浄霊の急所について 13 (各論)


明主様御垂示 「肺浸潤の浄霊の急所」 (昭和26年11月28日)

信者の質問
「TY(昭和二十三年二月入信・二十七才・女性)昭和二十二年十二月より左肺浸潤のため御浄霊をいただき、大学へ通学できるほどに良くなりました。

しかるに本年四月ごろより咳(息を吸う時ヒューと音がいたします)が続いたり良くなったりを繰り返し、

八月ごろからは咳が頻繁となり、御浄霊を毎日いただいております。

医診では、右肺浸潤で熱は夕方六度七分から七度くらいの程度であり、痰はごく薄いのが出ております。

咳はヒューヒューというのはなくなりましたが、未だに頻繁で特に夜激しくございます。

御浄霊の急所、ならびに一日の回数につき御教示いただきたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これはなんでもないですがね。

肋間に毒があるんです。肋骨の間にね。胸から横腹にかけてね。

押すと痛いですからね・・・じきに分かります。

それから出るんですね。

肺浸潤というのは、非常に良いんですよ。

あんな結構なものはないですよ。

こういう所の毒が溶けて、痰になって出るんですからね。

この人は、薄い痰だからじき治りますが、浄霊に力が入るからですよ。

力を抜けば、こういう所なんか、どんどん溶けますがね。

それから、ここをやったら良い・・・顎の下ですね。

そこに必ず熱がありますよ。」




明主様御垂示 「浄霊すると薬毒の浄化作用が起ることを未信者には予め告知すべき」 (昭和26年11月28日)

信者の質問
「二十七才の男、二十四年の暮れより、急に声がかれ食物が通らなくなり、

医診では喉頭結核と言われ、それまで胸は、なんの自覚症状もなかったのですが、

レントゲンの結果両肺がそうとうに進んでいるとのことで、医療を加えておりましたが、

あまり良くないので、二十五年九月より二十六年四月まで約七カ月入院いたし、

ストレプトマイシン五十本、他にチビオン六カ月服用いたしましたが、

右肺が癒着しているから肋骨五本切らなくてはいけないと言われ、

手術が厭(いや)で退院いたし、もっぱら食事療法を行なっております。

自分では今のところ、なんの苦痛もなく少しくらいの仕事ができますが、

血沈も多くレントゲンも完全でないので、勤めることもできませんので、御浄霊で治したいと申しております。

チビオンがたいへん腎臓を侵すとのことでございますが、これを浄霊させていただいてよろしいものでございましょうか。」


明主様御垂示
「浄霊させていただいて・・・よろしいでしょうかというのは変ですね。

だって浄霊しなかったら、絶対に治りませんよ。他に治す方法はないんですからね。

させていただいて・・・良いも悪いもない・・・治りたければ、すれば良い。

あの世に行きたければ、止すと。

この人はたいしたことはないですね。

ただ、薬毒ですね。薬毒を入れなかったら簡単に治るものですがね。

浄霊すると薬毒の浄化作用が起りますから、それを、あらかじめ承知してやれば良いですね。

それに、まだ体が衰弱してないから、体を掃除する間はたいしたことはないから、ふつうの浄霊で良いわけですね。」




明主様御垂示 「脳膜炎を浄化停止した後の癲癇類似の症状に対する浄霊の急所」 (昭和26年11月28日)

信者の質問
「十才の男子。四才の時急性胃腸と脳膜炎を起し、医者にて絶望状態を救われましたが、

同年九月より、引きつけるようになり後天性癲癇と言われ、月一回必ず、夜明け前に発作を起し、症状は、強度に引きつけ尿を漏らします。

発作後は無意識に頭痛を訴えます。学校の成績は悪く、いたずらっ子で家人を困らせております。

その家には、別に霊的に関係のあるような死に方をいたしてはいないように思われます。

祖母は熱心な天理教信者であります。

家人が言いますには、お腹の具合が悪い時には、必ず発作を起しやすいとのことでございます。

右はいかなる原因でございましょうか。

霊的でなく脳膜炎を固めることによっても、このような症状を起すものでございましょうか。

御救いいただきますには、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは霊的じゃありませんよ。

脳膜炎を固めてあるんです。

それで、前頭部ですね。ここに固まっている。

それで、癲癇のような症状が起るんですね。

強度に引きつける・・・これは前頭部の中の・・・脳が、非常に神経を使う機能になってますから・・・

それから、尿を漏らします・・・小便を催すとかいうのは前頭部に神経があるんですから、

ここに浄化が起るために、そういった神経が鈍くなる・・・ぼーっとして鈍くなる。

それで、尿を漏らす。発作中に無意識に・・・ここに浄化が起るから・・・強く起るので無意識になる。

それが溶けるためです。学校の成績・・・無論悪いですね。

今、天理教じゃ治りませんね。それだけですからね。

前頭部の中を浄霊すると、すっかり治ります。

これも、力を絶対入れちゃいけません。

これは、良くなると、目脂やはなみずが出ますから、そうしたら、しめたものです。

それから痰が出ることもあります。

そんな・・・排泄物で治ってきます。

それから、お腹の具合が悪い時は発作を・・・これは、お腹と頭は続いてますから、ここに浄化が起る時は、お腹も浄化する。

だから、ここ(頭部)を浄霊すると、お腹がグーグーと鳴ることがあります。

天地になってますからね。」




明主様御垂示 「脱腸の浄霊の急所」 (昭和26年11月28日)

信者の質問
「KB(六十二才・男性)昭和十八年ごろ物を持ち上げるとたんに、下腹がなんとなく力が抜けたような感じがいたしました。

その時から左太股鼠蹊部の少し上の所に小さな膨れが出ました。

脱腸と気づき、脱腸帯を使用し今日に至りましたが、膨れはだんだん大きくなりました。

しかし痛みは少しもありません。仰臥すれば引っ込みます。

八月ごろ子供が、脱腸は色が変わるようであれば生命にかかわると、学校の先生に聞き、

念のために病院へ行き、診断を受けましたところ、医師にも同じことを言われました。

なお、この老年になって脱腸とは珍しいことだ。

手術すれば治るが、また出るかもしれない、とのことでした。

万一出っ放しになれば、時を移さず手術をしなければ、生命にかかわると言われました。

私と妻と長男およびその嫁が入信させていただいております。

御屏風観音様は二十三年、御神体は二十五年十月に御奉斎させていただいております。

御浄霊(約三カ月)は、教会の先生および家でも毎晩いただいております。

脱腸にはなんら変化ございません。

農家の関係上、少しは力仕事もいたしますが差し支えないものでございましょうか。

また御浄霊の急所につき御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「しかし、脱腸というのは、年寄りによくありますよ。

赤ん坊と年寄りに多いですね。

こういうのは腹膜に毒が溜まって、圧迫するんですからね。

子供のうちのは・・・鼠蹊部に穴が開いている・・・人間はね。

穴が大きいのは腸が出る。年取ったのは穴が開いているということはないから、圧迫です。

圧迫されるから、どうしても軟らかい所に出るんですね。

それから、色が変わるようであれば生命に・・・こんなことはないですね。

他のわけですね。腸は・・・腹が疵(きず)して脱出するのは、命にかかわりますが、皮の中で疵しても、まあ・・・命にかかわることはないですね。

心配しなくても良いです。お腹に固まりがありますから、浄霊して取ると良い。

それから、帯を固く締めてはいけない。

固く締めると、どうしても腸を圧迫して、出るから・・・帯は固く締めてはいけない。

それから、腎臓の後ろも大事ですから背中から尾管の方をやる。

それから、これも力を絶対に抜くようにしてやる。

これは心配したことはないですよ。

しかし、そうとう長くかかるな。

年取ると、いくらか、そういった・・・緊張力が弱ってますからね。

でも、だんだん治るから、今言ったようにしてやってご覧なさい。」




明主様御垂示 「自己浄霊の注意点」 (昭和26年12月1日)

信者の質問
「AS(十月下旬入信。五十一才)十年ほど前両足首関節に激痛を覚え、骨接ぎに行きましたが病名不明と言われ、

医師にかかり関節炎と診断され、薬名不明の注射を四本打ち、だいぶ良くなり仕事をしておりました。

昭和二十四年十一月になり、右手の人差し指の付け根関節が猛烈に痛み、

医者にかかり薬名不明の注射を約一週間続けて治りましたが、同年十二月に両足首が痛みだし医者に行きました。

その後一カ年通い毎日ザルソブロカノンの注射を続け、同年大晦日より午前はキノフェン、午後はザルソブロカノンを毎日二本ずつ、二十六年五月まで続けましたが、

痛みはなかなか治らず、五月二十日より十日間温泉に行き、大体良くなりました。

さらに六月四日から、完全に治そうと思いT大付属病院に入院、四十五日間、米国新薬コーチゾン(二グラム)、ビタミンC(八千ミリ)、シンコルター(八CC)注射し、たいへん良くなり、

帰りにはひとりで楽に歩けるという状態で退院しましたが、

二週間後に再発、以前より非常に悪くなり、痛みは全身の関節に及び、床につき、まったく起き上がることもできなくなりました。

八月中旬ごろお道のお話を聞き、信者さんに御浄霊をいただくようになりました。

九月より信者さんの御紹介をいただき、横浜出張所のM先生にお願いして、御浄霊をいただくようになり、二十日間くらいでたいへん楽にさせていただき、歩行もできるようになり、銭湯にも行けるようにさせていただきました。

十月妻とともに入信させていただき、二月五日に光明如来様を御奉斎させていただきました。

現在は両足首の関節が痛み、歩行困難となり床についております。

長い間の苦しみに、はたして元のように治していただけるものか、どうかと不安の気持ちが去らず、煩悶いたしております。なにとぞ御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「こういう人がたくさんあるんですがね。

なにしろ多量に製造しているんだから困るね。

骨接ぎに・・・この時ほったらかしておけば良いんです。

とうに良くなってピンピンしている。

これを元にして製造にかかったんです。

最初、いろんな注射ですね。

すると、一時そこの所だけは麻痺させて、痛みが取れて治ったと思ったが、

身体の方の目的は、最初の時に・・・足首とかに痛みを生じたのは、溶けるために固まったんです。

溶け始めたのと、もう一つは身体の毒が、始終そこに溜まっている。

それで、出口を求めて、腫れて出ようとした。

それを注射で・・・つまり戸を閉めたようなもので・・・膿が、出所がないので他に出ようとする。

それをまた注射するから、増えたわけです。それが方々に固まったわけですね。

だから、身体中動かなくなるような材料が増えちゃったんですね。

だけども、メシヤ教に入って良かったですよ。さもなければ命までいきますよ。

ぜんぜん逆のことばかりやった。

一種の・・・お医者は・・・自殺幇助(ほうじょ)だ。

これは、治るにきまっているから、ちっとも心配ないです。

浄霊するだけずつ減っていくから・・・結局は溶けてなくなるから、治るにきまっている。

ただ、たくさん材料を入れているから、長くかかるでしょうね。

しかし、割合治りが良いでしょう。

すべて、痛むのは治りが良いんですからね。浄化が強いんだからね。

むしろ、安心して・・・楽しみにして良い。

自分でもやって良いですよ。できるだけ力を抜くんです。力が入ろうとするから、抜き抜きやる。

ただ抜くだけではいけない。

奥に ・・・背中をやる時は、前の方に通るようにする。

私は、こういうふうにやる時は、向こうの壁を狙ってやる。

そうすると・・・力が入るから、そうではいけない。

力を抜いてする。一つの練習ですね。」




明主様御垂示 「龍神憑依によるひきつけに対する浄霊の急所」 (昭和26年12月1日)

信者の質問
「八才の女子、生後八カ月目に引きつけを起し、その後三カ月に一回ずつ引きつけを起し、四才からは春、秋と二回くらい起しております。

引きつけは、五日間くらい連続で、そのたびごとに口から泡のようなものをいくぶん出すようです。

三才までは水薬、散薬を服用(約二カ年)四才になり注射四、五本打ちました。

その後なにもしておりません。

昨年近所の方の奨めにより霊友会に入りましたが「三代前にこの子供と同じような子供が生まれ、その子を池の中に入れて殺したことがある。そのためである」と言われました。

しかし、この三代前のことは私どもにはぜんぜん分かりません。

引きつけを起さない時は、一日中非常に水を欲します。

また手に触れるものは、食物でもどんなものでも臭いを嗅ぐ癖を持っております。

また引きつけの発作を起す前には、食事はいくらでも食べます。

気性は荒く言葉は簡単な単語しか言えません。

こちらからの問いに対して返事はできませんが、自分からの要求はいたします。

十月にお道の事を聞き、横浜出張所に御浄霊をいただきに通い始めました。

初めは御浄霊を非常に厭がりましたが、最近ではおとなしくいただくようになりました。

十月末日、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。夫はまだ入信いたしておりません。

この子の引きつけは霊的関係がございましょうか。

また、御浄霊の箇所につき御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「霊的ですね。三代前に・・・池の中に・・・これは違うな。

池の中に入れて殺したとすれば、大いに水を飲まなければならない。

すると、これが生まれ変わってきたり憑依して、かえって水を欲しがらないわけですね。

やっぱり龍神ですね。

龍神は一番水を飲みたがるんですからね。

だからふつうの人でも、水を飲みたがる人がありますが、あれはみんな龍神の生まれ変わりか、憑依です。

そういう人の顔は角張っていたり、目が引っ込んでいたり、龍神的な顔をしてますからね。

つまり、祖先の一員で、龍神に堕ちている。それが憑っているんです。

これは、救ってやれば人間に生まれ変わってきますからね。

これはぜひ救わなければならない。

浄霊は、龍神はここに憑ってます・・・前頭部の中を中心にして、首のまわりに固まりがありますから、それをやる。

しかし、そうとう長くかかります・・・こういうのはね。

数年はかかるとみなければならない。

しかし、結局は治るんだから、一生治らないよりは結構です。

やはり、光明如来様をお祀りして、その部屋に寝かせておいた方が早いです。」




明主様御垂示 「植物状態の人間に対する浄霊の是非」 (昭和26年12月1日)

信者の質問
「ハワイの信者よりの質問で、知り合いの娘が初めてのお産で入院し、早く出るようにと、出口を切り、後で縫ったそうです」

明主様御垂示
「お腹じゃないんですね。」


信者の発言
「出口だそうでございます」

明主様御垂示
「膣を切るんでしょう。日本でも、よくやりますよ。」


信者の質問
「痛いと言うので、ガスをかけたところ、全身硬直し丸太ん棒のようになり他の病院に移されましたが、注射も何もしていないそうです。

祝詞、善言讃詞をあげたところ、硬直しておりますが、目から涙を流し、お母さんは丈夫ですよ、と言うと泣き、

それから依然として硬直し、一ヵ月経ち、手足も曲ったようなゆがんだようであったのが、柔らかくなり、指も柔らかくなり、

現在は、鼻から管を入れて流動物を入れているようで、それで息が繋がっているそうです。いかがなものでございましょうか」

明主様御垂示
「それは、霊憑りじゃないですよ。

何かおかしなことをしたんです。そのためです。

薬か、注射か神経の一番肝腎なところに疵つけたんですね。

そうすると硬直しますからね。医学の被害者ですね。」


信者の質問
「続けないほうがよろしゅうございましょうか」

明主様御垂示
「霊は救うから結構ですよ。

浄霊はやったほうが良いですね。

それでもね・・・病気とか何とかいうんじゃないから、絶望とは言えませんね。

だけど、こっちでやったんじゃないから、はっきり見当つきませんがね。」




明主様御垂示 「死霊の憑依に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「TH(四才・女子)教師の孫でございますが、先月二十八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱もふつうより低く、特に足は冷たく、たいへんにむずかります。

毎日御浄霊いたしておりますが、あまり変化がありません。

この子はふだんより御浄霊を嫌い、特にこのたびの御浄化をいただきましてよりは、むずかって浄霊を受けるのをたいへん厭がります。

御浄霊の箇所および浄霊を嫌う理由を御垂示お願い申し上げます。


明主様御垂示
「これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。

前頭部を主にして浄霊して、できるだけ・・・善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。

なにか、死霊で要求があるんですね。

あるいは、無縁かもしれないですね。

祀ってもらいたいためにね。

そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。

これは浄化じゃないですね。

これで見るのが一番早いですね。

熱が出るですね・・・これは浄化と思って良い。

霊でも熱が出ますが、ぜんぜん熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。

そうして、こういう病人は光明如来様の前に寝かせるようにして、良くお願いするんです。」




明主様御垂示 「脳貧血から植物性神経失調症になった患者に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「私の夫(警察官。二十五才)本年二月十八日、風呂で卒倒しその後勤務先でも二回あり、

二月二十五日より頭重、目まいが伴い、身体がだるくなり医診を受けました。

ところが、心臓が少し弱っているだけで、たいしたことはないとのことで、無理に出勤しておりましたところ、

同月末日よりいっそうひどくなり床につくようになりました。

それからは、発作的に発熱、心臓の鼓動が激しくなり、意識が遠くなるような状態が日に一、二度起るようになり、入院手当てを受けました。

発作は小康を得ましたので退院し、自宅で静養いたしていましたがいっこう治らず、肩も疑り、四月末ふたたび発作が起るようになり、再度入院。

その後は起きられなくなり、食欲も減退してまいりました。

植物性神経失調症と言われ、発熱ごとに水または氷で冷やし重曹、ブドウ糖、テプロンの注射を用い、その他鎮痛剤、ブロムカリを毎日注射または服用しました。

五月にお道のお話を聞き、御浄霊を受け、五月十日私が入信いたしましたが、医者を諦めることができませんでした。

六月末ごろより足が冷たくなり始め、ついで頭も冷たく感じるようになり、極度に衰弱し、医者に見離され退院し、

家で御浄霊をいただくようになり、体温が出てまいり喜んでおりましたところ、

周囲の反対、本人もはっきりお道が解らず、ふたたび人の言うままに鍼、医者に通い、腰、肩などに注射三十本打ちましたが、

いっこうに良くならぬために、医療を捨てて御浄霊をいただくようになり、九月二十三日主人も入信いたしました。

十月初めには少し歩けるようにしていただき、同月六日より名古屋別院へまいり、御浄霊をいただいております。

だんだん血色も出、食欲も普通人と変わらず元気になってまいりましたが、まだ目まい、頭重はすっきりせず、肩も凝り頭がぼっとして、常に夢見ているような状態が、前より激しくなりました。

これは霊的でしょうか。私の婚約者であった現在の夫の兄が、三年前、川で心臓麻痺で死んでおり、祖父も卒中で死んでおります。

なお、お道のことを解らなかった親も、最近少し解りかけてまいり、反対はいたしません。

御屏風観音様をお祀りいたし、光明如来様はいただいておりますが、お祀りはまだでございます。

いかがいたしましたら、早く御救いいただけましょうか。」


明主様御垂示
「なーに、いい加減なものです。植物性神経なんて・・・どういうものだ。

神経に植物性と動物性とあるとみえるね。これはなんでもないんですよ。

これは、頸のまわりから肩にかけて凝りがあります。

固まりがありますから、それをみてご覧なさい。

それを溶かせば良いんです。

ただ、長くかかりますが、これはきっと治りますよ。

ところが、うっちゃらかしておけば、わけなく治るんですが、お医者に行っていろんな・・・氷で冷やしたり・・・氷で冷やすのは悪いですね。

固めるからね。重曹、ブドウ糖・・・鎮痛剤・・・これが問題ですよ。

これがここに凝りますからね。

ちょうど、病気を増やしてもらったんですね。

良かったですよ・・・このお道を知らなかったら、結局廃人みたいになるか命のどっちかですね。

最初は脳貧血だったんですね。脳貧血というのは、ここ(頸部)に固まりがあります。

溶けてくると・・・熱が出て溶けるんだから、そうなるとぼっとするんです。

それから目まいですね。頭が重い、ぼっとするのは、ここ(頸部淋巴腺)を見てご覧なさい。

熱があって、固まりがある。元は頸のまわりですね。心臓にもある。

それをやると、治りますよ。

早く光明如来様をお祀りして、その前に寝る。

それから御神書を、本人が読めなければ、側で読んでやる。

それから、霊的じゃありませんからね。

これは、古い薬毒に新しい薬毒を足した。

それが原因ですから、それを溶かせば良いんだから、ちっとも心配いりません。

こういうのはたくさんあるんですよ。

名をつければ、薬毒病と言うんでしょうね・・・今、官吏、公務員の汚職事件ですね。

あれは役得病でしょうね。」




明主様御垂示 「子供の長期にわたる発熱に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「SG(二十八才・男性)昭和二十年に一家全部入信、大光明如来様を御奉斎させていただいております。

長男T(一才)は十一月四日ごろから頭の浄化をいただき、三日間ほど高熱が続き、

その後も下がらず、たびたび吐き気を催しますが吐きません。

耳を掻き、毒血が出ると、いくらかおとなしくなります。食欲はございません。

右は祖霊の戒告でございましょうか。

またはふつうの頭の御浄化でございましょうか。」


明主様御垂示
「これは、ふつうの頭の浄化ですね。

頭に毒血がありますから、ですから吐き気もそのためですよ。

頭を良く浄霊してあげれば・・・これは力が入るんだな。

こういうのは、力を抜けば、どんどん良くなるんですがね。

それから、ここ(頸部)をやってやる。

ここに熱があると、前頭部に熱がある。

そうすると吐き気を催す。

食事は入るんですか。」


信者の発言
「少し入ります」

明主様御垂示
「お乳ですね。」


信者の発言
「摺り粉でございます」

明主様御垂示
「なんでも良いですからね・・・」


信者の発言
「母乳を摂らず、熱は少なくなっております。ややこしい家庭でございまして・・・」

明主様御垂示
「しかし、この状態では、頭に毒があるんですよ。

だから、なんでもないんですがね。

どんどん治るわけだがね。もう一息です。

力を抜いてやってご覧なさい。」




明主様御垂示 「心臓の浄化に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「私の兄Z(三十二才)本年六月ごろは、浄霊または御神殿に行くのを嫌い、その節お伺い申し上げ、

祝詞を奏げて浄霊するようと御垂示を賜り、御浄霊をいただき御神殿に休ませていただけるようになりました。

現在は便所に行くにも心臓が苦しく一、二回休んで行くような状態でございます。

左側延髄より頭にかけて痺れ、前頭部を針で刺すように痛み、目の前が暗くなってまいりますが、動かねばなんともなく、

また鳩尾の所に玉のようなものができるとたいへん苦しく、食物がつかえ、特に油気の多いものを食べると、心臓が苦しくなります。

絶えず左乳の所がひどく脈を打ち、顔色悪く体は冷たい方です。

兄は十八歳の時に後頭部を強く打ち、兵隊の時、内地で心臓部に予防注射を打ったこともあり、

十二年八月、心臓性喘息で御浄霊いただき一カ月ほどで良くなり、

その後家族全部入信させていただき、大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎。

二十三年に疥癬の御浄化をやり、家中で兄が一番ひどくできましたが、十カ月ほどで全快させていただきました。

そのころ、皇大神宮、熱田神宮を始め、家中の御本尊などをまとめて、お供えものをし、善言讃詞をお奏げして、氏神へ収めました。

その中に十年前、父が病気中お迎えした何神様か分からぬものがあり、稲荷さんではなかったかと思われます。

先祖代々の位牌も作り、面識のあるものは、別々にして古いのは焼きました。

父親の父が胃病で死病しておりますが、位牌は別になっておりません。

兄弟の分は一つの位牌に二人の名前を書いております。

右は霊的関係の御浄化でございましょうか。

また御浄霊の急所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「体は冷たい・・・これは霊だな。

心臓が苦しいのは、この辺に薬毒が固まっているんです。

押してご覧なさい・・・左の肋骨ですね。

痛い所がありますからね。それから熱い所があるですね。

そこに薬毒があるんだから、それを溶かせば良い。

そうすれば、心臓が苦しいのは治ります。

延髄より頭にかけて痺れ・・・これはやっぱり薬毒ですね。

これも浄霊すると治ります。


玉のような・・・これは霊ですね。やはり狐の霊ですよ。

これは、稲荷の御神体やなにかを処理した・・・そのためらしいね。

兄は・・・注射の薬毒が固まっているんです。


延髄から、内出血もありますね。

内出血が固まっている。

それと薬毒と両方ですね。予防注射・・・それですね。

心臓の息切れ・・・そのために喘息が起ったんですね。治りますよ。

少し気長にやるとね。


それでやはり、狐や・・・霊や・・・なにかが憑るということは、薬毒のためですからね。

それが溶けてくるに従って、入れなくなる。

これはたいした狐じゃないです。

他には別に霊的関係はありませんよ。

今言った通りやると、日の経つに従って良くなりますよ。」




明主様御垂示 「ヌラを吐く患者に対する浄霊の急所」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「中教師AH(二十四才・男性)は、二十二年三月開拓の途中にて発声不能となり、

それ以来しばしば大浄化をいただき、漸次発声できるようになりました。

本年十一月二十七日夜突然に猛烈にせき上げてまいり、苦しみ始め、多量のヌラを吐きました。

その時魂りのようなものが咽喉に詰まりましたので、善言讃詞を奏上し、御霊紙をいただき、すぐ楽にさせていただきました。

その後二回ほどヌラ状の喀血をいたし、御守護をいただきまして現在は全身浄化しております。

食欲はどうやら二膳くらいはいただいております。

本人は幼少の折、肺炎や気管支炎をし十五、六歳のころ腹膜やなにかで鍼灸、指圧、電気などもやりました。

右につき御浄霊の箇所を御教示お願い申し上げます。」

明主様御垂示
「この人は、なにか・・・蛇かなにか飲んだんじゃないかな。

蛇を飲むとヌラになりますからね。

背中に固まりがある。

背中を良くやってやると良いですね。

それから、熱のある所ですね・・・

やるようにしてやるとたいしたことはないです。」


信者の発言
「唾を飲むと、咽喉がとても痛みます」

明主様御垂示
「それは、ここ(咽喉)に固まりがあります。」


信者の発言
「鳩尾の左に寄った所に固まりがあります」

明主様御垂示
「背中の方に固まりがありますから、そこを良く浄霊してやる。」


信者の発言
「父、祖父が結核で死んでおり・・・」

明主様御垂示
「結核で亡くなっても、正面(まとも)に受け取れないんですよ。

なぜと言って、医学で・・・つまり殺すんですね。

だから、結核というのはなんでもない病気で、だんだんそれを死ぬようにしちゃうんだから、要するに・・・医学による被害者ですからね。

むしろ、うっちゃらかしておくようなら、亡くならないですんだんですが、

一生懸命に医薬をやればやるほど死ぬんですから、

結核なんか・・・結核で死ぬより、医療で死ぬというんですがね。

どうも、はっきり言うと、そういうことになっちゃうんだからね。」