浄霊の急所について 8 (各論)


明主様御垂示 「流産手術が原因のお腹の塊に対する浄霊の急所」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「二十年前に流産をし、手術を受けてより、いつからかお腹に固まりができ、目立つようになったのは五、六年前からでございます。

昭和二十三年七月に御守り様をいただき、それよりずっと御浄霊をいただき、私自身もお道のために人様の御浄霊をさせていただいております。

今では大光明如来様もお祀りしていますし、教師第二位のお資格も頂戴いたし、お道に専念いたしておりますが、依然としてお腹は小さくなりません。

このごろでは足が腫れております。なんの因縁でしょうか。またどうしたらよろしいでございましょうか。」


明主様御垂示
「流産して手術をしたのが原因ですね。

お腹に固まりができたというのは、消毒薬の固まりでしょう。出血ですね。

それが固まったのと、両方でしょう。

そういうものだったら浄霊すれば出るんですが、どこか悪いんですね。

なにか肝腎なものを切ったんですね。

そこで、排泄すべき働きが鈍ったんです。

鈍ったんで、その固まりが、つまり溶け難くなって出ないんですね。

固まりはそういうものですからね。原理はそうです。

これは後ろからやってやると良い。つまり尾てい骨ですね。その辺からやる。

そうすると溶けます。急には良くならなくても、いくぶんか良くなる。

後ろからやると良い。前からばかりやっていては駄目です。」




明主様御垂示 「目薬が原因の眼病に対する浄霊の急所」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「私は昭和二十年三月入信させていただきました。

入信前には胃が悪く胃散その他の薬を服みました。

八年前には子宮が悪く、医者に十日ばかり通い注射もしました。

十二、三年前に「ロート目薬」をよくいたしました。

入信後は年に四、五回胃痙攣の浄化をいただき、痔の出血の浄化を一年くらいいただきました。

今年の二月ごろより目の浄化をいただき、症状は両上瞼に次々と目バチコが出まして、下瞼は腫れて眼球は赤くなっております。

片方はほとんど目が開かない状態にあります。

現在毎日御浄霊をいただいておりますが、今だに目の浄化が続き、近ごろは体も痩せてきました。

御浄霊の箇所御垂示賜りたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「胃が悪いのは医者のためです。

それから、子宮が悪く注射した・・・これも祟ってます。

「ロート目薬」・・・目の悪いのはこのためです。

胃痙攣というのは胃散が残っているんです。

つまり、ロート眼病と言うんですね。

眼は、一体に長くかかりますがね。

痩せてきたのは、微熱があるからです。

胃の薬は背中に固まってますからね。背中を浄霊すれば良い。

痩せたんだから、食欲も減ったわけですね。

背中の浄霊・・・目薬を入れて、人間は仰向けになって寝るからね。

そこで、薬がこっち(後頭部)に固まる。

ですから、目の後ろを浄霊する。

これは目もちゃんと治ります。

目脂が出ないかね。目脂が出れば良いです。」




明主様御垂示 「盲腸手術経験者の浄化に対する浄霊の急所」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「本年三十一歳になりますが、二十歳の時盲腸を手術いたしました。

昭和十六年に北支に嫁ぎました。翌十七年に肋膜にて、軍の病院に入院いたし、四十日くらいで退院し、子供もできましたが、夫が召集のため本国に帰り生家におりました。

十月に御光りをいただき御浄霊をさしていただいておりました。

去年十月より大浄化をいただき、先生方に御浄霊をお願いして、良い方に向かいましたが、咳のために声が出ません。

実は戦死しており、病床に迎えに来ると申します。

なにか霊的関係がございましょうか。

八月中旬より足が浮腫み、食物は三度の都度一膳くらいいただいておりましたが、

九月三日より浄霊を止めてほしいと言うので休ませていただきましたところ、四日より六日まで食事をいたしません。

六日夜、父が御浄霊させていただきましたら、突然食事が欲しくなり、一膳食べ、七日の朝も食べ、六日の夜は良く休みました。御浄霊の箇所を御教示お願いいたします。」


明主様御垂示
「霊的関係がないとは言いませんがね。

夫に信仰がなくて、分からないと迎えに来るんです。

しかし迎えに来ても、こっちに御守護があればなんともない。

信仰が徹底しなければならない。フラフラしていてはいけない。

この人は少しフラフラしているようだから、徹底しなければならない。

絶対に神様におすがりして・・・というのでなければ・・・そうすれば、迎えに来ても諦めて止めますよ。

邪神に憑かれるとか、霊にどうかされるとかというのは、信仰が弱いからです。

絶対の信仰なら先が諦めてしまう。

霊というのは隙を狙うんですからね。

絶対の信仰なら隙がないから、先が諦める。

だから、この人はできるだけ御神書を読むんです。

そうするとだんだん分かってきて、信仰が厚くなる。

浄霊は背中から横腹ですね。

背中を押してみて痛い所があれば、そこに固まりがあり、そこから熱が出る。

盲腸の方は、お腹から右の方の股にかけて、それから盲腸の後ろにかけて・・・そこを触ってみれば熱いから、そこをやれば治りますよ。」




明主様御垂示 「日本脳炎の浄霊の急所」 (昭和26年9月15日)

信者の質問
「ET(五十二歳・男性)一昨年家族全部入信。光明如来様、御屏風観音様ともに御奉斎いたし、非常な御守護をいただいております。

八月二十七日ごろより、二女康子(十四歳)が微熱があり、九月一日登校したるところ、朝礼の際立ち暗みがし、

その日の午後より寝込み、四十度二分からの高熱が出て非常な頭痛を訴え、手足をもがきただならぬ容態になりましたので、

さっそく教師の者が側につき御浄霊をいたしました。

この間時々嘔気をもよおしましたが、なにも嘔きません。

眼も充血いたしておりません。

自分の口、鼻などから出る息が非常に臭いと申しておりました。

このような状態が二、三日続き、なお熱は四十度を下らず、耳はしだいに遠くなり、発病時より一週間目くらいから、しだいにこんこんと眠るようになりました。

食欲はぜんぜんなく、湯茶を少量飲むばかりにて、便通は普通便から軟便になり、小便は一日五、六回から回数を増してまいりました。

発病後十一、二日ごろより、熱は三十八度五分が最低で、大体三十九度前後になり、夜間五、六回くらい下痢と色の濃い小便を多量にするようになりました。

食欲はほとんどありません。十三、四日ごろからやや意識が出、重湯を二杯くらいと牛乳少量、おにぎり一個くらい食べる程度になりました。

本人は日ごろから虚弱な体質で麻疹、急性肺炎、眼病などを以前患いました。

病人の祖父、祖母は腸チフスで死亡しております。

以上のような症状で右は結核性脳膜炎のように考えられますが、いかがでございましょうか。

なお右の経過は順調なものでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは順調ですね。心配ないですよ。だんだん良くなります。

脳膜炎ともちょっと違うようですね。

脳膜炎だったら頭が割れるように痛いですからね。

これは日本脳炎ですね。その非常に重いものですね。

耳は治ります。溶けた毒が耳に溜まったんです。

一週間くらいから眠るように・・・脳膜炎はこういうことはない。

眠るんじゃない。食欲がないのはしかたがない。便通は問題じゃない。非常に順調ですよ。

非常に重いから長くかかるんですね。

しかし少し経つとずっと良くなる。

薬毒もそうとうあるから、それで長くかかるわけですね。

そういう時には、ついでに薬毒の浄化も起りますからね。

結核性脳膜炎じゃないですね。日本脳炎です。

それから、霊的には関係ないです。

それで、後頭部を良く浄霊する。

最初はそうとう固かったでしょうが・・・仰向けに寝ているから気がつかなかったでしょうが、そういうわけですから、決して心配ないです。」




明主様御垂示 「種痘が原因の聴覚障害に対する浄霊の急所」 (昭和26年9月18日)

信者の質問
「YN(八歳)は、母体不健全なために医師より妊娠中絶をするように言われましたが、御浄霊をいただき無事安産いたしました。

生後一年半ほどいたしました時、種痘を受け、翌日より両耳に御浄化いただき、耳だれが出、その後出なくなった時もありますが、今日までほとんど出続きの状態です。

現在左の耳はまったく聞こえません。

また智能的にも二年くらい遅れているように思いますが、体育(鉄棒など)は他の同年生徒よりずば抜けて勝れ、大人をびっくりさせるほどでございます。

両親は信仰に熱心で、父親は資格申請を先月いたしております。

右浄化はまったく体的のものでございましょうか。

また御浄霊の重点はどこをいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」

明主様御垂示
「体育というと・・・これは、この間の杉村のかな……膿が出るというのは非常に結構です。何年間出ても非常に結構です。

それだけあるんだからね。やはり薬毒ですからね。薬毒の他に・・・種痘もですね。

なにしろ出続きというのは結構ですね。

左の耳は以前からですか。種痘を打ってからですか。」


信者の発言
「だんだん聞こえなくなりました」

明主様御垂示
「種痘前は。」


信者の発言
「両親も良く分からなかったそうです」

明主様御垂示
「しかし、種痘で耳がこうなるということはないね。

やはり、前からそうとう聞こえなかったんですね。

聞こえないというのは、膿が固まっているんです。集まって固まるんです。

だから、聞こえない方を浄霊するんです。

淋巴腺の方からやった方がいいですね。

淋巴腺には肩の方から来て、それは腎臓の方から来ている。

とにかく淋巴腺が一番肝腎だね。

それから肩ですね。耳ばかりやっていても効果はない。

淋巴腺から肩へとやる。

人によっては腎臓から来るのもあるし、中途から来るのもある。

そうして気長にやれば治ります。

膿が出ることを恐れてはいけない。喜ばなければね。」




明主様御垂示 「不眠症の浄霊の急所」 (昭和26年9月18日)

信者の質問
「五十歳くらいの肥満せる婦人、数年前神経痛で注射をしたほかに、特に既往症なし。

最近全身だるく特に左手指が内側に曲がり、伸びなかったのを御浄霊によりお救いいただき、本人は喜んで入信。

その後養子にも御守りをいただかせましたので、引き続き家で御浄霊をさせていただいております。

本人は非常に神経質で、夜分鶏や犬の鳴き声が気になって眠れないそうです。

私も時々御浄霊にまいり祝詞、善言讃詞を奏げ、御浄霊いたしますと、その都度良く眠ります。

この婦人は不眠が続くと発作的に痙攣を起し、特に左手頸をかい込むようにして苦悶いたします。

そのうえ、発作を恐怖して二重に神経を使い、ますます眠れないようでしたが、いろいろとお道の話もいたし、

最近はたいへん具合良く眠れるようになり、発作も起らずにおりましたので、

時々は教会へも通ってくるように申したところ、

その晩に、また、以前よりもっとひどい発作を起しましたが、五分くらいで治り、

翌日は一日寝ておりましたが、その後は寝たり起きたりしております。

現在は全身だるいだけで、食欲もあり、別に異状はありません。

中風の霊の憑依かと思い質ねてみましたが、本人ならびに主人側の先祖にも中風で死んだ者なく(遠い先祖は判りません)いろいろ質ねましたところ、

主人の姉が十二歳でモルヒネ自殺をしている他、本人の郷里方には狂人が二人ばかり出ており、

また養子の話によりますと、本人は主人の母(姑)を戦時中そうとう食をつめたので、それを気にしているのではないかと申します

(その母は八十四歳で老衰死いたしました)。

その家には仏壇はありますが、位牌もなく(過去帳のみ)写真が三葉飾ってあるだけです。

主人は御浄霊に反対はいたしませんし、お道の話も良く理解があります。いかなる因縁でございましょうか。」


明主様御垂示
「霊的と薬毒と両方ですね。

薬毒というのは注射のためですね。これはそうとう長くかかります。

まあ・・・気長にやるんですね。

中風状と同じですがね。

もし中風とすれば、足もなるが、指だけとすると中風の霊じゃないですね。

それから眠れないのは、ここです(延髄)。

たいてい右ですが、必ず固まりがあるから、これを溶かす。

痙攣は、やはりそのためです。

頸の毒のためです。

神経というのは霊ですが、これは副守護神ですね。


副守護神というのは、とても神経を起させるものです。

神経を起させてからかう。それが好きなんです。

だからちょっと聞こえたり、なにかすると、これは病気になるんじゃないか、死ぬんじゃないか、とちょっとでも思うと、どんどんやってくる。

副守護神がそういうことをするということは、霊にそれだけの曇りがあるからですね。

中風ではないですね。お婆さんでもない。

もしこの霊が憑ると、食いたくてしょうがない。

モルヒネをやったのは体が痺れますからね。

むしろ、霊的というと、副守護神です。

これは気長にやれば治ります。なにも心配いらない。」




明主様御垂示 「イビキの浄霊の急所」 (昭和26年9月21日)

信者の質問
「昭和二十一年に入信させていただきました者でございます。

約三十五年くらい前に蓄膿の手術をいたしまして、その後十五年くらい後にまたも悪くなりましたので医師に診断を受けましたが、

どこも悪くないと言われ、困っておりましたところ、

このお道を教えられ入信させていただき全快させていただきましたが、

なんとしても鼾(いびき)が大きく、他人様に御迷惑をかけており、自分では少しも分からないので、気のつけようもなく困っておりますが、これは霊的でございましょうか。

またどこが悪いのでございましょうか。御浄霊はどこをいたしましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは霊的ではないですよ。

つまり咽喉と鼻の間から・・・鼻の奥にまだ固まりがあるんです。

そしてアデノイド・・・咽喉と鼻の間、そこが腫れて、口の方に洩れていくわけですね。

それが咽喉の声帯に息がいって、それが鼾になる。

鼾というのは咽喉と鼻の間ですね。

だから、そこを目掛けて浄霊すれば治ってしまう。

だんだん治ってきます。

蓄膿のやつがまだ残っているんです。」




明主様御垂示 「水に溺れ気を失った場合の浄霊の急所」 (昭和26年10月1日)

信者の質問
「左のような急を要する場合に御浄霊の急所はどこでございましょうか。

水に溺れ、気を失った場合。」


明主様御垂示
「気を失った場合は、呼吸が止まって、心臓が止まるんだから、心臓をやれば良い。

そうすると、停止した心臓が動き出すという意味ですからね。

先には、手をこう(上下に動かす)するが、やっても悪くないが、つまり心臓を甦(よみがえ)らせようというんですが、浄霊すれば良い・・・よほど時間が経ってない限りね。」




明主様御垂示 「ガス、感電等により昏睡状態の場合の浄霊の急所」 (昭和26年10月1日)

信者の質問
「左のような急を要する場合に御浄霊の急所はどこでございましょうか。

ガスその他、感電等により昏睡状態の場合。」


明主様御垂示
「ガスの方はここ(後頭部)です。

鼻から嗅ぐんですから。

嗅いだガスがここ(後頭部)に溜まりますから、後頭部をやれば良い。

感電はやはり心臓ですね。」




明主様御垂示 「輸血としての浄霊は心臓をやる」 (昭和26年10月1日)

信者の質問
「左のような急を要する場合に御浄霊の急所はどこでございましょうか。

子宮癌や切傷等にて大出血し、脈が微弱になり苦悶の状態にある時。」


明主様御垂示
「子宮癌で出血ということはないんですがね。

これは月経の血の固まりですね。

それが溶けて出血するんですから、気を失うほどのことはないですね。

切傷などの場合は心臓で良いんです。

浄霊は・・・いつも言う通り輸血ですからね。すばらしい輸血です。

ふつうの人間から二百グラム輸血するより、これ(浄霊)で五百グラムや八百グラムはなんでもない。四、五分やれば良い。

輸血の方は心臓をやれば良いから、やはり心臓をやる。すばらしい効果がある。」




明主様御垂示 「狭心症、脳溢血の浄霊の急所」 (昭和26年10月1日)

信者の質問
「左のような急を要する場合に御浄霊の急所はどこでございましょうか。

狭心症、脳溢血等にて苦痛を訴えている場合。」


明主様御垂示
「狭心症と脳溢血はぜんぜん違いますからね。

狭心症というのは、心臓を圧迫されるんですね。

毒が固まるんで、これは心臓ですね。

前と後から両方やると良い。

固まりが溶けますから、心臓が楽になる。

脳溢血はここ(延髄)の血管が破れて溢血するんですからね。

脳溢血の起りたてですと、ここに固まりがありますから、ここと前頭部ですね。

これが、こう(頭の上を通り反対側の肩)に行きますからね。

肩ですね。肩をやると、手の方が楽になります。

溢血は早いですからね。溢血してから、すっと行きます(反対側の肩に)からね。

これを大体主にして浄霊すれば良い。

毒血ですからね。こうして、毒が減る。」