは違いますが、その他の息切れというのは、今お話をした意味ですから、
それを知っていれば、別にたいした厄介なものではありません。
今言ったようにやれば結核はまず治ります。
ただごく酷くなって、末期になった者はしようがありません。
骨と皮になって、熱が高くて、もう医者は見放したというのはしようがありません。
これは程度を越してしまっているのです。
それでも治ると思ってやると、とんだ目に遭います。
つまり、やはり肩をある程度柔らかくするまで生命が持続するというのが根本ですから、
肩を柔らかくし、食欲が増すまでに間に合わなかったら、これはしようがありません。
そこのところをよく見分けるようにしなければいけません。
それから肩の柔らかい人はかなりのものでも治ります。
しかし肩の固い人はそれほどでなくても急に悪くなって死んだりします。
ですから肩の固い柔らかいということが、その人の健康をみる一番の根本です。
ですから私はいつかも話したことがありますが、偉い人になったとか出世した人とかを私は昔やったことがありますが、そういう人は必ず肩が柔らかいです。
肩が柔らかい人は精力があります。
つまり持続性があるのです。
そこで結局成功するのです。
くじけないで耐久力があるのです。
それは必ず肩が柔らかいのです。
それからおかしな話ですが、年をとってその道において非常に精力の強い人は、みんな肩が柔らかいのです。
これは随分ありがたい話です。
それから今までは結核は一週間に一回くらい浄霊をするということを言いましたが、これは取り消しにして、
これからは、浄化がだんだん強くなりますから、あのことは浄化が強過ぎるから、浄化を緩(ゆる)めるために言った話なのです。
これからは浄化を緩めるということは、だんだんできなくなりますから、
今度は逆に、できるだけ浄化を促進させて積極的にきれいにするという方がよいです。
それでさっき言ったように肩を主にしてやるとともに、毎日浄霊してもよいのです。
それから入信している者は、自分でも肩の浄霊をやるとよいです。
できるだけそういうようにさせるようにした方がよいです。
それで肩というのは非常に固いものですから、こっちで浄霊してやるよりか、本人が暇があれば始終やっている方が効果があります。
そういうようにしてやった方がよいです。」
明主様御講話 「成功者の肩は必ず柔らかい」 (昭和28年6月25日)
「それからこの前の時に「結核は浄霊するだけは毒が減ってゆくから、病気が治りつつあるのに悪化する」ということについて話しましたが、それは衰弱のためです。
ということは食欲が減るためです。再浄化の時にはよくあります。
再浄化の時には、長くのんだ薬毒が咳になり痰になり、また熱が出る。
そうすると咳で夜も眠られないとか、非常にセキ込んで体力を非常に消耗します。
それから熱というものが、やはり体力をもっとも消耗するものです。
そのために薬毒はだんだん取れつつあるにかかわらず、衰弱を増してくるのです。
それを補うには食事より他にありません。
その食欲を出すには、一番に肩を柔らかくするのです。
これは結核ばかりでなく、なんの病気でもそうです。
胃が悪い人でもそうです。
肩を柔らかくすると非常に食欲が増します。
ですから胃病の人は胃をやるより肩をやる方が効果があります。
前に言ったことがありますが、健康診断は肩で分かります。
肩が柔らかい人は健康です。
病人で助かる病人と助からない病人は、肩が柔らかい人は随分悪くても助ります。
それから肩の固い人はそれほどでなくても駄目になってしまいます。
健康上一番重要なのは肩の固い柔らかいということです。
それからもう一つおもしろいことは、成功者の人の肩は必ず柔らかいのです。
私は以前そうとう偉い人を時々治療しましたが、成功した人は肩が柔らかいです。
今でも覚えているのは、近ごろの特需で軍器製造をやっている、前の三菱重工業の社長で、今ふたたびそういう地位になっている郷古潔(ごうこきよし)という人の肩は非常に柔らかくて、固い所は少しもありません。
それからこの間大臣になった田子一民という人の肩も柔らかいです。
それから大分県の人で前の内務大臣の後藤文夫という人も肩が柔らかいです。
その他にもまだいますが、最近社会に出た人だけを例にあげたのです。
そういうようで、成功する人は肩が柔らかいのです。
なぜかというと、肩が柔らかい人は非常に精力が続くのです。
だからどこまでも突進して行くから成功するのです。
それでたいていな人は、そうとうにやっても途中で挫けるのです。
いい加減な所で妥協してしまうのです。欲が制限されるのです。
それだから中途半端になってしまうのです。
それは肩の原因が大いにあるのです。
だから子供などの肩を柔らかくしてやるということが、
子供が社会に出て出世するとか、あるいは学校の成績がよいということになります。
これからは病気についても、一切は肩を柔らかくするという主義でやらなければいけません。
これは私は前から知っていますが、どうも今まではいい加減にしていたのです。
それで最近、私は薬毒がたくさんあるので方々を浄霊しているうちに、肩が非常に固くて骨みたいな物があります。
それを去年あたりから肩を中心にして浄霊していたら、
近ごろは柔らかくなって、食欲が倍くらいになって、体の具合が非常によいのです。
それで前から知りながら、今さらのように気づいたので話をするのです。
人の肩もそうですが、自分の肩も固い人は自分でやればよいです。
それから私はいつかここにいる三尋木さんをやったことがあるが、柔らかいよい肩です。
ですから事実において健康です。
それから肩の柔らかい人はみんな太ってます。
それは食欲が増えるからして太るわけです。
そういうようで、まず肩を柔らかくすると、すべてにおいてよいです。」
明主様御講話 「肺病は肩と頭の病気、精神病は肩と延髄の病気」 (昭和28年6月26日)
「それからこの前も話したが結核の場合、病気は治ってゆくが、食欲がないと、どうしても物を食べないから衰弱し、衰弱によって倒れるのです。
しかも浄化は、熱が出ますから熱というのは体力を消耗します。
熱が出れば痰が出るから睡眠もよくとれないというので、非常に衰弱して、衰弱で倒れるのです。
ですから一番よいことは食欲を大いに出させるのです。
食欲を出させるには肩を柔らかくするのが一番です。
ですから胃弱で食欲のない人は、胃を浄霊するより肩を浄霊する方が効果があります。
それで気がつきましたが、私は昔、偉い人を治療したことがありますが、最近よく知られている人で三人ばかり思い出したのです。
郷古潔という前の三菱重工業の社長と、それからこの間大臣になった田子一民、それから前の内務大臣の後藤文夫という人、この三人を浄霊したことがありますが、
三人とも揃いも揃って肩が実に柔らかいのです。
たいていな人は肩には固まりがありますが、今言った人たちはブヨブヨです。
世の中で成功している人は肩が柔らかいと思いました。
まだ他にもありましたが、今の三人は時の人で、一番よく分かりますから話したのです。
そういうようで柔らかい人に限って成功するというのは、肩の柔らかい人に限って健康なのです。
つまり精力があるのです。ここにいる渋井さんは肩が柔らかいのです。
ですから四、五年前の中風もよけい順調に治ったのです。
随分酷い病人でも肩の柔らかい病人は助かります。
それから、それほどでなくても肩の固いのは駄目になります。
たいした病気でもないのに急に悪くなって駄目になるのがありますが、そういうのは必ず肩が固いのです。
私は前に言ったことがありますが、健康診断は他を調べる必要はない、肩をみて、肩の柔らかい固いで健康を決めれば一番間違いはない。
と言ったことがありますが、そういうようで肩というのは非常に重要なものです。
ではなぜ前からもっと強く言わなかったかというと、
私は去年あたりばかに食欲が減ってきた、これはきっと肩に違いないと思って、やっぱり私は肩が固いので、
それから自分で肩を浄霊しているうちに、だんだん柔らかくなって、
今はすっかりではないが、半分くらい柔らかくなってきたのです。
それで食欲がドンドン増したのです。
今は場合によると五割増しくらいの時もあります。
それで自分で経験して、これは肩だということがはっきりしたのです。
ですからこれは大いにやらなければならないというわけなのです。
そこで結核に限らずどんな病気でも、肩を柔らかくするということが一番です。
それで肩というと按摩さんみたいに揉まなくてはならないように思うかもしれませんが、その必要はありません。
後方から肩の所を目がけて浄霊すればよいのです。
それで着物の上からでも押してみて、痛いか凝っているかということを聞いてもよいです。
その方が、なおはっきり分かります。
それで場合によっては肩の上から霊を入れ、また後方からやってもよいです。
とにかく肩を柔らかくするということです。
よく子供で腺病質と言いますが、腺病質というのはみんな肩が固いのです。
肩をよくやるのです。
それから風邪を引くのは一番は肩の凝りです。
この凝りをとれば風邪引くのも軽くすむか、あるいは引かなくなります。
それから頭がそうです。
首のまわりの毒というのは、最初肩に行って、肩から行くのです。
ですからなんにしても肩を柔らかくするのが第一番の健康法です。
これからはそれをやることです。
それから近ごろはやっている精神病も肩に非常に関係があります。
精神病は側ではなかなか浄霊をやらせないのが多いですから、遠くから肩を狙って浄霊するのです。
そういうようにして大いにやるとよいです。
肺病は胸の病、精神病は頭の病というように思いがちですが、
実は肺病は胸の病ではないので、胸は中継所です。
肺病の人はやっぱり肩と頭です。
その毒が溶けていったん肺にはいって、それから痰になって出るのです。
肺は中継ぎですから、肺病は胸が悪いのではありません。
胸が悪いというのは肋間神経痛ですが、これはよく肺病と間違えられやすいのです。
それから精神病は頭の病でなく肩と延髄の病気です。
その元をはっきり知ると、べつに治し難い病気ではないのです。
精神病の人は必ず延髄付近にコブがあります。
それを取ればよく眠れるようになって、そうなれば治ります。」