浄霊の方法について 4 (浄霊取次者について)


明主様御講話 「原則として家族が浄霊すべき」 (昭和28年5月27日)

「ですから今の支部長に浄霊をやってもらうということも、ぜんぜんいけないことではないのですが、

それはごく苦しい時とか、病気が分からない時は支部長に聞いて浄霊してもらえばよいですが、

そうでなくて、自分でやればよいのを支部長の手数をかけるというのは間違っています。

それも病気によっていろいろありますが、肺炎というのは、ほったらかしておいてもなおるくらいですから、父親か母親がやればそれで結構なおるのです。

それを早いうちから支部長に頼むとなおりが悪いのです。かえって父親や母親がやる方が、より早くなおります。

というのは、支部長というものは多くの人を助け、御神業を発展させるということの考えでいるべきであって、そこが外れているから、骨折りながらうまく行かないというわけです。

ですから、ただむちゃくちゃに浄霊してもいけないので、そこに筋が立たなければいけないのです。

「神は順序なり」と言うから、その筋を立ててやれば、割合楽になおるのです。

そういうことは今まで割合に話しませんから、そういう間違ったことが起るわけです。

これは肝腎なことですから、今話したわけです。」




明主様御講話 「御浄霊お取次の順序を乱した場合にはお詫びすべき」 (昭和28年5月25日)

「病気の時に、一々支部長を煩わせるということがたいへんな間違いだということを知らしたのです。

大体自分の家族は自分が浄霊する以上、他人を浄霊して信者にするということが本当ですから、

小児麻痺というようなのなら、支部長とか古い幹部に頼むということもありますが、

肺炎くらいは方っておいてもなおるくらいのものです。

それを支部長を煩わせるということは、一度か二度ならまだしも、今年の二月から五カ月も支部長が行くということは、支部長もどうかしているし、

片方も信者になってから二年くらいたっているのですが、どうかしてます。

これではしようがないので、うまくなおるはずがありません。

だから浄霊者も、風邪引きとか腹下しくらいはなんでもないが、少しグズグズしてなおらないということは、必ずなにかがあるのですから、それを発見してお詫びをするのです。

お詫びをすると、それだけで浄霊しなくてもなおってしまいます。

そういうことで、でたらめなことがあんがい多いのです。

それでこういう注意を書いたのです。

そういうことに気がつくということも、その人の智慧証覚が進んでいればすぐ気がつきます。

つまり智慧証覚でそういう急所を発見しないと無駄なことをし、骨折って結果が悪いということになります。

そういう場合、ちょっとしたことでも、それが非常に影響するのです。」




明主様御講話 「専門家に御浄霊頂く様御教え頂いた事例」 (昭和27年3月7日)

信者の質問
「EK(昨年十一月入信。三十歳)。

五年前湿性肋膜炎にて、少量の排水とカルシウム注射十五本で、一時良くなっておりましたが、

昨年風邪が因で再発し、肺結核と言われ、絶対安静をいたしパス十日分服用いたし、

そのころより御浄霊をいただくようになり、一時たいへん良くなり外出もできるようになりました。

本年二月再浄化をいただき、吐痰激しく、食も進まず衰弱してまいりました。

発熱はあまりありませんが、激しい咳と多量の喀痰にかなり苦しんでおります。

喉頭に痛みを感じ、声も出ず、食事もできかねますが、咽喉が乾くと言い、水はかなり飲みます。

盗汗や痔も出ますが、衰弱はほとんどその極に達した感がございます。

兄は喉頭結核で、母は胃癌で死亡しております。

御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。

御浄霊の急所につき御教示のほどお願い申し上げます。」

明主様御垂示
「やっぱり胸です。胸から横腹、背中にかけて、触ってみると、熱の一番強い所に毒がまだ残っている。肋膜の水が固まってね。

そこを浄霊すればわけなく治るんです。

これは、教団の教師の人にはやってもらってないですか。」


信者の質問
「支部の教師が時々まいっておりますが、他は主人がいたしております。」

明主様御垂示
「主人じゃ無理だな。やっぱり、商売人・・・と言っては変だが、浄霊の商売人がやらなければね。

グズグズしていると、これは死んじゃいますよ。

万一、商売人がやって、ある程度までいったら、素人で良いんですがね。

なんでもないんですよ。

肋膜の水が固まっているんで、それが溶けきらない。溶け方が悪いんだ。それで衰弱しているんです。

それと、食欲がないしね。

まあ、一週間くらい商売人にやってもらうんですね。」




明主様御垂示 「結核は経験ある教導師に浄霊を頼むべきとした事例」 (昭和24年6月28日)

信者の質問
「私の母(四十六歳)が二週間程前より舌の奥(喉仏と称しています)に小豆大の疣のような物が出来、

呼吸困難なため本人は咽喉結核のように思い込み、助からぬと申しております。

いかがなものでしょうか。御教示願います。」


明主様御垂示
「浄霊すれば必ず治る。

治らぬとしたら霊が通らぬのである。

これは腫れであるから簡単に治る。

喉頭結核は少しずつ悪くなるものである。

結核ならば古くやっている教導師に頼む。」




明主様御垂示 「中途半端な浄霊力ではかえって衰弱する 肋膜炎再浄化の事例」

信者の質問
「昭和二十二年八月頃より発熱して、診断の結果肋膜と言う事でした。

約一ケ月位でよくなりましたが、また二十三年一月再発、今度は病院にてカルシューム注射約三十本を打ち、またレントゲンをかけたりして漸く治りました。

その後もよく具合が悪くなるので困っていたところ、観音様の御利益の事を聞き六月入信し、お縋りしております。

本年三月十七日光明如来様をお迎え致しましたが、その後腹痛、下痢となり、食欲がなくて起きられません。

毎日母や先生方の御浄めを戴いておりますが、昨今は咳が甚しく、胸が痛み困っております。右の原因と浄霊法を御伺いします。」


明主様御垂示
「固めただけであるから溶けると再発する。

浄霊によって溶けて腹痛や下痢になったので、そのために食欲不振になった。

咳で排痰すると衰弱する事となる。

その衰弱が怖いから衰弱せぬよう努力する・・・善処する。

そのためには野菜食など良い。

浄霊者に力があればドシドシ治るが、中途半端の力では衰弱する。」




明主様御垂示 「カリエス患者に対して霊力の強い人の浄霊を受けるべきとした事例」

信者の質問
「脊椎カリエスの患者を浄霊いたしました所痔の浄化が始まり、出始めてから六ケ月になりますが解消しませんが、いかがでしょうか。」


明主様御垂示
「カリエスの膿が肛門の方へ垂れ下ったものである。痔の所をやれば治る。

浄霊の霊力は浄霊する人により大変違う。

長くやってる人はよく治る。霊力の強さにある。

事情を話し、霊力の強い人にやってもらうといい。」




明主様御垂示 「カリエス患者に対して経験ある人の浄霊を受けるべきとした事例」 (昭和24年5月25日)

信者の質問
「五十七歳の女、カリエスにて胸部苦痛、約十年間になり、一昨年下部肋骨付近に卵位の玉が出来、それを手術致しまして下部肋骨三本切断していますが、その後体の調子も良くなりません。

昨年十二月頃より病状が悪化して胸部は益々苦しくなり、大変不思議な事を喋るようになりましたが、調べてみますと「犬神」が取りついているとの事です。

浄霊は昨年十二月より十日間位最初続け、後は時々致しておりますが、現在なお体が苦しく、頭が痛くて何も仕事は出来ません。

現在は両肩付近に未だ卵位の塊が出来ています。浄霊法を御教示下さい。(本人は四月入信させて戴きました)」


明主様御垂示
「医者にかからなければこんな事はない。

医者に作ってもらったのである。

肋骨切断する時消毒薬を使うから痛むのである。

人間衰弱するといろんな霊が憑くもので、貧血状態になると霊が憑り易い。(血液の霊化)

苦痛の所を浄霊すればよい。膿の出る苦痛と薬の苦痛である。

気長に浄霊する。浄霊する人の強弱がある。古い人がいい。」




明主様御垂示 「不熟練の浄霊は病気の峠を越すことができない」 (昭和24年9月3日)

信者の質問
「本年三十六歳の男子、戦争で右肺貫通銃創を負い、右手は不能、三年前より医療を受け、胸が悪いと言われながらも会社に勤務致しておりましたが、

安静をすすめられ、昨年九月より休務療養致しておりました。

本年三月頃より毎日発熱、食欲も減退致しますので、アメリカ製の薬を注射致しましてから咳も出ず、食欲も旺盛になり体重も増して参りました。

七月初旬より毎日私の所へまいり御浄霊を受けておりましたが、

二週間位で、十三年間も軽痛のあった右手の痛みもなくなり、

それにより本人は益々信仰を深め、その後も引続き御浄霊を受けておりますが、

御浄化のため、発熱多く段々弱りますので、御浄霊も私の方より出張するようになりました。

八月下旬、本人の希望により夫婦して御光を拝受させて頂きました。

食欲は現在相当にありますが、痩せ過ぎますので心配しております。

なお、以前医者に移動性盲腸と言われておりました。

お腹の痛みも殆どなくなりました。

御守護頂けましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「固まっている所に浄化が起る。その浄化で弱る。

しかし、食欲があればいい。

不熟練の浄霊は、浄化を起さす事は出来ても峠を越さす事は出来ぬ。

峠の辺で停滞さしてるから衰弱する。

(急所にふれぬのでないか)」




明主様御垂示 「霊力の強い人は峠を越えさす力がある」 (昭和24年6月25日)

浄霊して悪化した母乳

信者の質問
「猟師をやっているある教導師の妻、昭和二十二年八月に三人目の子を生み、母乳で充分育ちました。

本年五月二十六日男子を産み、三日間は充分乳房も張り、乳もありましたが、四日目より漸次不足しだしました。

産前より乳房の付近にしこりが少しありましたので、

それを毎日浄霊を続けておりますが、だんだん不足し、現在では母乳と人工乳と半々位ずつやり育てております。

今迄あった乳が急に出なくなった原因と、御浄霊法を御教え願います。

因みにこの人の夫は猟師ですが、海の上の漁師もやっております。

今度の事については殺生を商売としている事を心配しておりますが、いかがなものでしょうか。」


明主様御垂示
「浄霊したんで固まったのが溶けて(拡がり)乳腺を圧迫する。固まったのが脹れたのである。

(それで出なくなった。今度の子供だけは我慢する)

霊力が不足していると長くかかる。

浄霊は峠がある。(病気の)峠へ来た場合、浄霊したため悪くなったというような事はある。

(浄霊で苦しくなる人は峠へ行くからで、霊力の強い人は峠を越さす力がある訳である)

狩人などのごとく、営業のためやったのはズーッと罪が少い。故に年一回位供養する。」




明主様御垂示 「浄霊力が中位の人では浄化を溶かしきることができない」 (昭和24年5月6日)

信者の質問
「去る四月六日の御質問に御指導を頂きました妻四十六歳の子宮癌でありますが、

「より以上の人の浄霊を受けよ」との御指示で、○○先生の御浄霊を頂いておりますが、非常に痛くなり、楽になる時は殆どありません。

上の先生にやって頂くとより以上に痛くなるようで御座います。

苦痛の箇所は腰のまわりで、板のごとく感じたり、腰骨が折れるように痛くなる事もあり、下腹部や足の付根、主として左の方が病みます。

上の先生にやって頂くと痛みが増すのはいかなる理由でありましょうか。」


明主様御垂示
「浄霊が効くと痛い。効かないと苦痛も起らぬ。痛くとも間もなく治るので、なくてはならぬ。

起った浄化を一層溶かす力が不足している。

治癒力の中位の人などそうである。

速力の峠のようである。今少し辛抱すれば峠を越す。

下腹部は足の付根の痛み、腎臓をやる。一日に何回でもよい。

続けてやれば速く痛みがとれる。

数によって霊力が強いと同じ意になる。」




明主様御垂示 「新入信者の浄霊では固まった毒素を溶かせない」

信者の質問
「私の母(六十三歳)、車から落ちて脳を打って内出血し、浄霊を受けられるようになって二ケ月、少しも変化がありません。寿命が無いんですか。」


明主様御垂示
「そんな事はない筈だ。力が足りないのである。

教修を受けて間もなくでは力の出方が充分いかぬ。

固まったのは教修受けたてでは無理である。

薬毒の抜けるのを待つ外ない。

(高所から落ちると大抵内出血する。三ケ月医療したためになったのであろう。

内出血して五、六回以上嘔吐したら大抵駄目で、二、三回なら未だよい。

瞬間的打撃によって打つとか切るとかする時、用いる薬によって病気の重くなる人がよくある。注意すべきだ)」




明主様御垂示 「鉛の毒を溶かすには霊力が必要」 (昭和24年6月23日)

信者の質問
「私は戦争中外地に四年程おりまして、終戦三ケ月前に左側頸部、右肩胛下部貫通銃創を受けたものであります。

病院生活四ケ月、その間負傷直後注射一本を打ったのみ、その後の療法は物理療法(マッサージ)、温泉療法約二ケ月程行ない、

その後は軽い労働のかたわら種々の民間療法を行ない、

昨年八月より本浄霊法をいただいておりますが、

弾丸の入り口と左肩及び肩胛部と左腕の痛みは負傷当時と余り変化がありませんが、本浄霊法で快癒致すで御座いましょうか。

なお、現在では労働以外の仕事には差支えありません。

その痛みは、苦しいような、焼けるような、痺れるような痛みです。何卒御教示の程御願い致します。」


明主様御垂示
「弾丸の毒が残っている。

鉛の毒で薬毒と違うが、薬毒より強い。

すっかり治る。霊の強い人でないと治りが悪い。」




明主様御垂示 「眼の浄霊には霊力が必要」

信者の質問
「昭和二十一年十二月十六日、一家揃って教修を受けさせて頂きました。

その後毎日浄霊を致しておりますが、母の眼病は良くもならず悪くもなりません。

その上逆睫(さかまつげ)が生えて痛みます。

若い頃二度手術をした事があります。

原因と浄霊法を御教え下さいませ。」


明主様御垂示
「瞼を手術したものである。治る。

浄霊者の霊力が不足している。

眼をするには霊力が必要である。

延髄から背中をする。」




明主様御垂示 「霊力が強くないと薬毒の溶け方が遅い」

信者の質問
「私、生来頭痛にて多量のノーシンを服用し、按摩にも相当かかった事があるが、今肩凝りに悩んでいます。御浄霊法は・・・」


明主様御垂示
「ノーシンも中毒する。

肩へ薬毒が固まっているから、それを溶かせばいい。

霊力が強くないと溶け方が遅い。

固い所へ、奥へ入るよう集注する。」




明主様御垂示 「生命を狙う狐霊」

信者の質問
「この度、山形県東置賜郡に光明如来様御二体御祭りさせて頂き誠に有難く厚く御礼申し上げます。

SK子、当年三十八歳の信者で、十八年間気違いで、町内知らぬ人がない位評判で御座いましたが、

御浄霊を頂き二ケ月位で大変よくなりましたが、時々面白い事を言いますが、

本人も狐霊がついている事が分っております。

本人が、この体から離れてくれればどんな事でもして上げると狐霊に言いますと、

何にもほしくない、SKちゃんが大好きで、命がほしいのだと言います。

本人が嫌いだと言いますと「コンコン」と泣きます。現在眠れず困っております。

この度光明様を御祭りさせて頂きました。狐が絶対に眠らせないと言うそうです。何卒御守護を御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「気長に浄霊しておればよい。よほど霊力を要する。」




明主様御垂示 「浄霊取次者が動物の顔を霊視した事例」 (昭和24年6月26日)

信者の質問
「私は昨年十一月二十一日入信して、数日前に大光明如来様を御祭りさして戴きました者で御座います。

五月二十日頃私の親戚の者より気がふれたから来てくれと電報が参りまして、私が目を閉じると色々の動物の顔が浮んで来て息がつまるようです。

どうしたら治りましょうか。」


明主様御垂示
「この人が行って浄霊しなければ治らぬ。近くの教導師に頼んでもよい。」






浄霊力の差異の理由


明主様御教え 「浄霊力は取次者の曇りの程度による」 (昭和11年)

浄霊取次者は模範的人格者たるべき

「人によって「霊光放射」に、非常な差異があるのであります。

その霊光放射に差別があるのは、如何なる訳か・・・といいますと

その人の魂の曇りの程度に因る・・・のであって、その曇りの程度は何によるかというと、

その人の有っている・・・罪穢の多少によるのであって、

その罪穢なるものの根源は「悪による思想と行為」の結果に因るのであります。

譬えて言えば、君国の為を思い、人類の幸福を念じ善徳を施すに於て、

その誠は正しき神に通じ、その人の魂は、曇りが払拭されるから、常に明朗なのであります。

こういう利他愛の人は、霊光の放射が強いから、治病力が優れているのであります。

元来、病原なるものは、最初に述べた通り精霊の曇りであるから、それを払拭するには、病人より清い魂の持主にして始めて目的を達し得らるるのであります。

故に、病人と同一程度の曇りある人は如何に治療するも、その効果は、差し引き無い訳であります。

又、病人より曇りの多い人が治療すれば、反って、曇りを増殖するから、病気は悪化するのが事実であります。

之によってみても、治療士なるものは「常に操行正しく、社会の模範的人格者」たるべく心掛けなくてはならぬのであります。」 (岡田先生療病術講義録 上巻一 「人間の造主」より)




明主様御垂示 「浄霊力の差異について」 (昭和24年7月23日)

信者の質問
「同じように御光りをいただいてても、人によりその御力に格段の相違があるように存じますがこれはどういうわけでしょうか。」


明主様御垂示
「まったくね、浄霊する人によってたいへんな違いがありますからね。・・・

これは結局霊力の強さによるんですが、長く、そして数多くやってる人は強いんです。

一、二年やってもどうにもならない病人を、私が二、三度やると治ってしまいますからね。

それくらい人によって違う・・・まあ、違うのがあたりまえですがね・・・(笑声)

で、この霊力が違ってくるのにはいろいろ原因がありますが、


第一は、日本人には三種の系統があるんです。

本当の日本人である大和民族と朝鮮系と中国系のこの三つですね。

そしていわゆる日本人の中で一番多いのは中国系で、これは百人のうち六十人くらい、朝鮮系は三十人くらい、それから十人くらいが日本人です。

だから本当の大和民族はごく少ないんです。

ま、多く見て十分の一でしょうね。これは霊統ですよ、血統のほうはいろいろ混りますが、霊統は混りながらもちゃんと繋がっているんです。

それで、日本人の霊統の人が浄霊すると非常に力が強くてとてもよく治るんです。

それから朝鮮、中国の順ですね。

しかし、この区別はちょっと判りませんよ、顔を見たって判らないし、名前でも判りませんしね。


次はその人の心ですよ。

この信仰に入って「なるほど、これは非常にいいことだ、世の中の人はまったく地獄に苦しんでいる。

これを一人でも多く助けなくちゃいけない」っていう心の人はどうしても治りがいいし、

「まあまあ信仰して御利益をいただいて、安楽に暮せりゃそれでいい」なんて思ってる人はそれほど力が強くなく、やっぱり治りが悪いですよ。


それからまた、これは生まれつきだからどうにもならないけど、よく言う「きかない気」の人は治りがいいですね。


しかし、どうしたって誠の多い人ですよ。

本当に気の毒でたまらないから治してあげようって人は治りが一番いいですよ。

この人を治したら金がうんと入るとか、出世するとか、勢力を得るとかいう気持ちでやると、ちょっと治りがよさそうに見えても、結局はあまりよくないですね。

やっぱり、その人の心通りになるんですからね。

心が神様の御心に合っている人は、なんと言っても御守護も強く、力もまた強いもんですよ。

心持ちしだいで同じ霊線が来ても、その人の体を通るときに違ってきてしまうんです。

きれいな水でも濁った所を通ればやっぱり濁ってしまうし、濁ってない所を通れば、どうしても水がきれいなのと同じでね、そんなもんですよ。


それから、根本から言うと「覚り」っていうこともあるんです。

信仰の深いことが判ってくると、霊力も従って強くなります。

勿論、深いと言ってもどこまでも深いものなんですがね。

ちょうど、ピラミッドのようなもんですよ。(お煙草二本で∧の形をお示しくださる)

この辺が(図略)ふつうに活動している人の程度ですが、この辺(図略)になると霊的に位がついてきて、霊力がずっと違ってくるんです。

もう、この辺(図略)から上になると神秘が判るんで「見真実」となるんですが、

一番上は主神で、ここになるともう判らぬものはなにもないんです。

お釈迦は、まあこの辺(図略)だったんですが、この一番上まで上った人は未だだれもいないんですよ・・・」




明主様御垂示 「治病力の差異」 (昭和25年11月25日発行)

信者の質問
「(一)お道にある人で、治病力がすばらしいのですが、どうしたことか、人格的にも、常識的にも優れていないと見受けられる節がよくあります。

治病力が強いということは、その人の魂が清まっている証左であるとすれば、必ず人格的にも豊かであるはずです。

このような場合、治病率は人格のバロメーターとなり得るでしょうか。不遜ながらお伺いいたします。

(二)私どもは、初め善いと思って行動したことが、結果において悪を招いてしまうことがしばしばあります。私どもの行動判断の規準はなにに求むべきでしょうか。」


明主様御垂示
「(一)これは難しい問題で、一口には言えない。

古い人と新しい人では、治病力が違う。

また上面ではよい人に見えるが、心が悪い人もある。

上面は善く見えなくても、心に誠の強い人もある。

また治病力の多かった人でも慢心したり、取り違いしたりして薄くなる人もある。

またその人の手柄によって神様からお蔭をいただく人もあり、よく見える人でも手柄のない人は御守護が薄い。

要するに、結果から見て、功績のある人は神様から力を与えられるが、立派に見えても功績のない人はその反対である。

結局、人間の目で見ては判らない。

心の底は神様よりほかに判るはずはないと思う人は、神様が判った人である。


(二)それは小乗の善だからである。

どうしても大乗の善でなくては、結果はよくない。

この大乗小乗の意味は、御神書の随所に書いてあるから充分読みなさい。」




明主様御垂示 「浄霊力は脱力、信仰の深さ、智慧証覚、謙遜によって強くなる」 (昭和28年7月15日発行)

「どの病気でもそうですが、浄霊の霊力の強い弱いによって治る治らないということがあります。

その霊力というのは力を抜くほど強くなるのです。ですから力を抜くことが大事です。

本当に力が抜けるようになったらたいしたものです。

あとはその人の信仰の深さによって霊力が強くなります。

ということは智慧証覚が根本です。


それから一つ注意しておくことは、慢心すると霊力はずっと少なくなります。

だから信仰にはいりたてで「自分なんかに、そんな、できやしない」とビクビクしているときには割に治るのです。

「もうオレはできて来た」と思うようになると治りません。

それはなぜかというと慢心だからです。

だからオッカナビックリの気持でやると治るのです。

そうかと言ってビクビクしてやるのがよいわけではないので、つまり大いに神様の道具にならせていただいたという謙遜です。

気持は、相手の病人は虫ケラほどでもないが、ごくつまらない人だというように思わなくてはならないのです。

これは偉い人だと思うと、こっちの霊力が負けてしまいます。

メシヤ教は他の宗教から見るとまるで桁が違っているのです。

その力をいただいているとしたら、世の中の人間は虫ケラのようなものです。

しかしそれを出してはいけません。

こっちは大いに謙遜しているのです。そこが難しいと言えば難しいです。」




明主様御垂示 「御光の力の差異」 (昭和23年5月28日)

信者の質問
「講習をする先生により御光の力は違うのでしょうか。」


明主様御垂示
「ええそれは違いますよ。

その人の霊の階級で力が違う。

また信仰の程度、生まれつき、それから経験などにもよります。

一番力の出るのは神様の御用をする人です。

これは重要です。

一番大きいことです。

ただあの人はどうというふうにきめることはできない。

それは同じ学校を出ても、立派な人間もあれば駄目なのもあるのと同じです。

先の治療時代の講習と、最近宗教になってからのとは違うから、再講習をしてもよろしい。

はっきり筋の通った理由のある場合は再講習してかまわない。

弟子に対して絶対服従を強いてはいけない。

それでは以前の軍国主義と一緒になってしまう。」




明主様御垂示 「経験の長い人の浄霊力は強い」 (昭和24年3月15日)

産後の執拗な神経痛

信者の質問
「五十歳の女、産後の肥立ちが悪く、私が二十一年の秋から浄霊させて頂いておりますが、段々悪くなり、今では起き上る事も出来ません。

その人は二十一年にお光を戴いております。

現在は神経痛のような状態ですが、どうした理由でしょうか。

また、治るものでしょうか。御教え願います。」


明主様御垂示
「訳なく治る筈だ。見当違いか、霊力が足りないのである。急所が外れてる。

腎臓の下の方に痛む個所がある。

顔面はある薬毒である。

人によって、霊力の強弱がある。長くやってる人程霊の放射は強い。」




明主様御垂示 「気迫、気力のある人のほうが成蹟がいい」 (昭和24年3月8日)

信者の質問
「気迫、気力などの強い人のほうが御浄霊の効果も多いかに見られますがいかがでしょうか。」


明主様御垂示
「そうですね、これはありますね。気迫、気力のある人のほうが成蹟がいい。

それに、そういう人のほうが頭がいいから急所を発見するんですよ。

どんな病気だって急所は一つですからね。

頭が悪いとこれが発見できない。

だから、霊感、第六感が働くくらいでなければ駄目です。」




明主様御垂示 「浄霊力と心臓の強弱」

信者の質問
「心臓の大小、健否は神霊放射能の多寡、強弱に関係御座いますでしょうか。」


明主様御垂示
「無論関係がある。神霊放射は火素であり、火素を吸収するのは心臓である。

故に大いに関係がある。

心臓が強くなくてはいけない。」




明主様御垂示 「信仰の強い人は光も強い」 (昭和28年8月1日)

信者の質問
「レントゲンの光より御守様の光のほうが強いとの御教えをいただいておりますが、

先日御守様をおかけいたしてレントゲンが写りましたことがありましたが、これは相手の信者に分からせるためでございましょうか」


明主様御垂示
「それもあるし、同じ御守によっても、かける人によって光の強いこともあるし弱いこともあります。

信仰の強い人は光も強いのです。

それから扱い方によっても違いますし、それから普段の扱い方考え方によっても光は強くなったり弱くなったり、絶えず動揺しているのです。

だからだいたいは無論強いのですが、その場合によっては、以上のこともあり得るのです。

それで一番影響するのは、その人の信仰的な想念が非常に影響するのです。」




明主様御垂示 「浄霊力と覚り」 (昭和23年6月24日)

「お浄めは霊層界の上へ行く程よく治る。

それには即ち仏教でいう覚者にならなくてはならぬ。

その智が進み、高い所を知る程上へ昇り、治りよくなる。

宗教となると、とにかく喋らなくてはならぬ。

一般の宗教は治療の武器がないため、話より外ない。」




明主様御垂示 「治病遅速の原因と祖霊」 (昭和24年6月25日)

信者の質問
「霊主体従の法則により霊体より肉体へ移って病気の治癒に遅速があるのは、その人の毒素の多寡によるものでありましょうか、

または浄霊する人の霊力の強弱によるものでありましょうか。」


明主様御垂示
「毒素の多寡、浄霊の霊力の強弱・・・いろいろある。

祖先の関係もある。祖先で救われたのがあると、霊界で力があるから、良い教導師を引っ張って来れる。

堕ちている(地獄で苦しんでいる)祖先はそういう事が出来ない。

それで良い教師を得ず、救われぬ事がある。

祖先の贖罪の場合、子供を身代りにして犠牲にする場合がある。

症状は吐く。その他種々の原因がある。」




明主様御垂示 「清魂者の祝詞は力が強い」 (昭和24年9月7日)

信者の質問
「五十歳位の女の方、頭が痛み脇腹から突上げる痛みがあります。

浄霊したところ夜中より猛烈に突上げが来て苦しみます。

なお一時間位一心に浄霊致しましても止まらず、遂に医者が来て二本注射をして一時間半ばかりで治りましたが、後がすっと致しませぬ。

浄霊では治らないでしょうか。お知らせ下さい。」


明主様御垂示
「癲癇などと同じ理屈である。

浄霊なら絶対治る。

相当霊力が強くなくてはいけない。

霊力の強いのは古くからやった人である。

もし止らなければ祝詞を奏げる。

祝詞でも清魂者でなくては力が違う。

霊に曇りのある者は力が弱い。

注射なら止るに決っている。麻痺させる訳である。

しかしまた起る。モヒ中毒になる。」

これは霊であろう。」