浄霊による浮霊について
明主様御垂示 「浮魂多し」
信者の質問
「最近御浄め(註 浄霊の当時の名称)によりて霊の浮くのが非常に増えて来ましたのはいかなるわけで御座いましょうか。」
明主様御垂示
「霊界が明るくなるにつれ、早く救ってもらいたいからである。」
明主様御垂示 「御光により霊の浮く事」
信者の質問
「ある熱心な信者さん、主人が御面会を戴く日にはその子供(六歳で軽い癲癇)がヒキツケます。
先日御写真をお迎え致しました時もひどくヒキツケたそうです。いかなる訳でしょうか。」
明主様御垂示
「鎮まっていたのが、御光を受けると浮くのである。
よく浄霊をすると神憑りになる事があるが、これはやむを得ぬ。」
明主様御垂示 「浄霊で浮き出すのは副守護神だけ」 (昭和24年12月)
信者の質問
「浄霊した場合、本守護神、副守護神が浮き出して変わった動作をすることがあるでしょうか。」
明主様御垂示
「本守護神と正守護神は決して浮かないんです。
浮くのは副守護神だけですよ。
変わった動作は副守護神の動物的本性なんです。
ペラペラしゃべるのは狐ですよ。
狐ってものは休みなくしゃべり続けるんですからね、おもしろいもんですよ。
ヒステリーになった女はとてもしゃべりますが、あとで聞いてみると、そんなこと言ったのかって言いますが、あれは霊が浮くんで自分では判らないんですね・・・
それから、浄霊されて浮き出してくるのは苦しいからで、苦しくて落ちついていられないんですね。
ところが、その人が浄まってくると副守護神の力がだんだん弱るから、そういった変な挙動はしだいになくなるんです。
人間は霊が浮かないのが本当ですが、そうかと言って浮かないほうがいいとばかりも言えないんです。
浮かないのでも、浄まってて浮かないならいいんですが、毒があまり多すぎて感じなくなって浮かないって人もありますからね。
ちょうど、毒素がなくなって健康な人と、毒素はたくさんあっても、それが固まっている外見だけの健康な人とあるようなもんですよ。
始終浄化を起すのはこの中途半端な奴でこれが一番多いんですが霊の場合もこれと同じようなものなんです。」
明主様御垂示 「霊が浮かび出した場合の対応策」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「最近御浄霊中に患者が意識を失い、霊が浮かび出てくることがときどきございますが、これにつき御教示をお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊界の浄化が劇(はげ)しくなってきたので、霊がどうしても落ちつけないもんだから、早く救ってもらおうとして出てくるんです。
だから、これからはこんなのが殖えてきますよ。こういうのは前頭部を一番よくやってあげるんですね。
そしてあまり出る場合には、「御鎮り御鎮り」って言って手で抑える格好をすると、その言葉の働きで割合に効果のあるもんですよ。
当人が半意識で、霊が出そうでなかなか出ない場合も「鎮まって鎮まって」とか「御鎮り」とかやると、元へ戻るのがありますよ。
それから合掌した手を上下に振るのは狐ですね。
鳥の霊だとこうやってて、それからこうなって、こうなるんです
(最初の合掌から拍手を打つ姿勢になり、それを続けるとともにしだいに大きく動かし、ついに鳥が飛ぶごとく両腕を左右に伸ばして上下に振る格好をお示しくださる)。
そして飛び上がりますね。一尺でも三尺でも平気で飛び上がりますよ。
ひどいのになると天井を突き抜いたのがありましたがね。
それでですね、霊が浮いて出たときに口をきかせるのはよくないんですよ。
口をきかせるのは邪道なんです。
なぜかって言えば、あれは醜態ですからね。醜態を見せて恥をかくようなことはいけないことなんです、神様は愛ですからね。
だから口はきかせないようにしなくちゃいけないんです。
しかし、これは人によっていろいろあってね、意識を失うとすぐ口をきくのがありますが、
こんなのはそうしろっていう神様の御意志だし、あるいは正守護神がさせるんですから、これは口をきかせていいこともあります。
口をきき始めたら「あなたはどなたですか」とか「何者だ」とか聞くんですよ。
そうするといろんなことを言いますがね、中には嘘を言うのもあるんです。
しかし、最初から言うことを疑ってかかっちゃいけないんで、言うことをそのまま信じていいんです。
で、だれだってことが判ったら「なんのために出てこられたんですか」とその目的を聞くんです。
そうすると、祀ってもらいたいとか、こうしてもらいたいとかいろんなことを言いますから、その要求が無理がないと思ったらその通りにしてやるんです。
そうしてやると喜びますからね。
しかし、中にはこっちをたぶらかそうとするのもありますが、これはその言う通りに聞いていていいんで
「わしは何代前の祖先で武士であったがどこの戦いで戦死をとげた」とか言ったら、
「お生まれになったのはいつですか」なんて訊くんです。
そうすると「二百年前」とか答えるでしょう。
そしたら、「その時代は何将軍でした」とかいうふうにだんだん訊いてゆくんですよ。
その霊が本物だとチャンと答えますが、ニセだと答えられなくなって狐だとかなんだとか本音を吐きますよ。
だから、始めッから疑ってかからないほうがいいですね。」
明主様御垂示 「副守護神が浮く場合の対処法」 (昭和24年8月1日発行)
信者の質問
「霊が浮いてきて離れません場合、それを鎮めるにはいかにしたらよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「「御鎮り」(おしづまり)と言えばよろしい。
副守護神は臍下丹田(せいかたんでん)と言い、腹にいるのです。
浮くときは上がってくるから、手を上げ、なで下ろすようにして御鎮りと言います。」