浄霊の尊厳について


明主様御垂示 「無理やり浄霊してはならない」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「母親が産婆で、四つくらいの女の子が御浄霊を嫌がり、暴れますので、風邪を引いていたのを押えていたしました。

しばらくして肺炎のようになり、御浄霊は非常に嫌がります。

実家が日蓮宗でございます。

産婆さんは入信いたしておりますが、今でも日蓮宗を拝んでおります。

子供が御浄霊を嫌うのはそういう関係でございましょうか」

明主様御垂示
「そうですよ。日蓮宗の狐が憑いているんですよ。苦しいからね。だからよしたら良い。

だいたい押えつけてやるというのは嘘ですよ。

神様のほうでは、嫌がるのを、押えつけてやるのは、とんでもない間違いですよ。

よしたほうが良い。産婆さんが、信仰に入って日蓮宗を拝んでいるならよしたほうが良い。」


信者の説明
「前に子供が救われましたので・・・」

明主様御垂示
「それでも解らないんだから、やる必要はない。

かえって神様に御無礼です。

だから、それをやったメシヤ教の教師が、今まで間違ったことをして申しわけないとお詫びしなさい。

日蓮宗をよすから救ってもらいたいというのなら御浄霊してあげてよろしい。」


信者の説明
「最近手紙で解りましたので・・・」

明主様御垂示
「聞いたらすぐ、よせと言ってやると良い。」




明主様御垂示 「浄霊は相手から頼まれない場合には決してしてはならない」 (昭和25年8月15日発行)

信者の質問
「私は今年五月二十六日入信させていただきました。

末の弟が入隊して間もない昭和十九年十一月、突然喀血し医者の療養五年、病は一進一退のところを

このお道によりお救いいただき、御守護のありがたさに感謝のほかございません。

そのような御利益をいただきながら、父が心臓弁膜症と腎臓萎縮で昭和二十一年七月死去いたしましたためか、兄が感謝がないのみか、かえって反対であります。

浄霊は勿論一度もいただきませんし、お話を伺おうともいたしません。

永い間家を離れて暮らしたためか、親弟妹とも溶け合って親しく話すことができず、なんとなく心の底に溝があるように感じられます。

いかにいたしたらこのお道のことを解っていただけましょうか。

無理にも御守りをいただくようにしたなればよろしいでしょうか、

それとも黙って時期を待つほうがよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「無論時期を待つのがよい。

決して無理に判らそうとしたり、本人の自由意志を押えつけたりしてはいけない。

信仰はある程度霊の曇りが除れぬと入れぬものである。

浄霊は、特に先方から頼まぬ以上決してすべきではない。」




明主様御垂示 「酒飲みに遠隔浄霊することは神様に申し訳ない」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「TS(三十八歳・男性)酒が好きで、あればあるだけ飲むという状態で、御浄霊も本人はその意志がなく、お許しいただき遠隔浄霊を・・・」


明主様御垂示
「そんなことは、遠隔なんて必要はないよ。

酒飲みの遠隔浄霊なんて、反って神様にもったいない。

そういうのは、神様の新聞とか雑誌を読ませて、そうして放ったらかしておく。

本人が読むと結構だが、本人が読まなければ、側の人に読ませれば良い。

あなたが、余計な手数を掛ける必要はないですよ。それでもお慈悲だ。」




明主様御垂示 「御浄霊の尊厳を冒涜した事例」 (昭和27年6月1日)

信者の質問
「盲の男の信者で、御浄霊をいただいている人に体をつけますと、いただいている人に非常に感じるそうで・・・」

明主様御垂示
「盲の人が浄霊している人に触れるんですか、触るのがおかしいじゃないですか。

そんな触っているのに浄霊なんかしなくてもいいじゃないですか。

あなたの話がよく解らないね。

あなたが甲の人に浄霊していると、盲の人が甲の人に触るんでしょう。

なぜそのときに触らせるんですか。」


信者の発言
「そう言って来ましたので・・・」

明主様御垂示
「誰が言って来た。」


信者の発言
「部下の者でございます」

明主様御垂示
「あなたの部下ですか。そのときそういう現象になるんですか。

だからそのときに盲の人が触るというはどういうわけかと言うんです。

なぜその人に触らせるなと言ってやらないんです。

そういう人は信仰を止めたほうがいい。

そして盲を拝んだほうがいいですよ。」


信者の発言
「非常に霊気を感じるというので・・・」

明主様御垂示
「それは邪神だって霊気が強いですからね。

ただ霊気を感じるだけでは別にどうということはないんだ。

そんなことは問題ではない。

神様の尊い浄霊を受けていながら、受けている人間に対して盲の人が触るというのは、浄霊をしている人の了簡(りょうけん)が分からないという話だ。

それを触らせるということですね。」


信者の発言
「わざわざ触れるわけではございませんので・・・」

明主様御垂示
「どうも説明がつかないね。」