浄霊の急所について 23 (各論)


明主様御垂示 「腹部膨満による排尿困難に対する浄霊の急所」 (昭和28年7月25日発行)

信者の質問
「信者、AS(男性)、長男M(四歳一カ月)。

本年五月五日より漸次腹部膨満し、最初のころは無熱無痛でございました。

尿量はふつうより少し少量かと思う程度でございました。

御浄霊は私と妻がやらしていただいておりましたところ、

一週間後より午後二時ごろから夕方まで発熱が続き、夜は夜中の二時ごろより朝方まで熱が続くようになり、

そのころより食事も進まず、大人の三口くらい程度しか食いません。

尿量もしだいに少なくなり腹部はますます張ってまいりまして、青筋が目立つようになりました。

支部の先生にも御浄霊をお願いいたしておりますが、自家にて一日数回、私と妻が代わる代わるやらしていただいております。

現在のところ一進一退の状態にて腹部の腫れは変わりございません。

御浄霊は腎臓、膀胱、尿道、腹部を重点としてやらしていただいております。

最近、特にやせが目立ってまいりました。

なお、子供(守)が仏壇が気がかりの様子にて一昨日も仏壇を指差し、あれは字が書いてない。

と言いますので見ますと、廃家になっている本家の位牌でございました。

本家の位牌と申しますのは、何年前に廃家になりましたのか、また何年ごろより私の家にてお祀りしているのか分かりません。

先代より廃家になった本家の位牌だと言い伝えになっておりますので、そうとう昔かと存じます。

このように古い位牌ですので戒名は消えて分かりません。

なんとなく気にかかりますが、守の浄化と関係がございましょうか。

戒名の消えております本家の位牌は、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。

守の浄化につきまして御教え賜りたく謹んでお願い申し上げます。

なお、御神体は昭和二十七年四月十八日御奉斎賜っております。

仏壇は三段にて上段に御屏風観音様お祀り、二段日中心に渥美家先祖代々、向かって右に祖父母、左に私の妹、子供、本家の先祖の順序にお祀りいたしております。」


明主様御垂示
「位牌はそのままでよろしい。

原因は膀胱の上か、下の尿道口が毒結に圧迫されているためであるから、そこを狙って浄霊すれば、必ず治る。

しかし思うように治らないのは手に力が入るからで、力をできるだけ抜けば治るはずである。」




明主様御垂示 「胃癌患者に対して肩を中心に浄霊すべきとした事例」 (昭和28年7月25日発行)

信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。信者、SI(四十五歳・男性)。

前に北海道雨龍郡沼田町昭和炭山にて大工職を営んでおりましたが、昨年六月ごろより胃の具合悪く十月下旬までは動きながら

(胃腸薬クレオソート丸二〇〇個入り五瓶、ノルモザン一八〇個入り二瓶、ネオヨーソ一〇〇個入り四瓶、オーレオマイシン一六個入り一瓶)を服用いたしましたところ、

しだいに悪化し、十一月初め医師より胃癌の初期と言われ、内地療養を思い、十二月初め妻の実家に帰り、

なお、鶴岡市の外科医に診察してもらいましたところ、やはり胃癌と言われ、手術を勧められましたが、その気になれず、思案しておりましたところへ、

このお道の話を伺い、十二月十九日より中教会本部にて御浄霊いただくようになりました。

三十回ほど通いますうち胃の固結には変化ありませんが、圧迫感がいくぶんとれ食欲も少し出てまいり、

たいへん具合が良いと申し、二月六日妻とともに入信いたしました。

その後ふたたび苦痛が激しくなり、遠方でもありますので、本部へまいりますのも容易でなくなりましたので、

三月末ごろより私が出張御浄霊お取り次ぎをさせていただいております。

苦痛は胃の上部より臍の辺まで上下動いたし、ほとんど毎夜九時ごろより二時間ほど激痛があります。

固結は胃の上部に握り拳大のがあり、以前よりは大きく軟らかくなったようでございます。

なお、この固結は御浄霊いたしますと移動いたします。

左肋骨下部裏側にも小さいのがあり、

やはり痛みます。

腰部も苦しいと申し、上体がまっすぐに伸ばせません。

五月下旬ごろ肛門部に梅干大の固まりが飛び出て、排便の際、多少痛むと申しますので、

御霊紙を貼らせていただきましたところ排膿もせず小さくなり、ただいまは少し残っておりますが、ほとんど苦痛はないと申します。

最近一進一退でした食欲が特になくなり、衰弱を増してまいり、用便にようやく立つ状態にて、

いままで少量ながら水のようなものを吐いておりましたが、いまは吐き気のみで出ません。

熱は頭部と胃部に少しあります。

御浄霊は私が、一日一回、本人の妻が一日二、三回させていただき、

箇所は胃の裏表を主とし、後頭部、首、肩、腎臓部、腰部、尾てい骨をいたしております。

北海道におりますころ、胃の薬だと言われ青大将を食したことがあると申します。

なお、弟が胃癌にて死亡しております。御神体、御屏風観音様を中教会へ申し込みさせていただいております。

右謹んで御守護お願い申し上げますとともに、御垂示賜りたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは薬毒癌である。

この人は肩に固まりがあるから肩を専一に浄霊し、軟らかになるに従って治ってゆく。」




明主様御垂示 「狂犬病の浄霊の急所」 (昭和28年9月1日)

信者の質問
「狂犬病にかかった犬に咬まれますと非常に悲惨な状態になりますが、これはいかなる御浄化でございましょうか。

またその場合はどういたしましたらよろしいのでございましょうか」


明主様御垂示
「早いうちなら咬まれた所をやればよいです。

咬まれると、それだけ腫れたり痛みがありますが、それは犬の歯から出る毒です。

それが時間がたつと体にまわるから、そうしたらまわった所をやれば何でもありません。

ちょうどマムシに咬まれた場合と同じです。

マムシに咬まれると、その毒がだんだんまわって来て、それが全身的になったら死ぬのですから、それを浄霊したら何でもないので、これはわけありません。」




明主様御垂示 「チフスの浄霊の急所」 (昭和28年10月1日)

信者の質問
「チフスの症状と御浄霊の箇所につきましてお伺い申し上げます」

明主様御垂示
「チフスということはどうして分かったのですか。医者が言ったのですか。


信者の質問
「御神書にもございませんので、一般的といたしまして・・・」

明主様御垂示
「チフスは、原因は大腸に穴があくのです。

それで症状は、熱が高く頭が痛むのです。

それで腸には症状はないのです。

別に下痢をするとかそういうことはありません。

ですから腸チフスと言われ、どうして腸が悪いのかと、分からないくらいなものです。

チフスの特徴としては、熱が高いのと頭が痛むことです。

医者のほうで言うのは、熱と体温が平行しない、熱が高くて脈がそれほど高くない、ということで、これがチフスの一番の特徴としてあります。

それで私らが浄霊する時分には、つまりチフスということは、医学的に見るということは顕微鏡で見なければならないが、

こっちのほうでやるとすれば、熱が高いのと頭が痛いのと、それから普通なら頭を浄霊すれば熱が下がるのが、少しも下がらない、というときにはチフスと見てよいです。

そうして、チフスらしいと思ったらまず食物をすぐに変えて流動物にするのです。

そのときには牛乳でも重湯でもよいから、とにかく固まりのない物をやるのです。

そうして無論お腹を浄霊するのです。

へそを中心にして、そのまわりをやればよいのです。

そうするとチフスなら二、三日で治ります。

早いのになると、明くる日には治ってしまいます。なんでもありません。

というのは腸に薬毒が溜まって、いわゆる医者のほうで言う黴菌ですが、黴菌というのは虫が湧いて食うのです。

そうすると腸壁に穴があくのです。

その腸壁に穴があくぐらいに毒が悪性になると同時に、熱で溶けて、それが出るのですから、そのときに毒が溶けるに従って穴がチャンとはっきりするわけです。

そこに固形物がぶつかると、つまり亀裂を生じるのです。

それでチフスで死ぬということは腸出血で死ぬのです。

ですから医者はチフスの腸出血を非常に恐れます。

しかしこっちのほうではすぐに元どおりに治ってしまいますから恐れることはありません。

だから浄霊すればチフスというのはなんでもなく治ってしまいます。

今言ったとおり、最初頭をやって、熱が思うように下がらなかったらチフスと思って、腸の真ん中、腹膜の所を浄霊するのです。

それだけでよいでしょう。

そう詳しいことを知らなくても、それで治ってしまいます。

それで流動物も一日か二日でよいのです。

熱が下がるから、あとはお粥にでもすればよいのです。

それから食べ物をそうしなくても、浄霊しただけで治ってしまいます。

ただ流動物にすれば早く治るのです。」




明主様御垂示 「毒で自殺した霊の憑依による筋肉萎縮硬化症に対する浄霊の急所」 (昭和29年2月1日)

信者の質問
「二十五年十一月入信の信者。入信少し前から頭がぼやっとしておりました。

御浄霊をいただき指先が痺れるようになり、浄霊で思うようにゆかず、

親戚、親の意見で名古屋医大に入院、筋肉萎縮硬化症にて治らないから駄目だということで退院し、それから信仰を一生懸命にさせていただいております。

体中が痺れ、今ではぜんぜん動くことができません。

霊的原因があるのではないかと思われます」

明主様御垂示
「最初はどの指ですか。」


信者の発言
「指先全部で、最初は一節でしたが、二節、三節という具合になってまいりました」

明主様御垂示
「霊的ですが、そういう霊は、毒で自殺して死んだ霊です。

それで強い毒は体がぜんぜん痺れてしまうのです。

その霊が憑って、最初は人間のほうにも生きる力があるが、その内にだんだん霊と同化してしまうようなものです。

それでちょうど死んだときと同じ状態になってしまうのです。

それは治らないことはないです。

一番に浄霊するのは頭ですが、それで気長にやれば、つまり霊の、死霊の毒を浄霊するわけです。

それは医者では分かるわけがないです。


前にそういうのがありました。

その霊は、時々霊が憑依するのですが、そうすると体がピタッといって、それがひどいのです。

例えてみれば、私がこうしているときに霊が憑ると、このままでどうすることもできないのです。

立っているときは立ったまま、寝ているときは寝たまま、座っているときは座ったままです。

それでふだんの憑っていないときは当たり前のままです。

それで最初はそういうときに注射したのですが、注射すると一時は良くなるのですが、その内にだんだん痺れている時間が長くなって、心配になって私の所に来ました。

そのときは私も浄霊をし始めて間もないときで分からなかったし、少しは良いようだったが、そのままになって、死んだかどうかは分かりませんが、後になって毒で自殺した霊ということが分かりました。」


信者の質問
「ただ今の、霊が憑依しているときに注射すると一時楽になるという場合には、霊はどういうようになるのでございましょうか」

明主様御垂示
「肉体のほうが変わるからです。

つまり痺れるということは肉体ですから、霊は別に痺れることはないです。

肉体に反映する場合に、薬なら薬が、一つの何かの作用をするのでしょう。

西洋でも昔からよくあります。

発病した場合に、薬を始終持っていて使用する。

注射をしなかったり飲まなかったりすると引っ繰り返ってしまうというので、西洋の小説か何かにあります。」


信者の質問
「その薬というのは、血管を無理に拡げるとかいうものでございましょうか」

明主様御垂示
「そうではないのです。

巌窟王ですか、牢屋に入っていて、その薬を飲むと一時意識不明になるという、ああいう薬の働きというものは、どういう働きだか分かりませんが。」


信者の発言
「そこのところが不思議な感じがいたしまして・・・」

明主様御垂示
「やっぱり何か・・・そういうものでしょう。

眠いときにカラシでもなめるようなものではないですか。西洋にはよくあります。

今の痺れたというのも、やっぱりそういう薬です。

痺らす薬もあるのだから、一時的痺れをなくする薬をいうものはあるわけです。

そこで薬迷信というものができてしまったのです。

確かに効くのですから・・・。

それは薬の効くということも大したものです。

ただ、治って効くのではなくて一時的だから、それだけの話です。」


信者の質問
「精神療法の電撃療法というのも、やはりそういったものでごさいましょうか」

明主様御垂示
「その理屈です。唯物科学のほうだから・・・。

私は若い時分にアンチピリンをのみましたが、この中毒というのは怖いもので、体中が痒くて落ち着いていられないのです。

飛び上がるようで、実に苦しいものです。

それで夜なかなか苦しんで、朝になって医者に行ったところ“そうか、分かった”と言って何か薬をくれたのです。

それをのんだら二、三十分でサッと治ってしまったのです。

だから薬というものは怖い物だし、またありがたい物だと思いました。」




明主様御垂示 「色盲の浄霊の急所」 (昭和29年3月1日)

信者の質問
「色盲は治るものでございましょうか」

明主様御垂示
「治ります。」


信者の質問
「御浄霊の急所はどこでございましょうか」

明主様御垂示
「頭です。」


信者の質問
「脳天でございましょうか」

明主様御垂示
「全体ですが、中心です。

こっち(前頭部)から中心を狙ってやり、こっち(横側)からも中心を狙ってやるのです。

その内で延髄が中心です。

それから頭をやるのです。」