浄霊の急所について 22 (各論)
明主様御垂示 「薬毒による全身浄化に対する浄霊の急所」 (昭和27年12月25日発行)
信者の質問
「昭和二十四年二月入信いたしましたYT二十六才(男性)でございます。
二十六年十一月ごろより腰痛の御浄化をいただき、その都度御守護いただき、二十七年六月ごろより発熱、咳嗽、喀痰の御浄化が加わりましたが、
父がお道に反対のため無理に仕事を続けておりましたので、だんだん衰弱いたしました。
九月十五日ごろより激しい腰痛(臍の右横一寸五分の所の奥)と発熱、咳嗽、扁桃腺との御浄化をいただき、
現在は左頸部淋巴腺が腫れ、歯が痛み、左耳はぜんぜん聞こえなく、
肩、右耳下腺、延髄にかけて頭部全体は重圧感あり、
咳嗽と発熱の御浄化にて食欲は粥食を二杯くらいいただいておりますが、衰弱が加わりつつあります。
なお先妻は二十四年四月結核にて帰幽いたし、二十五年十月再婚いたしました。
御屏風観音様は二十四年四月に御奉斎いたし、御神体は本部にお願い中でございます。
十月一日親戚の光明如来様をお借りいたし、御奉斎させていただいております。
御浄霊は毎日母と妻、また教会からは隔日に来ていただいておりますが、御浄霊の急所について、また、先妻との関係などありますものか、謹みて御教え賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊的関係はない。
全部薬毒であるから、浄霊によって、気長に排泄するより治しようがない。
浄霊の急所は苦痛のある所、熱のある所、固まりのある所を見つけてすればいい。」
明主様御垂示 「マムシに噛まれて死んだ霊の憑依による筋肉痙攣に対する浄霊の急所」 (昭和28年1月25日発行)
信者の質問
「私は入信前昭和二十三年初めのころより、やや脚気的症状でございましたのが、
漸次全身の筋肉の疲労感が高まり、ついに昭和二十四年六月入院する身となりました。
入院後あらゆる医学的療法を加え、医師も研究されましたがまったく病因不明で、
「まあ内分泌系統らしい」とのことで、なんら得るところなく同年九月退院しました。
その後お道のことをうけたまわり、九月十九日より御浄霊をいただくようになりましたが、
その日から床の中にて、ひとりでに手および足がピクピクと痙攣し始めたのでございます。
私はこのような反応が起こったことに、心中大いに不思議に思いまして、
御浄霊を続けていただくうちに、たいへん御守護いただいて便所にも行かれるようにさせていただき、
家内とも入信させていただき御屏風観音様を御奉斎申し上げ、二十六年には箱根にて明主様の御光をいただくことができるようにしていただきました。
その後時折疲労感が出ましても、その都度教会にて御浄霊いただいて治していただいておりました。
ところが二十七年春ごろより浄化を強くいただくようになり、御浄霊中、痙攣が起こるように変化してまいり
肩、腕、腹、大腿部の筋肉が、あるときは次々に盛り上がるごとく、
あるときはふつうではとても動かせないように筋肉だけが痙攣し、ピクピク動きます。
酷いときは約一寸くらいも盛り上がることもあります。
十二月初めまでは右のような状態でも特別疲労感は強くございませんでしたが、十二月初めより非常に疲労を感ずるようになり、会社も休みもっぱら御浄霊をいただいています。
力は重い火鉢を寸時運べるほどあっても、はたき四、五回振ったり、半里近く歩くと、一日中動きまわったような疲労感があり、心臓の鼓動が非常に早くなってまいりますが、
痙攣の御浄化のほかには、発熱その他の浄化作用はいっさいいただいていません。
これは全身にわたって溜まった薬毒のほかに、特に毒素集溜の急所があるものでございましょうか。
また、霊的関係がございましょうか。私の知っております範囲では変死者はおりません。
御神体は二十七年十二月八日御奉斎させていただきました。謹みて右お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊的であって蝮(まむし)に噛まれて死んだ霊である。
その霊の憑依で、腫れも、痙攣も、強烈な疲労感も蝮の毒の特徴であるから、気長に浄霊すれば必ず治る。
勿論薬毒も大いにあるから、いずれは浄化が起こるが、長く浄霊してるからたいしたことはない。
急所は頭脳を第一とし、腫れや痺(しび)れた所を第二とすれはいい。」
明主様御垂示 「緑内障の浄霊の急所」 (昭和28年1月25日発行)
信者の質問
「昭和二十三年七月、神経痛をいろいろと御守護いただき入信さしていただいた者でございますが、
昭和二十五年御神体、御屏風観音様を御奉斎いたし今日に及びましたところ、
昨年五月ごろより左目がしだいに不明となり、八月ごろには右目も薄く見える程度になってまいりましたが、
家人にも知らさず支部にまいり、ときどき御浄霊お願いしてましたが、
十一月三日ごろ物につまずき、主人にも話したところ(主人とも四名入信)一応医師の診察を奨められ、そのままに医診を受けました。
医師は血液検査の結果「青そこひ」で視力〇・二と言われましたが、そのまま御浄霊をお願いいたしております。
最近では一間離れましても人の顔さえ判然といたしません。
御浄霊は眼の後ろおよび後頭部、延髄を主とし一日に支部にて二回、帰宅後家人にも御浄霊していただき、その都度涙のように二、三滴は出ますが目脂(めやに)までは出ません。
私はサフラン、中将湯の飲薬もそうとうやり、また死産のとき手術し、腎盂炎で出血多量のため母体保護のためと申し、人工流産させたことがあります。
なお今日にても月経があるほどの毒血の持ち主であります。
御浄霊いただいておりましてこのように見えなくなってまいりましたのは、内部の毒血が浄化してまいり、外部に出てくるための一時的失明で、今後も続けてまいりましたとき必ず治るものでございましょうか。
霊的に思い当たることもございませんが、流産させた子供に対しましては位牌を作り祀っております。
浄霊者は力をぬくことに留意しておりますが、他に原因がございましょうか、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「この人は後頭部から延髄付近にかけて固まりがあるから、それを溶かせば必ず治る。
しかしだいぶ性質の悪い薬毒のため、溶けにくいから気長にやりなさい。
いずれは涙か目脂が出るようになれば、少しずつよくなってゆく、霊的関係はない。」
明主様御垂示 「肋膜炎の浄霊の急所」 (昭和28年1月25日発行)
信者の質問
「昭和二十五年八月入信、四十八歳の女でございます。
入信間もなく御屏風観音様を奉斎させていただき、昭和二十六年長女、二女と同時に入信、夫も昭和二十七年九月に入信いたしましたが、
まだよくお道が分からず、また住宅の関係上、大光明如来様は御奉斎いたしておりません。
長男は未入信でお道に反対いたしてます。
御浄化の状態および経緯
昭和十八年秋ごろ軽い咳をし始め、背筋が痛み出しましたので医師の診断を受けましたところ
「肋膜に水が溜まってる」と言われ、すぐ青森市の病院に入院し約六カ月にして退院いたしました。
退院後二カ月にしてまた悪くなり、今度は○○病院に入院六カ月にして一応退院いたしましたが、
また二カ月ほどで、ふたたび○○病院に入院七カ月くらいで退院しました。
退院時の体重は十八貫くらいありました。退院後三カ月ほどして中耳炎となり、青森市の病院で手術を受けました。
その後四年間医薬を用いることなく家事をしておりましたが、昭和二十五年五月ごろ、咳が出始めたので
同地の二人の医師よりの診断の結果、二人とも「気管が悪く、いまのところまだ肺は冒されていない」と言われ、
幾日か治療受けましたが咳が止まりませんので、その旨医師に話しましたら、「劇薬」と言って注射しました。
一日くらい咳が止まりましたが翌日にはまた咳が出始め、同時に四十度くらいの熱が出ましたので床につき、氷冷しているところに信者さんがお出でになり、
御浄霊をいただきましたら熱は下がりましたが咳は止まりませんでした。
しかしなんとなく身体が軽くなったように感じましたので御浄霊を続けましたら、二、三日で床を離れることができました。
昭和二十三年来肺結核にて入院中の長男が、手術するとて看病に行き四十日間くらい御浄霊を休み、帰宅後ときどきいただき入信後も月並祭にお参りし御浄霊をいただいていました。
昨年の春、中教会長先生よりの御浄霊中憑霊(狐霊)あり、その後の御浄霊中にも憑依しますが目的がはっきりいたさぬように感じられます。
話すことがまちまちで一致しません。憑依しますと寒気がし、霊動いたします。
間もなく頭部、耳下腺、延髄などに三十九度くらいの熱が出、咽喉、胸部(気管)が苦しくなり、食欲が減り、したがってだんだん衰弱して現在の体重十一貫くらいになりました。
昨夏より明主様の御教え通り、床についたり起きて食事などしておりますが、咳、咽喉、気管、腹(腸と思われます)にあまり変化がございません。
まだ寒気も霊動もときどきいたします。
御浄霊の箇所および、いかようにいたしましたらよろしゅうございましょうか、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「それは肋膜に溜まった水が膿化し、だいぶ残っているのでそれを排泄するための咳であるから、痰が出るだけ出れば治るのは勿論だが、
それまでに衰弱してはおもしろくないから、今後は絶対菜食にしなさい。
そうすれば衰弱しないで必ず早く治る。
浄霊箇所は無論肋膜を患った箇所で、この箇所を発見するには、息を深くして痛む所、または圧して痛い所、熱のある所で、触ってみればよく分かる。」
明主様御垂示 「舞踏病、肋間神経痛の浄霊の急所」 (昭和28年3月25日発行)
信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。私事九人家族のうちお許しを得て六名入信させていただき、日々御守護のほど感謝いたしております。
今度四女T子(昭和四年二月五日生)の御浄化につきお伺い申し上げます。
T子は十才のころ舞踏病に罹り、一命なきところを祈祷者(二名)により仏霊、狐霊の憑依とか申し紙片になにか書き、
二日間祈祷のうえ、当家より約百間くらい東方に右紙片を埋没せしことがございました。
そのこと以来健康と相成り現在に及びましたが、二十七年六月頃より心臓の鼓動激しく身体数箇所痛むと申し食事もあまり進みません。
御浄霊いたしておりますと身体および頭部を横に振り、あるときは手を合わせて震えております。
最近では夜間母親と就寝しておりますと、三時ごろに必ず母親の手首を強く握ります。
日中はなんの仕事もせず沈みがちでございます。
右なにか霊的関係でございましょうか。御垂示のほど謹んでお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊的であって、首の周りに毒の固まりがあるから、そこを浄霊して溶かせば、だんだん治ってゆく。
心臓のほうは肋間神経痛のためであるから、心臓の周りを圧せば痛い所があるから、そこを浄霊すれば治る。」
明主様御講話 「眼病の浄霊の急所」 (昭和28年4月5日)
「目が悪いのは、左と右の延髄の真ん中の後頭部の所ですから、
目の悪い人はそこを中心にやればいいです。これは実にはっきりしてます。
目の急所は後頭部のちょっと下の所に必ず固まりがあります。
そういう人は目が悪いのです。近眼もそうです。
それから右の目の場合は左に固まりがあります。
これは交感神経が頭を中心に交叉してますから、逆になるわけです。」
明主様御講話 「鼻の病気に対する浄霊の急所」 (昭和28年4月5日)
「鼻の悪い人は後頭部から一帯にずっと下まで毒の固まりがあります。
ちょうど鼻の裏になるわけです。
だからそこを浄霊すればいいのです。」
明主様御講話 「耳鳴りの浄霊の急所」 (昭和28年4月5日)
「耳鳴りはみんな知っているでしょうが、延髄をやればきっと良くなります。
耳の方は目とは違って、右の方なら右の方で良いのです。
耳鳴りの人は随分ありますが、耳鳴りをなおすのはわけありません。
延髄の固まりさえ取れば必ずなおります。」
明主様御垂示 「脳水腫の浄霊の急所」 (昭和28年5月1日)
信者の質問
「二十八才の婦人。二十五才で結婚いたしました。
先日子供を産みましたが、医者が言う脳水腫で、福助のようになり、両眼が飛出し、視力はないようでございます。
生後一ヵ月でありますが、これは霊的に関係がございましょうか」
明主様御垂示
「無論霊的に関係がありますが、普通の霊的ではありません。」
信者の発言
「主人は旅館の板場で、奥さんは同じ旅館の帳場で会計をいたしております」
明主様御垂示
「これは浄霊でなおります。」
信者の質問
「やはり頭部、延髄でございましょうか」
明主様御垂示
「そうです。その吹き出ている所に毒があるのですから。
信者の発言
「だんだん頭が大きくなっております。
医者は一年以内で生命がないだろうと言っております」
明主様御垂示
「これは昔からよくあります。医者ではそうなのです。
しかし浄霊のほうではなおった人があります。」
明主様御垂示 「腹部の膨張する患者に対する浄霊の急所」 (昭和28年5月25日発行)
信者の質問
「信者YK(男性) 養女Y子(四歳七カ月)。
昨年暮れより漸次腹部膨満し、一月二日より気づき、浄霊いたしておりましたが、
ますます張ってまいり、非常に大きくなり、青筋も日立つようになりました。
二月下旬不安な状態となりましたが、御守護により少しずつ尿量も増し、元気を取り戻してまいりましたが、
その後一進一退、依然として腹部の腫れは変わりございません。
排尿は二時間おきくらいにウイスキーグラス一杯半ないし二杯あり、盗汗は流れるほど出ます。食欲は割合にあります。
御浄霊は私が十日に一回、あとは一日に数回、古い信者や両親などがいたしておりました。
一時、一日一回の御浄霊にいたしましたら尿量が減ってまいりましたので、また数回たしております。
最近痩せが目立ってまいり、二、三日前より「死ぬのはいや」「死ぬ死ぬ」とか申し、悲しそうに目に涙をためたり、
また母親をからかうごとく、ニヤッと笑いながら申します様は子供とも思えぬ状態でございます。
右につき、御浄霊の箇所および一日の御浄霊回数など御教え賜わりたく、お願い申し上げます。
なお床の間の真裏が便所になっており、御神体に後ろを向ける形になりますので非常に気にいたしておりますが、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「急所は腎臓と膀胱であって、これはわけなく治るのだが、浄霊者が間違っているのであろう。
それは右の箇所を数多く浄霊すること、浄霊の場合力をできるだけ抜くことである。」
明主様御垂示 「逆中風の浄霊の急所」 (昭和28年6月25日発行)
信者の質問
「明主様日々御守護ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
私事、昭和二十七年十一月十一日入信のお許しをいただきましてありがとうございます。
翌月御屏風観音様御奉斎のお許しをもいただきましてありがとうございました。
私の実の病気につきまして恐れながら謹みてお伺い申し上げます。
夫(B・五十五歳)の歩き方が変だと感ずるようになりましたのが始まりで、
それからじりじりと右手右足の運動が鈍くなり、ついには全身に硬直がきまして八年になります。
三年前から着物も自分で着られないようになりました。
多年の豪飲のゆえとのみ思っておりましたが、医者は戦争疲労のためとも言い、血液検査しまして陽性とのことにてサルバルサン三、四十本打ちました。
その間カイロプラクチック指圧療法、鍼灸、温泉療法など続けてまいりました。
しだいにお尻が突き出て前屈みに膝がガクガクして中心が取れず妙な格好になってしまいました。
震顫(しんせん)麻痺の症状によく似ており脊髄癆(せきずいろう)のようでもあり、
口が吃(ども)り言葉がよく分かりませんので中風のようでもありますが、頭脳は分明しております。
(註 脊髄癆・・・梅毒に感染後10年以降に発生する変性梅毒の一つであり、脊髄後索の退行変性が原因である。症状は多様であり、電撃のような痛み、温度感覚の異常、知覚の異常、歩行障害および膀胱(ぼうこう)や直腸の障害などを伴う。)
知覚神経が過敏で運動神経麻痺のため起居動作が困難であります。
頭、口唇および手先が痙攣しており口唇近く耳を寄せますと、歯がカチカチと鳴りますので、実に気持ちが悪うございます。
また少しの物音も気になって、一時二時でないと就寝せず、敷蒲団の位置と厚み、敷布の継のある場合の位置、枕の位置、堅さなどいつもと異っていますと、元通りになるまで気にしております。
血圧は低く首、肩、腹、腰、足、鼠蹊部、手足などコチコチに固く、顔および足の甲が浮腫んでおり、御浄霊をいただきましてより一週間目より死相が表われていた状態がなくなりました。
また夜は小便が何回となく催していましたのが、遠のいてきましたことと、ちょっとした刺激にも体中苦になって、一睡もしない夜が幾月か続いておりましたのが、このごろはそれほどのことはなくなりまして、まことにありがとうございます。
現在は御浄霊をいただきまして半年余りになりますが、このごろはだんだん全身の力が抜けていくような気がすると申しておりますが、日に一度は二、三丁のところをソロリソロリ散歩しまして、他は腰かけたり、ねたりしております。
また就寝しますときはえびのように足を曲げてねるのですが、そのうちに足の股関節が痛くなり、仰向けになると股関節の痛みは取れて今度は腰が痛み、左に向くと腰の痛みは除れて左肩が下に押さえられるため、そこが痛くなります。
また掛蒲団の重さをたいへん気にいたします。
右謹んで原因および御浄霊の急所を御教え賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「原因は薬毒であり、逆中風であるから、浄霊によって薬毒の減るだけ治ってゆく。
急所は触って熱のあるところ、痛み、無感覚、凝りのあるところをやればいい。
特に首のまわりの固まりを溶かすことである。」
明主様御垂示 「龍神の憑依による中風類似の意識朦朧に対する浄霊の急所」 (昭和28年7月1日)
信者の質問
「○○進(六十一才)二十七年人事不省となり、一ケ月後に快復いたしましたが意識朦朧とし、食事進まず、痙攣の発作があります」
明主様御垂示
「中気が起こったのでしょう。普通の中気です。現在はどうですか。」
信者の発言
「浄霊すると天帝が冷たくなり、全身が熱いと言って、一日に三升くらいの水を飲み、小便は少量ずつ一時間に三回くらいで、膿のように白い尿が出ております。
時々霊が憑ったように左のほうを向き「お客様がくる」と言うそうです。
若いとき肺病、淋病をしたそうでございます。
吐く息がくさく、また体臭もくさくございます」
明主様御垂示
「信仰にはいったのはいつですか。」
信者の発言
「二十年に入信、二十三年に大光明如来様を御奉斎いたしております」
明主様御垂示
「所はどこですか。」
信者の発言
「名古屋でございます」
明主様御垂示
「これはよほどメグリがあります。
どういうことで信仰にはいったのですか。」
信者の発言
「娘が肺浸潤でございました」
明主様御垂示
「お蔭があったのですか。」
信者の発言
「一旦よくなりましたが、死亡いたしました」
明主様御垂示
「なぜ信仰にはいったのですか。
治らないうちに信仰にはいったのでしょう。
それは信仰にはいると治ると思って信仰にはいったのですか。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「信仰にはいってから死んだ人がありますか。」
信者の発言
「二十二年に長女が、二十三年に次女が死亡いたしました」
明主様御垂示
「その人を信仰に入れたのは誰ですか。」
信者の発言
「瀧先生でございます」
明主様御垂示
「信仰にはいってからそうとう手柄がありましたか。
つまり他の人を導くとか、そういうことはありましたか。
信者を作りましたか。」
信者の発言
「ただ今では七、八十名になります」
明主様御垂示
「それはあなたがですか。あなたは支部長ですか。」
信者の発言
「教師でございます」
明主様御垂示
「あなたは本人の奥さんですか。
これは普通の中風ではなく、霊的がからんでます。
名前が悪い、というよりか良過ぎます。
最初起こったときと今は同じですか、少し良くなってますか。」
信者の発言
「少し良くなっております」
明主様御垂示
「どこか見当が違っているのでしょう。手はどっちがブラッとしてますか。」
信者の発言
「手はブラッとしておりません」
明主様御垂示
「では中風ではありません。
龍神です。
ここ(延髄)に固まりがあります。
それで血管が圧迫されて頭が貧血しているのです。
そこを浄霊したら治るはずです。
溶け方が足りないのです。
力がはいってるのではないですか。
力がはいると治らないから、力はできるだけ抜かなければいけません。
つまり脳に行く血管が圧迫されて貧血しているのです。
そこに、この人にいる霊が上がるのです。
そうすると意識が不明になって、トチるのです。
ここに一番固い所で骨みたいな物がありますから、そこを向こうまで通すような気持で浄霊するのです。肩は張ってますか。」
信者の発言
「たいして張っておりません」
明主様御垂示
「もっともここの割に肩は張ってない人もあります。
ここがそうとう溶けさえすれば治ります。その溶け方が悪いのです。
どの病気でもそうですが、浄霊の霊力の強い弱いによって治る治らないということがあります。
その霊力というのは力を抜くほど強くなるのです。
ですから力を抜くことが大事です。
本当に力が抜けるようになったらたいしたものです。
あとはその人の信仰の深さによって霊力が強くなります。
ということは智慧証覚が根本です。」
明主様御講話 「心臓病は肩を主に浄霊すべき」 (昭和28年7月5日)
「この前にも「結核を治すには肩をやるのが一番だ」ということを言いましたが、
これは結核ばかりではなく、心臓病なども必ず左の肩が凝ってます。
ですから心臓病はやっぱり肩の病です。
この肩の固まりが少しずつ溶けて下に垂れて行って心臓の付近に固まって圧迫するのです。
ですから心臓病は肩を主に浄霊すればよいのです。」
明主様御講話 「胃病患者は肩が張っている」 (昭和28年7月5日)
「それから胃病の人は必ず肩が張ってますから、それを浄霊すると必ず食欲が増すということはそういうわけなのです。」
明主様御講話 「中風患者は首のまわりに固まりがある」 (昭和28年7月5日)
「ただ肩に関係のないのは中風だけです。
これはむしろ肩の柔らかい人が多いのです。
というのは肩の柔らかい人は健康ですが、中風というのは健康な人ほど起るのです。
弱っている人には起らないものです。
結核で痩せた人というのは決して中風は起るものではないので、
中風というのは、かっぷくのよい脂ぎった血色のよい人に起るものです。
その代わり中風の人は頸のまわりに必ず固まりがあります。
それは右か左です。それから後頭部ですが、これも右か左にあります。
つまり毒素が下に行くべきが、上に行ってそこに固まってしまうのです。
これはその人の職業的の体の使い方によってそこに固まるのです。
そうしてこれが急に溶けてきて頭の中にはいるのが脳溢血です。
そうして右が凝っている人は左の手足がブラブラになるのです。
中風だけは肩でなく、今言う頸の固まりです。」
明主様御講話 「息切れの浄霊の急所」 (昭和28年7月15日)
「その場合に毒の性質によっていろいろに違います。
早く溶けて下りるのとそうでないもの、これは毒の重い軽いという意味もあります。
それで重いのは早くいかないからして遅い。
遅い時に、人間は使う所に固まりやすいのです。
ですから浄霊を始終やっていると、肩の神経を使うからどうも腕に固まりやすいのです。
それから割合に背中に固まります。
それからそれがだんだん下がって行って腰に固まります。
これが息切れの原因になります。
背中から脇の下、肋間が息切れの原因なのです。
それから喘息の原因にもなります。
だから喘息といっても頭や頸のまわりに非常に原因がありますから、そのつもりで浄霊することです。
それからこの間一度言いましたが、尾てい骨の付近に溜まった毒素のために、それが息切れの原因になります。
よく、歩いて息の切れる人、特に坂などを上って息が切れる人は、尾てい骨の付近に溜まった毒素のためなのです。
というのは腰が重いから、それにつれてやっぱり足が重いのです。
そうすると骨が折れるから息が切れるというわけです。
私はこの年でいて山や坂を上るのに非常に速くて、若い者より速いくらいです。
ですから若い者でも弱い者がいると私の方で加減するくらいです。
というのはなにかというと、私は始終腰を浄霊してますから、腰が非常に軽いのです。
つまり坂などを速く上れないということは息が切れるためです。
というのは、腰が痛んだり圧迫されたりするためです。
そのために骨が折れて息が切れるのです。
そういう人は腰の真ん中の所を自分で浄霊するとよいです。
そうするとウンと良くなります。
ですから、汽車や電車に乗る時には人より先に乗れるくらいでなくてはならないのです。
そう言うと意地が悪いようですが、そうではないので、今の人は腰が重いから敏捷にゆかないのです。
それでこっちは腰が軽いから体が敏捷に運ぶから、人よりか速く乗れるわけで得です。
しかしこれは自然ですからしかたがありません。
人を押しのけるのでなくて、先がノロイからこっちが速くなるのです。」