浄霊の回数について 2 (浄霊回数を制限すべ場合)
明主様御垂示 「薬毒が多すぎる信者に対して過度の浄霊を控えるべきとした事例」 (昭和24年5月26日)
信者の質問
「肺結核の患者、半年程就床しておりましたが、十日間の御浄霊で起きられましたが、咳が多く出て大分衰弱して来ました。浄霊法を御教示下さい。」
明主様御垂示
「急にするからである。
薬毒の少ない人は急に良く浄霊した方がよいが、でないと衰弱せぬようゆっくり少しずつやる。安静を続ける。」
明主様御垂示 「薬毒が多すぎる信者に対して過度の浄霊を控えるべきとした事例」 (昭和26年8月28日)
信者の質問
「昭和二十四年二月三日に七カ月で男子早産いたし、子供は医師の指図で一日おきに栄養注射をしておりましたところ、二月十一日早産児メレナで死亡。
一年半後ふたたび妊娠いたし非常に元気でおりましたが、二月一日六カ月で早産いたしました。
前回の時は三日間の難産でございましたが、このたびは軽くすみましたが子供はすぐ死亡いたしました。
産後一カ月後出血はなはだしく、驚き病院にまいりましたところ後産が残っていましたので掻爬(そうは)手術をいたしました。
その際前回出産の時の子宮孔の頸管裂症の症痕を発見いたしました。
その後一週間いたしてから非常に動悸がいたし息苦しく、大阪医大病院にて診断してもらいましたところ別に原因はないと言われました。
その時腎臓が痛み尿の検査をしましたところ別に異常はなく、鎮静剤の服用により治りましたので、ふたたび婦人科に通っておりました。
頭痛、耳鳴り、顎がだるくなり、二、三日するうちに両耳が痛み、外聴道炎とのことで注射、湿布をいたし、一週間後耳痛は治りましたが、
耳鳴り、頭痛はとれず頭に重いものを被った感じで、ふたたび息苦しく睡眠が取れず睡眠剤を用いておりました。
その間親不知歯が欠け歯科で抜き(両方)ました。内科では頸管裂症の手術をすると治ると言われ、三月十七日縫合手術をいたしました。
なお歯の方は歯槽膿漏になり、ペニシリン約十本注射し、そのうち歯が痺れてきましたので、ビタミンCの不足と言われ注射を続け、
その間内科でレントゲンをとりましたが胸は異常なく、息苦しくなる原因は判らず、
背中が痛みますので診ていただきますと、原因不明の神経痛と言われ、
最後にあまり激しい頭痛と息苦しさのため、神経科に行きますと、
子供を失ったショックによる神経衰弱が原因で、他の症状もこれがためと言われました。
しばらく鎮静剤を用いておりましたが治らず、知り合いの方よりこのお道を聞き五月三十一日初めて御浄霊を受けました。
その後夜眠れるようになり食欲も出てだいぶ元気になりましたが、頭の重いのと息苦しさは続き、背中の痛み咽喉のつまるようなのは去らず、
大垣の中教会本部に泊めていただいて、一週間の浄霊を受けましたがまだ治りません。
お盆八月十三日に主人方、私方および子供二人のお位牌を、御屏風観音様奉斎して祀りました。
主人は七月一日入信、私は六月二十一日入信。
その後御浄霊は主人、先生より毎日受けておりますが、あまりはかばかしくありませんので案じております。喉のつまるのは霊的でございましょうか。
御浄霊の箇所を御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは栄養注射をしたために死んだ。
原因はない・・・原因は医学だ。
とは言いませんからね。良く分かるようにしなければならない。
外聴道炎・・・随分いろんな名前が出るんですね。
ビタミンCの不足・・・たまらないですね。
位牌はあったんでしょう。」
信者の発言
「ございませんでした。」
明主様御垂示
「ないのか、それはいけません。あなたですか。」
信者の発言
「はい」
明主様御垂示
「よく生きてますね。
これは、はかばかしく行きっこありません。
こんなに薬を入れていてはね。これを取らなければね。
だけども、必ず良くなってきますからね。
気長にね。急いで、浄化が急にくると苦しいから借金なら月賦で返した方がいいです。
一生懸命に病気を治そうと思って増やしたんですね。」
信者の質問
「お伺い事項の名前は、その家族と、浄霊している資格者と、どちらの名前を書いた方がよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「教師と病人の両方の名前を書くのが本当です。」
信者の質問
「さっきの体質遺伝でございますが、子供が生まれる以前は丈夫であった場合はいかがでしょうか」
明主様御垂示
「同じ癌でも、症状が現われていない。それが、日が経つに従って体質も育つから、それで分かってくる。」
信者の質問
「症状が出なくても、子供に伝わりますのでしょうか」
明主様御垂示
「たいしたことではなくすむ人もあるし、親ぐらいになる人もあるし、親以上になる人もあるし、いろいろある。」
信者の質問
「浄霊をいただいて、経過が良くても、遺伝いたしますか」
明主様御垂示
「夫婦ともなら良いが、片っ方だけならする。
遺伝にも・・・母親の方と父親の方とは違うから簡単には言えません。
それから、徳を積むと遺伝があっても起らずにすみ、間違ったことをすると、遺伝がもっと大きく出る場合もある。そういう点もあります。」
明主様御垂示 「肋間神経痛の患者に対して浄霊の回数を制限するべきとした事例」 (昭和26年10月25日)
信者の質問
「OK(本年六月御垂示いただきました者でございます)、当時の浄化は強い疲労感、胸部圧迫感、発熱、咳などで、
熱は朝三十七度五、六分、最高は午後四時ごろ三十九度近くを前後し、
発熱時において、胸部の疼痛最も激しく、きまって午前一時ごろ大量の盗汗があり、熱が下がりました。
少しの動作にても下腹部より絞り出すごとき咳が出、連発する時は呼吸困難とさえなることがありましたが、喀痰は割に少なく、ぜんぜん出ないこともございました。
その他鼻血、歯茎より毒血の出ることもございました。
その後の浄化は、痰が溶けやすくなり濃い痰も出るようになりました。
咳も以前よりたいへん楽になってまいりましたが、八月ごろより、しだいに胸部の圧迫が強まり、右肺中央部および上部付近と胸側に空洞を覚えました。
以後呼吸が頻繁となり、本月に入って背部の圧迫が著しく強くなってまいりました。
熱は平常朝三十七度四、五分。午後に至って最高三十八度五、六分を上下し、胸部は胸側から下肺部にかけて熱を持ち、特に指圧すると激痛または鈍痛を覚えます。
喀痰の排泄しだいにより、胸の圧迫もいくぶんやわらいでまいりますが、
いったん痰が出ると、またはなはだ呼吸が苦しくなり、夜分は特に咳がひどく(仰向いて臥床した時)痰の排泄もひどいのでなかなか眠れない時もございますが、
比較的に熱は低くなり、朝のうちは楽ですが、昼過ぎよりしだいに発熱、背部圧迫感と呼吸が困難となり、息切れがして苦しく、脈拍は百ないし百二十を越すこともあります。
一週間前用便に行って失神し、それからは人手を借りるようになりました。
腹部の動脈が硬化し、横隔膜付近より下腹に熱が出、圧迫されますので、食欲が減退いたしております。
なお、腎臓部より腰部にかけて筋金が入っているような感じがし、大腿部より足にかけて横筋が痛み、脚全体がだるく感じます。
御浄霊は主として、圧迫されている所、熱のある所、痛い所をさせていただいております。
御浄霊をいただきました後にはたいへん楽になり、気分も良くさせていただいております。
しばらくすると、まただんだん苦しくなってまいります。
苦痛の箇所は毎日のように異動いたし、御浄霊の箇所もそれに伴い異っております。
このような御浄化が毎日繰り返されておりますうちに、しだいに疲労いたしてきているように思われます。
なお、OKは六月、私は本月入信させていただきましたが、まだ御神体、御屏風観音様は御奉斎いたしておりません。
祖母は熱心な日蓮宗信者でございます。家庭もいろいろに複雑いたしております。右御教えのほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「背部圧迫感・・・前の胸の方の肋骨付近に薬毒が溜まっているので、圧迫するからですね。
これはね、簡単なものなんです。薬毒ですね。
それがいっぱい溜まっているわけですね。固まっているんです。
ですからそのために呼吸困難も熱も痛みもあるんですから、これを早く取れば良い。
早く取るには、浄霊する人によほど霊力がないと、早く取れない。
誰がやっているんです。霊力が強くてやるか、
さもなければ浄霊をなるだけしないようにする。溶かさないようにやる。そして気長にやる。
今の、このやり方では、結局危ないです。
つまり、良く溶かさないようにするんですね。
だから一週間に二回くらい浄霊する。
そうすると、咳も痰も少なくなり、食欲もあるから衰弱しないですむ。それが一番無事だね。
こういうのは、そういうやり方をしなさい。
しかし、一時苦しいかもしれないが、そうかといって浄霊すると、一時良くなるが、あと浄化が強くなって、平均浄化が起るからね。
そうすると苦しむから、今言ったようにする方が安全ですね。家の人で反対する人があるんですか。」
信者の発言
「ございません」
明主様御垂示
「毎日浄霊しているんでしょう。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「今言ったように良くわけを話して、二日おきか三日おきにやる。今は安静にしているんですか。起きているんですか。」
信者の発言
「二週間前から寝たっきりになっております」
明主様御垂示
「寝ていた方が良い。浄化を弱らせるんですね。食事は・・・」
信者の発言
「一杯くらいです」
明主様御垂示
「駄目だね。喀血は・・・」
信者の発言
「ありません」
明主様御垂示
「上っ側に溜まっているんですね。
大体肋間神経痛ですね。それが一番ひどい。
やっぱり、あなたも力を入れているんだね。」
信者の発言
「心配のために力が入るようでございます」
明主様御垂示
「心配のために力を入れるとよけい駄目なんです。
浄霊に力を入れたら駄目ですよ。以前と違うんだからね、神様の御守護が違ってきているからね。
浄霊は何分くらいやっている。」
信者の発言
「四十分くらいでございます」
明主様御垂示
「それから、いくらか急所を逸れていないかな。
急所を逸れているんで、平均浄化が起っているんだね。
痛い所をやっているでしょう。
今言ったような方針でやってご覧なさい。
非常に苦しかったりする場合には臨機応変にやって良いですが、方針をそんなような具合にして続けて、結果が良かったらそんなふうにするんですね。」
明主様御垂示 「胃に小さい穴が開いて食欲がない患者にしばらく浄霊を休むべきとした事例」 (昭和27年2月6日)
信者の質問
「AK(未入信・五十六才・女性)十二月十二日より御浄化をいただき二、三日おきに私(中教師、OU)が出張御浄霊をさせていただいておりました。
十二月いっぱいは不快感で寝たり起たりし、一月十四日に長男の結婚式で、いろいろ心労ながらも無事すませました。
二十一日より御浄化が激しく床に就き、御浄霊いたしますと黒茶色の物を約五合くらい吐き、
それより毎日三合から五合くらい、御浄霊のたびごとに十五、六回吐き、肥っておりましたが、
みるみるうちに衰弱し、鳩尾部と少し下部に二つ、大きな固結がありましたが、
現在は鳩尾部に少々ある程度でございます。
背面を御浄霊いたしますと、吐きます。また食欲はなく、少量のお粥とクズ湯を少々いただくだけでございます。
胃には痛みがなく、臍の左側が時々痛みます。薬は使用しておりませんが、鍼と灸はそうとういたしております。
またPL教団の別派暁教の補教師で三、四十名の信者を受け持っておりますが、本教に一生懸命すがっております。右御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは結構ですがね。
この人は、つまり胃に小さい穴があいているんですよ。
それで、少しずつ来ては溜まって、固まりができていたのが、浄霊で溶けてきて、そうして吐くんですから、ある期間食欲がなくなって・・・しかたがないんです。
ですから、あんまり急に衰弱しないために・・・そういう時は浄霊を休んでいるんです。
そうすると、いくらか食欲がつきますから、そうして食べて身体がしっかりしたら、また浄霊をする。
と、気長にやった方が楽にいきますね。
ですからこれは、たいへん結構なんですが、やっぱりこれは、昔・・・子供のうちかなにかに、服んだ薬が毒血になって、背中に固まっているんです。
ですから、背中を浄霊すると、溶けて出るんですから、本当は結構なんです。
で、かなり衰弱しますが、割合大丈夫なものです。
ごく衰弱すると、むくみが来ますからね。
それでも別に差し支えないですよ。
ふつうは、そうならないうちにすむものですがね。
だいぶ大きな固まりも、小さくなったんですから、もう一息ですよ。
それで、当分お粥みたいな物をやって、あんまり固形的な物をやらないんですね。まあ、それだけです。」
明主様御垂示 「ラジウム、レントゲン放射を多数回受けた高齢者に対して浄霊回数を制限すべきとした事例」 (昭和27年1月27日)
信者の質問
「NH(未入信。六十一歳・女性)昭和二十四年子宮癌で入院、手遅れとのことで手術せず、
ラジウム十回、レントゲン二十回、入院六十五日間にペニシリン百三十本、ホルモン二十本を注射し、
退院後約一カ年間にビタミン注射約二百本射ち、なにごともなく過ごしてまいり、
昨年十一月末突然左足全体が浮腫み、十二月半ばごろ右足も同様になり、今日では平常の二倍以上になりました。
医診では、癌細胞の圧迫により血行を妨げており、癌再発の徴候が見え、治療法なしと見離されましたが、
昨年秋道路上にて本教御浄霊の御力を知らされたことを思い出し、
昨日までに十回いたしましたところ、二、三日前より両足の内外数カ所に赤いボツボツができ、非常に痒(かゆ)みが出てまいり、
左右の鼠蹊部淋巴腺は固く張っております。
御浄霊の重点御教え賜りたくお願い申し上げます。
なお本人の下腹部はレントゲンのために薄黒く焼けております。
食欲、尿量その他は健康時と変わりありません。
子宮癌と診断されるまでは多少の下りものはありましたが、臭気は少しもなかったそうでございます。現在下りものはございません。」
明主様御垂示
「浄霊の急所もなにもないですね。これは薬毒ですからね。
子宮癌なんか、最初に浄霊すれば、なんでもなく治るんですがね。
治さないように一生懸命に、これだけの手数をかけた。
つまり、なんと言っていいか・・・ちょうど、月一割くらいの高利の金を借りたようなものですね。
最初、わずかの借金を払うために、そんなことを・・・ちょっと苦しみを我慢して払えば良いものを、ごく高いものを借りるから大きくなるんです。
子宮癌なんて、わずかなものなんです。
後に入れたものが、たいへんなものです。
だからこれは、一番よけいやったのは、ビタミン注射ですね。
ですから、その注射を射った所を主にして、体の薬が方々に固まりますからね。
注射を射つと、いったん全身的に行くものです。
それが、だんだん浄化されて一カ所に集まる。
それをうっちゃらかしておくと、小さくなる。
それが、神経を使う所に固まりやすい。
それから、あとは首のまわり、肩・・・そういう所ですね。
それから、足が肥ったのは、薬毒が溶けてきて、足に固まったんですから、これは気長にやれば、だんだん減っていきます。
要するに、せっかく入れた薬を取る方法ですからね。厄介な話です。
それから、下腹部をレントゲンで焼いて、中を固めたんですが、どうせ・・・子宮癌なんてのは、月経の固まりくらいなものですよ・・・五十以上の子宮癌なんてね。
それを、最初御浄霊すれば下に出て治ったんですが、それを一生懸命にレントゲンやラジウムで固めたんですね。
要するに出さないようにしたわけですね。
随分、医学というものは、厄介なものですよ。
ラジウム十回、レントゲン二十回と言うんですから・・・それで固めたんですね。
ラジウムは固めるんじゃない・・・組織を破壊するんですが、レントゲンは固めるんです。
また、レントゲンというやつは、良く固まるんですよ。
だから、このくらいの病気が、レントゲンをかけると、このくらい(小さく)になります。
その代わりコチコチになりますね。
だから、それを溶かして、出さなければならないんだからね。
そうとうかかりますよ。
六十越しては、浄化力が弱いから、気長にやるんですね。
治らないことはありませんがね。
治る理屈はあるんですが、ただ固まり方がひどいから、年を取って浄化力が薄いから、そこで、暇がかかるというだけですね。
そういう意味で、気長にやられたら良いでしょう。
だからこういうのは、そう頻繁にやらなくても、一週間に二回くらいで良いですよ。」