浄霊の急所について 9 (各論)
明主様御垂示 「高熱の浄化の末期にシャックリが出た場合の浄霊の急所」 (昭和26年10月1日)
信者の質問
「高熱の浄化の末期にシャックリが起こりますと、医学でも二、三日しかもたないことになっておりますが、
私が体験させていただきましたのは、十日間もちました。
どういう関係でなりますのでございましょうか」
明主様御垂示
「霊的と両方ありますがね。」
信者の質問
「諦めるべきでございましょうか」
明主様御垂示
「そんなことはありません。たいしたことはない。」
信者の発言
「長いときは二時間くらいなっておりました」
明主様御垂示
「どこをやっている。」
信者の発言
「頭から延髄にかけてやっております」
明主様御垂示
「延髄ですね。それから横隔膜です。」
信者の発言
「亡くなるときは、十日間シャックリが出て、手のソバカスが取れ、顔は金時のようになりました。
八月、日本脳炎のとき、熱が下がらず脈がピクピクし、帯状に白い汗が二時間ほど出て、それから良くなりました」
明主様御垂示
「ここ(延髄)を見るんですね。」
信者の発言
「熱が低いときに脈が多過ぎるのでございます」
明主様御垂示
「衰弱です。」
信者の発言
「シャックリをいたしましたのは三人目で、みんな結果が良くないようでございます」
明主様御垂示
「今までは浄霊の効き方が弱かったが、もうこれからはそんなことはないからね。
それですから、力を入れるなと言うんです。
原因は薬毒ですよ。」
明主様御垂示 「精神病に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
犬猫の霊が憑依した事例
信者の質問
「昭和十七年祈願詣りの帰途目まいを感じ、医師の診察を受けましたが病名判らず、続いて三年ほどして血清検査を受けましたが異状なしとのことでした。
しかし気分は少しも変わりませんので、十カ所余りの医師、鍼灸、指圧などの治療を受けました。
ある医師より、頭の中の病気ゆえ脳外科へ行くようにと奨められたので、十九年九月千葉医大へ入院し、四十日ほどして、やっと脳腫瘍ではないかとの診断を受けました。
当時歩くのに中心がとれず、体が左に片寄っておりました。深部レントゲンを一日二回ずつ三回かけましたが、
頭痛、嘔吐は増し、退院帰宅後はますます頭が痛み出し床につく日が多くなりました。
二十三年十二月中旬ごろ急に腹痛を覚え、医師の診断で腸腫瘍とのことで手術しなければと言われましたが、薬と注射で痛みは止まりました。
その後右下腹部に卵大の固結ができ、便秘がちとなり、この固結はその後一年ほどしてなくなりましたが、便秘は増して一週に一度くらいは下剤をかけました。
現在頭が非常に痛く、絶えず頭の中で土用波のような騒音がし、目の奥が痛く、顔や胸が熱く感じて非常に苦しく、
しかし手足は冷え、時々脳の発作があり、持って行った食膳をひっくり返したり、無理難題を強いたりいたし、
後で正気に戻ると「申し訳なかった。私がしたのではなく、なにかにさせられたのだから」と言って詫びるのです。
なお非常に苦痛のある時でも食事をすると、一時たいへん楽になり、二、三時間後また苦しくなり、
また味覚は家族と異なり、塩辛いものも、時によっては本人には甘く感じ、甘いものでも塩辛く感じ、
それが時間の経過によって甘、辛、酸といろいろに変化いたします。
夜、睡眠中に大声で騒いだり、呟(つぶや)いたり、また急に起き上がって、隣に寝ている人をなぐったりなどいたしましたが、最近は寝言だけにとどまりました。
なお嗅覚が非常に強く、普通人にはとても感じられぬような臭いも感じて、たいへんに苦しんでおります。
なにか霊的にも関係あるように思えますので、前住者にいろいろと質(たず)ねたところ、左の事柄が判りました。
前住者の祖母は裏の堀に入り水死し、今は堀は埋めて水神様として懇(ねんご)ろにお祀りしておりますが、
水死の原因はこの家の主人がある古屋敷を買ったところ、古屋敷は元首吊りなどして絶家したそうで、
その霊に祖母は取り殺されたということが判り、さっそくその屋敷を売り払いましたが、その買い取り人の家にも不幸を出したそうでございます。
そのため水死の霊と古屋敷の霊とを五十年よくお祀りしたからといって、安心して東京に行かれました。
その後私どもは昭和十年春この家に移転しましたが、昭和十二年祖母が精神異状を来し、あらゆる無理なことを言っては人を困らせ死亡しました。
二十二年には主人の弟が肋膜炎を患い、五年後に全治し、それと交代したように母が病み、前記の症状で今日に及んでおります。
その間祖父、私の子二人も他界しております。光明如来様はまだお迎えいたしておりませんが、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。
なお母は入信しておりませんが、母の浄化につき御教示賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは一日も早く光明如来様をお祀りしなければ駄目です。
歩くのに中心がとれないというのは、霊が憑っているんですね。
レントゲン・・・これは非常に悪いですね。
嘔吐というのはレントゲンのためです。
一回ずつ三回ならたいしたことはない。
だが悪いですね。とにかく頭にかけては非常に悪いです。
卵大・・・便秘、これはなんでもないですね。
土用波・・・目の奥が痛く・・・脳貧血ですね。
延髄部に固まりがありますよ。
これは動物霊が憑っている。
甘く感じ・・・これは動物ですね。
擲(なぐ)ったり・・・嗅覚・・・これもやっぱり動物の本能ですね。
水神・・・これは関係ない。首吊りとも関係ないですね。
精神異状・・・これは関係があるかもしれないですね。
これは犬か猫・・・そういうものでしょう。
擲るというのは、自分が生きている時擲られた、その因縁が残っているんですね。
この家は光明如来様を早くお祀りしなければ駄目です。
そしてできるだけ御神書を読んで、やっぱり人助けをしなければならない。
そうして罪が減っていくに従って、このお婆さんも良くなる。
その犬猫の霊も祖先の一員で畜生道に落ちている。
それを救ってやらなければならない。
浄霊は頭ですね。前頭部の中と頸のまわりですね。
そして気長にやればだんだん良くなります。」
明主様御垂示 「薬毒原因の腹痛に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「一家入信、御神体、御屏風観音様も御奉斎させていただいております。このたびの父の浄化につきお伺い申し上げます。
五十四、五歳ごろまでは時折風邪を引く程度で、学校も無欠勤でございました。
三年ほど前に空腹になると胃部に痛みが起り、食べれば止まる状態で当時「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」など服用。
また歯槽膿漏のため「アルバジル」「ジセプタール」などの売薬を服用いたしてきました。
その後下痢の浄化を極度に恐れ、下痢を止めるために濃い「げんのしょうこ」を服用し続け、下痢は止まりましたが顔色悪く食欲なくなり、医薬の恐ろしさを知り、御守り様を二十四年一月拝受いたしました。
その後三年間、今日まで御浄霊を毎日続けております。
この間御浄化は緩慢でしたが、痛まない日はございませんでした。
しかし御浄霊をいただき、たいへん楽にさせていただいております。
去る九月二十七日ごろから腹痛激しく、十月一日から特に強い御浄化をいただき、二日からは吐き気を催し、ほとんど連続的な腹痛にてうめき通しにて、毎日四、五回薄茶色の水を多量に吐きます。
食事をしないのでリンゴ汁など御霊紙、御饌米などとともにいただきましても、すべて嘔吐いたします。
四日夕刻は吐いた水は茶褐色の泥状のもので、お小便も茶色になりました。
現在は激しい胸焼けと腹部全体言いようのない苦しさでございます。
右御垂示賜りたく謹んでお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「学校に行っていた、というと・・・先生かな。
これは薬毒ですよ。「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」はたいしたことはないが、「アルバジル」は悪いんですよ。
「アルバジル」を少し続けてのんで死ぬ人はたくさんあります。非常に悪い。
それから、「げんのしょうこ」・・・これが一番悪いですね。
「げんのしょうこ」は自殺ですよ。
あれをたくさん服んだ人は結局治らないですね。
私は、昔そういう人をたくさんやったが・・・だから「げんのしょうこ」をたくさんのんだ人は請け負わないでやれと注意したことがある。
この人は薬毒の浄化ですが、以前と今は、浄化が強くなって違ってますから、早く出る。
この人はだいぶ早く出ているが、治らないとは言わないが、吐いたり出したりして命がもてば治ります。
衰弱さえうまく耐えれるようにすれば、きっと治ります。
食事はふつうですか、流動物ですか。」
信者の発言
「なにも食べません」
明主様御垂示
「非常に良くないですね。
浄霊は背中を多くやるんですね。背中に固まりがある。
それで背中の毒が溶けて胸にくるんですからね。
最近の力を入れないやり方でやっているんでしょうね。動かしては駄目ですよ。
そうして、力を入れないでやれば溶けが早いですからね。
前は鳩尾(みぞおち)が良いです。下痢はどうです。」
信者の発言
「ぜんぜん便秘しております」
明主様御垂示
「げんのしょうこ」はどのくらい服んだ。期間は。」
信者の発言
「十日位でございます」
明主様御垂示
「これは薬毒ですよ。今言った通り、手を動かさないで、力を抜いて、背中を触ってみて一番固い所、そこをやる。肩は。」
信者の発言
「柔らかいのです。凝ったことがないそうです」
明主様御垂示
「それじゃ、大体丈夫な体ですよ。」
信者の発言
「薬は入っておらず、予防注射くらいです」
明主様御垂示
「それだからもっている。
大体この年になって肩が柔らかいのは健康だね。
今のようなやり方でやって、ちょっとでも食欲が出たら峠を越したと思って良い。」
信者の質問
「名前はいかがでございましょうか」
明主様御垂示
「○○峰吉・・・名前は良いでしょう。
○○周(カネ)子・・・カネと読むかね。
あなたの系統はなかなかたいへんなものですね。
いずれ、あなたの名前は変えた方が良いが、今のところは別にどうということはないから、今言った通り、浄化が強いからあんがい早く溶けて、越すかもしれないですね。
とにかく原因は背中の固まりですから、それを早く取るようにして、できるだけ何回でも良いからやって、背中の固まりを取るように。」
明主様御垂示 「頸部淋巴腺が腫れた場合の浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「妻M(四十三歳)は二十年前に長男出生後一年で婦人病に罹り、数年間医師の治療を受け、良くなりましたが、
昭和二十一年春より肺尖カタルに罹り、衰弱していきますので困っておりましたところ、
本教を知り私が入信し、一年間御浄霊を続けほとんど健康状態になりました。
その後指導者を失い、御守り様も神棚にあげて数年を過ごしました。
その間昭和二十三年に、長らく子供がなかったのが、妊娠し臨月になるにつれ腎臓炎を起し医療を受けましたが、死産し、その時腹部を氷冷しました。
その後は丈夫になり、死児はお祀りしてあります。
昭和二十四年暮れより頸部淋巴腺が腫れ上がり、医師よ薬よと迷っておりましたところ、
翌年二月、T先生の御指導を得、妻も入信いたし、御浄霊を続けて半年ほどで丈夫になりました。
本年八月十五日、箱根に御参拝させていただき、帰ってから腰部の痛みを感じ、諸先生方に御浄霊をお願いしておりましたが、
だんだん痛みは激しくなり八月末から九月にかけて、毎夜八時ごろより十二時頃まで、腰部全体に激痛が波状的に起り、苦しみます。
御浄霊をいただくと楽にはなりますが、毎日かかる状態を繰り返しております。
昨今は食事もほとんど摂りませんので日々衰弱していきます。
熱は三十七、八度を上下しております。
昭和二十五年八月、御屏風観音様を、十二月に光明如来様を奉斎させていただきました。いかがいたしましたらお救いいただけましょうか。」
明主様御垂示
「指導者を失い・・・というのがたいへんな間違いですね。
指導者を信仰しているんじゃないんだからね。
これがそもそもの間違いで、こういうことをすると、どうもいけない。あとがなかなか取れない。
肺尖カタルがとにかく健康状態になったということは非常なお蔭ですから、なおいっそう信仰に強くならなければならないのに、指導者を失いというのは、あべこべです。
しかも二十三年に、長らく子供がなかったのに妊娠・・・というのですからありがたいんですね。
それでも気がつかないので・・・医療を受け死産した。
わざわざ自分で悪いように悪いようにしている。
その後、氷冷・・・これも悪いですね。
頸部淋巴腺・・・先にこれ(浄霊)で肺尖カタルが治っていながら、医師よ薬よ・・・というのはおかしい。頭がどうかしている。
これは、つまりやりそこなったんだから、取り返すんですが、やりそこなって、あとで取り返すのはなかなか簡単にいかないんです。
一時御守護が切れますからね。
やはり、救いの綱につかまっていて、離したんだが、今度つかまってもなかなか簡単にいかない。
衰弱・・・これが悪いんですね。
病気の方は治るが、治るまでに衰弱で体が持たないとしようがない。
腎臓と後頭部の毒が下に下がるので、腰でも・・・腎臓ばかりじゃないですよ。
腎臓の方は知れたものです。
こういう痛みは、後頭部を良く浄霊すると良い。
食事が摂れないのは熱のためです。
腰から上の方・・・背中もそうとうに毒がありますから、背中もせいぜい浄霊すると、治るわけですがね。
腰というが、腰だけじゃ駄目です。
上の方を肝腎にやらなければならない。
後頭部から背中にかけてね。」
明主様御垂示 「手が震える場合の浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「昨年九月入信、一年間御浄霊をいただいております。
右手が中風のごとく常に震えて、日々なにごともいたしづらくあります。
右手の震う状態は左右に動き、細かい仕事をする時、筆を持つ時、食事をする時、力仕事をいたす時、人の前に出た時、また非常に驚いた時、頭の重苦しい時などは特に震えます。
昨今この震いの状態がひどくなりました。
これが十四、五年続いており、その間種々な療法をいたしました。
またこの発病直前に肩から背中にかけて、少し力仕事をいたしますと腫れ上がりました。
また四、五歳のころ高い所から落ちて、脳天を少し右に逸れた箇所に、致命傷と思われるほどの傷を受けて、常に頭は逆上の傾向にあります。
右手の震う原因、御浄霊の箇所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「ここ(頸部)に固まりがあると震えます。
ここからこう(肩)来て、この(肩)中ですね。
それだけを浄霊すればだんだん治りますがね。
それから頭の中ですがね。
四、五歳のころ・・・打ったため内出血して固まったためか、内出血がこう(頸部に)下がったためかで、右手のそこを浄霊すれば治ります。
その代わり、そうとう固まっているから長くかかります。」
明主様御垂示 「脱肛の浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「三つになる男の子で、百日咳が大半解決し、その後に脱肛になり、だんだん腸が出て、二寸五分くらいのものが、肛門から出ているそうでございます」
明主様御垂示
「それは脱腸じゃない。」
信者の質問
「陰嚢(いんのう)も若干膨(は)れております」
明主様御垂示
「陰嚢は良く聞きますね。」
信者の質問
「お風呂に入れて押し込めると、最初は入ったそうですが、力んだりすると出てくるそうです」
明主様御垂示
「それは脱肛です。」
信者の質問
「非常に痛がり、浄霊してますがはいりません。しかし非常に元気で、食欲があり、座敷を飛びまわっておりますが、痛いためによく座ることができません」
明主様御垂示
「浄霊で治ります。浄霊すると脱肛でも、肛門が柔らかくなりますからね。」
信者の質問
「肛門を主に浄霊するのでございましょうか」
明主様御垂示
「やはりそうです。お腹は柔らかいですか。」
信者の質問
「生まれたすぐ、睾丸(こうがん)に水が溜まり、それを取り、歩くようになってから脱腸になり、下がらないようになってから、腹膜をやり、今でもたいへん大きいのでございます。
下腹が小さく、上のほうが大きくなっております」
明主様御垂示
「そういうお腹がありますね。」
信者の質問
「肛門のすぐ上に穴があいており、生まれつきだそうでございます。そこから、肛門に出たようになっております」
明主様御垂示
「先天的な外形的障害(註 原文と異なる表記をした)ですかね。
第一子供に脱肛なんてないんですがね。」
信者の質問
「百日咳をやってから入らなくなったそうです」
明主様御垂示
「力んだためですね。百日咳の前はなかったのですね。」
信者の質問
「さようでございます」
明主様御垂示
「それじゃ治りますね。」
信者の質問
「いま、脱肛のところから粘液がたくさん出ております」
明主様御垂示
「それは非常に良い。」
信者の質問
「かぶれたようになってます」
明主様御垂示
「それは毒です。根気良くやってご覧なさい。治ります。
やっぱり脱肛も毒ですからね。
毒が脱肛の周囲に溜まっているので、浄霊すれば柔らかくなります。」
明主様御垂示 「腋臭の浄霊の急所」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「腋臭(わきが)につきまして、未信者が腋臭を手術して、臭いは取れましたが、
その後 痔が悪くなり、いま苦しんでおりますが、腋臭の原因はなんでございましょうか」
明主様御垂示
「獣の血なんです。
前の世に獣だったのが、人間に生まれ変わってきたのです。
腋臭というのは、獣の臭いと同じで、動物園に行ったみたいです。
血でなく、血の精が出るんです。
ここ(腋)を止めるから、出所がなくなって下にいったんですね。」
信者の質問
「浄霊の箇所は局部だけでよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「局部で良いです。そこに血の精が寄っているんだからね。知らないからですね。
こういう点もある。腋臭は西洋人が多いですが、獣の生まれ変わったのではない。
肉食するから、その血が混じる。それで臭うんです。
私なんかは、前の世は・・・人間ですが・・・女だった。
だから、毛むくじゃらじゃないです。
女の手のようでしょう。
以前に、女中なんかと較べて、私のほうがきれいだった。
だから、体が毛むくじゃらでないですね。
きれいです。それで、前の世に女だったことが分かるのです。」
明主様御垂示 「消毒薬中毒が原因の歩行障害に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「四十五歳の信者でございますが、四十一歳の二月、子宮癌の手術を受け、以来便秘に悩んでおりましたが、
翌年七月入信、爾来健康にさせていただきましたが、だんだんと尿が近くなり、終には十五分おきくらいとなり、時々は自覚せずに漏らすこともありました。
昨年九月、腎部に大きな腫れものができ、十月に破れ排膿を始めましたが、傷口はだんだん拡がり、続いて排膿がありますが、
さらにその後次々と腎部、腰部に数カ所孔があき歩行困難、仰臥困難、しかも相変わらず尿意頻繁で悩んでおります。
カリエスの気味もあり、背骨を叩けば痛い所もあり、最近できた排膿孔は、非常に深く(親指が入るほど)痛苦はなはだしく、非常に濃い血膿が出ております。
最初の傷口には周囲に薄皮がはり出し、薄い膿になっております。
主人を始め全家族入信。御神体、御屏風観音様も奉斎いたしております。
御浄霊は頭部、背面部、特に背骨と腎臓部より下腹部、膀胱、尿道、排膿部の順にさせていただき、御神書を良く拝読さしていただいておりますが、右につき御教えのほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「子宮癌の手術が原因ですね。どういうふうに切りましたか。」
信者の説明
「そうとう大きな固まりがあり、取りましたそうでございます」
明主様御垂示
「どの辺ですか。やっぱり子宮の近所でしょうね。それを取る時はどの程度かね。子宮は取ったのですか。」
信者の説明
「取っておりません」
明主様御垂示
「するとこれは、消毒薬ですね。消毒薬中毒すね。
四年経っているんですね。今の膿は消毒薬ですね。
数カ所に孔があき・・・これは結構です。
歩行困難はしかたがないですね。すっかりできあがるまではしようがないですね。
尿意頻繁というのは、尿道の括約筋が緩んでるんです。
両方から括約筋がありますが、消毒薬が参みて、そこに固まって、それが圧迫しているんですね。
ですから、股の上の方から尿道へ行ってますから、そこを良く浄霊するんです。そうすると治るわけですがね。
孔があいて出るのは結構ですよ。
背骨を叩けば、たいていの人は痛いですよ。カリエスというほどではないですね。
非常に深い・・・これは結構です。深い所まで浄化されるんだからね。
痛苦はなはだしく・・・これはしかたがない。
周囲に薄皮が・・・これは治ってきたのですね。
心配ありませんよ。少しの間はしかたがないですね。」
明主様御垂示 「笑う中風に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「私の妻K(五十七歳)でございますが、昭和二十四年二月八日に中風となり、全身不随となりましたが
御守護をいただき、現在では少し身動きのできるようにしていただきました。
最初は言葉も言えず、大声で泣き笑いするのみでございましたが、
最近では言葉も少し話せるようにしていただきましたが、
泣き笑いが激しく祝詞、善言讃詞を奉誦させていただきますと、
特にこの症状が激しく、本人に言わせますと、ありがたいと思い御礼を申し上げようとしても、
自然に笑ったり泣いたりすると申しております。
二十年前妊娠腎のため人工流産を二度いたしており、入信前昭和二十年にも一度現在と同様の中風になりました。
その時には灸療法により、三カ月ほどで平常に復しました。
家内一同入信させていただき、世話人として御神業に御奉仕させていただいておりますが、
妻の浄化のために尊い御聖業の妨げとなり、誠に申し訳なきことにて、家内一同心からお詫び申し上げております。
ちなみに妻の実家の祖父が、同様の中風で死亡いたしておりますが、なにか霊的関係がございましょうか、
なお御神体、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。」
明主様御垂示
「これはふつうの中風とはちょっと違いますね。
それから、中風で・・・笑う中風がよくあります。
泣き笑いというのは、頭に脳溢血の毒血が固まる。その関係ですがね。
泣き笑いというのは、後頭部に溢血したのが溜まるんですから、後頭部を良くやってやると良い。
これは妊娠腎があるくらいだから、そうとう薬毒や消毒薬がある。
そこに霊が憑っているので、霊と薬毒と両方ですね。
これは治り良いんです。
それから、こっち(右)が中風の人は、こっち(左の頸部)に固まりがある。
神経はそうなってますからね。
だから中風は反対に固まりがある。
だから、こっち(反対側)の方を溶かさないと、やはり、いくらかずついきますからね。
ですから、反対の方にある人は再発しますね。
ですから、反対の方を溶かす。すると良くなる。
これは気長にやっていれば治ります。
霊的もあるから、良く御神書を読ませることですね。
それから、なるだけ身体を動かすようにしたら良いですね。
運動したり働いたりするんですね。」
明主様御垂示 「脳膜炎が原因の視覚障害に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「AS(十三歳・男性)今年一月から脳膜炎の浄化をいただき、ずっと浄霊をさせていただいております。
先日はお伺いをして、名もいただき命拾いをさせていただきまして、誠にありがたく存じます。
現在は手の疥癬の浄化をいただいております。
頭はふつうのようですが、眼を正面に向けると、なにも見えず正面の下側から微(かす)かに物の形が見える程度です。
目仏の眼が、ふつうの倍くらい大きくなっています。
別に曇りの症状は見えません。
続けて浄霊させていただきますと治るものでしょうか。
眼を直接してもよろしいでしょうか。どこをさせていただきますとよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「無論眼も直接しなければならないがね。
眼を直接浄霊して、奥の方に通るようにする。
それから、裏の方に脳膜炎の毒が・・・下側から微かに・・・だから、下の方でなく、上の方に毒が残っているわけですね。
そして固まっているんだから、気長にやれば治ります。
眼を直接浄霊しても良いし、大体後頭部ですね。
眼と後頭部ですね。
頭全体になるが、そうすると良い。」
明主様御垂示 「緑内障に対する浄霊の急所」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「TK(二十六歳・男性)九月二十五日に入信。
十二歳の時から近眼でしたが、昨年十月終わりごろから両眼が少し翳(かす)みかけました。
今年一月医師にかかり、診察の結果「青そこひ」とのこと。
一月二十四日に手術を受けた結果、ぜんぜん視力が衰え、現在では右眼の左下の所がキラキラ光って、物を見るのに苦痛で、字なども読めません。
また後頭部も常に痛んでおります。
浄霊の箇所は眼球を直接させていただいてよろしいでしょうか。
またどこをさせていただきますとよろしいでしょうか。
またこれは長引きますでしょうか。
また、私の生まれる以前から家にいた、血の繋がらない祖父が「ウミゾコヒ」を患いました。
祖母も結膜炎で死亡、その後は祖父は隠居して、二年後に亡くなり、仏はその跡取りが祀っております。
もし頼っているとすれば、私の家でも祀らねばならないでしょうか。」
明主様御垂示
「手術を受けたら視力がありそうなものですがね。
どういう手術をしたのですか。
ふつうは眼球を抜いて、裏の膿を取るんですがね。」
信者の発言
「眼の膿を取ったのでございます。一時見えましたが、すぐ見えなくなりました」
明主様御垂示
「すぐに膿が溜まったんだ。これは治りますよ。
眼の実に溜まる毒を、溶かして溜まらないようにすれば良いんです。
やっぱり後頭部・・・眼の裏ですね。
そこをやって・・・毒というのは、後ろの方から首筋を通って前頭部から下がってくるんです(頭の上を通り)。
どこに一番毒があるかというと、一番熱い所があるから、そこを多くやる。
眼というのは、前から奥の方を狙ってやるんですね。
結構ですよ。気長にやれば、きっと治りますよ。
別に難しいところはない。
これは、最初近眼だったんでしょう。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「近眼だから後頭部に毒がある人だね。
霊的はあまりないようですね。毒ですね。」
信者の質問
「一度くらいの手術では、治り方に差し支えありませんでしょうか」
明主様御垂示
「手術にもよるんです。
眼の裏の膿を取るのは、別に差し支えない。
これは取ってもすぐ溜まるんです。
お医者さんは実に単純なんです。
そこだけの膿を取れば良いと思うが、後続部隊があるからね。
この考え方だけでも、実に単純な・・・馬鹿馬鹿しいものですよ。
ですから、盲腸を取った人が、やっぱり後で盲腸が痛む人がありますよ。
というのは、盲腸に膿が溜まる癖がつくんです。
ですから、後で盲腸部に溜まるんですね。
それですから、医学の方では、少しくらい「そこひ」で見えなくても、もっと見えなくなるまでうっちゃらかしておいてくれ、と言います。
こういうのがあります。六十くらいの時に診てもらったところが、もっと溜まりきったところで手術した方が良いと言うんです。
というのは、あと溜まる率が少ないんですね。
それで、十年くらい経ってから行ったところが、あなたは年を取りすぎていて、手術は無理だ、と言ったそうです。実際、悲喜劇ですね。」