陰浄霊について
明主様御垂示 「最低地獄の霊が憑依した患者には室外から浄霊すべき」 (昭和24年7月30日発行)
信者の質問
「三十五歳の女、三年前から夏でも綿入れを着て炬燵(こたつ)にあたり、室内に火を起し戸障子雨戸を閉めきり、他人を入れず、従って室の掃除もできず、塵は一寸も溜まっているかと思えるくらいです。
しかし本人は寒い寒いと言いながら汗をかきます。
汚れますと次々に脱ぎ捨てて積み上げてあります。
近所に住む知人でOという七五歳のお婆さんがおり、病人はなにかとこのお婆さんを頼りにして毎日そこへ金子や食料品をとりにやり、食事は間食のみを採っております。
そして金品をとりにくるのを拒めば、たちまちその霊が来るのかここ数日来腰に一貫目くらいの重みがかかり、立ち上がれず、
またその霊が身体のほうぼうをまわり、食事もできず、霊の離れたときようやく乳一合、卵、果物くらいを食べられるのです。
Oさんは最近に教修を受けた人で入信後右の病人の室に入り御浄霊をしてからそのように悩まされておりますので、私はOさんを一日も早く助けてあげたいと存じます。いかにしたらよいでしょう。
またその病人を浄霊するとき、もしその病人が室に入ることを拒めば、室外から浄霊してもよいでしょうか。」
明主様御垂示
「本人に知れないように室外から浄霊するほうがよい。それでよく効く。
これは最低地獄の霊である。
これによく似た病人があって霊界叢談に書いてあるが、必ず治るから気長にすればよい。」
明主様御垂示 「善言讃詞により発狂する患者には次の間から浄霊すべき」 (昭和24年6月28日)
信者の質問
「私の実家では家族の者が狐使いの信仰者に操られ、皆迷わされておりましたが、
最近長男(三十一歳)の外は皆気がついてよくなりましたが、
長男のみは何等気づく事なく、漸次悪化して発狂状態となり、
先祖の事と、先祖が信仰していた石鎚大権現を口にし、皆を騒がせております。
その上、光明如来様や、「五六七」「地上天国」の御額を掲げる事を拒み、
善言讃詞を奉唱すると益々暴力を揮って狂います。いかにしたらよいでしょうか。」
明主様御垂示
「狐の親方であるから力がある。
無理に早くよくしようとせずに気長にやる。
イヤがる場合はやらぬ。
次の間か何かで浄霊する。
口の中で聞こえない程度に善言讃詞を奏げる。
面倒みながら気長にやれば結局往生する。悪化しても長く続かぬ。
峠を越すとズーッとよくなる。
極く悪いのは大抵一週間位と思えばよい。」
明主様御垂示 「狐霊の憑依により浄霊を嫌がる患者には睡眠中に浄霊すべき」 (昭和24年8月21発行)
信者の質問
「私の姉は十八歳のとき精神病となりましたが、昨年八月、光明如来様と御屏風観音様をお祀りいたしましてからたいへんよくなりました。
御守りをいただくようにすすめますと「私はいらないよ」と申します。
御守りをいただかせるにはいかがいたしたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「狐が憑いてると御守りを嫌がるんです。受けさせても捨てたりしますから、それに気をつけてしなければいけませんね。」
信者の質問
「御浄霊もたいへん嫌がります。」
明主様御垂示
「そうでしょう。
こんなのは無理にしないでね、眠ってるときなんかにするんですよ。
だましだましやってゆけばそのうちにだんだん狐が弱ってきますよ。」