浄霊の急所について 14 (各論)
明主様御垂示 「腎臓萎縮の浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「SN(四十六才・女性)十年前子宮外妊娠にて開腹手術を行ないました。
本年九月腹膜炎の症状となり、医診を受けましたところ、子宮筋腫ならびに結核性腹膜炎で手術不可能と言われ、
ペニシリン、ストレプトマイシン四十本を打ってみるより方法なしとのことで、
不安になり、御浄霊でとおすがりいたし、今日に至っております。
なお、五年ほど前に一度御守り様をお受けいたしましたが、一時的で信仰より遠ざかっておりましたが、九月に改めて入信いたし御浄霊をさせていただいております。
腹膜は、御守護いただき一カ月ほどで治りました。
その後一カ月、二月中旬より腹部がしだいに腫れてまいり、下旬には乳下から下腹部まで、指で押してもへこまぬほどに固く大きく腫れましたが、
そのころからやや排除が始まり、下痢と下りものが続き、腹部も柔らかくなりました。
現在はガスを非常に出しており、下痢と下りものは前ほどでないようでございます。
食欲はありますが、胸部の圧迫感のため一日三杯足らずです。
苦痛は、胸と腹部の圧迫感、横腹の吊れるような痛み、浮腫みのための足のだるさなどでございます。
右につき御浄霊の要点を御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは腎臓ですよ。腎臓萎縮ですね。
だから、腎臓部に囲まりがあるから、そこを精密に浄霊して、次はお腹ですね。
そうすれば治るわけですがね。それだけのものですね。
力をできるだけ抜いてやれば、腎臓も良く溶けますからね。」
明主様御垂示 「肺浸潤による咳に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「SK(四十七才・男性)八月に肺浸潤と診断され、マイシン四十本打ち、絶対安静をしておりましたが、
お道のお話を聞かれると同時に医療を全廃し、ひたすらお道にすがって御浄霊いただいております。
本月二十四日ごろより咳の御浄化で、連日一升余の痰の排泄もなくなりました。
最近胸、咽喉、下腹に痛みを覚え、食欲はあり、体力旺盛ですが、咳のため不眠が多く漸次衰弱しております。
御浄霊は全頭部、淋巴腺、背部などを主としていたしております。
従来の信仰として真言宗、不動様、最上稲荷などで、霊動はございません。
家族は未入信。御神体、御屏風観音様は御奉斎いたしておりません。
既往症としては、昨年狭心症で医療を受け、大酒家のため、飲酒後の服薬、淋病などでかなり薬剤を用いております。
御浄霊の箇所の御教え賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは薬毒ですね。薬毒の排泄ですね。
咳があんまり出るというのは、浄霊する人が見当違いをやっている。
これは、良く調べてみると良いですよ。
咳は方々から出るが、その時一番出る急所を見つけると良い。
ところが、的はずれだと、よけい咳が出ます。
そこの・・・治っただけずつは平均浄化が起ります。
だから、やっているうちに、だんだん咳が減っていくというのが本当です。
だから、咳がよけい出るというのは、見当違いだから、良く調べてみると良い。
咳が最も出るのは、ここ(頸部淋巴腺)ですね・・・たいてい、ここか。延髄は咳は少ないです。これは水っぱなの方です。
あとは肩ですね。背中も無論ありますよ。左の方がきっと多いです。
それを浄霊するんですね。
それで、その時に・・・大体触ってみて一番熱のある所が・・・そこから咳が出るんですから、そこを発見する。
そうすれば、この人は治り良い質だから、治りますよ。
急所さえ見つければ割合早く咳は減っていきますからね。
それが一番肝腎ですね。」
明主様御垂示 「月経不順の浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「結婚前までは順調に月経がございましたが、結婚後は半年に一回か、一年に一回少量しかありません。いかなるわけでございましょうか。
同家は主人も弟妹ともワキガがありますのは、同家の因縁のためでございましょうか。」
明主様御垂示
「ワキガとは関係ありませんよ。しかし、これはおかしいですね。
結婚すると、かえって順調になるのがあたりまえですがね。これは少し変ですね。
しかし、月経の不順というのは、下腹に固まりがあって、喇叭(らっぱ)管の入口を圧迫するのと、あとは貧血ですね。その二つの理由です。
そこで、下腹に固まりがあるかどうか、それを見て、固まりがあればそれを浄霊する。
その固まりは腎臓から出ているんですから腎臓を良く浄霊する。
あとは貧血ですがね。この人は顔色はどうですか、悪いんですか。」
信者の発言
「至って健康で、顔色もよろしゅうございます」
明主様御垂示
「下腹は・・・」
信者の発言
「見たことがございません」
明主様御垂示
「押してみてご覧なさい。あるいは、本人に押さしても良いです。
下腹ですよ。こんなはずはないですがね。」
明主様御垂示 「蛇の憑依による衰弱者に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「UT(三十九才・女性)今年春ごろより気分すぐれず全身だるく、食欲はなく衰弱の気味でございました。
五月ごろより下腹部が、固く大きく張ってまいりましたが、一カ月ほどで、やや柔らかくなり、今度は腹部全体が張り、腹膜の症状となりました。
八月末には小さくなりましたが、食欲が出ず、時々腹痛を感じました。
九月に入り、急に高熱が出て全身だるく、食欲なく骨と皮ばかりの状態となりました。
未入信の親戚や知人の反対を押しきり御浄霊いただいております。
最近は食欲は感じますが、食べようとするとお腹がいっぱいになり入りません。
無理に食べますとお腹が痛んで苦しみます。
御浄霊いただきますと止まりますが、止めますと三、四時間は痛みます。
腹部に大小三つの長めの固まりがあり、移動したり消えたりいたします。
娘のころから胃の背面、背骨が五個くらい外部に飛び出し、痛みは感じませんが、時々ちぎるようなだるさとたとえようのない苦しみを覚えます。
御浄霊は胃部の背面、飛び出した脊柱、左腎臓部、頸部ならびに耳下腺を主にさせていただいております。
なお、一家全部入信し御神体、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。
御浄霊の箇所、腹部の固まり、食欲を感じても食べられないことにつき御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これはお腹に固まりがあるんですがね。
動けば蛇ですけれどもね。蛇が悪い目的でやっているんですね。
けれども、もう食べられなければならないんですがね。このくらい良くなればね。
これはその辺に毒素が非常によけいあるんですよ。
つまり、毒素があるんで、そういった邪霊が憑きやすいんですからね。両方ですね。
これは、背中も肝腎だけれども、やっぱり腹の方からもやらなければならないです。
力が入るんじゃないかな。力を抜くと非常に溶けやすい。だから力を抜いてやってご覧なさい。もう一息で治るんですがね。
外部に飛び出し・・・これは、あんまり関係しません。
これは、こっちが治ってからで良いです。
時々ちぎるような・・・これは、浄化が起るんだが・・・そういう時にやった方が良いですね。
そうすると治りが早いんです。
それから頭ですね。頭が食欲に関係することがあります。
後頭部ですね。頭を試しにやってみて・・・固まりがあれば、それを溶かす。
それから、熱い所ですね。
そうすれば、もう一息で良くなるわけですがね。」
明主様御垂示 「結核性腹膜の浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「五十三才の信者。昭和二十五年秋、腹部に湯呑み大の固結ができ、
本年春医師に「腸間膜何々」と言われ、切開手術のうえ大小二十一個の固結を取りました。
本年夏ふたたび同じ所に大きい固結ができ、本年十一月入信し御浄霊をいただきましてより、激痛一回、小水が濁り、便秘がなくなり、腹部内でゴーゴーという音が聞こえるようになりました。
働くと苦しく、歩行困難になります。
なお、腹部に固結が発生したころに、南方にて長男戦病死の公報がありました。
これはいかなる原因でございましょうか。」
明主様御垂示
「便秘がなくなり・・・おかしいな。これは霊的と関係ありませんよ。
お腹に、最初二十一個の・・・これはつまり、やっぱり医者の方で言う結核性腹膜とか、そういったようなものですがね。
膿の固まりですよ。それを浄霊すると、一つ一つ取れていきますが、手術で止めましたからね。
止めると反動が起りますから、大きい固結というのはそれですよ。
ゴーゴー・・・これは溶けたわけですね。
気長にやれば治らないことはありませんよ。
これはやっぱり、元は薬毒ですよ。
腎臓を良くやってやるんですね。
病気は簡単なものですね。」
明主様御垂示 「脳貧血の浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「私の娘S子(未入信。三十才)本年二月十七日無事二度目のお産をいたしましたが、
四日目に自分で便所に行こうとして二、三歩、歩きかけました時、急に目まいを感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、そのまま床につきました。
御浄霊を一週間いただきましたが、はかばかしくございません。
私一人の入信のため、家族は反対で、米子病院に一週間通い電気および注射などをいたし、かえって悪化いたしましたので、
家で灸および漢方薬などをいたしましたが、同じ状態でございます。
九月よりふたたび御浄霊をいただくようになりましたが、変化ございません。
頭部中央、後頭部が痛み、見たところは元気ですが、力が入りません。
月経も産後五カ月目よりありましたが、不順でございます。
月経前三、四日は特に頭痛激しく起きていることができません。
対談や大声や物のキシム音などはたいへん堪えられません。
食事はふつうでございます。御浄霊の箇所を御垂示のほどお願い申し上げます
なお、私が娘を浄霊いたしますと、その直後に私の目がタダレたようになります。
しかし、他の人の場合はさほどひどくはございません。これはいかなるわけでございましょうか。」
明主様御垂示
「便所に行こうとして・・・これはいかんな。
産後は、絶対にこういう軽はずみをしてはいけませんね。
一週間は寝たっきりで、一週間経ってから座るくらいで、二週間経ってから歩くと、それでなんともないんです。
これは、早く歩きすぎたんです。
これは脳貧血ですよ。
月経は五カ月目より・・・早すぎたな。
大声・・・これは脳貧血の特徴ですね。
これは、別にたいしたことはない。
やっぱり浄霊に力が入るんじゃないかな。非常に効きが悪いようですね。
ここ(頸部淋巴腺)を大いにやらなければならないね。
そんなものですね。ここをやってご覧なさい。それで良いでしょう。」
明主様御垂示 「蛇の憑依による尿崩症に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「NN(二十八才・女性)昭和二十二年四月左乳、背に細かい水泡ができ、痛みましたが
医者にかからず、油薬と粉末を少し用い、五月中旬ごろ跡形を残し膿が少し出て治り、
それと前後して水を欲するようになり、六月の終わりには一日五、六升くらい飲んでおりました。
最初ビタミンBの不足とて一カ月注射を続けましたが、少しも良くならないため、
他の医師にかかり入院し、尿崩症(にょうほうしょう)という病気で、脳下垂体後葉ホルモン不足に因る症状とのことでしたが、
原因不明で治療法なしとのことで、牛の脳下垂体のホルモンを注射、また山羊のホルモン注射をいたしますと〇・五CCで約七時間は平常となりますが、
注射なしでおりますと一日七、八升、多い時は一斗近く飲みます。
水を二時間以上飲まずにおりますと苦しく、口中は乾き、胸が焼け、頭痛がし、堪えられなくなります。
夏は特に冷たい水を欲し、冬でも水の方がおいしく感じます。
ひどい時は夜中でも一時間ごとに水を飲み、激しい時は一度に三合ほど飲みますと、左の胸の辺りが冷たくなります。
排尿の方も一時間半くらいに多量いたします。
それより三年灸、指圧、鍼をいたしましたが、良くなりません。
昨年夏に左肺浸潤と言われ、マイシン三本、パスを少し服みましたが、嘔吐のために止めました。
本年七月お道のお話をお聞きし、八月に御守り様をいただき毎日御浄霊をいただいておりますが、あまり変化はございません。
光明如来様、御屏風観音様は、まだ御奉斎いたしておりません。
なお、亡父(陸軍少佐で、急性腹膜炎にて三日の病で死亡)の石碑を二十五回忌に建て、三カ月ほどしてよりこの状態になりました。
この関係がございましょうか。どのようにいたしましたらよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、大霊的ですよ。これは龍神が憑っているんですよ。
そうとう大きなやつが憑っているんです。
これかも・・・亡父の石碑・・・亡父の霊かもしれませんね。
なにか、非常に執着を持っている。それで蛇になっちゃったんですね。
それで・・・大きい蛇なんです。
それで水を欲しがる。蛇というのは、非常に焼けるんです・・・体が熱くなるんですね。
ですから、飲まなければいられない。
そこで、蛇というのは執着の罪ですからね。
執着のそれを取っていくんですからね。
やっぱり前頭部を良く浄霊して、それから御神書をできるだけ聞かしてやる。
肺浸潤というのは、薬毒で作ったものですよ。
お医者にこしらえてもらった。
こんなことは問題ではないですがね。
そうしてやるんですね。
そうして龍神が救われるに従って治っていくわけですね。これは治りますよ。
一番肝腎なのは、光明如来様をお祀りしなければ駄目だね。
お祀りしてその部屋に寝るようにする。そうすると、ずっと早く治ります。」
明主様御垂示 「浄霊で毒素が溶けると痛い」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「浄霊すると、痛みがなくなるのが本当ですが、痛くなるというのは・・・」
明主様御垂示
「それはそうですよ。固まったものが、浄霊によって溶けるでしょう。
痛いですよ。
溶けたものを浄霊して、もっと溶けると良くなるというわけです。
痛いというのは、浄霊の初めだね。」
信者の質問
「悶えるように痛がりましたが、一カ月続き・・・」
明主様御垂示
「治りますよ。治り良いですよ。
私はいつか、娘でパピナールの注射をやっていたが、身体がこうあると、こう(浄霊)やると、ああイタタと言う。
一尺離れてやっても、イタタと言う。
止めると何でもない。
それは薬毒ですよ。注射の薬のどれかです。
そんなのは治り良いですよ。
皮膚のすぐ・・・皮下に薬毒が集まっている。
芯じゃないんだから、治り良いんです。
だから、やるとすぐに痛むんです。」
明主様御垂示 「極端な少食に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「四十二歳くらいの男で、十年くらいの間、サンマ一匹あれば、一日の食事になり、カリントを五本だと良いが、七本だと腹が膨ってくる、と言うのでございます」
明主様御垂示
「胃が小さくなっているんでしょう。」
信者の発言
「顔色はありませんが、話は非常に元気があります。霊的では・・・」
明主様御垂示
「だいたいは体力があるんです。
元気なんです。霊的じゃないですね。
それは、胃のまわりに毒が固まっていて圧迫していたんです。
薬毒がうんと入って、それが固まっている。背中は・・・」
信者の発言
「丸くなっております」
明主様御垂示
「そこに毒がある。それを溶かせば、広がって来ます。」
明主様御垂示 「気胸療法が原因で足が吊る患者に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「健康診断により、右側肺浸潤で五月より九月まで気胸療法し、後三、四回水を取り・・・」
明主様御垂示
「気胸療法したために肋膜をしたんだ。」
信者の発言
「右側腕に痛みが出てまいり・・・」
明主様御垂示
「注射だ。」
信者の発言
「痛みを取るために血を循環させると言うので、一心療法と言うのを三回し、ぜんぜん手が利かなくなってしまい・・・」
明主様御垂示
「余計循環したためですね。」
信者の発言
「十月に入信し、毎日歩いてお参りに来ておりましたが、足が吊るようになり、教会より三、四日おきに行っております。
三週間経って手に熱が出、あと手と足の吊りが取れず、手は中気で胸におくような状態で、
浄霊は首のまわり、肩の付根、鼠蹊部、腰をいたしております。
だんだん楽にはなっております」
明主様御垂示
「それで良いですがね。だんだん治ってきますよ。」
信者の発言
「足は内側に吊り、内側鼠蹊部を浄霊させていただいております」
明主様御垂示
「足は鼠蹊部ばかりじゃないですね。股(もも)の外側・・・ここも肝腎ですよ。」
信者の質問
「足に力が入りません」
明主様御垂示
「ここ(股の外側)に毒がある。」
信者の質問
「食事は三膳くらいでございます」
明主様御垂示
「それは治ります・・・気長にやればね。」
明主様御垂示 「破傷風の浄霊の急所」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「破傷風と、浄霊の急所につきお願い申し上げます」
明主様御垂示
「破傷風というのは何でもないですよ。
その人に毒があるから、毒のたちの悪い・・・薬毒だからね。
強いのは、そこで膿んだり痛んだりして・・・破傷風で、よく命を取られると言うが、そういうことは滅多にないので、いろんな医療や何かやるので、死んじゃうんですね。」
信者の質問
「破傷風のとき、手足が硬直になり・・・」
明主様御垂示
「うっちゃらかすと良い。」
信者の質問
「浄霊はどこをいたしましたら・・・」
明主様御垂示
「怪我した所をです。」
明主様御垂示 「霊的シャックリの浄霊の急所」 (昭和26年12月15日)
信者の質問
「IM(六十一歳・男性)去る九日突然腰が痛み、教師の浄霊をいただき治りましたが、
シャックリが連続に出始め、四十度の高熱が出ましたので、
浄霊をいただきましたが、熱は下がらず、シャックリはやや軽くなりつつありましたが、
五時間も続くので医者に診せたところ肺炎と言われ、ペニシリン一本打ち、熱は七度に下がりましたが、
依然としてシャックリは五日目にも止まらず、
私が昨晩浄霊を頼まれ、体を見ましたが別に熱の高い所もなく、横隔膜が痛いと言うので浄霊いたしますと、いっそう激しくなります。
頭と延髄をいたしますとやや軽くなり、水が欲しくなり飲みますと、三十分ほど止まりましたが、また始まり、それを繰り返しております。
シャックリは、他に御浄霊箇所、霊的原因がございましょうか。」
明主様御垂示
「これは霊的らしいですね。
やっぱり、延髄付近と前頭部の中ですね。
そこを気長にやってやれば、だんだん軽くなりますよ。
シャックリが幾日続くと死ぬとか言われるが、そんなことはないです。
シャックリなんか命に関係はないからね。
そういうことを考えて、急(あせ)るんですよ。
それを良く安心させて、気長にやるというようにすると、あんがい早く治ります。」
明主様御垂示 「ハンセン病類似のオデキの患者に自己浄霊すべきとされた事例」 (昭和26年12月15日)
信者の質問
「二十年前より両足首に痛みを感じ、五、六年前足首に根のない「オデキ」ができ、ジュクジュクしてあまり膿も出ませんでした。
梅毒ではないかと六百六号を十五本打ち、なんの変化もなく、種々医者の手当てを受けましたが、レノールといい千人に一人くらいしか治らないと言われました。
四年前に右足の親指の次の指を三分の一ほど落としてしまい、同時に身動きができなくなり、
その後二十四年五月、一家入信御神体も御奉斎させていただきました。
御守護いただき動けるようになり、指先が崩れるのも止まり、最近は少しの農事の手伝いもできるようになりましたが、
足の「オデキ」は、特に昨年の暮れより毎日午後の三時から夜の九時まで、激痛を感じます。
私の家の本家は、昔代官であり、門番の妻が手足、顔、露出部が崩れる病気となったため、四代前の人が本家の命令によって無理に追い出したらしく、
その時門番には二人の子供があり、一人をそこに捨て置き、病む妻と一人の子を連れて旅立ち、途中妻は死亡、門番は三島に流れ、今日は立派な米屋をいたしております。
捨て置かれた子供は、私の所より三里山奥にもらわれ、その子供が、私の母親でございます。
母は三十歳ごろより、露出した部分に私の足のごとき「オデキ」ができ、四十八歳で死亡。
長男も二十八歳で同病にて倒れ、次男は船乗りで、やはり同病を苦に海中に投身死亡いたしております。
右は霊的関係がございましょうか。また門番の妻(戒名不明)はお祀りすべきでございましょうか。」
明主様御垂示
「千人に一人・・・まあ、こう言っておけば一番間違いないな・・・誰も分からないからね。これは珍しいですね。
ちょっと、ハンセン病みたいですけれども、これほどひどく痛むのならハンセン病じゃないです。
やはり霊ですね。非常に強い怨みですね。
けれども、治るには治りますがね。別にたいしたことじゃないんですからね。
やっぱり、気長にやれば治りますよ。
それから、やっぱり自分でも浄霊すると良いですね。悪い所をね。
力をできるだけ抜いてやれば、だんだん治って行くわけですがね。
しかも痛むんですから治りは早いんですがね。治り良いんですね。
痛むのなら、霊的にしろ体的にしろ、浄化だから、かえって始末が良いですよ。
どうも、浄霊に力が入っているんだね。
自分でやっただけでも結構治りますよ。
今言ったようにできるだけ力を抜いてやってご覧なさい。」