浄霊の急所について 18 (各論)
明主様御垂示 「アルバジル、ゲンノショウコ中毒患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月27日)
信者の質問
「AH(四十八歳・女性)幼少より腹痛にてクミチンキを十歳ごろまで常用いたし、二十四歳で結婚、二十五歳で女子を分娩。
それより病弱にてアルバジル大瓶二本半くらい服用いたし、家が薬種屋でありましたために、
その他種々の薬を多量に服用し、ゲンノショウコも二、三年常薬として続けております。
二、三年前ごろより腰部に御浄化をいただき、一進一退でございましたが、
昨年十月ごろより激しくなり、本年に入り多量の痔出血があり血痰を出しております。
最近は体に浮腫みがあり、全身苦しく、痰の出方も困難でございます。
食欲もなく一日に半杯くらい二回程度で、衰弱も加わってまいりました。
夜は特に腹が張り眠れません。
御神体、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。
御浄霊の重点を御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「アルバジルは悪いですよ。アルバジルで死ぬ人は随分ありますよ。
ゲンノショウコも悪いな。
しかし、この人は良く生きてますね。
よほど生まれつき丈夫な人ですよ。
これだけやって、生きているんだからね。
これは、浄霊の重点というのはないんですがね。
つまり薬毒ですからね。身体全体ですがね。
ただ、ゲンノショウコだけは、お腹ですよ。
しかしゲンノショウコの中毒というのは、しつこいものですよ。
だから、問題は衰弱だけですね。
御浄霊するだけは薬が減っていきますから、それだけは良くなっていきますが、しかしそのために食欲が減ったりするからね。
どうしても衰弱するから、それを堪えきっていけば治ります。
衰弱で負ければ、どうも危ないですがね。
で、それは結局薬の分量にありますからね。
だから、見当つかないですね。
私が薬を服ましたのなら解りますがね。
おまけにゲンノショウコやアルバジルなんてのは、ごく質(たち)の悪いやつだからね。
お腹が張るなんてのは、いったん薬が固まったのが溶けてくるんですからね。
まあ、小便の出が良いといいんですがね。
お腹と腎臓・・・ここをよくして・・・それを主にしてやれば良いですね。
そうすれば食欲が増えますから、衰弱が少なくなるから、まあ・・・一番良いわけですね。」
明主様御垂示 「延髄、後頭部の凝りから発熱症状になった患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月27日)
信者の質問
「WH(四十三歳・女性)二十五年二月発熱し腹に固まりができ、延髄から後頭部に上って、凝りが激しく、ぜんぜん食事も入らない状態でございましたが、
十二月に御救いいただき、夫婦とも入信させていただき、昨年十二月御屏風観音様をお祀りさせていただきました。
半年余りたいへん健康に暮らさせていただきましたが、秋ごろから横に寝ると咽頭部が詰まるようで、頭に凝っていく気がいたしました。
二十六年十一月(前年発病と同日)血痰を五勺ほど吐き、それ以来毎日四十度近い発熱が現在も続いております。
特に咽喉のまわりに、もっともあるように思われます。
肋間、背部、腰が痛み、ねばい唾がひっきりなしに出ます。
大小便の排泄は少なく便秘しております。
御浄霊は毎日続けております。
また、次男は四歳で、一週間ほど患い口から血の固まりを吐いて死にました。
実父は腹膜炎、母は脳溢血で急死いたしました。
このこととの霊的関係がございましょうか。
またどこを御浄霊させていただきましたらよろしいでしょうか。
なお、昨年十一月ごろ、町会よりもらって天井に貼っていたお稲荷さんのお札を元に返したことがございますが、右と関係ございましょうか。」
明主様御垂示
「こういう便秘はかまわないです。
どうしても・・・熱で乾くのと、食欲が減るから、便秘してもかまわないです。
誰が浄霊しているんですかね。見当違いだね。
右と関係・・・これは関係はありませんよ。
これは無論薬毒ですよ。
こういう人は、ここ(頸部淋巴腺)から熱が出ますからね。
ここ(頸部)がどちらかが腫れてますから、これを良くやって、その次は延髄のどっちかが腫れてますから、それをやって、それで熱は減りますがね。
もし減らなかったら、浄霊に力が入るんだ。
力を抜いて、そこをやれば、熱はだんだん減って、それで治っていきます。
たいしたものじゃないですね。
肋間、背部、腰・・・これは、そこをやれば割合に簡単に治っていきます。」
明主様御垂示 「馬の伝染性貧血症に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月1日)
信者の質問
「北海道で、六十頭の馬を持っておりますが、伝貧(でんひん)と言う病気で倒れます。
蚊や虻(あぶ)の媒介といっておりますが、これに罹りました馬はどこを御浄霊いたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「伝貧なんて初めて聞きましたがね。やっぱり、何か原因があるでしょうね。」
信者の発言
「化学肥料の藁を使うためで・・・」
明主様御垂示
「無論、そういった原因が・・・生まれてから何か注射をするんじゃないですか。」
信者の発言
「予防注射をいたします」
明主様御垂示
「それですよ。普通じゃ絶対そんなことはないですよ。
ちゃんと育つように神様が造ってあるんだから、病気になるのは、人間が原因を作っているんだからね。
予防注射ですね。病状は・・・」
信者の発言
「トロンとして眠りたがります」
明主様御垂示
「じゃ、馬の頭だね。頭からたてがみですね。」
信者の発言
「私のほうでは、頭と全身をいたしまして一ヵ月で治りました」
明主様御垂示
「やっぱり、それで良いわけだ。」
信者の質問
「伝染性貧血症と言うのでございます」
明主様御垂示
「それで解った。やっぱりそれで良いですよ。頭を中心にすればね。」
明主様御垂示 「結核の浄霊の急所」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「IN(二十七歳・男性)昭和十八年中学にて体格検査の結果肋膜を発見、一カ年休学療養いたし、二十年応召し、軍務中発病し、部隊内にて静養。
終戦後は自宅にて療養いたしました。
二十二年第一健康相談所にて気胸不能と言われ、
翌月右胸郭整形手術にて、肋骨八本切断。二十四年左充填手術をし、樹脂球十五個充填。二十五年マイシン四十瓶注射(衰弱したため)し、
二十六年腸結核とのことにマイシン十瓶注射し、以後吸入器、アストールを用い、マイシン二十瓶吸薬す。
今までに使用したマイシンは七十瓶でございます。
樹脂充填後約半年ごろより局部に微疼(びとう)を感じ、水分が生じたためとのことに、パス、チビオンを服薬療養いたしました。
充填部腫状で、その後空洞に豆粒大の穿孔を生じ、該部より出膿、爾来連続して出膿、現在に至っております。
御浄霊をいただきましてより、樹脂球二十個全部脱出いたしました。
その後孔は締まり血膿が少し出ております。
淡黄色の痰は少量となっております。
充填球脱出後は気分軽快となり、尿は濁りが減り、透明となりました。
また食欲も旺盛になりました。以上のような状態でございますが、御浄霊の重点御垂示お願い申し上げます。」
(註 マイシン・・・ストレプトマイシンのこと。ストレプトミセスの一種から得られる抗生物質。特に結核菌に有効で、以前は結核治療薬として用いられたが、難聴などの副作用がある。)
明主様御垂示
「樹脂・・・プラスチックの玉ですね。
マイシン七十本・・・随分金がかかったですね。
脱出・・・これは結構でしたね。
二十個・・・結構ですね。
この人はお医者で作ってもらったんだからね。
最初からうっちゃらかしておけば、とうに治っちゃった。
一生懸命に、いろんなことで病気保存と病気増加法をやっていた。
だから、これは薬毒ですからね。
今まで入れた薬を、できるだけ早く外に出してしまう。そうすると治るんです。
しかし、この人は結果が良いですね。治りますよ。割合に早く治りますね。
痰が出るのは結構ですね。血痰が出ればなお結構です。
ですから浄霊は、自覚症状がいくらかある所ですね。
そこを浄霊すれば良いんですからね。
頸から肩ですね。それから胸のまわり・・・そういう所を触って、熱のある所、そこに薬毒があるんだから、そこを浄霊すれば順調に治りますよ。
それから肺の空洞・・・玉を入れた所ですね。
そこもだんだん埋まってきますから・・・だんだんできてきますから、少しも心配ない。」
明主様御垂示 「脊髄カリエスの浄霊の急所」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「MH(八歳・男子)二十六年九月、三尺くらいのカボチャ棚より落ち、痛がりましたが歩行はできました。
その後いたずらをいたしましたので、左の大腿部を二、三回打ちましたところ、それより床に就き歩行不自由になりました。
医者には神経麻痺と言われました。
大小便をいたす気持ちがないために、尿道にゴム管を入れて出しておりました。
御浄霊は祖父より、発病二、三日後よりいただいております。
母親が入信のお願いをいたしますと翌日よりは、寝ていたしますと、大小便をするようになりましたので、ゴム管は止めました。
他の医者の手当ては受けておりません。
接骨医は、骨に異状はないと申します。
背中、腹部にいくぶん感覚が出てまいりました。
十日ほどして尾てい骨のすぐ上に床擦れができ、孔があき毎日多量に膿が出ております。
中心の孔は親指が入る程度で、骨が見えるくらいに深く、周囲は縦二寸、横一寸くらいで、膿が出ております。
食欲はあり、たいへん元気でございます。
光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。
霊的に関係がございましょうか。御浄霊の重点は、どこをいたしましたらよろしいでしょうか。両足は元の通りになりましょうか。」
明主様御垂示
「神経麻痺・・・病名については滑稽なんでね。
歩けないから神経麻痺に決まっている。
なんの神経麻痺とか、どこの原因という名をつけてくれれば結構なんですが、外部に現われた症状なんです。
それで、漢字を使ったりね。頭が痛いというのを、頭痛とかね。
その簡単な病名をつけてもらいたいために、随分病院に通うのがありますよ。
中には、病名だけつけてもらいたいと言うのがいる。
よく田舎の人なんかで、早く帰りたいんだが、せめて病名をつけてもらって、それから帰りたいというのがよくあります。
この子は脊髄カリエスがあるんですね。
で、腿を打った時カリエスの毒が、だいぶ腰に来ていたので、刺激でそこに寄ってきた。
それで、歩き悪くなった。腰を打ったためじゃありませんよ。
これは、この人の原因は違いますよ。
もし、腰を打ったためだとすれば、その時から痛がらなければならないですね。そうじゃない。
軽いカリエスのなにがあったんです。
孔があいて膿が出るんだから結構ですね。
これは治りますよ。その代わり、だいぶ長くかかるでしょう。
浄霊の箇所は膿が出る所、孔があいて膿が出てくるんだから、そこを浄霊すれば良い。
それから、腿の押して痛い所とか、熱のある所ですね。
そこは膿が溜まっているんだから、そこを浄霊する。それだけでだんだん治ってきます。」
明主様御垂示 「変死者の憑依による癲癇に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「OT(九歳・女子)赤ん坊の時、泣いて二、三回引きつけ、少し歩くようになった時
縁側より落ち左大腿骨を脱臼し接骨医にて全治したようでしたが、
爪先でチョコチョコ歩くために、すぐ転びました。
二十二年より御浄霊をいただき、現在は右へ右へと斜めに歩きます。
腰も手も後ろの方に出しながら歩きます。
子供の歩き始めのような状態でございます。
二十四年、光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。
祖母のお婆さんの兄弟で、男子(年齢不明)文久元年殺され、川へ石碑の重しをして投げ込まれた人があります。
位牌は家にお祀りしてあります。
祖母の兄は六歳の時友達に後ろから押され、水車に挟まれ死亡いたしました。
これも家にお祀りいたしております。
これは霊的でございましょうか。御浄霊の重点を御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊的ですよ。
一種の癲癇(てんかん)ですね。
それで、歩き方が変なんですね。これも、その霊ですね。
水車に・・・これらしいな。水車の方ですね。
死に方の具合がちょっと違うな。
これは土左衛門だから、土左衛門になって死んだんだから、やっぱり癲癇が、水ふくやつですね。
水車・・・これらしいですね。
ですから、これは前頭部の中を良く浄霊するんです。
そうして気長にすれば治るんですがね。
しかし、そうとう長くかかります。まだ数年かかるでしょうね。
そうして光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせるんです。
それから御讃歌とか祝詞を本人が聞くように・・・要するに耳に入るようにしてやる。
これは何宗旨ですか。水車に挟まれたのが祀られたのは・・・」
信者の発言
「宗旨は判りかねます」
明主様御垂示
「仏教の方でしょう。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「祀ってあるんでしょう。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「今言ったようにしてやれば、少しずつ良くなります。」
明主様御垂示 「狐の憑依による精神異常に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「KM(二十八歳・女性)二十歳にて結婚し、二十一歳で流産(三カ月)し、以後続けて三回流産し、
最後の流産の時は非常に難産で、熱が高く頭も重いという症状が長く続き、
医療にて注射や電気をかけましたが効なく、衰弱を増し、
地方で頼む御祈祷をいたし、そのうちに精神異常となり、だんだん重くなり、
そのころより医療を止め、祈祷してもらいましたところ、
氏神様のお稲荷さんの場所が悪いから、祀り替えした方が良いと言われ、
さっそく神主さんに頼んでお祀りしましたが効果なく、
他の人に見てもらいますと、お稲荷さんを移転したのが悪いと言われ、元の場所(家の裏)にお戻しいたしました。
二十四年一月、お道を聞き、御浄霊をいただきましたが、当時は本人は御浄霊を喜ばず、始めると立ち上がったりいたしました。
昨年十月、光明如来様を御奉斎させていただき、その後少しずつ良くなり素直にいただくようになりました。
食事をいたしますのに、少しずつ口に入れ、茶碗に出したり、口に入れたりしております。
蒲団の上でもかまわずに痰を吐きましたが、だいぶ良くしていただきました。
御浄霊は前頭部、後頭部、延髄部、腎臓部をいたしております。
これはいかなる霊でございましょうか。御浄霊の急所御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは、無論決まってますよ。
狐ですがね。そう悪性の狐じゃないです。
だから、割合に順調に治りますね。
注射も医療も、たいしたことはない。
で、急所は今やっている前頭部、後頭部、延髄部、腎臓部・・・これで良いですよ。
やっぱり、これもそうとう長くかかりますから、気長にやっているうちに、だんだん良くなってくる。
それから御神書、御讃歌・・・そういうものをできるだけ聞かしてやると良い。
そうすると早く治ります。
狐が改心するか、あるいは出て行くか、どっちかになりますからね。」
明主様御垂示 「底翳の浄霊の急所」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「HS(昨年十月入信・二十一歳・男子)生まれて三カ月目に頭にオデキができ、毒下しを飲みましたところ、
一カ年ほど下痢が続き、止まると同時に目が悪くなり、お大師様にお伺いいたしますと、体毒と衰弱のためで膿底翳とのことでございました。
五歳、六歳、七歳の時に両眼とも手術をいたしました。
現在遠くの大きな物は見えますが、近くの小さい物は見えません。
御浄霊はどこをいたしましたらよろしいでしょうか。
(註 底翳・・・眼球内に障害があって物の見えなくなる病気。ひとみの色によって、白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)・黒そこひ(黒内障)とよばれる。)
明主様御垂示
「底翳(そこひ)というのは、みんな膿なんだからね。毒下しだね。
この毒が・・・下痢というのは、その毒下しの毒ですね。よほど強いものですね。
これが止まると同時に ・・・と言うんだから、毒が目に来たんですね。
その時分本を読むかなにか、目を使ったんです。
これは作った病気だ。たいした手術じゃないんですよ。
これも無論良くなるんですがね。これは治らないことはないですね。気長にやれば治りますよ。
たいした手術してないからね。
浄霊は、一番肝腎なのは、後頭部の真ん中ですね。
目はここが元なんですからね。
これは何の目でもそうですね。近眼でも乱視でもね。
後頭部から下がった真ん中の所ですね。
ここが、一寸丸くらいの所が、目の一番の急所なんです。
あとは、目の外からやって、ここ(後頭部)と・・・それが急所ですからね。
あとは頸のまわり、肩と・・・無論固まりがありますから、そこを浄霊する。それで治りますよ。」
明主様御垂示 「嬰児の憑霊によるひきつけに対する浄霊の急所」 (昭和27年3月6日)
信者の質問
「STの次男(三歳)先月二十五日より三十八、九度の熱が出、少量の下痢を日に三、四回いたしておりましたが、
二十七日午後、急に引きつけを起し、その日は夕方まで遊びましたが、熱はあまり変化なく、
二十八日よりはまったく食欲がなくなり、ただわずかに水を一口ほど、日に十数回飲む程度でございます。
一昨日の二時ごろより、夢中で大声で「母ちゃん」とか「赤ちゃん」と叫び、あやしても受けつけません。
それからは、目つきに変わりはありませんが、歯軋(はぎし)りのようなことをし、また手を噛むようなことをいたして暴れます。
平素より肩が固く、気短かで、気に入らないと手当たりしだいに物を投げたりいたし、気難しい子でございます。
体にはさほど熱はございません。頭、主に後頭部、延髄に熱がございます。
また昼夜の別なく発作的に騒ぎます。これは霊的でございましょうか。」
明主様御垂示
「これは霊的ですね。やっぱり、死んだ赤ん坊の霊ですね。
身内になければ、親類とかなにかで、つまり迷っているわけですね。
これも祝詞、御讃歌を聞かしてやるんです。
そうして前頭部の中を浄霊してやると良いです。
それでだんだん良くなるわけです。」
明主様御垂示 「脳膜炎を浄化停止したために全身麻痺になった患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月6日)
信者の質問
「OH(十七歳・女性)生後六カ月ごろ風邪を引いて、以来高熱が続き、脳膜炎とのことで、注射や薬を続けました。
以来十五、六年間あらゆる治療、祈祷をいたしました。
整形手術をし、脊髄注射六本うっておりますが、なんの効果なく、長年寝たままにてダルマ同様でございます。
昨年夏より御浄霊をいただくようになり、私(父)が入信、御浄霊をいたしております。
私の父は三十年前に心臓病で死亡、母は昭和十八年脳溢血にて死亡、上の姉は大正九年、下の姉は昭和十七年脳病にて死亡。
そのため母は熱心な天理教の信仰をいたしておりましたが、母亡き後はお詣りしておりません。
私の家は臨済宗妙心寺派の檀家で先祖よりお祀りいたしております。
これは霊的でございましょうか。御浄霊の急所につき御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊的じゃありませんね。
つまり脳膜炎の時に、注射と薬で固めたんですね。
無論氷冷したに違いない。脳膜炎というのは前頭部の浄化ですからね。
ここを固めちゃった。そのために手と足が動かなくなったんです。
やっぱり、この因が中にあるんです。
あらゆる治療というのが悪いんです。これをしなかったらね。
おまけに整形手術・・・どこをやったんですかね。
脊髄注射六本・・・これも悪いですね。このために経過が悪いんです。
これがなかったら、脳膜炎なんてわけがないですよ。
これはぜひ治してあげたいですね。
急所はこの(前頭部)中ですからね。
この中に固まっているから、これをやれば良いんですが、力を入れちゃいけませんよ。力を抜いてね。
ただ、整形手術を、どういうふうにやったか判りませんかね。
これさえたいしたことをしてなかったら治りますね。
手足の筋でも切ったんですか。判らないですか。」
信者の発言
「足の麻痺した部分と、右足の付け根をいたしております」
明主様御垂示
「左は・・・」
信者の発言
「いたしておりません」
明主様御垂示
「左も動かないですか。
それじゃ、ここ(頸部淋巴腺)を中心にやって、
これ(頸部淋巴腺)に固まりがあるから、これをやってご覧なさい。
治るわけです。力を入れちゃいけませんよ。」
信者の発言
「光明如来様はまだでございます」
明主様御垂示
「それじゃ駄目だ。光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせるようにするんです。そうすると早い。
そうすると、下手にいっても、片っ方の杖ついて歩けるくらいにはなりますよ。」
明主様御垂示 「肺結核の浄霊の急所」 (昭和27年3月6日)
信者の質問
「HM(本年一月入信・四十三歳・男性)御神体はまだ御奉斎させて戴いておりません。
三年ほど前に肺結核で七カ月入院いたし、約八十本のマイシンと注射と薬を続け、退院後一年ほど薬を続けておりました。
昨年十月ごろより咳が多くなり、時々胸を締めつけるようになり、疲れると咽喉が詰まりあげますが、別になにも出ません。
体も重く感じます。
昨年十二月末より御浄霊をいただくようになりました。
御浄霊の箇所につき御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは薬毒ですね。今食欲はどうなんですか。」
信者の発言
「軽く二杯くらいでございます」
明主様御垂示
「衰弱は増すわけじゃないですか。増さないですか。」
信者の発言
「増してはおりません」
明主様御垂示
「衰弱さえ増さなければ必ず治りますよ。
ただ、これだけの薬の出るために、いずれ大浄化が起りますがね、まだこの人は薬が効いているんですよ。
薬がまだふつうなんですが、いよいよ・・・薬は抑えつけですからね・・・抑えつけが切れると、大浄化が起る。
そうすると熱、咳、痰ですからね。
今咳、痰が随分あると、そうすると衰弱の憂いがあるんでね。
けれども割合に、この人は芯は丈夫なんです。
だから気長にやったら治るわけですがね。
気長にね。毎日やっているんですか。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「毎日ほどでなくても良いですね。一週間に二度でも三度でも良いですよ。
それで、なるべく大浄化の起るのを延ばした方が良い。
そうすると、いくらか軽くなるからね。
それまでに減っていくからね。
一週間に二度か三度にしなさい。」
信者の質問
「御浄霊の箇所は、どこを・・・」
明主様御垂示
「引っ詰められるというのは、胸ですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「そうすると肋間の間に毒があるんだから、胸から背中・・・そういう所を押してみて、痛い所があったら、そこに固まりがあるんだから、それが胸を締めつける因だからね。
痛い所がなければ、熱のある所があります。
たいてい、そういうのは肋間だな。
熱がある所があるから、そこを浄霊すれば良い。
そうすれば、それは割合にわけなく治るんです。
あとは頸のまわりだな。
そこに固まりと、熱のある所があります。
それを浄霊する。それで治っていくわけですがね。」
明主様御垂示 「薬毒による失明に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月6日)
信者の質問
「KT(二十八歳・女性)頭痛や頸、肩が凝り、顔は常に赤く、怒りやすい性格でございます。
昭和二十五年十月ごろより、苦痛もなく眼がしだいに見えなくなり、
二十三日急に発熱し、耳下腺、延髄、後頭部が非常に苦しく、首が自然に前後に振れ、
頭の中がゴンゴン音がして、話し声が聞き取れず、脈拍は結滞し危篤状態でございました。
その後は眼は赤く腫れ上がり、涙が多量に出るようになり、幾日か続きました。
御守護いただき熱は下がりましたが、両眼は失明いたしました。
十二月六日髪を手入れしておりますと、一本残らず抜けてしまいました。
その後一カ月間は一日三、四回着物を着替える程度の発汗があり、解熱いたしましてより、白い毛が生えてまいり、
御浄霊をいただきましてしだいに黒髪に変わり、元通りにさせていただきました。
眼は瞳孔が白くなっており、視力はまったくございませんが、黒い水玉のご時ものが上がったり下がったりいたしております。
後頭部は重苦しく、御浄霊をいただきますと眼が痛み涙が出てまいります。
また時々下痢もいたします。
御神体、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。
なお、夢で赤い蛇を見ました。これは霊的関係がございましょうか、御浄霊の箇所御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「黒髪に・・・これは良いな。これは別に霊的関係はありませんね。
これは毒ですよ。薬毒が頭に固まっているんです。
それで毛が抜けて・・・その毒が固まっているんですから、これは治りますよ。
黒い水玉・・・これは目の悪い人は、必ずそういうことはある。
後頭部・・・頸と頭ですね。
涙・・・こういうのは必ず治りますよ。
それから、夢で赤い蛇というのは、蛇が救ってもらいたいんです。
それで、目でも白くなっている目がありますがね。
ああいうのは、きっと治るものです。
あれは、膿が固まっているんだからね。
だから安心して根気良く浄霊をやりなさい。
浄霊の急所は頭だからね。頭の中にうんと毒があるんです。
それから頸、肩ですね。その辺もありますからね。
それを浄霊して、それで良いです。二
十八の婦人ですね。
早く・・・急いで治さないと、結婚もできないことになっちゃう。」
明主様御垂示 「口、鼻から膿が出る患者に対する浄霊の急所」 (昭和27年3月7日)
信者の質問
「YY(昨年十月入信・二十歳・女性)両親も家もなく、光明如来様はお祀りいたしておりません。
口中、鼻腔、鼻の下より顎一面(以前は頸部淋巴腺、耳下腺より)に膿汁が十分間に盃に一杯くらい出ます。
鼻の付近に非常な激痛を伴いますが、御浄霊いただきますと少し楽になります。
一時は身動きもできず、食事も五日間ほどできませんでしたが、今は食事もでき、痛まない時には縁先に出られるようになりました。
御浄霊の箇所につき御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは、その膿汁が出る近所ですね。そこをやれば良いんです。
膿汁の出ている所と痛む所・・・これは簡単に分かりますね。
それから鼻。顎は額・・・前頭部ですね。
それが溶けて鼻に来る場合と、後頭部から延髄にかけてが、こっちに来る場合と、これ(額)が溶けてくる場合とあるから、その三カ所を調べてやれば良いんですね。」
明主様御垂示 「結核の浄霊の急所」 (昭和27年3月7日)
信者の質問
「EK(昨年十一月入信・三十歳・女性)五年前湿性肋膜炎にて、少量の排水とカルシウム注射十五本で、一時良くなっておりましたが、
昨年風邪が因で再発し、肺結核と言われ、絶対安静をいたしパス十日分服用いたし、
そのころより御浄霊をいただくようになり、一時たいへん良くなり外出もできるようになりました。
本年二月再浄化をいただき、吐痰激しく、食も進まず衰弱してまいりました。
発熱はあまりありませんが、激しい咳と多量の喀痰にかなり苦しんでおります。
喉頭に痛みを感じ、声も出ず、食事もできかねますが、咽喉が乾くと言い、水はかなり飲みます。
盗汗や痔も出ますが、衰弱はほとんどその極に達した感がございます。
兄は喉頭結核で、母は胃癌で死亡しております。
御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。
御浄霊の急所につき御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「やっぱり胸です。
胸から横腹、背中にかけて、触ってみると、熱の一番強い所に毒がまだ残っている。肋膜の水が固まってね。
そこを浄霊すればわけなく治るんです。
これは、教団の教師の人にはやってもらってないですか。」
信者の発言
「支部の教師が時々まいっておりますが、他は主人がいたしております」
明主様御垂示
「主人じゃ無理だな。やっぱり、商売人・・・と言っては変だが、浄霊の商売人がやらなければね。
グズグズしていると、これは死んじゃいますよ。
万一、商売人がやって、ある程度までいったら、素人で良いんですがね。
なんでもないんですよ。
肋膜の水が固まっているんで、それが溶けきらない。溶け方が悪いんだ。
それで衰弱しているんです。それと、食欲がないしね。
まあ、一週間くらい商売人にやってもらうんですね。」