浄霊の方法について 2
明主様御垂示 「御浄霊は奥を狙う」 (昭和24年5月30日発行)
信者の質問
「二十一歳の男子、痔瘻になり御浄霊しておりますが、体が衰弱して次々に霊が憑依し、最近二週間は現幽の間を彷(さまよ)っているかの感がありますが、なにとぞ御守護をお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「痔瘻が間接には影響してるかもしれませんね。出血しますか。」
信者の発言
「はい、出ております。医師の診断では肺結核とのことでした。」
明主様御垂示
「ええ、医学では痔瘻と結核は兄弟ですからね。食欲は。」
信者の発言
「割合にございます。」
明主様御垂示
「ある。で、痛む。」
信者の発言
「痔瘻は痛みませんが、腰のほうが・・・」
明主様御垂示
「いや、痔療の痛みったらたいへんなもんですがね。」
信者の発言
「以前には血痰がそうとう出ましたが・・・」
明主様御垂示
「血痰ね、ええ。で、薬はそうとう入ってるんですか。」
信者の発言
「はい、以前肋膜でそうとう服んでおります。」
明主様御垂示
「ああ結局ね、だいたい、後頭部と背中ですね。肛門から出る血は後頭部のことが多いんです。
そして衰弱したんで霊が憑るんですからね、やはり血が殖えなくちゃならない。
とともに、出るだけの膿は出なければいけないんですからね。これはいつごろから。」
信者の発言
「昨年の六月からで、痔瘻がひどくなったのは十一月からでございます。」
明主様御垂示
「ええ、結構な痔瘻なんですがね。そして熱は。」
信者の発言
「いつも八度くらいでございます。」
明主様御垂示
「八度ね。で、あんた教修はいつ受けたの。」
信者の発言
「昭和二十一年でございます。」
明主様御垂示
「よほど霊力が強くないと毒が早く溶けませんからね。
そして御浄霊は奥を狙うんですね。
表をするときは裏を、裏をするときは表を狙うんです。
そうすると溶け方も早いですよ。
そしてこれは衰弱をひどくしないようにしてやるんですね。」
明主様御垂示 「人間の体質と浄霊について」 (昭和29年2月1日)
明主様御垂示
「それから体質は人間はみんな同じなのです。
なぜ同じかというと、浄霊で治す方法は同じです。
そうすると浄霊で効く人と効かない人があるわけですが、そうではない。
皆同じように浄霊が効くのです。
ただ薬毒の多い少ないによって、長短はありますが、浄霊で治るという現われ方は誰でも同じです。
こっちの痛みは浄霊で治らない、こっちの人は治るということはありません。
そうしてみると体質というのは同じなのです。
人間の体は、みんな首があって手があって足があるのと同じで、みんな同じです。」
信者の質問
「体質の遺伝ですが、弱い体質とか強い体質とかいうことは」
明主様御垂示
「あります。薬の多い者は弱いし、薬が少ないと強いのです。」
明主様御垂示 「浄霊前における病歴の確認の必要性」 (昭和29年2月26日)
「そういうようなわけで、これから浄霊の場合に漢方薬に注目して、
どういう薬をどのくらい飲んだかということを、時によっては聞く必要があります。
けれどもただ漢方薬のほうが毒が緩慢な性質であり、鋭くないです。
しかし神経痛などは西洋の薬です。
だから近来神経痛が非常に多いということは、西洋の薬の関係です。
注射などはもっとも神経痛の原因にもなるし、それからいつも言うとおり、消毒薬というのは必ず痛みになります。
痛みの病気はまずほとんど消毒薬と思っていれば間違いないです。
ところが消毒薬でも、ここならここが痛むから、ここに消毒薬を入れたかと思うと、そうでもないのです。
例えば頭が痛い人が、手足を手術した時の消毒薬が頭に上っていって、そこに固まるのですから、とにかく痛みの時は一通り手術を聞いてみるのです。
そうすると一番よく分かります。このごろだいぶ聞きますが、歯の痛い人は必ずと言いたいほど盲腸を取ってます。
盲腸の手術が歯痛に一番現われるのです。
これは思いもつかないことです。
ですから歯が痛くて浄霊して、一回か二回で治るのならそこだけのものです。
だいたい歯の痛みの原因というのは、歯を抜く時やあるいは歯にセメンやなにかをつめる場合に、その前に消毒薬を塗りますが、それが原因です。
これは前になにかに書いたことがありましたが、歯医者に行って歯につめる場合、必ず前に消毒をしますが、そうすると必ず痛みます。
その消毒薬が腐って出ようとするからです。それが痛みになるのです。
だからなにも消毒をしないですれば決して痛みはありません。
これも実に馬鹿なものです。
ところが一回や二回で治らない場合には盲腸の手術を聞いてみるのです。
この盲腸を手術したときの消毒薬がだんだん上って行って、胸を通じて歯から出ようとするのです。
これは、歯の痛みの原因が盲腸の手術ということは、世界的の大発見です。ノーベル賞以上です。」
明主様御講話 「浄化の原因を探るべし」 (昭和28年8月26日)
「この病気は薬毒の浄化だけれども、その人はどうして浄化が起こったか。
それから、ここに現われている病気は、因はどこにあるのか。
あるいはその環境ー他の家族などはみんな賛成しているか、邪魔はいないか、
ということなど、ちゃんと食い違いがないと、割合にうまくゆくわけです。
それが相応するということです。
よく浄霊で、どうしても治らなくて、それから神様にお願いするとじきに良くなるということは、浄霊ばかりに偏り過ぎるわけで、
肝腎な元を忘れて枝の方を重視するから具合が悪いのです。
そういう点も、どういうふうにやるのが理屈に合っているか、相応するかということを考えると、割合に楽で、うまくゆくというわけです。」
明主様御垂示 「死体に触れぬ事」 (昭和24年8月)
信者の質問
「感じる人が死んだ人に手を当てたところ、それからしばらくの間感じがなくて、
その後また「ボッボッ」と感じるようになりましたが、これはどういうわけでしょうか。」
明主様御垂示
「しかし、それはまたどうしたわけです。
なにも死んだ人に手を当てなくてもいいでしょ。
死体にじかに触るのはいけませんよ。
それを神様が戒められたんでしょう。
やはり「死穢れ」って言って、一つの霊的の穢れですからね。
霊が抜けて肉体ばかりになると、人間とは違う一つの物質ですからね。
昔はやかましく言ったもんですよ、「死穢れ」ってね。
それに対してですね、浄霊っていうのは神聖なことなんで、浄霊するときは神様の代理をしているんですからね。
死穢れがとれない間に手を当てるっていうのはいけませんよ。」
明主様御垂示 「浄霊時放射能感があるのは本当ではない」 (昭和28年5月25日発行)
信者の質問
「御浄霊の場合、主として使用する私の右の掌は、一昨年末ごろからと思いますが、
御神霊放射能の充満、流動、放出感があります。左の掌にはありません。
御浄霊力は放射能感のあるなしによって差異があるのでございましょうか。お伺い申し上げます。
明主様御垂示
「放射能感がするのは本当ではない。
右だけ出るものではない。左右同様に出るものである。
私の言う通りに力をできるだけ抜けば、そんなはずはないわけである。」
明主様御垂示 「浄霊中における霊との問答の作法」 (昭和24年7月発行)
信者の質問
「霊と問答できなければ御浄霊は充分でないものでしょうか御伺い申上げます。」
明主様御垂示
「霊と問答という問題は念頭に置かずに御浄霊する方がよい。
御浄霊最中に霊が浮き出たら丁寧に問答してその霊を慰めるのがよい。
そうしたら早く治るものである。ただその問答には次の項目は守らねばならぬ。
1 誰の霊であるか
2 何の理由で憑いたのか
3 何を望むか
霊査法もあるが、これは知らぬほうがよい。
これを主にすると霊媒者に他の色々な霊が憑いて来て当人を気狂いにしてしまうことが多いから。」
明主様御垂示 「浄霊中における霊との問答の作法」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「最近御浄霊中に患者が意識を失い、霊が浮かび出てくることがときどきございますが、これにつき御教示をお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊界の浄化が劇(はげ)しくなってきたので、霊がどうしても落ちつけないもんだから、早く救ってもらおうとして出てくるんです。
だから、これからはこんなのが殖えてきますよ。こういうのは前頭部を一番よくやってあげるんですね。
そしてあまり出る場合には、「御鎮り御鎮り」って言って手で抑える格好をすると、その言葉の働きで割合に効果のあるもんですよ。
当人が半意識で、霊が出そうでなかなか出ない場合も「鎮まって鎮まって」とか「御鎮り」とかやると、元へ戻るのがありますよ。
それから合掌した手を上下に振るのは狐ですね。
鳥の霊だとこうやってて、それからこうなって、こうなるんです
(最初の合掌から拍手を打つ姿勢になり、それを続けるとともにしだいに大きく動かし、ついに鳥が飛ぶごとく両腕を左右に伸ばして上下に振る格好をお示しくださる)。
そして飛び上がりますね。一尺でも三尺でも平気で飛び上がりますよ。
ひどいのになると天井を突き抜いたのがありましたがね。
それでですね、霊が浮いて出たときに口をきかせるのはよくないんですよ。
口をきかせるのは邪道なんです。
なぜかって言えば、あれは醜態ですからね。醜態を見せて恥をかくようなことはいけないことなんです、神様は愛ですからね。
だから口はきかせないようにしなくちゃいけないんです。
しかし、これは人によっていろいろあってね、意識を失うとすぐ口をきくのがありますが、
こんなのはそうしろっていう神様の御意志だし、あるいは正守護神がさせるんですから、これは口をきかせていいこともあります。
口をきき始めたら「あなたはどなたですか」とか「何者だ」とか聞くんですよ。
そうするといろんなことを言いますがね、中には嘘を言うのもあるんです。
しかし、最初から言うことを疑ってかかっちゃいけないんで、言うことをそのまま信じていいんです。
で、だれだってことが判ったら「なんのために出てこられたんですか」とその目的を聞くんです。
そうすると、祀ってもらいたいとか、こうしてもらいたいとかいろんなことを言いますから、その要求が無理がないと思ったらその通りにしてやるんです。
そうしてやると喜びますからね。
しかし、中にはこっちをたぶらかそうとするのもありますが、これはその言う通りに聞いていていいんで
「わしは何代前の祖先で武士であったがどこの戦いで戦死をとげた」とか言ったら、
「お生まれになったのはいつですか」なんて訊くんです。
そうすると「二百年前」とか答えるでしょう。
そしたら、「その時代は何将軍でした」とかいうふうにだんだん訊いてゆくんですよ。
その霊が本物だとチャンと答えますが、ニセだと答えられなくなって狐だとかなんだとか本音を吐きますよ。
だから、始めッから疑ってかからないほうがいいですね。」
明主様御垂示 「写真や人体図を用いた遠隔浄霊について」 (昭和23年11月16日)
信者の質問
「遠隔の地にて、写真または氏名に浄霊を行う場合効果いかがですか。」
明主様御垂示
「少しは効果はある。写真は霊線が通じている。霊線によって通ずる。
以前私は人体の絵をかいて、それに名をかき治療した。」
明主様御垂示 「人型を用いた遠隔浄霊」 (昭和23年)
「私はかつて、人間の形をかいて、名をかき入れ、浄霊した事がある。
ある程度効果があった。これは救う方である。」
明主様御垂示 「写真による遠隔浄霊の効果」 (昭和23念11月2日)
信者の質問
「写真を御浄霊する事によって治療効果を挙げる事が出来ますでしょうか。」
明主様御垂示
「写真から霊線を伝わって行くのであるから 少しは効果はある。
死ぬと写真がぼんやりするのは霊線が切れるからである。」
明主様御垂示 「写真を利用した遠隔浄霊の可否」 (昭和26年11月8日)
信者の質問
「入信しておりますが、孫が遠くにおりますので、孫の御守護をいただきたいと言うので、写真に向って毎日御浄霊をしてよろしいかというのでございますが」
明主様御垂示
「遠いと言っても・・・どこですか。」
信者の発言
「鹿児島か熊本でございます」
明主様御垂示
「あっちで、信仰に入ったら良いじゃないですか。」
信者の質問
「それまでの間でございます。孫に対する愛情と思われますが」
明主様御垂示
「しかし、それはおもしろくないですね。
それよりは、光明如来様に、早く孫が信仰に入るようにということをお願いする。それで良いですね。」
明主様御垂示 「死者の写真を利用した霊界浄霊について」 (昭和24年1月7日)
信者の質問
「戦死者の写真に浄霊すると霊は浮ばれますか。」
明主様御垂示
「いくらか違う。浄霊より祝詞の方がよい。」