浄霊の急所について 2 (総論)


明主様御垂示 「浄霊の急所」 (昭和27年3月16日)

信者の質問
「UM(六十一歳・男性)昭和十五年八月ごろより手足が腫れたり引いたりいたし、

脚気または胃酸過多症と言われ、二十年ごろより右手足が痺れて冷たくなり、時々痛む程度でございました。

六百六号、水銀注射各数本、鍼灸を続け、胃散を相当量用い、その後脊髄神経麻痺と言われ、不治とのことで鍼灸をいたしました。

最近腰が非常に重く杖をついてやっと家の中を歩く程度で、右手は少し痺れているようでございます。

先月入信させていただき、それより御浄霊をいただき、体の気持ちが良くなり、腰が痛くなってまいりました。

いかがいたしましたらお救いいただけますでしょうか。

御浄霊の箇所を御教示お願い申し上げます。

なお、御神体は今月中に御奉斎させていただく予定でございます。」


明主様御垂示
「痛くなったら結構ですよ。これなら腰は治りますよ。

もう、痛いとか熱が出るとか、痰が出るとか、寝汗が出るというのは、非常に結構だと、良く言ってやるんですね。

どうも言い方が足りないようだ。

いかがいたしましたら・・・救われるとよけい痛むかもしれない。

御浄霊の急所は悪い所だけですね。痺れた所と、それで良いですね。

ただ、よく箇所箇所と言うが、因ですよ。

手のここ(先)らが悪いのは、ここ(頸部淋巴腺)にあるんです。

こことここ(付け根)にあるんだからね。

足は、足の付け根ですね。その、因をやるんです。ここ(手の先)が悪いと言って、ここ(手の先)をやっても、たいした効果はない。

体全身の急所は頭であり、手の急所はここが一で、次がここです。

足は、付け根。胃の方の急所は腎臓と、その急所さえ心得ていれば、なんでもない。」




明主様御垂示 「押してみて痛い所が浄霊の急所」 (昭和26年12月25日)

信者の質問
「MS(三十四歳。女性)六年前より心臓弁膜症にて注射、服薬など良いということはなんでもいたしましたが、だんだん悪化するばかりとなり、

本年八月御浄霊をいただくようになりましてより、食事もおいしくなり、たいへん良くさせていただき、

腹部に下がり、下りものがいたしました。九月には主人と二人入信させていただきました。

その後咳の御浄化をいただき、呼吸激しく、床についても上半身の圧迫感が強く、呼吸が苦しくなります。

今後どこを御浄霊させていただきましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「良いと思うことが悪いことです。これは見当違いをしているな。

これは、心臓のまわりに毒があるんですからね。

これは、胸から横腹・・・後ろですね。

押してみて、痛い所があるから・・・そこから出る。

これは肋間神経痛ですよ。

だから、急所さえやれば、わけなく治るんです。急所をはずれている。

咳だから、咽喉と思って、咽喉をやっているんじゃないかな。

自分で押してみるんです。

そうすると良く分かりますよ。

そこを取ってやれば、ずんずん良くなりますからね。」




明主様御垂示 「熱のある所が浄霊の一番の急所」 (昭和26年12月28日)

信者の質問
「本年二月風邪の御浄化をいただき、三月中旬より自宅で静養しやや良くしていただき、布教させていただきました。

九月上旬より、非常に寒気を催し、咳が激しく、痰が多く、便通なく、十月よりふたたび自宅で静養し現在に至っております。

現在そうとう衰弱し、見たところは元気そうでありますが、足などはだいぶ細っております。

用便は一人でいたしております。

食欲はあったりなかったりで、ない時でも無理をすればお茶碗に半分くらいいただけます。

肩、背中、胃の裏など御浄霊いたしておりますと、発熱し譫言(うわごと)を言うこともありましたが、現在はあまりございません。

十一月ごろまではだいぶ寒気を覚えましたが、現在はあまりございませんが、腰部は常に痺れ、また息苦しく、あまり長話はできません。

特に息苦しい時は鳩尾の固まりが胸につっかけるようになります。

子供の時より胃が弱くワカモト、胃散、粉薬など服用し、また風邪のたびに、咳止めをだいぶ服んでおり、二十四歳の時、痺れ脚気で七五日間ほど医療を受けたことがございます。

現在は、頭部(脳天、後頭部)延髄部、肩、背中、胃の裏などや左腎臓部に熱があり、右箇所を御浄霊いたしておりますが、よろしゅうございましょうか。

または、霊的でございましょうか。なお、家族全部入信。御神体、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。


明主様御垂示
「これは霊的ではありませんよ。

薬毒ですよ。薬的ですね。これは薬がうんとあります・・・この人の身体はね。

だから気長に・・・根気良くやるんですがね。

以前だと固まっていて、少しずつしか浄化が起らないから、ごまかしていられたが、今は、全身的になりますからね。

どこということはない。全身的に浄化が起っているんです。

熱があるから食欲がない。食欲がないから便秘する。咳や痰が出るというわけですからね。

年が五十三だから、一ぺんに大きな浄化が来ないんですね。

一ぺんにうんと苦しむような浄化だと短期間に治るが、それだけの浄化力がないから、長くかかるんですね。

それだけのことですからね。

ただ、浄霊する場合に、急所を見つけるのが一番ですね。

自分で身体を見ると、一番熱が起っている所があります。

それが、一番の急所ですから、そこを浄霊する。

自分でやる時も、力を抜かなければならないですよ。

そうすれば治ります。別に難しいこともない。それだけですね。」




明主様御垂示 「一番熱い所と一番固い所が浄霊の急所」 (昭和27年1月15日)

信者の質問
「OK(二十六才・女性)は、昭和二十三年九月肺門淋巴腺と診断され、漢方薬のみにて約半年ほどで治り、昭和二十五年三月結婚。

四月に発病し、肺浸潤と診断され、実家に帰りパス二箱を使用いたしましたが効果なく、五月国立病院に入院。

ストレプトマイシン四十本および毎月三回ずつ飲み薬を使用、だいぶ経過が良いように思われましたが、

七月末レントゲン検診の結果、空洞があり手術しなければならないとのことでしたが、

家族は御浄霊のありがたさを知るようになり、手術を断り退院し、八月下旬より御浄霊いただくようになりました。

その後は咳嗽と軽い下痢くらいにて、十二月ごろより頻繁な咳嗽(特に夜間に多く)しだいに食欲が減り、最近ではほとんど食欲なく衰弱を増してまいりました。

御浄霊は頭部、頸部、延髄、肩、背部、腎臓、右足付け根をいたしております。

今後どこを主として御浄霊させていただきましたら、よろしゅうございましょうか。

なお、幼少のころに肺炎を固めたことがございます。

御神体は御奉斎させていただいております。」

明主様御垂示
「半年ほどで治り・・・というのは、固めたんですね。

これはいくらか見当違いをやっているんだな。

随分方々やってますが、これは急所が解っていないんです。

本人でも解りますがね。

大体頸のまわりですがね。

ここ(頸部淋巴腺)をやってますか。」


信者の発言
「いたしております」

明主様御垂示
「どこかに固まりがあるでしょう。

その一番固まっている所・・・一番熱いですね。

熱がありますね・・・その熱い所が一番浄化が起っているんだから、

それでそこが良くなると、他が浄化が起ってくるから、それを間違えないようにする。

ここだと思っていると、そこが良くなってくると、なんぞ知らんこっちに起ってくる。

一番熱い所と一番固い所ですね。

そこが急所だからね。

熱が減ると、食欲が出てくる。


この人は肩が固いでしょう。たぶんそうでしょう。

急所は、ここと肩と延髄の左か右かどっちかですね。

他にたいした所はありませんよ。

そうして急所を見つければ、なんでもありません。

そこの急所をやれば順々に良くなります。

急所が一つはずれているね。


その毒というのは・・・幼少のころ肺炎で固めた。

それからパス二箱。ストレプトマイシン四十本。飲み薬・・・それです。

その毒がなかなか出きらないんです。

だから、今言ったような具合にしてやれば、治らないことはないですよ。

なにしろ熱と咳を早く取ってやらなければね。

すると、食欲が出るから、衰弱がずっと軽くなる。

こういう肺病なんかは、急所を見つけるのが一番です。

どうかすると、頭のこういう所(真上)にあることがあるからね。

急所を見つければ、割合簡単なものです。

肺門淋巴腺なんていうのは、こういう所の毒が溶けて・・・肺の上の方から入って出るんですからね。

うっちゃらかしておけば、とうに治っている。

一生懸命に結核に作りかけたんですがね。

実際、現代の人間はかわいそうなものですよ。」




明主様御垂示 「熱い所が浄霊の急所」 (昭和27年1月25日)

信者の質問
「KU(三十七歳・女性)元来丈夫でありましたが、三カ月前より急に一日六、七回、多い時は十回くらい、ものすごい下痢の御浄化で、すっかり衰弱して立つこともできなくなりました。

去る四日に、危険な状態を中教会の御神前にて御守護お願い申し上げ、お救いいただきました。

その後下痢は止まり食欲も出てまいりましたが、少しも肥らず、咳がさかんになり、痰もそうとう出、熱は三十九度前後で、脈拍は九十五、六で、結滞があり、呼吸困難で、体中が痛み腰が立ちません。

御浄霊は頭、咽喉、肩、臍のまわり、鼠蹊部、肩甲骨、胃の裏、腎臓を御浄霊させていただいておりますが、

特に肩と胸をいたします時は、呼吸激しく苦しそうでございます。御浄霊の急所を御教えお願い申し上げます。

今までにのみました薬はドクダミくらいとのことでございます。

なお、店の入口(道路中)に古井戸がふさがっており、昔庚申塚があった所に家が三軒建てられ、その左端が本人の家となっております。

なにか霊的関係がございましょうか。

主人は世話人としてお道に尽くさせていただいております。御神体は御奉斎させていただいております。」


明主様御垂示
「ドクダミくらい・・・がたいへんなんだ。

ドクダミは、ドクダメ(毒溜め)だね。

古井戸・・・誰かがふさげたんでしょうから、こういうのはふさげた人に祟るべきですよ。

ただ、祟るんじゃなくて、助けてもらいたいとお願いする場合がありますからね。

ですから、そういうのは祀ってやるとか、なんとかしなければならない事情が出てきますから、そうすれば、ただ言霊で神様にお願いすれば良いんです。

一々手数かけて祀るほどの謂(いい)がないんですからね。

昔から自分の家にあった池とか井戸を埋めるんじゃないからね。

そういう点も区別して考えるんですね。

この人はドクダミ中毒ですよ。


それから急所が解らないらしいですがね。

下痢は止まったから、下の方の毒が出たが、今は咳と痰ですね。それは上の方ですね。

大体下の方は下痢になって、上の方は痰になって出るものなんですがね。

しかしそうはっきりは言えないですよ。

それは下の方から痰が出ることもありますからね。大体はそうなっている。


それで、急所をみるのは、なんでもないんです。

体を撫でてみて、一番熱い所がそうです。

脈拍は、九十や百は、なんでもないですね。

呼吸困難は肋骨ですね。肋骨のどこかに毒が固まっているんです。それが呼吸因難です。

身体中ドクダミの毒が固まっているんですね。

腰が立たないのは、尾てい骨ですね。

そういう所をやれば良いです。


たいてい、こういうのは、ここ(頸部淋巴腺)が多いんです。

こんなに方々やってもしようがない。

急所を一カ所か二カ所ですよ。

病人は女だから、あんまり裸にしてやるのも困るから、自分で体に触ってみて、押して痛い所ですね。

無論、そういう所は固まりがありますから、それから熱い所ですね。

それが急所ですから、それをやれば順調に治りますよ。

浄化が強くなってますから、かなり方々痛かったり、いろいろありますが、それは、少し我慢しているんですね。

そうすれば、だんだん良くなってきますからね。

苦しい・・・そこが溶けてきて、肺に入ろうとする場合に、肺膜が厚いとか、毒が濃いから、引っ張るために息切れする。

こういうのは、浄霊する人の力が足りないから・・・霊力がないから、そうなるんです。

いつも言う通り、この山ですね。

ここまで(山の頂上)いく力はある。

だから息苦しい。これを越す力がない。だから息苦しい。霊力が足りないんですね。

やっばり、手に力が入るんだな。力を抜くと、霊力がずっと出ます。

今言ったようにしてやれば、順調に治っていきます。


それから、もし龍神に関係があるとすれば、夢で知らせるとか、あるいは人が言ってくるとか、助けてやらなければならない事情が現われてきますから、

そうしたら・・・祀ることはめったにないけれども、いよいよといえば、近くに瓶(かめ)かなにか埋(い)けて、替わりにしても良いですが・・・

だから光明如来様に、そういったものが迷っているとしたならば、早く人間に生まれ変わるように御守護お願いするんです。たいていそれで良いわけです。」




明主様御垂示 「自分で体中触って熱のある所を調べるべき」 (昭和27年2月26日)

信者の質問
「教師KMの妻S子(三十三歳)入信前ノーシンを常服いたしおりました。

昭和二十二年卵巣膿腫で手術し、全快しないうちに妊娠したために悪阻が強く、体の衰弱もあり堕胎手術をいたしました。

それから肋膜で二カ年療養しましたが、良くならず、人に奨められるままにいろいろいたし、人骨を煎じて二カ月ほど飲みました。

注射はザルブロ、ビタミン数十本を打ち少し楽になりましたが、今度は主人が喘息にかかり、

その時より再度御浄霊をいただくようになり、御守護いただき主人は税務署を辞して御神業にお使いいただくようになりました。

大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただき、初めて農耕の手伝いをいたし、不思議に働くことができました。

ところが、首にグリグリが無数にでき、数回膿が出、今ではグリグリがたくさんあるままに、口はふさがっております。

昭和二十六年十月「大光明」の御守様を拝受いたし、痔出血の御浄化をいただき、本年二月ごろに左手に激痛が起り、皮膚は蝋(ろう)細工のような色となり、血色悪く、体はフラフラとなり、

毎日御浄霊をいたしておりますが、手の神経痛、腹部の痛み、腹の張り、胸の痛み、足の御浄化で、一進一退でございました。

二月上旬より、痔の出血は止まり、通じも二回くらいで軽くなりました。

二月十一日「大浄光」の御額をいただきますと、胃の御浄化で、咳が出、痰のような唾のようなヌラや苦い水がたくさん出ました。

心臓が苦しく床に就いております。現在は頭がガンとして胸が苦しく、胃がからのような気がいたし、口が苦しく足腰がだるくフラフラで、御浄霊をいたしますと熱が出、咳が出ますが、痰が切れないので苦しみます。

食事は軽く一杯、三度食べます。尿もよく出、便通もございます。右御垂示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは薬毒の浄化ですからね。

いろんなものがいろんな形で出てくるんですから、その間辛抱していれば、だんだん良くなりますよ。

こういうのは、だんだんいつとはなしに良くなりますから、辛抱していれば良い。

別にどうという病気じゃない。入れたものが出る。それだけの話です。

それから痰が切れないのは、浄霊の見当違いをしている。

だから、良く調べてみる。これは自分で体中触って、調べてみる。

熱があるから、そこから痰が出るから解ります。

解らなければ、御主人に体を触ってもらえば良い。

これも、峠を過ぎてますから、もう一息です。」




明主様御垂示 「押してみて一番熱い所が浄霊の急所」 (昭和27年2月27日)

信者の質問
「KM(五十歳)三男I(十三歳)昭和二十六年十二月末、夜十時ごろ寝床より飛び起き、

手を振り、目をむいて「恐い」と言いながら母親に抱きつき、苦しみましたので、

すぐに病院に連れて行き鎮静剤を打ち一応収まりましたが、

正月過ぎてより咳が激しくなり、一月十七日市立病院にて、感冒とのことで

レントゲンの結果、胸中央縦にズッと白く現われ、縦隔肋膜炎と診断され、家で療養いたしておりましたが、

ふたたび一月十九日小児科医長の診断で、ただちに入院をとのことで入院いたしました。

心臓付近の肋膜ゆえ水を取ることができないとのことで利尿剤、エフェドリン、強心剤、マイシンなどの注射を続けました。

そのころよりお道の話を伺い、御浄霊をいただくようになりましたが、医者の手を切れませんでした。

二月十日妻が入信させていただき、先生方より御教えいただきましたが、薬を断ち切ることができませんでした。

二月十九日三回目のレントゲンの結果、水を取るために胸部に注射針二カ所刺しましたが、なにも出ず、肉腫と言われ、阪大の癌研究所に入院しましたが、

食欲はなく衰弱ひどく、苦痛も激しいので、ラジウム、レントゲンなどの治療は無理と言われました。

もう運命は決しているとのことに、即日家に帰り大光明如来様に一心におすがりいたし、御浄霊をいただきましてより、食欲も出、たいへん楽にさせていただきました。

私は二月二十四日、功は二十五日入信。二十六日御屏風観音様を御奉斎させていただきました。

ただ今の状態は、会長先生の御浄霊をいただきましてより御浄化強く、ひどい喘息のようにせき込みますが、なかなか痰が切れ悪く、呼吸困難の発作が頻発します。

尿量は多くなり、軟便五回ほどございました。

食欲も少しおとろえ、食しますと後が御浄化強く苦しくなりますので、控えております。

入院以来未だ横臥できず、坐ったままの状態でございます。御浄霊の箇所御教示お願い申し上げます。」

明主様御垂示
「肉腫・・・誤診だね。少し見当違いをしているな。

これは胸の・・・心臓の付近に毒の固まりがあるんですよ。

たいしたものじゃないですがね。

毒の固まりが・・・ うまく見当がつけば、ドンドン治るんですがね。

少しはずれている。見当がつけば、咳も減ってきます。

これはじかに押してみて、こうやってみて、一番暖かい所・・・熱のある所、そこをやれば良いんですよ。

これはたいしたものじゃないですよ、見当さえつけばドンドン良くなります。

医学じゃ、こんなことが解りませんからね。

いい加減なことを言って、穴をあけてみたら肉腫だと言う。

肉腫はこんな所にできるものじゃない。

肉腫は肋骨に・・・骨のある所にできるものじゃない。

だから私は、お医者さんに診断してもらうよりか、大工か鍛冶屋に診断してもらえと言う。

なぜかと言うと、医者はいい加減にやるから、素人がやるより危ない。」


信者の質問
「最初に苦しんだのは、どういうわけでございましょうか」

明主様御垂示
「浄霊の時か、医者の時ですか。苦しみといっても理由が違いますよ。医者の時か、浄霊してからの苦しみかです。」


信者の質問
「浄霊の前ので・・・」

明主様御垂示
「それは、医者は苦しむようにするからです。医者にかかれば苦しみます。」


信者の質問
「霊的のことで・・・その場合は霊的で・・・」

明主様御垂示
「そうです。霊が来るんです。」




明主様御垂示 「一番熱い所に毒がある」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「胃潰瘍、胃下垂で、一時間以上しても寒気が治りにくい場合は・・・」

明主様御垂示
「どこを浄霊してますか。」


信者の発言
「肩甲骨と脊柱の間、胃の裏をいたしております」

明主様御垂示
「もう少し下ですがね。だいたい裏に、何しろ固まりがありますよ。

それから、着物の上からでも解りますが、一番熱いところがあるから、そこに毒がある。

そこを浄霊すれば良い。見当違いしているんです。

着物の上からでも、一番熱いところがあるから、そこを浄霊すれば良い。」


信者の質問
「寒気は、他に何かあるのでございましょうか」

明主様御垂示
「寒気がそこですよ。」


信者の質問
「微熱というものも、各所にございますのでしょうか」

明主様御垂示
「各所にありますよ。その人は他にもありますが、そこが一番の因ですよ。」


信者の質問
「何分くらいで冷めますのでございましょうか」

明主様御垂示
「いろいろです。五分でも冷めるでしょうし、三十分くらいのもある。毒の量と強さによってね。」




明主様御垂示 「熱のある所を浄霊する」 (昭和27年3月6日)

信者の質問
「NT(四十七才・男性)昭和二十六年一月肋膜炎再発し、生命危篤を御浄霊でお救いいただき、一カ月ほどで教会に通わせていただくようになり、

夏には家業(鮎の集荷)もできるようになりましたが、

十月三十一日名古屋別院にて明主様に御面会いただきましてより、全身御浄化をいただき、

ちょっとした運動にも息切れがして、呼吸困難となり、床に就くようになりました。

現在は頭重、肩の重圧感があり、痰はヌラのようなものが続いて出ております。

食欲はございませんが、二杯くらい食べられますが、少しずつ衰弱しております。

教会より御浄霊に来ていただくようになりましてから、暖かい日は二、三時間は起きておりますが、長くなりますと寒気がいたし疲れます。

昼間より夜間は用便に起き、動いた後は胸の圧迫感が特にひどく苦しみます。

なお本人は四年前重い湿性肋膜炎にて四カ月ほど医療を受け捗々しくございませんでしたが、お道にて治していただきました。

光明如来様は昭和二十六年一月に御奉斎させていただきました。

御浄霊の急所につき御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「二杯くらいだったら、食欲はなくもないじゃないですか。

急所をはずれているんだ。こんなのはわけなく治るんですがね。

肋膜というものは再発するに決まったものでね。

やっぱり、以前に固まっている所があったんです。

それは、胸から背中から触ってみると、熱い所が必ずありますからね。

この人は熱がそうとう出るんです。

肩から頸に熱がある所があるから、そこを浄霊するんです。

そうすると熱がだんだん冷めてきますからね。

そうすると、食欲が起ってだんだん治ってきます。」




明主様御垂示 「痛い所、熱い所に浄霊する」 (昭和27年3月6日)

信者の質問
「HM(本年一月入信・四十三歳・男性)御神体はまだ御奉斎させて戴いておりません。

三年ほど前に肺結核で七カ月入院いたし、約八十本のマイシンと注射と薬を続け、退院後一年ほど薬を続けておりました。

昨年十月ごろより咳が多くなり、時々胸を締めつけるようになり、疲れると咽喉が詰まりあげますが、別になにも出ません。

体も重く感じます。

昨年十二月末より御浄霊をいただくようになりました。

御浄霊の箇所につき御垂示お願い申し上げます。」 (中略)


明主様御垂示
「そうすると肋間の間に毒があるんだから、胸から背中・・・そういう所を押してみて、痛い所があったら、そこに固まりがあるんだから、それが胸を締めつける因だからね。

痛い所がなければ、熱のある所があります。

たいてい、そういうのは肋間だな。

熱がある所があるから、そこを浄霊すれば良い。

そうすれば、それは割合にわけなく治るんです。

あとは頸のまわりだな。

そこに固まりと、熱のある所があります。

それを浄霊する。それで治っていくわけですがね。」




明主様御垂示 「熱の一番強い所に毒が残っている」 (昭和27年3月7日)

信者の質問
「EK(昨年十一月入信・三十歳・女性)五年前湿性肋膜炎にて、少量の排水とカルシウム注射十五本で、一時良くなっておりましたが、

昨年風邪が因で再発し、肺結核と言われ、絶対安静をいたしパス十日分服用いたし、

そのころより御浄霊をいただくようになり、一時たいへん良くなり外出もできるようになりました。

本年二月再浄化をいただき、吐痰激しく、食も進まず衰弱してまいりました。

発熱はあまりありませんが、激しい咳と多量の喀痰にかなり苦しんでおります。

喉頭に痛みを感じ、声も出ず、食事もできかねますが、咽喉が乾くと言い、水はかなり飲みます。

盗汗や痔も出ますが、衰弱はほとんどその極に達した感がございます。

兄は喉頭結核で、母は胃癌で死亡しております。

御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。

御浄霊の急所につき御教示のほどお願い申し上げます。」

明主様御垂示
「やっぱり胸です。

胸から横腹、背中にかけて、触ってみると、熱の一番強い所に毒がまだ残っている。肋膜の水が固まってね。

そこを浄霊すればわけなく治るんです。

これは、教団の教師の人にはやってもらってないですか。」


信者の発言
「支部の教師が時々まいっておりますが、他は主人がいたしております」

明主様御垂示
「主人じゃ無理だな。やっぱり、商売人・・・と言っては変だが、浄霊の商売人がやらなければね。

グズグズしていると、これは死んじゃいますよ。

万一、商売人がやって、ある程度までいったら、素人で良いんですがね。

なんでもないんですよ。

肋膜の水が固まっているんで、それが溶けきらない。溶け方が悪いんだ。

それで衰弱しているんです。それと、食欲がないしね。

まあ、一週間くらい商売人にやってもらうんですね。」




明主様御垂示 「浄霊の急所は腫れている所、痛い所、熱のある所」 (昭和27年3月16日)

信者の質問
「YY(昭和二十四年四月入信・五十三歳・男性)昭和二十三年二月光明如来様を御奉斎させていただいております。

一月九日朝より悪寒が四、五時間くらい続き、昼ごろより乳液に褐色物の混ったようなものを多量に吐きました。

十一日夕方よりシャックリが二時間ほど続き、御浄霊いただき一時止まり、四十分ほどして一時間くらい続きました。

翌日も同様でございます。食事は進まず、お湯を飲んでおります。

熱はあまりなく腎臓に少しありましたが、一週間目より食欲も出てまいりました。

十五日目より肩、肩甲骨より肋骨下部に、高さ四、五寸幅五寸くらい、右手は上膊(じょうはく)部および手首より指先まで腫れ上がり、右手肩の関節は動かず、食事(一膳くらい)の時だけ起きて食べさせてもらっております。

血尿が三、四回ございました。三十七日目に腕の力瘤(こぶ)の所に直径一寸くらいの突起ができ、先が赤くなり、翌日濃い膿が出、少し楽になりました。

それより十日くらい膿が出続け、だいぶ腫れも引きましたが、肝臓に拳くらいの固結ができ、食欲なくだいぶ衰弱し、膿も出なくなりましたが、御浄霊いただき食事もいただけるようになりました。

血尿は一日に四、五回出ます。膿は血膿となり、肩甲骨の下部に少し膿がございます。

元気になってまいりましたが、腕の付け根は動きません。御浄霊の箇所につき御教示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは結構じゃないですか。順調にいってますよ。

この人は毒がたくさんあるんですね。毒血がうんとあるんだから、いろいろな所からいろいろな形で出ていって、結局治りますからね。

気長にやっていれば良いですよ。

浄霊の急所は、腫れている所とか痛いとか熱があるとか、それは分かりますよー症状でね。それで良いです。」




明主様御垂示 「浄霊の急所は腫れている所、痛い所、熱がある所」 (昭和27年3月16日)

信者の質問
「WT子(昭和二十四年五月入信、二十八歳・女性)二男M雄(二歳)は医師に食事中毒と言われ注射一本射ち、

その後ヨチヨチしながら上り段より落ち、元気がなくなり、やつれて発病後四日目に死亡いたしました。

なお、三男明信(出生五十日)が急に意識を失い、注射二本射ち二時間後に死亡いたしましたが、

御浄霊いただき死後一時間して生き返り、三時間後に息を引き、二時間後にまた生き返り、翌日十一時ごろ死亡いたしました。

その後会長先生より御指導いただき、信仰の間違いを御注意いただき改心いたしております。

家が汚く、みすぼらしいために一時も御神体を御奉斎できないとのことで、さっそく家を探しましたところ、適当な家がございました。

子供が死亡してより、だんだん心臓狭心的な痛みを起し息切れをいたし、会長先生の御浄霊をいただき、たいへん良くなりましたが、

最近具合が悪く顔、手足、腹が膨れてまいり、先月十八日御守護お願いをさせていただきました。

御浄霊の方法を御教え賜りたくお願い申し上げます。」

明主様御垂示
「食事中毒なんて病気はありませんね。

食事で中毒しても一日か二日で治っちゃう。

死亡・・・これは注射だな。

注射のために梯子から落ちて、打ち所が悪かったんですね、みんな注射でやられたんですね。

これはまだ入信前だね・・・信仰に入っていたんですか。

おかしいな。まだお祀りしてなかったんですね。

御注意いただき・・・解って良かった。

その人は来ているんですか。どの人ですか。

なかなかしっかりしているじゃないですか。

これはたいしたことはないですよ。

今苦痛は ・・・腫れているんですか。」


信者の発言
「多少腫れております」

明主様御垂示
「薬は今までどのくらい・・・」


信者の発言
「以前に服薬、注射をそうとういたしております」

明主様御垂示
「その浄化ですね。

薬が溶けると、みんな浮腫みますからね。

腎臓でなくね。

腎臓も腫れるんですが、これは薬が溶けて腫れるんです。

御浄霊の方法・・・方法は始終教えている。

箇所ですか。方法と箇所は違う。これはあなたがやっているんですか。」


信者の発言
「家族がいたしております」

明主様御垂示
「方法はあなたが教えてやったら良いですよ。

箇所は腫れている所とか、痛みとか熱のある所とか、そこをやれば良いんだからね。これは治りますよ。」




明主様御垂示 「浄霊の急所の発見方法」 (昭和23年12月8日)

信者の質問
「昨年宗教になりましてから、着物も脱がずまた手もふれませんので急所の発見が難しく、

殊に最近は以前のような講習もいたしませんので、

会員にも急所ということが徹底できないように存ずるのでございますが・・・」

明主様御垂示
「そう、そういう点は非常にあります。

だから首の周りや肩などには触ってもかまいません。

この触るということは熱の有無をみるのであって、急所もだいたい上半身が主です。

で、第一の急所は、耳下腺と頸部淋巴腺、第二は後頭部です。

患者の額に触ってみて熱いときは、その原因は額の奥か後頭部か耳下腺にあるとみていい。

だからまず額を御浄霊してみるんです。

しばらくやってちょっとでも軽くなり熱が下がっていれば額の奥に原因があるとみていい。

それでも解熱しなければ耳下腺をやってみる。

まだ駄目なら後頭部、それでも下らないならば肩をやる。

この順序にやってみれば熱性病は十中八、九いいです。

こういう箇所に熱が出るために咳や痰が出たり、頭がぼーっとして憂鬱になったりするのです。・・・

また手の病気は肩が大切で、中風で手のきかないのも、しもやけも肩をすることです。

しもやけなんかは手の局部だけやったのでは一時よくなってもまた始まります。」


信者の質問
「肌を脱がすのはいかがでございましょうか?」

明主様御垂示
「最初から肌を脱がせては変だが馴染みになってからならいいでしょう。

そこは臨機応変にやったらいいです。・・・

それからもう一つ肝腎なことは腎臓から背中にかけてで、

肩甲骨の間から背骨の両側に土手のようになっている奴が曲者で、

憂鬱症や胃の悪い人はそこに原因がある。

勿論この源は腎臓であり、また腰や腹の痛い人は腎盂であり、

これは腎臓の少し下で、横から圧すとたいていの人は痛むが、ここに熱が出やすいのです。

腰、腹が痛んで転がるように苦しんでいる人でもここをやればじきに治ります。」


信者の質問
「盲腸炎や肝臓の悪い場合はいかがでございましょうか?」

明主様御垂示
「無論うしろです。背中からやれば治ります。

下腹の痛む人は腰骨の一寸上の凹んだ所、胃痙攣なんかは肩甲骨の所です。」




明主様御垂示 「裸にならなくても急所は分かる」 (昭和23年11月28日)

信者の質問
「着物を着たままでも急所は判りましょうか?」


明主様御垂示
「着たままでも判りますよ。

どの病気はどの辺をやるかその基準を知ることも大切です。

例えば腹の悪い人は背中からやるだけで治ってしまうのです。」




明主様御垂示 「急所を順次浄霊する」 (昭和27年3月7日)

信者の質問
「TG(昨年十月入信・六十三歳・男性)胃が悪く、入信により楽にさせていただきました。

二月八日、四十一度五分の高熱が三日ばかり続き、御浄霊いただき熱も下がりましたが、そうとうきつい咳が出ます。

せき始めますと二、三時間続きますので、良く眠れません。

御浄霊の箇所につきまして御垂示お願い申し上げます。」

明主様御垂示
「咳はいろいろな所から出ますからね。これは身体を見なければ判らないですね。痰は出ないですか。」


信者の発言
「良く出ております。右側耳下腺に固結がございます」

明主様御垂示
「そこから一番出る所ですから、熱いですね・・・熱がありますね。じゃそれでしょう。

そこが治っても、まだ出るようだったら、他から出るんだから、調べてみれば分かります。

それで、そういう時には、ここだなと思った所を浄霊して、それで、あと具合が良かったら、急所に当たったんです。

それでも良くなかったら、違うんだから、また違う所をやる。

そうすれば、じき急所は分かります。

そうすれば、じき治ります。」




明主様御垂示 「重要な急所を数多く浄霊すべき」 (昭和28年5月25日発行)

信者の質問
「信者YK養女Y(四歳七カ月)。

昨年暮れより漸次腹部膨満し、一月二日より気づき、浄霊いたしておりましたが、ますます張ってまいり、非常に大きくなり、青筋も日立つようになりました。

二月下旬不安な状態となりましたが、御守護により少しずつ尿量も増し、元気を取り戻してまいりましたが、

その後一進一退、依然として腹部の腫れは変わりございません。

排尿は二時間おきくらいにウイスキーグラス一杯半ないし二杯あり、盗汗は流れるほど出ます。食欲は割合にあります。

御浄霊は私が十日に一回、あとは一日に数回、古い信者や両親などがいたしておりました。

一時、一日一回の御浄霊にいたしましたら尿量が減ってまいりましたので、また数回たしております。

最近痩せが目立ってまいり、二、三日前より「死ぬのはいや」「死ぬ死ぬ」とか申し、悲しそうに目に涙をためたり、また母親をからかうごとく、ニヤッと笑いながら申します様は子供とも思えぬ状態でございます。

右につき、御浄霊の箇所および一日の御浄霊回数など御教え賜わりたく、お願い申し上げます。

なお床の間の真裏が便所になっており、御神体に後ろを向ける形になりますので非常に気にいたしておりますが、お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「急所は腎臓と膀胱であって、これはわけなく治るのだが、浄霊者が間違っているのであろう。

それは右の箇所を数多く浄霊すること、浄霊の場合力をできるだけ抜くことである。」




明主様御垂示 「多病種患者に対する浄霊」

信者の質問
「六十歳の女、十数年前より神経痛、膀胱炎、腎盂炎、喘息、胆石、胃痙攣に苦しみます。浄霊法を承ります。」


明主様御垂示
「薬が沢山入っている。

薬をやめ、その時一番苦しい所をやる。

方々借金している訳である。」




明主様御垂示 「的はずれの浄霊は効果なし」 (昭和23年10月25日)

信者の質問
「一、最近原因不明の高熱二、三週間続くもの続出、患者並びにその家族はこれに耐え得ずして医師を頼る者多し、かくのごとき病の浄霊に当り特に注意すべき点あらば御教示下されたし。

二、右のごとき場合、当今の御趣旨によれば、医療に懸りつつ浄霊するも可なりと承りおれど、浄化療法以来の会員多き故、「固めんとするを溶かしては云々」等申し、浄霊を拒否するものあり。

宗教として医療を否定する事能はずといえども、真実、医療は是か非か、当面せる教導師の心得につき御教示下されたし。」


明主様御垂示
「一、原因不明の熱とは医者のいう事である。必ず原因はあるべきものである。

局部の熱を浄霊すれば必ず治る。もし冷めねば的外れである。

浄霊で治らぬから医者へ行く。教導師の責任である。


二、夜の世界では止めた方がよい。

観音様も薬師如来といって薬を服ました。釈迦は薬草喩品を著わした。今の人に急に言っても判らぬ。」




明主様御垂示 「的外れの浄霊は病気を悪化させる」 (昭和23年12月18日)

信者の質問
「二十歳の男子、三年前からなんの原因もなく足首がよく動かなくなり、

三月ほど前から御浄霊させていただいておりますがあまり変化がありません、いかがでしょうか。」


明主様御垂示
「これは軽い中風状態です。

もっと重くなると下へ下がったきりになります。

急所を外れているんではないですか、これは。三月もやったら治るはずです。・・・

股をよくやらねば駄目です。

また鼠蹊部(そけいぶ)と腎臓と膝の裏も大切であり、それから内外のくるぶし・・・圧してみれば必ず痛い所があります。

急所をやらなければいけない。

的外れにやってると悪い所がよけい悪くなりますよ。




明主様御垂示 「急所外れの浄霊は苦痛を増す」 (昭和24年11月26日)

信者の質問
「喉頭癌の人で五十七歳(男)、教修も受け光明如来の御霊鎮もしていただきましたが、

楽にならないので御守護願いを致しましたが、あまり変化がありませんが、いかがいたしたらよいでしょうか。」


明主様御垂示
「喉頭癌は声出ず、食少い。固形物とれぬ。

レントゲン放射しなければ治る。

患部と後ろに塊がある。指で溶かす。

霊力が強くないと溶けない。

ラジウムまたはレントゲンで固めたのは駄目である。絶対に溶けぬ。ラジウムは組織を破壊する。

生命にかかわる病人は教修を受けたり光明如来様をお迎えしてはいけない。

急所を外れ、見当違いすると苦痛をよけい増す。」




明主様御垂示 「急所外れの浄霊は症状を悪化させる」 (昭和25年1月20日発行)

信者の質問
「三十一歳の婦人、本年七月ごろより結核症状の御浄化をいただき御浄霊により一時よくなりましたが、

最近再浄化をいただき衰弱し食欲はあまりなく脈は百四十ほどあります。御救いをいただけましょうか。」

明主様御垂示
「どうも結核はよく再浄化するんでね、たいていこのときが危いんですよ。

これも衰弱の程度によりますが、ひどくなると駄目ですね。

で、こんなのの急所は一カ所や二カ所じゃなくてほうぼうにあるんです。

一番の原因は右の延髄ですね、ここが浄化すると熱が出る、そうすると衰弱する、衰弱は熱のためですからね。

それから首、喉の辺の淋巴腺ですね。

また頭のここ(脳天)のこともあるし腋の下、肩、腎臓、それから股なんかですね。

股に熱が出てそのために咳の出ることもありますよ。

以前そんな人がいたので、あんたの肺病は股だ、股に肺がついてるって言ったもんですよ。

そういう急所を浄霊すると熱は下がるもんですよ。」


信者の質問
「その人も御浄霊いたしますと熱はいったん下がりますが、また上がってまいります。」

明主様御垂示
「はあ、それは急所を外れてしまうんですね。

急所をやるとじき楽になるんですよ。

それから浄霊するとかえって咳がよけい出る人がありますが、これは見当違いの浄霊の場合がよくあります。

例えば咽喉に原因があるのに肩を浄霊すると肩が浄化してきて、それがまた咽喉に移るためによけい咳が出るんです。平均浄化ですね。

だから、浄霊しても熱が下がらないとか咳がふえるとかいう場合は見当違いじゃないか考えることですね。

ふつうは浄霊すれば熱も下がり食欲も出てくるもんですからね。」




明主様御垂示 「急所の見当違いの浄霊をすると熱が余計に出ることもある」 (昭和25年2月17日)

信者の質問
「花柳界の楼主(入信者)、一月四日頃より夜間微熱が出て、教導師が浄霊を続けていますが熱は下りません。

入信前肺浸潤に罹り安静の結果浄化停止したのが、入信後再発したようです。

一、二回教師補の方が浄霊した夜は熱が出ずに楽だったと言っています。

先妻が戦時中爆死し、子供が一人病死しています。

先祖の供養はこの家では仏壇を祭らずにいたので、最近造らせ、屏風観音をお祭りする運びになっています。

床の間は階下で小部屋ばかりで、光明如来様を未だ奉斎しておりません。

霊的のため長引くのでしょうか。」


明主様御垂示
「営業上二階へ奉斎出来ぬなら、も少し成行きに任しておく。

熱の出るのは浄霊の見当違いで、見当違いしていると余計出る。

急所へ行けば少しずつ冷める。

症状からみて、霊でない。」




明主様御垂示 「見当違いの浄霊をすると咳がよけいに出る」 (昭和24年11月13日)

信者の質問
「妻H子(教修生、三十一歳)、本年七月頃より結核症状の御浄化にて、御浄霊により一時良くなりましたが再浄化頂き、だんだん衰弱して来ます。食欲はあまりありません。

脈は百四十程数えられます。御浄霊後は大変に楽になります。

生家で三人、私の方で七人結核で死亡致しております。

最近、大光明如来様、御屏風観音様も奉斎させて頂いております。御救い頂けますもので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「霊はお祀りを形式的にやってもちっとも有難がらぬ。

だからお祀りしていいというものでない。霊の承知せぬ場合がある。

どれかの霊が憑っている。

結核は必ず再浄化する。ある程度衰弱を越すといけない。

方々に固まっている。延髄に固まっている。

見当違いを浄霊すると反って平均浄化が起って咳がよけいに出る事がある。」




明主様御垂示 「機関銃式の浄霊は駄目」 (昭和23年11月28日)

信者の質問
「教導所により治りにくい患者が幾人も来ることがありますが、

これはその教導師がなにか自己反省すべき点があるためでしょうか。

あるいは他になにか神様の思し召しがあるのでしょうか。」


明主様御垂示
「神様の思し召しということはない。

すべてを救われるのが神様の思し召しであって、思し召しで治さぬなんてことはない。

昨日も話したことなんですが「軍神」なんてことはないのです。

今度の戦犯の判決なんかまだ軽すぎます、戦犯のために幾万という人が死んでいるのだから、

彼らの犯した罪に比べれば帝銀事件の平沢なんかはまるで「蚤のふん」みたいなものです。

マッカーサー元帥がその声明の中で、「これを機会に戦争をなくしてしまいたい」と言っているのは本当です。

こういう点の判断が日本人はどうもいけない。

同情してしまって罪を軽くしようとする。・・・

で、軍神というふうに人を殺すことを手伝う神なんか正しい神ではない。・・・


治りにくいというのは教導師の頭の働きが悪いのです。

急所を当てれば治りが早いが、外れていては治らない。

中には体全体やればどれか急所に当たるだろうといった調子で機関銃式にする人があるがそれでは駄目です。

ほんの小さな毒結のため全身的に発熱することがあるが、そのときその毒結をやればたちまち解熱する。」




明主様御垂示 「急所は体的面を重視すべき」 (昭和23年12月8日)

信者の質問
「「御浄霊は急所をやれ」とのお言葉でございましたが、

急所というような体的な面と信仰の面とはいずれに重点をおくべきでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは体的な面に重点をおくべきです。

というのは霊的に曇りの多い箇所と、体的に毒の多い箇所とは同じだから。

つまり霊が曇っている所へ邪霊がつくんです。

だから体的にみたほうが判りいいのです。・・・

毒のある所へ邪霊がつくということは御浄霊をすると霊が逃げることがあるが、その場合必ず毒のある所へ行くからよく判ります。」




明主様御垂示 「おすがりするより急所に当てろ」 (昭和23年12月8日)

信者の質問
「観音様、大先生様(註 当時の明主様の御尊称)におすがりするということはいかが考えさせていただけばよろしゅうございましょうか?」


明主様御垂示
「急所に当てるほうが治りやすいのであって、観音様や大先生にすがるということは、悪くはないがそれがあまりしつっこくなると自力になってしまう。

要は自分は観音様の道具だという想念で御浄霊をすればよいのです。

霊にも体にもあまり偏らないことが大切であり、治病の一般原則は霊を患者の体に深く入れてやることです。

例えば胸をやる場合は背中を狙ってやる気持ちで御浄霊をすればよい。

もう病人自身に治病力があるのだからそれを利用したらよいのです。」




明主様御講話 「病気に対する知識を豊富にしろ」 (昭和28年8月5日)

「それには一番の武器は浄霊ですから、そこで病気を治すということが根本ですから、そのつもりで、だんだん病気についての知識・・・

といっても、これは医学的でなく、神様の方の病気に対する知識というものを豊富にしなければいけません。

いつも言うとおり、急所を見つけるということは、やはり知識が豊富でないと見当がつかないわけです。

ですから病気に対する研究会とか座談会というものもやると結構だと思います。

それからまた病気に関しての分からないことは、書面でもよいですから聞くようにすることです。

というのは、つまり本当の医学、霊的医学、新しい医学をつくるようにしなければいけないと思います。

それは医学と違って、そう解剖学的に知らなくてもよいのです。

勿論、ただ霊的ばかりでも、治るには治るが暇がかかるわけです。

同じ浄霊するにもピタッと急所に見当がつけばずっと早く治ります。

それを、見当はずれなどをやっていると非常に暇がかかるわけです。

だから霊的と体的の両方のことをよく知った方がよいです。


時々質問などで、分かりきったようなことを質問する人があります。

この間の質問事項などは、どこの支部長でも分かるようなことを質問したりしてました。

そういうのは「支部長に聞け」という返事をしました。

それからまた御神書にいくつも書いてあることなどを質問するのがあります。

それからまたあんまり分かりきったこと、つまり一年生の生徒が質問するようなことを質問するのですから、いかに病気に対する頭が貧困かということが分かります。

ですから教師などは病気に対する知識をできるだけ磨くようにしなければいけないと思います。


それで今書いている「医学革命の書」は心血をそそいで書いているので暇がかかりますが、これは将来世界的の聖書みたいにするつもりです。

つまり医学の革命ということを、現代のどんな人が見ても「なるほど」と思わざるを得ないように徹底的に書こうと思ってます。

いろいろな角度から見た批判をしてます。

その序文と現代医学論という題のが大体これでできたので読ませます。

(御論文 医学革命の書「序文」「現代医学論」)」




明主様御講話 「浄霊と気分転換」 (昭和27年6月5日)

(御論文「私の考え方」発表)

「これはなにごとでもそうですが、浄霊なんかの場合も、つまり三十分なら三十分、一時間なら一時間やる場合にも、続けてやらないで、

いったん気を入れて、そうしてやると効果があるんです。

それで急所を見つけようと思って、一生懸命やるが急所が見つからない。

それでいったん気を抜くと、すぐ見つかる場合がある。

それも、そういった転換のためですから、転換するということが非常に良いんです。

で、やってみてスラスラと行くことは良いんですが、

ちょっと行き詰まったり、ちょっと考えに余ったり、解らなくなった時は、ぜんぜんそれから離れて他のことをやる。

そうすると先のことがかえって解るものです。

ですから私は一つ事を長くやらないようにする。

たいていなことは最近一時間以上やることはめったにない。

御守りとか書を書く場合、たいてい一時間ですね。

それから先はやっぱり能率が上がらなくて、上手いものができない。

それからいろんな指図ですね。

たいてい一時間から三十分です。

それでどんどん変えていくんです。

そうするとその一つ一つが割合うまくできるんです。」




明主様御垂示 「患者に罪があると急所を発見できない」 (昭和23年12月18日)

信者の質問
「ある教導師が誠意をもって御浄霊いたしましても患者が死亡してしまった場合、

それは寿命か不自然死か、不自然死ならばその患者の罪か、

または教導師の無経験ないし不徳のためかは、どのように判断いたすべきでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは患者に責任があります。

救わるべき資格がないのです。

教導師が頭がよければ急所も発見できるが

患者に罪があるとこっちの頭も働かず急所の発見もできなくて死んでしまうのです。

人から騙されるということも騙すほうが悪いというのは半分です。

騙されるほうも騙されるだけの曇りがある。

そしてむしろ騙されることにより曇りが除かれるのです。・・・

治り難いということだって同じです。・・・

また誠意だけでも駄目です。

やはり智慧証覚が必要です。両方なければ駄目ですね。」