浄霊の急所について 20 (各論)


明主様御垂示 「腹痛と肩こりが同時に起きる患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年5月25日発行)

信者の質問
「私は昭和二十一年秋入信させていただき、御屏風観音様は二十二年の春、御神体は同年秋御奉斎させていただいている者でございます。

二十四年の春、わずか三日の腹痛で母親(信者)が死去いたし、そのふた七日夜、突然腹痛をいただきました。(死亡した母と同様の症状)

十日間ほど苦しみ、とうとう周用が気をもみますので注射を打ちました。

それ以後毎月一回くらいの割合で、腹痛の御浄化をいただき、四カ年間続いております。

胃部の激痛で一週間か十日くらい痛み続けます。

痛みがやむと、まことにあっさり平常の元気にかえります。

初め三、四回医師の診断を受け注射を打ちました。

しかし、腹痛にはなんの反応もなく、申し訳なさにやっと気づかせていただき、お詫び申し上げて、以後いっさいやめております。

腹痛が始まりますと、右肩がたいへん凝ったようになり、多少の痛みを感じます。

私たちが至らぬためか、私の妻がたびたび母の夢を見ます。

本年一月十三日には、母の体一面紫色にはれて「これでもか、これでも解らんか、薬毒だよ、薬毒だよ」と言うような、きつい夢を見せられました。

御守護により、最初のような猛烈な痛みはございませんが、四年間という、かなり長い間、ほとんど同じような腹痛を繰り返しておりますので、なにか霊的ではございませんでしょうか。

もし霊的ならば、いかがさせていただけばよろしゅうございましょうか。

また他になにか間違いでもございましょうか。御教えのほど謹んでお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「薬毒である。この人は肩から背中に固まりがあるから、そこを気長に浄霊すれば必ず治る。」




明主様御垂示 「台湾坊主の浄霊の急所」 (昭和27年5月25日発行)

信者の質問
「昨年十月ごろより左耳後ろより少しずつ脱髪しだし、昨年四月ごろまでにすっかり全頭脱髪してしまいました。

その間に早くぬけた所は先を切ったような荒い毛が生えてきておりましたが、

それも四月ごろまでにはすっかりぬけ、夏ごろより色のない、うぶ毛が全頭に生えてきましたが、いっこうに伸びず、色も出ないので困っておりました。

御浄霊は昨年十月中ごろよりいただき、御守り様は十二月の初めにお受けして毎日御浄霊をいただいておりますが、

四月現在いくぶん手ざわりが荒くなり、かすかに色が出だしたかしらと思う程度でございます。

脱髪し始めました一昨年の十月には、前の年から婚約も整い、挙式を待つばかりになっておりましたところへ側から邪魔が入り、

無理に婚約を解消させられ、とても苦しんでおりましたので、

それがショックになったのではないかとも思っているのでございますが、いかがでございましょうか。

御浄霊は主にどこをさせていただきましたらよろしゅうございましょうか。

なお、お道に入るまでの治療として殺菌消毒に重きを置いてまいりましたのでございます。」


明主様御垂示
「これは俗に台湾坊主という病気で、浄霊は頭を主としてすればよい。

ふつうは二、三カ月で治るものであるが、殺菌消毒をしたため治りが遅くなったのである。

しかし、一、二年かかると思えばよろしい。」




明主様御垂示 「部分的視覚障害の浄霊の急所」 (昭和27年6月1日)

信者の質問
「正面五寸ほどにいきますと見えなくなりますのは・・・」


明主様御垂示
「瞳の中に毒があるんです。目の玉の前か後にあるんです。

目はここ(後頭部)ですよ。真ん中のところね。すべてそうです。

盲はここに毒があるから、これを取ればどんな盲でも見えてくる。

それから正面だけ見えて横の見えない人があるし、横が見えて正面が見えない人もあるし、それは目の玉の毒によってそうなるんだからね。」




明主様御垂示 「熱のある所を浄霊すればいい」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「IN(三十六歳・女性)。昭和二十年九月ごろ、肋膜炎、血の道、子宮病、発病三カ年間医療を続けましたが効果なく、

昭和二十二年御浄霊により御守護をいただき、同年入信させていただきました。

大光明如来様、御屏風観音様、ともに御奉斎させていただき、

日々人類救済、お導き、御奉仕に微力ながらお手伝いさせていただいております。

昭和二十四年腹膜の御浄化も一カ月で楽にさせていただき、

二十七年一月になって、息切れ、発熱、咳痰激しく、床につくようになり、

現在は立ったりいたしますと咳痰が特に激しく、背中が重だるく鈍痛があり、左半身が特に浄化いたし、

延髄、胸部、子宮に熱があり、胸部は左右両側とも押すと痛みを感じます。

鼠蹊部、子宮付近を御浄霊いただくと、首肩が凝ってまいります。

最近になって腹部の御浄霊をいただきますと、丸い玉ようの物が二ツ三ツ上下に動き、

水泡のごとくブツブツと鳴ってどこかに隠れて分からなくなります。

月経は四月より止まり、衰弱は増してまいりましたが、

食事はお茶碗に軽く二杯程度一日三度いただきます。

主人は養子で当家の後を継ぎましたが、昭和二十年六月戦死、養父は病死、養母は昭和十一年六月倉の軒下で縊死を遂げております。

男の子供は三歳にて昭和十八年三月死亡いたし、主人と一緒に葬ってあります。

なお同居しておりました主人の生家の母が、私宅で昨年死亡、御位牌も祀っておりますが、

生前私方の畑で蛇を殺したことがある由でございます。

井戸は家の中にあり、かつて下水の水溜め(深さ八尺くらい)を埋めましたが、

御浄化中蛇とナメクジの夢を二度見たことがございます。

現在娘二人(ともに入信)と三人暮らしにて、売り食い生活の状態で、いままで三人交互に御浄化をいただいておりましたが、

私が今回の御浄化をいただきましてからは、娘二人とも元気でございます。

このことなどと霊的関係がございましょうか、御浄霊は熱のある所をしていただいておりますが、一進一退でございます。

御浄霊の箇所を御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「この人のいろいろな病気は、全部薬毒の浄化である。

霊的も少しはあるが、それは気にするほどのものではない。

熱のある所を浄霊すればいいのであるが、施術者は力が入りすぎるように思うから、できるだけ力を抜くことである。」




明主様御垂示 「熱のある所を浄霊すればいい」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「HM(長男、昭和二十五年十一月二十三日生)の浄化につきお伺いいたします。

生後約一年半になりますが、現在五、六カ月くらいの大きさで、頸がグラグラいたし、

後頭部に大豆粒くらいのものが二、三個、両脇下に梅干くらいのグリグリがあり、

両手指は胸の辺りに固く握り締めて開こうといたしません。

脚も横に開こうとせず、左脚はたいてい膝から半分くらいの角度で曲げていて、未だ坐ることも寝返りもできません。

生後四十日ごろより全身に疥癬の御浄化をいただきつつ現在まで続いています。

当初は比較的に肥えていましたが、昨年の夏ごろより笑顔を見せませず成育も停まったようでございます。

現在は顔以外のところはまだブツブツがあり、特に手指は悪臭強く、両足は甲底とも腫脹し、ところどころ排膿いたしております。

歯は上下各四本ずつ生えていますが、米の粉を練った乳代用のほかは食物を与えても歯を強く食いしばってぜんぜん食べません。

生歯後現在まで酷く歯ギシリをいたします。

出産の際、つねづね気やすい助産婦で任せてくれと言っておりましたが、アッという間に注射を一本いたしました。

不注意に任せて注射を為したことを知り、誠に申し訳なく伏してお詫びをいたしております。

なお両親とも再婚。前関係は生別。

父親は十四、五年海軍生活にて直接殺人はいたしておりませんが、

二、三度陸海戦闘に従って部下も十数名戦病死いたしました。

内地でスッポンと鰻を道楽に捕ったことがあり、

また戦地で鼠を数百匹生け捕らせて虐めたことがあります。

父親の叔父は昔の教職中三十二歳にて謡と舞をなしながら死亡したそうですが、

後息子が一人あって何年かに一回墓参する程度で、母親の兄は今次戦死いたしております。

畏くも出張所のお許しをいただいており、双方の実家には御屏風観音様を奉斎いたしております、

なお本部別院などに参拝の前後と拝受品をいただく前後には、たしかに浄化を強くいただきます。

謹んでお伺いいたします。」


明主様御垂示
「この子供は薬毒と霊的と両方である。

身体を触って熱のある所を、浄霊すればいいが、治るにしても、数年以上かかるから、そのつもりになさい。

また大いに信仰を励んで人助けをすれば、それだけ早く治る。」




明主様御垂示 「苦痛のある所を浄霊する」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「私は二十歳のころより、尿が近くなって一日の中に十数回あるようになりました。

軍隊に入ってからは、淋病だと言われて三回入院、六〇六号や漢方薬、淋病に関する薬剤を多量使用いたしておりました。

おそらく注射だけでも何百本でございましょう。

それからは少し良くなったように思いましたが、なんだか首が締めつけられるような気がしまして、不快でなりませんでした。

それが入信いたしまして約二カ月後には完全に治っておりました。

私は以前軍隊のとき支那で牛の首を日本刀で切り落としたことがありましたので、その牛の霊のためではないかと想像してもいました。

ところが今年の正月より、膀胱および尿道付近に不快を感ずるようになり、特に労働時には尿道に激痛を感じます。

そして左の腰がときどき痛みます。

現在はときどき教師の方に御浄霊をいただいておりますが、御浄化は漸次増してくるように思われます。

御浄化の激しいときは、尿道にむずかゆみをひどく感じ、仕事もできかねます。

部屋に座っていて動かなければ非常に楽でございます。

私の御浄化は淋病の薬毒の御浄化だと思っておりますが、苦痛は永続的で日々不快な生活に悩まされておりますので、

このような苦悩から一時も早く脱出したいものと念願のあまり、御浄霊の急所など御垂示いただきたく存じます。

なおこのほかに四年前腰骨カリエスだと医診されましたが、これは放任いたしておりましたら、なにごともなく治りました。

また十九歳ごろ蓄膿症にて鼻の手術もいたしております。

二十三歳のとき胃下垂、二十八歳のとき痔の手術もやっております。

また左脇、腰に大きな腫れものが出たことがありましたが、そのときは吸い出し薬を使用いたしました。」


明主様御垂示
「この人は医薬の被害者である。

今後もいろいろ苦痛が起るから、そのつもりで苦痛のある所を浄霊すれば、わずかずつでも薬毒が減るので、それだけ治ってゆくのである。

しかしずいぶん薬毒が多いから、よほど長くかかる覚悟をしなさい。

牛の霊は関係がない。」




明主様御垂示 「子宮癌患者に対して浄霊箇所は苦痛の所だけとした事例」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「主人は一昨年七月に入信いたし、続いて私は八月に入信させていただきました。

昨年二月、光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいています。

入信前、子宮にただれがある由にて塗布薬を十回ほど注入いたしました。

一昨年十一月子宮癌と診断を受け、それ以後右医療を受けず、ずっと今日まで御浄霊をいただいています。

診断を受けて後(御浄霊いただきはじめてより)十カ月目より腰部に痛みを覚え、だんだん痛みはきつくなり、七カ月間激痛に苦しんでいます。

昨年十一月より御浄化中なれど御里へ布教に出させていただいています。

布教にまいりその翌日、お蔭をいただき十回ばかり親指大の血塊が出ました。

下りものは癌と診断されます前よりいたしています。

一時は悪臭がございましたが、ただいまではありません。

また一回一尺くらい連なったヌラが出ました。

前夫は医者をしていまして、七カ年前、出血性黄疸にて死亡いたしました。

前夫の子を八人出産時、病院にて洗浄消毒を百四、五十回しています。

なお四カ月目に二人の子供を下ろしています。そうとう酷い痛みですが、霊的の関係がございましょうか、また御浄霊の箇所を御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは霊的でもなく癌でもない。

ことごとく薬毒のためであって長くはかかるが、必ず治るから安心しなさい。

浄霊箇所は苦痛の所だけでよろしい。」




明主様御垂示 「腰を殴打して死んだ祖霊の怨念による足の先天的障害に対する浄霊の急所」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「私は脳溢血で倒れ、御教えのお道で救われ、昨年入信さしていただき、御屏風観音様奉斎さしていただいておりますが、

今年生まれた孫が先天的な極度の内足飛症(両足)で大きくなっても歩行ができないほどです。

この子供の上(五歳)も生まれながらに腰(大転子関節)が脱臼しておりました。

こうして二人の孫が二人とも生まれながらに足ばかり障害者になって生まれるということは、なにか霊的に関係あるものでございましょうか。

私の家は近所ではたいへん古い家で八代目くらいです。

二代目の先祖の弟は心中(水死)して無理死しており、六代目の長男は馬より落ち急死(二十九歳)その後三代引き続き長男が二十九歳で若死にしています。

あまり不幸が続きますので、以前お伺いを立ててみますと、いつも「家の屋敷に昔の松平家の姫の墓がある。その姫様のおすがりだ」と言われますが、右のようなことともなにか関係がございましょうか。

そして孫の内足飛病は御浄霊を続けさしていただいてお救いいただけましょうか。

浄霊の急所を御教示いただきとうございます。」


明主様御垂示
「姫の霊とは関係がない。

これは祖霊の一人が、だれかの腰を殴打して死んだ霊の怨念が原因である。

浄霊は尾てい骨を中心にすれば、長くはかかるが必ず治る。

ただし力は入れないようにしなさい。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による精神病に対する浄霊の急所」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「私の妻、TY(二十七歳・女性)。昭和二十二年より精神異常を来し、

昭和二十三年二月より御浄霊をいただき、二十四年八月ごろより正常となり、

私は昭和二十三年三月、本人は二十四年八月に入信。

二十三年六月光明如来様、二十五年御屏風観音様を御奉斎、以後なんら変わるところなく感謝のうちに今日に至りましたが、

本年四月末ごろより胸、下腹に痛みを感じ御浄霊にて楽にしていただきましたが、

その後、物を考えるに考えがまとまらず、支部月例祭(五月十一日)の夜、帰宅後家にて御浄霊中腕がだるくなり、

それが治ると胸につき上げ、それも治ると大きくアクビをなし、翌日は顔色に血色を見ましたが、しだいに青味を帯び、

現在は家の光明如来様にお参りするも大儀がります(お参りするときは祝詞、御讃歌も一緒に奏上します)。

悪いときは物を問うも即答できず、暫時考えても自己の考えがまとまらず、

御浄霊は主に前頭部を中心にしておりますが、なにとぞこの原因および浄霊の箇所について御垂示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「死霊が憑っているので浄霊の急所は首のまわり、特に延髄部、淋巴腺部に固結があるから、そこの所と、前頭部を気長にやれば治る。」




明主様御垂示 「結核により食欲のない患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年7月1日)

信者の質問
「妊娠六カ月にて子供四人あり、結核の大浄化をいただき妊娠を気付かず、若いときから六神丸を服んでおり、アデノイドの手術をいたしております。

妊娠直後より声が出なくなり、最近痰が出ますと咽喉が痛み、食欲はあっても食べられず、御浄霊後は楽ですが痰を出しますと痛みます」

明主様御垂示
「痰に毒があるんです。」


信者の質問
「砂糖水で痛みを止め、いろいろ工夫して食べさせておりますが、砂糖水を飲ませますことはいかかでしょうか」

明主様御垂示
「構いませんよ。」


信者の質問
「過剰になるということは・・・」

明主様御垂示
「しかたがないでしょう。」


信者の質問
「あまり砂糖を摂りますと食欲が劣りますので・・・」

明主様御垂示
「劣ります。

砂糖をあんまりやると、蛔虫が非常に威勢を良くする。

御霊紙を小さく切って飲んだら良いでしょう。

妊娠してからそうなったんですね。」


信者の発言
「もともと体が悪く、本場の中国の六神丸をずいぶん服ましております」

明主様御垂示
「こういう所(頸部)・・・どこから出るか、まあやっぱり胃です。胃のほうから出るんです。」


信者の発言
「右の肩甲骨の下に・・・」

明主様御垂示
「背中と胃腸と、だいたいここ(頸部)です。固まりがあるでしょう。

それとここ(咽喉)です。

妊娠してからいろんなことが起るのは、そこに宿った霊が親よりもきれいなんです。

それを平均させるために親の汚い物が浄化されるというわけです。」




明主様御垂示 「両目の周囲が黒くなる病気に対する浄霊の急所」 (昭和27年7月1日)

信者の質問
「三十九歳の婦人でございますが、春から夏にかけて両眼のまわりが黒くなりますが、どういうわけでございましょうか」

明主様御垂示
「よくありますよ。それは毒血があるんです。」


信者の質問
「御浄霊はどこを・・・」

明主様御垂示
「やっぱりそこのところをやれば良い。」


信者の質問
「目のまわりと延髄で・・・」

明主様御垂示
「それは黒いところだけで良いのです。

それだけの毒血がそこに寄ってくるんです。

よくそういうのは淫婦(いんぷ)だとか言いますね。」