浄霊の急所について 16 (各論)


明主様御垂示 「ひょう疽の浄霊の急所」 (昭和27年1月26日)

信者の質問
「本年二十七歳の女、昨年十二月、左手人差し指にひょう疽の御浄化をいただき、

あまりの激痛苦に御霊紙をいただき、四日間教会にて御浄霊いただき、御守護のお願いをいたしましてより、漸次快方に向かいました。

一月になり第一関節より爪もろともに取れてしまいました。

この場合は、どこを御浄霊いたしますればよろしいでしょうか。

また指先は正常になり、爪も元通りにさせていただけますもので、ございましょうか。

(註 ひょう疽・・・手足の指の皮下組織に起こる化膿(かのう)菌による炎症。強い痛みがあり、骨などに波及しやすい。)


明主様御垂示
「元通りになりますよ。爪なんかじきに生えてきますからね。

人間の体は良くできてますよ。

ひょう疽の因(もと)は、ここ(頸部淋巴腺)ですよ。

指をやってもたいした効果はない。

ここをやるとじき治る。みんな気がつかないが、良く覚えておくと良い。

先に私は言ったことがあるがね。

ここ(頸部淋巴腺)ですからね。

ここをやると、痛みなんかじき取れますよ。

ここ(指)をやっても、なかなか取れない。

この人は知らなかったのかね。

おもしろいように治りますよ。それから、治っていても、ここをやると爪なんかも早く生えますからね。」




明主様御垂示 「生来的視覚障害の浄霊の急所」 (昭和27年1月26日)

信者の質問
「TK(十六歳・女子)三、四歳のころ、手探りで遊んでいることから眼が不自由なのに気づき、

医診では生来、視力が弱いのだから近視、乱視と異なり眼鏡矯正はできないが、

成人して体がしっかりしてくるに従って良くなる。

それまで待つよりないと言われ、治療はぜんぜんいたしませず放任のまま今日に至りましたが、

視力は依然として弱く、時には、ほとんど見えないこともあり、就職も思うに任せぬ状態でございます。

眼以外には、体は丈夫で、体格もふつうで今日まであまり病気したことはございません。

家族三人入信。光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。

この眼は霊的でございましょうか。またいかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」

明主様御垂示
「これは霊的らしいですね。

前の世で、つまり死ぬ時に盲で死んだか、あるいは死ぬ時に目をやられて死んだかですね。

ぶんなぐられたりして・・・撲殺で目をやられたかですね。

とにかく、なにかで目をやられて死んだ霊ですね。

それが霊界で治りきらないうちに生まれ変わってきた。

これは治らないことはない。治るんですがね。

ただ、こういうのは長くかかるんでね。


それから、よく・・・ぶんなぐられたりしていると、後頭部をやられて見えなくなっていることがあるからね。

たいてい、前をやられて見えなくなるということはないですね。後ろですね。

それで、後ろがふつうじゃないですよ。

固まりがあることがある。

それを浄霊して取るんですね。

そうすると、ふつうになるかどうだか解らないが、不自由がない程度には治りますよ。

それで、光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせるようにする。いつ入信したんですか。」


信者の発言
「二十四年かと存じます。母親は二十二年の暮れに・・・」

明主様御垂示
「少しは良くなっていなければならないがね。」


信者の発言
「務めに出ておりまして、住み込みのために御浄霊も充分できませず、今度、務めを止めて帰るようになっております」

明主様御垂示
「結構ですね。そうして、良く浄霊してやったら良いですね。」




明主様御垂示 「精神病の浄霊の急所 戦友の霊の憑依の事例」 (昭和27年1月26日)

信者の質問
「MT(三十二歳・男性)ソ連に三年間抑留され、栄養失調と神経衰弱で復員、

食養生により快復するにつれて、体が浮腫み、神経衰弱が募ってまいり、

二十五年五月、私(母)が入信。

本人を導きましたが及ばず、精神病院に三カ月入院、インシュリンを三十本射ち、たいした変化なく退院。

間もなく結核と診断され、昨年一月より十カ月間、日赤に入院、かえって神経衰弱がひどくなりました。

十一月には父も入信させていただきました。

本人も入信させていただきたく思っておりますが、入信式の日になると、どうしても出掛けようといたしませんので、ほおっており、

今では寝たり起きたりしており、時にはじっと考え込んだり、一人笑いをしたり、呼んでも答えず、火鉢に線香を立てたりすることもあります。

最近父親には素直に御浄霊をいただくこともございます。

光明如来様を御奉斎させていただくべくお願いいたしております。

今後いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは、精神病ですね。

精神病でも・・・無論霊が憑っているんですが、これは質の良い霊です。

これは戦友かなにかの霊だな。

戦友の霊で、その霊に動物霊が憑いている。

こういうのは、たいてい二重ですね。

動物霊だと暴れたり踊ったりするんですが、これは人間の霊も憑いているので、割合に静かになっているんですね。

これは治りますよ。

インシュリン三十本というのは、ごく悪いですね。

しかし、ソ連にいる時に、もうおかしかったのだな。


これは大体頸のまわりに固まりがあります。

主に延髄にありますから、そこを浄霊してやって、御神書をできるだけ聞かせるんです。

そうして気長にやっていれば、だんだん良くなります。

光明如来様を早くお迎えして、その部屋に寝かせるようにする。

そうして、良くお願いする。それだけで、だんだん良くなってきますよ。」




明主様御垂示 「精神病の浄霊の急所 狐霊の憑依の事例」 (昭和27年1月26日)

信者の質問
「SM(二十八歳・女性)七年前、妊娠四カ月の時原子爆弾に遭い、家の下敷きとなりましたが助かり、

無事出産し、実家に帰って子供を養育し、一年四カ月目に亡夫の両親の元に渡し離婚いたし、

その後市内の洋裁店に務め、職場の先生より求婚されましたが、その人が「とう病」の家系らしいというので、

それを苦にして退職し別の所に務めましたが、一カ月も過ごすことができず、

家に帰ろうとして駅に出ると、わけもなく恐怖感に襲われ、汽車に乗ることもできず、

近くの祈祷所でみてもらうと、その先生より、執着のために「ゲドウ」をつけられているから、落としてあげるとのことで、祈祷してもらい駅に出ると、

今度は白シャツに白ズボンの男が目にちらつき、身に危険を感じ、どうしても汽車に乗れず、次の駅まで走り、思いきって飛び乗り、目的駅に着きましたが、

またもや四、五人の男の姿が前後に現われ、家に帰れないので知人に送ってもらいました。

一週間後に非常な恐怖に襲われ、その先生よりもらった衣類に執着がつけられていると言うので、全部焼き捨て煙で自分の体を燻(いぶ)したり、

ある時は何者かが大勢押し寄せてきて、皆殺しにするから、みんな外に出てくれ、刃物は全部隠してくれと言ったりいたします。

またいろいろの神様にもお参りしましたが、だんだん重くなり、二十四年四月、精神病院に入院させました。

二十五年母親が入信。その後主人、息子も入信、信者数名を導き、光明如来様をお迎えいたすべくお願いいたしております。

病院では、婦長さんがお道を理解し、御神書も拝読し、薬などは一切使用いたしておりません。

ただ、以前電気治療を四十回くらいかけております。

現在では、会話はほとんど平常と変わりませんが、時折着物や夜具を破るそうです。

なお「ゲドウ」とは犬神だと言う者もあり、「とう病」とは家の中に水瓶のようなものに蛇をたくさん飼っており、一種の信仰のようなもので、

それを祀る家人が他人の持ち物などに執着を持った場合に、知らぬ間にその物がなくなったり腐敗したり、当人が精神病のようになったりすると言われておりますが、霊的にいかがなものでございましょうか。

また、こういう人をお導きいたしますには、いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは、やっぱり狐なんですよ。これは狐がよくやるやつなんですよ。恐怖感を与えるんですね。

そうして、襲ったりする人間を見せるんですね。

この通りなんですよ・・・狐が驚かすやり方はね。

そうしてだんだんやって、本当の精神病に・・・この時は精神病になりかけなんですがね。

私の本に・・・いつか書いたことがありますがね。

石川という男でね・・・これは聞こえるんですよ。

「石川、今お前を殺しに表に来ている」と言うんです。

石川という男は、それで震えているんですよ。これは聞こえるんですよ。

それから、黒いものなんかが襲ってくることがありますね。

これはだんだん少しずつ良くなります。

こういうのは、急には良くなりません。


犬神・・・蛇・・・とか、そういうものじゃないですね。

この人は、やっぱり後頭部の方に固まりがありますから、そこを浄霊してやるんですね。

婦長が理解しているというんだから、御神書を本人に聞かせるんです。

そうすると・・・御神書を聞かせるというのは、霊に聞かせるということもあるし、

その人の曇りが取れていくので、邪霊はだんだん萎縮していくということがあるんです。

そうして気長にやってやれば、だんだん治っていきます。

しかし、そうとうに長くかかります。まあ五、六年とみて良いですね。

大丈夫と言うまでには、どうしても十年くらいかかりますね。

精神病が早いと、割合治るのは早いんですがね。

これは、そうとう固まっていますからね。」




明主様御垂示 「尿道の激痛に対する浄霊の急所」 (昭和27年1月27日)

信者の質問
「KH(昨年八月入信・二十七歳・男性)入信以前より淋病的症状が少しあり、

十月末より血尿の混入した排尿をいたし、そのたびごとに尿道に激痛を感じ、激しい時は十分おきくらい、良い時で一時間おきでございます。

昼夜同じで、特に朝起きた時は激しいそうです。

血尿は十二月上旬に止まりましたが、排尿は依然として近く出ており、尿道の激痛は未だ変わりありません。

御浄霊は頭、延髄、腎臓、鼠蹊部、膀胱、内股から尿道にかけていたしております。

食欲はふつうでございます。

霊的と思われますこともたびたびございますが、御浄霊の急所が違っておりますのでしょうか。

なお、本人の知人が、ある祈祷師に見てもらったところ、祖先の霊が無数に来ているとか、

また十三代前の祖先で、女遊びをして女をたくさん苦しめた人があるため、下の方の病気になっていると言い、

その神様は庚申塚(こうしんづか)とか言い、日蓮様にお願いして祓ってあげると言ったそうですが、やはり狐霊の類(たぐい)でございましょうか。

また国常サチジの尊という邪神も憑いていて、苦しめているとのことでございます。

本人は非常に感謝し、熱心でございます。右御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「急所が違っているんですね。

祖先の霊が無数に来ていても、尿道ばかり狙うことはありませんよ。

十三代前なんて、そんな古いのは、こんなことはありませんよ。

もしあるとしても、一代か、せいぜい二代前くらいですね。

そんなことをやる場合に、こんなような症状は出させないものですね。

国常サチジの尊・・・ありませんね。

国常立尊(くにとこたちのみこと)ならあるが、サチジなんてないですね。

これは霊的じゃありませんよ。

これは淋病でもないですね。尿道にオデキができているんですよ。それが痛むんですね。

その刺激によって、始終小便が出たいんですね。

血尿は、そのオデキから血が溢れたものですね。

なんでもないんですよ。これは、尿道専門にやれば良いんです。

そういうのは、みんな上の薬毒が垂れていって、尿道にオデキができる。

しつこいオデキなんですね。そこを目掛けて溜まる。

ですから、そこの・・・尿道を根気良くやる。そうすると治りますよ。」




明主様御垂示 「心臓神経衰弱の浄霊の急所」 (昭和27年3月10日発行)

信者の質問
「心臓神経と言われ・・・」

明主様御垂示
「よくありますよ。死霊が憑るんですよ。

だしぬけに動悸がして来て、今にも死ぬようになる。

医師は心臓神経衰弱と言いますが、それは死霊が憑くんです。

それで、しばらくするとパッと治る。それは、離れるからね。」


信者の質問
「それに対する方法につきまして・・・」

明主様御垂示
「信仰に入るんですね。」


信者の質問
「入っております」

明主様御垂示
「死霊が迷っているんですね。ですから、側にいる者が善言讃詞を奏げてやる。神様にお願いしてね。」


信者の質問
「御浄霊はどこを・・・」

明主様御垂示
「前頭部ですね。そこに憑るんだからね。」


信者の質問
「仏壇のほうの供養は必要ございませんのでしょうか」

明主様御垂示
「死んだ人が誰だか判らないんでしょう。」


信者の質問
「霊が出て、床の間の神は日本一の神で、拳骨を持っていて絶えずお叱りを受け、まだいるか、早く帰れと申し、

明主様の日比谷の御写真は、非常にお優しい方で、お前のような哀れな者はない。

人に生霊をかけるなんて・・・哀れな者はないと申され、床の間は非常に厳しいと言っておりますが、しまいに離れました」

明主様御垂示
「はっきりしていいですね。」




明主様御垂示 「青大将の祟りによる歩行困難、失明に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月6日)

信者の質問
「HT(一昨年十二月入信・三十一才・女性)昨年十月父も入信させていただき、同時に大光明如来様を御奉斎させていただきました。

十七歳の時、ちょっとした熱より、歩行困難となり、その後一年くらいのうちに両眼を失明いたしました。

最初は医療を受け、その後祈祷師に頼みましたが良くなりません。

御浄霊いたしますと、最初からマバユク感じます。

以前より霊動(龍神のごとし)があり、口は切りません。

物にすがって二時間くらい歩行の練習をいたしますと、左足の裏が熱くなり歩けなくなります。

両足を前に伸ばして座りますと、左の方に倒れます。祖母は四十歳過ぎより、リウマチで左足が曲がらなくなり、本人も主に左足が悪いようでございます。

なお、本人が生まれた時、祖母は両眼が失明し、二年後に死亡いたしました。

このことと、なにか関係がございましょうか。御教えのほどお願い申し上げます。

なお、御神体御奉斎の時、お供えいたしましたミロクの餅が、溶けて花のごとく開きました。

このことも、なにかのお知らせでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは、やっぱり龍神さんですね。

殺された・・・これは青大将ですね。

その霊が祟っているんですよ。怒っているんです。それで、祟るわけですね。

ですから、この人は光明如来様をお祀りしてある部屋に休むようにして、できるだけ御神書を読んで聞かせるようにする。

それから、後頭部の真ん中の方ですね。

後頭部の所に固まりがありますから、それを良く浄霊する。

それから前頭部・・・そこを浄霊する。

それに、医者もたいして荒っぽいことをしないようだから、これは治るわけですね。

かなり固まっているが、気長にやれば治るわけですがね。

別にどうという難しい所はないですよ。

今言ったようにして、気長にやってご覧なさい。少しずつ治りますよ。

それで、足の悪いのも、やっぱり龍神さんが憑っているためです。

前頭部の中央ですからね。

ここ(前頭部)を浄めるには、やっぱりここ(後頭部)が肝腎ですからね。」




明主様御垂示 「後頭部の強打による知的障害に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月7日)

信者の質問
「YH(二十二年入信・女性)二十一年九月、三尺の高さの所より落ちて、後頭部を強打失神いたしました。

一週間後より発熱し、その時薬名不明の注射をし、それより激しい引きつけを絶えず繰り返し、死の一歩前までまいりました時に、

御浄霊をいただき救われましてより、めきめきと良くなりましたが、

五カ月目ごろより再浄化いただき、その状態は死の断末魔の様相で、全身冷たく、紫色に硬直し、顔面は引き吊り、正視できないような状態でございましたが、

御守護いただき最近は体も暖かくなり、血色良く、特に顔色はきれいになり、

体格もふつうの子供より良いくらいでございますが、智能は二、三歳くらいの幼児と同じで、ございます。

家中入信させていただいており、御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。

薬毒のためでございましょうか。または、なにか霊的関係がございましょうか。御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは薬毒ではありませんね。

薬毒でこういうふうにはならないですね。

やっばり、後頭部を強く打って、その内出血がまだ固まっているんですから、智能的な機能が発育不能になっているんですね。

ですから、後頭部を良く浄霊すれば良いんです・・・気長にね。

そうすればだんだん良くなるわけですがね。

ちょうど、やっぱり霊が憑ったと同じような症状になるんでしょう。

で、御神体をお祀りしなければいけませんね。

これが根本だからね。

御屏風観音さんだけじゃいけないですね。

さっそく御神体をお祀りして、後頭部を浄霊すると治りますよ。

二十二年に入信していて、今もって御神体をお祀りしないようなことじゃいけませんね。

その心掛けが、やっぱり御守護いただけないのですね。

やっぱりどこまでも、やるだけのことはやって・・・そうしてやらなければ、御守護が薄いですよ。」




明主様御垂示 「足を怪我して死亡した母の憑霊による足の痛みに対する浄霊の急所」 (昭和27年2月7日)

信者の質問
「ST(十歳・女子)三歳の時急に眼の玉が中央に寄り、手足がきかなくなり、医診では脳性小児麻痺とのことで、治る見込みなしと言われ、

堀之内妙法寺の堂守に見てもらいましたところ、家の後ろで、一間ばかりの板塀を取り除けて防空壕を掘りましたので、地神の怒りでなったとかで、

二十一日間御浄め(神棚に塩を上げ、良くお詫びして、その塩を使った土地に撒く)するように言われ、浄めてもらいましたところ、二日目に元通りになりました。

二十二年四月私(母)入信。同年七月(母は交通事故で足を怪我、即日死亡)頭痛激しく、御浄霊させていただきましたが、

初めてのことで良く解らず、アスピリンを服ませ、元気になったように見えましたが、翌朝より左足がきかなくなりました。

その当時は非常に痛がり、足の付け根より全部に痛みがあり、御浄霊させていただきましたが、途中一年ばかり他のこともいたしました。

現在御浄霊させていただいており、主人および本人も入信。御神体もお迎えさせていただいております。

足首がグラグラで、冬は膝から下がとても冷え、常に足の裏、特に指の付け根付近は、甲もグニャグニャになり、

最近一カ月、頸(特に前頭部)の痛みを訴え、それが良くなりましてより、

グニャグニャもだいぶしっかりしてまいり、特に親指の屈伸も少しずつできるようになりました。

御浄化いただきますと、両脚の長さが異なり(悪い方が短く)そのうちに同じ長さにさせていただけます。

御浄霊の急所を御垂示お願い申し上げます。

なお発病の同月末、次の子が帰幽いたしましたが、住所が安定いたしませんので、足掛け五年、隣り村のお寺に骨を預けております。

また頭部の骨が良く焼けなかったので、灰捨場に灰をかけておきましたが、後日行ってみますと、違う位置にころがっておりました。

家主の好意で、家主のあいている墓に頭だけ入れてもらいましたが、土に還っていることと思われます。

右の骨はいかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「地神・・・よく地の神様と言いますがね。

二日目に元通りになり・・・不思議なものだな。

家主の墓に・・・これは早く処置しなければいけませんね。

早く埋めた方が良いです。

この頭と一緒に埋めなければいけませんね。

頭だけ・・・これはいけないですよ。

ちゃんとくっつけて、埋ける所はしかるべく当然ですから、つまりバラバラはいけないですね。

これは霊の障りもありますけれども・・・私の母、足を怪我して・・・死亡、この霊が憑いたんですね。

この子供の足の痛みですね。

これは足の付け根と膝の、主に真の方が急所ですから、そこを良く浄霊してやる。

そうして気長にやれば、すっかり治りますよ。

これはもう一息で治るから良いですね。

次の子・・・足掛け五年、こいつはまずいな。

早く、今言ったように頭と一緒にして、なるべく自分の墓に埋めた方が良いんですがね。

どうしても不可能なら、家主の墓でも良いですがね。

これはお祀りしてあるんですね。

まあ、そんな具合ですから、別に心配いりませんよ。」




明主様御垂示 「失明した曽祖父の憑霊による視覚障害に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月7日)

信者の質問
「TK(二十四年十月入信・三十七歳・男性)御屏風観音様、御神体を御奉斎させていただき、

教修会場に二回使っていただき、家族全部入信させていただきました。

二十五年九月、瑞雲郷の御奉仕隊に参加させていただきました。

昨年八月、妻が女児を分娩。

十年前に腎臓病を医薬にて固めております。

妊娠中右横下腹および右足が引きつけ、お産中も産後も、右足が痺れて脚気のように不自由でございましたが、現在はたいへん楽にさせていただきました。

そのためか乳児は血色悪く、乳を良く飲む割に大きくなりません。

昨年十二月に百日咳の御浄化にて、一時は息も絶えるかに見えるほどでございましたが、二週間くらいにて楽になり血色も少し良くなりました。

生まれた時より右の眼が腫れており、目脂や涙が多く出ておりましたが、現在目脂は少なくなっております。

右の眼の黒玉はちょっと小さく、瞳孔が丸い面とギザギザの面とがございます。

なお、物を見るらしい時には、大きくなったり小さくなったりいたします。

両眼とも黒眼は下へ下へと降り、右眼はほとんど白玉となります。

耳は良く聞こえますが、現在五カ月になりますが、あやしてもほとんど笑いません。

曾祖父が四年前七十五歳にて死去いたしましたが、右の眼は石の破片にて四十五歳の時より失明いたしておりました。右は霊的でございましょうか。

または毒素のためでございましょうか。今後いかがいたしましたらお救いいただけましょうか。御浄霊の急所、御教えのほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「引きつけ・・・これは引き吊りじゃないのかね。

薬毒もだいぶありますがね。

右の足が引き吊るとか・・・そういうのは、毒の固まりですよ。

脚気のように・・・これもそのためです。

子供が血色が悪く・・・これも薬毒ですよ。

どうも、曾祖父・・・この霊が憑いているようですね。

四十五歳の時より失明・・・その当時にギザギザがなったわけだね。

まあ、霊的ですね。これは右眼ですね。

眼と後頭部の真ん中の所を浄霊すれば治りますよ。

それから、あやしてもほとんど笑いません・・・ 良く見えないんじゃないのかね。

眼が良く見えないんですね。生まれたばかりだから、こういうのは割合に治りの良いものです。」




明主様御垂示 「薬毒による倦怠感に対する浄霊の急所」 (昭和27年2月7日)

信者の質問
「KT(四十四歳・男性)頭が重く人と語るのも嫌になり、物を持つこともできないようになり、仕事もできなくなり、

医師に一カ月かかり、不明の注射を二十本ほどしましたが良くならず、

鍼を約十回ほど頭に打ち込み、腰と足に灸をしました。

その後少し楽になっておりましたが、弟Tが発狂し、あちこちと迷ったあげく、どうしても治らず、

最後にお道の先生にお救いいただき、二十三年十月入信させていただきました。

翌年四月熱海本部に御参拝、帰宅後いっそう頭の御浄化をいただき、一カ月ほどにて元気にさせていただきました。

二十六年秋季大祭に御参拝帰宅後、またも頭の御浄化をいただき、今日に至るも苦しんでおります。

症状は、頭がある日は重く、ある日は頭中になにか詰め込んだような苦しさもあり、

その間は、毎日自分の頭のようではなく、思うように考えられず、

なお時々身体全体が震えて、胸が詰まるようになり、下腹に力なく震え上がります。

なにごともうるさくてできません。

五、六歳の時に腸を患い、引きつけを起し、母が長谷の観音様に、足が届くようになったら、年一度祭日には参拝するようお願いしてあって、毎年お詣りしておりました。

十九歳の時木材が頭に強く当たり、口鼻より多量に出血したことがあり、約一カ月くらいは頭中で脳がゴロゴロしているように思いました。

現在の職業(種苗園農業)が嫌になり、転業を考えております。

会長先生の御浄霊をいただきますと楽になりますが、家に帰りますと、また頭が変になります。

私の母の父は気が狂って亡くなり、養父は脳梅毒で死亡しております。

私の頭の御浄化は霊的でございましょうか。主としてどこを御浄霊いただきましたらよろしいでしょうか。御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは、無論薬毒ですよ。不明の注射二十本・・・これがたいへん禍してますね。

それから、鍼・・・これが悪いですね。

直接頭に注射するんだからね。この薬毒ですね。他の薬毒もありますがね。

この症状は薬毒が頭に固まった症状なんです。

だから、こういうふうなんです。

仕事が嫌になったり、頭が・・・考えようと思うことが、考えられない。

まとまりがつかなくて、それだから、なにをするのも嫌なんですね。

これは治りますがね。やっぱり長くかかりますね。だんだんだんだんですからね。

後頭部に固まりがありますよ。それから頸のまわりと、とにかくできるだけ根気良く浄霊するんですね。

自分でやると良いです。それで治りますよ。

これは私の経験もあるが、昔の歯の薬毒が頭に行ってね。

ちょうどこんなようなものです。

だから自分で・・・発狂するか自殺するか、どっちかですからね。

考えようと思っても考えられない。他のことを考える。

痛んで、その薬毒がだんだん頭に上がって、そうして頭に固まっちゃった。」