浄霊の科学的原理 4 (浄霊は第一霊子)


明主様御教え 「霊的に観たる湯川博士の功績」 (昭和24年12月3日発行)

「今回理論科学によってノーベル賞の受賞者となり、最初の唯一人の日本人としての湯川博士の功績に対し、吾らは全世界に向かって非常に肩身が広くなった事を感ずるのである、

彼の太平洋戦争で失墜した日本人の信用を幾分でも取返された事は実に喜びに堪えないのである。

ところで、同博士のノーベル賞受賞の理由は、原子科学の基礎理論を、僅か二十八歳の時発見したのが実を結んだというのであるから驚くべき達見である、

そうして右の原理は中間子発見という事であるが、この中間子は電子と化合する時、力を発生するというのである、

ところがその後米国のアンダーソンとネッダーマイヤーの両物理学者は、宇宙線観測中偶然写真乾板中に湯川粒子と見らるる粒子の飛跡を発見し湯川粒子の理論が実験上の確証を持つに至った事で、これについてここに私の見解をかいてみよう。


元来中間子とは、火素と水素の結合による元素で、すなわち太陽の精と月の精から成った微粒子である事はもちろんである、

また今日では陰陽のミュー中間子、陰陽のパイ中間子、その他中性の中間子と五種類の中間子が確認されている、この五種類とは陰陽のミューとパイが日と月の二精で、中性の中間子が日月の合致粒子で他の二種が土及び星の精であってこの力の主座はもちろん中間子である。


この発見の特に私の説に対する重要性のある事を言わなければならない、すなわち湯川粒子というのは言わば物質と霊との中間原素であって、

今一層科学の進歩によって発見されるものとして、最極微粒子である霊子にまで到達する段階に来たのである、

そうして私の言うこの霊子説は、今発表するのはいささか早過ぎる嫌いはあるが、

右の霊子を説明すれば三段階あって、その第三に位するものが今回の中間子の次に発見さるべきもので、その次に発見されるものが第二霊子であり、最後に発見されるものが第一霊子である、

そうしてこの第一霊子こそ吾らが唱える最高級神霊から放射される霊子粒であって、

私が今現に行使し空前の奇蹟を現わしつつある力で、一名観音力ともいうものがこれである、

したがって現代医学の治病力より何十層倍否何百層倍ともいうべき治病力を発揮しつつあるのである、

私が我療法を常に二十一世紀の医学というのもそういう意味からである、

ゆえに今度の中間子発見という事は、理論科学においての発見段階がようやく中間子まで到達したのであるから、私も満足に堪えないのである。


それについて今日まで宗教と科学とはとかく一致し難いものとされて来た、

それがため常に両方で非難し合って来た事は衆知の事実である、

無論双方にズレがあり一致点を見出せないからである、

この原因としては、もちろん科学が前述のごとき神霊子発見まで進歩していなかったと同様、宗教の方でも時期到らず、最高神力の発現がなかったためでもある。


今一つ言いたい事は、宇宙線中にある中間子が写真に映じた事によって確認された事実で、

私がさきに説いた信仰雑話中にある宇宙線の説明にある通りで、それにはこうかいてある、

宇宙線とは天体における無数の星から霊線によって地球を牽引し、かつ地球に対し不断に栄養を送っているもので、その栄養とは地球を育くむ活力である、

湯川氏の発見においても中間子が力であるというのは、宇宙線中に多数見らるるのは当然であってその中間子を充実させる力こそ神霊子の放射能である。


最後に私に対し、私が発覚した医学はノーベル賞に値するから出してみたらと時々言われるが、私はこう答えるのである、

現代医学を規準としているノーベル賞審査員の学問程度では無理である、

今後幾層倍進歩した時が来たとしたら、私の学説も理解され得るであろうから、その時を待つより仕方がないと言って呵々(かか)大笑するのである。」




明主様御垂示 「霊子の中でも一番細かいものが神霊子」 (昭和25年1月)

信者の質問
「宇宙の大きさについてお伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「ああ、これはね、だれでも疑問に思うんで、私もそうですよ。

この大宇宙は無限で、まったく限りがない。

ですからね、このことがたいしたことなんだってよく言うんですよ。

そして宇宙の構造は大きいほうも小さいほうも限りがない。

小さいほうの黴菌だってどこまで細かいか判らないし、原子力の微粒子だって同様です。

中間子なんて大きいほうですよ、いまの顕微鏡で見えるんですから。

浄霊するときこの掌から出る微粒子だって非常に細かくて原子と同じですよ。

私も今度書きましたが、中間子よりもっと細かいのが霊子です。

そしてその霊子の中でも一番細かいのが神霊子なんですね。

さらにその神霊子の中にもいろいろあり、その神霊の階級にもよるんですが、細かいほど強く、見えないほど無限の力がある。

このことはなかなか簡単には説明できないけど、いずれはもっとはっきり判るようになるんですよ。


この大宇宙はちょっと想像できませんね。

なにしろ突き当たりってのがないんだから(笑声)。

けれども、この大宇宙の中心は地球なんです。

要するに、こうして万物を存在させ、生きてるものの生命を持続させるために日月星辰があるんですからね。

宇宙の日月星辰などはすべては地球のためにあるんですよ。

ですから、この点が判ると地球は実に値打ちがあり、本当に尊いものであり、そしてさらに、この地球をよくしてゆく人間も実に尊いものであることが判ってくるんですよ。

けど、そいつが判らないから人間を軽蔑するんです。

まあ、あんまり汚いから軽蔑するようにもなるんで、こういうことが判ると人間ももっと立派になるんですがねえ。」




明主様御垂示 「浄霊の火素も霊の曇りも無限」 (昭和28年12月1日)

信者の質問
「物理学に対する御論文で、信仰雑話の「宗教と科学」に原子爆弾に対する原理を現代科学に比較して御説きになっておられますが、現代科学で言われている説と食い違いがあるようでございます」

明主様御垂示
「どの点ですか。」


信者の質問
「根本は火と水の関係ということはよく分からせていただきましたが、

ウラニウム、プルトニウムの放射能によって原子核の破壊が行われるとおっしゃっておられますが、

現代の物理学では、今から四、五十年の間の発見では、ウラニウム、プルトニウムという非常に原子量の大きな原素は非常に不安定になっていると言われています」

明主様御垂示
「原子量というのは何ですか。」


信者の質問
「科学的の言葉ですが、一つの原子核の重量が大きいというわけで・・・」

明主様御垂示
「原子量というと、ウラニウムの重量ですか。原子核のですか。」


信者の質問
「ウラニウムは原子が集って原素ができております。

これを一つ一つに細かく分けるとウラニウムという原子と、それを取巻く電子があります。

そうしてこれはみんな放射性原素で、非常に不安定になっているので・・・」

明主様御垂示
「不安定と言うと。」


信者の質問
「原子核が壊れやすい状態です。

そうして自然に放っておいても、自然に二つに分裂すると言われております。

そうして原子核の中に陽子と中性子という二つが入っていると言われています」

明主様御垂示
「そうするとウラニウムの原素は・・・」


信者の質問
「ウラニウム原子で構成されております」

明主様御垂示
「それはウラニウムでなくても、なんでもそうです。

そうしてそれがある程度固まると破壊されるのです。それがあらゆる物質の生命です。」


信者の質問
「現在言われていますのは、原子核の中に中性子と陽子が入っていて、原子核が壊れると中性子が飛び出し、それが他の原子核の中に飛び込む。

そうすると非常に不安定な状態になっているので、その原子核が壊れて、それより中性子が飛び出すというようになっています」

明主様御垂示
「それは、人間が死ぬと伜が跡を継ぎ、後また子供ができて持続しているのと同じ意味です。」


信者の質問
「その原子核の破壊というのは中性子によって破壊されるということを言ってます。

ただエネルギーがどうして出るかということに対しての説明は、一つのウラニウムの原子核が破壊されると、別の原子核ができる。

二つの原子核ができる。それにさっきの中性子ができる。

そうすると元の原子核の重量と、いわゆる伜の元素の重量を比較すると、その間に千分の一ぐらいの質量がなくなっています」

明主様御垂示
「それは息子のほうが軽いのです。それはそのわけです。息子のほうは育ってないからです。」


信者の質問
「アインシュタインが言っておりますが、すべての物はエネルギーに転化すると言ってます。

一グラムの物をエネルギーにすれば、数量は忘れましたが・・・」

明主様御垂示
「数量を忘れるということが間違ってます。

数量などがあるものではないので、無限なのです。

今の科学者が千分の一とか、一万倍とか言っても、それは本当はもっと細かいので、一億万倍、もっと細かい。一兆万倍、もっと細かいのです。

それを無限と言えば、それで済むのです。」


信者の質問
「アインシュタインはそう言ってます」

明主様御垂示
「ああいう人達は、結局まだ手前になるのです。

ただ科学のほうはだんだん細かく推定したり、発見する手段が進んで来たのです。

だから私から見れば御苦労様なことです。

結局、無限ということが分かれば、それでおしまいです。」


信者の質問
「御伺いしたいことは、質量エネルギーということが、水素から解放された火素ではないかと思いますが」

明主様御垂示
「質量エネルギーが無限なのだから、重いも軽いもないので、やっぱりナンセンスです。

ある元素は重いが、それがだんだん変化したりいろいろすると軽くもなるし、絶えず破壊と創造が行われているのだから、どうということは言えないわけです。

ただ、今のウラニウムを放射する場合に、ウラニウム自体が放射するのか、何かに向かって放射するのですか。」


信者の質問
「十キロくらいの物を、一つは九キロ一つは一キロに分けて、これを合致させると、量が少ないと爆発は起こらないそうですが、

それをある程度の量にすると、ウラニウムは互いに破壊し合って、連鎖し合って、というこれが今の原子爆弾の原理だそうです。

物理学のほうでは、中性子によって破壊されてゆく、そのときに質量エネルギーが放射されるとされてます」

明主様御垂示
「それはまだ中途であって、まだその奥があります。

二つを合致させたときに空間の水分を吸収する活動的力が出るのです。

それである範囲の水素を吸収してしまうのです。

そうすると、一つの水素がない空間ができるので爆発するのです。

ですからそのウラニウムが爆発するのでなく、爆発させる作用が起こるのです。

私が書いているとおり、地球から水分をなくすれば、一瞬にして爆発する。

そこで火素が爆発しないように水素が中和しているのだから、どっちかに片寄ったらぜんぜん駄目です。

水素がなくなれば火素は爆発し、火素がなくなれば水素は氷結すると書いてあるが、その原理です。

ですから極端に水分を吸収すべき物質ができれば破壊ですが、原子爆弾というのはその原理によって生まれたものです。

しかしその原理までは、今の学問では分からないから、衝突することによって爆発すると言うのです。

その場合は非常な速度ではないですか。」


信者の質問
「どの程度か存じません」

明主様御垂示
「つまり速度です。

これによって活動力が起こるのです。それが破壊すると、これだけの間の空間の水素分を一瞬にして吸収してしまいなくなってしまうので、そこで爆発が起こるのです。

それは針の穴ぐらいのものでも、爆発すれば次々に爆発してしまいます。

一瞬にして水分が抜けるのです。」


信者の質問
「それは中性子が水素をなくするというのではないのでしょうか」

明主様御垂示
「中性子というのではないのです。

その場合には中性子とか何ということでなくて、学問ではそこまでは分からないのです。

一秒の何万分の一か、ごく瞬間で、時間は分からないぐらいで、パッと行った瞬間にそこに活動力が起こるのです。

それで今言う一番のことは、こうして(浄霊で)病気が治るが、ここから発射する粒子というのは、どのくらい小さい粒子か分からないので、そこで無限と言うよりないのです。

無限の火素ー火の本を放射すると、人間の霊の内のつまり汚物で、これがまた、この粒子というのはどのくらい細かいか分からないので、やっぱり無限ですが、それにぶつかって行って、霊の内の不純物・・・汚物を焼くのです。

そこで汚物がなくなってきれいになるから、それが肉体に移写して、痛みがとれ病気が治るというわけで、これが科学的原理です。

ですから霊の曇りなり、また放射する火素なりの粒子というのは、やっぱり無限です。

それで無限であればあるほど力が強いのです。

そこで神様の力というのが一番強いということは無限のためです。

無限ということは、ごく細かい、細かい極端が一番力があるわけです。

それで一番の有限は馬力で、馬の力と言うので、あんなに大きなものから出るのです。

人間の感情で、ああとかこうとか考えるが、その粒子というのは実に微少なもので、分からないくらいなものです。

ところが動物はそういった感情は少ないのです。

人間のように哲学を考えるとか恋愛をするということはないので、

人間はそういうことの、智能とか感情という粒子が細かいので、動物のほうは粗いので、深い所まで、人間のように複雑な感情は起こらないのです。

単純なのです。こういうことでも、程度の低い高いがあるのです。

それで人間でも馬鹿とか愚鈍な人間は、やっぱり粒子が粗い奴です。」


信者の質問
「物性論につきまして、これは湯川博士が唱えたとありますが、これは湯川博士が唱えたものではないので・・・」

明主様御垂示
「そうです。前から唱えているのです。

しかし湯川博士が一番熱心に言っているのです。

ああいう学説というのは、そうとう前からいろんな学者が言っているのです。

それが新発見ということではないのです。

アインシュタインでもそうで、今まである説を、ちょっと上に行くのですが、そうするとその人が発見したようになるのです。」


信者の質問
「あれはやはり外国のほうでだんだん発展したもので、粒子という説はしておりません」

明主様御垂示
「そうです。もし粒子なら性ということを出すわけはないです。

だから物性論というのは本当に言えば仮定のものです。

要するに、そうなるのだから、そういうものがなくてはならない。

そういうものが活動しなければならない、という想像の範囲です。」


信者の質問
「まだ発見されてない粒子というように考えますと、非常によく分からせていただけます」

明主様御垂示
「そうです。そこまで科学は来たのだから、物性論は宗教のほうに一歩入っているのです。」


信者の質問
「物性論は素粒子論とは別のほうに進んでおり・・・」

明主様御垂示
「別の方向であって実は一つの方向です。

別の方向ということは、物性論を行けば本当は科学ではないのです。

だから分野が違っているから別のようだが、素粒子論を縮めれば、どうしても物性論に行かなければならないのです。

ですから今は違っているということは当然ですが、無関係に違っているわけではないのです。」


信者の質問
「それは出発点が同じであって、素粒子論というのは究極の粒子の性質を研究する学問です・・・」

明主様御垂示
「ですから霊と体というわけです。

素粒子論は体のほうの極論の進歩したものです。

それで物性論は霊のほうです。

ですから別々のようだか、結局密着したものです。」


信者の質問
「光新聞の霊的に見たる湯川博士の功績という中に、中間子の発見についてお説きになられてますが、

中性子の発見と、そうして中性子を陰陽を合体した一つの新しい粒子として、中間子としてお説きにならず、中性子の発見であるとしてありますが」

明主様御垂示
「そうですか。しかし私はそういうことは科学的に説くのではないのです。

というのは、そういうことは始終変化しているのだから決められないので、一般に分かりやすいように書いただけです。

そこで私が言いたい究極は、無限だということです。」


信者の質問
「その後に中性子として、中間子と中性子の二つのお言葉が出ており、中性子は力であるとお書きになってありますが・・・」

明主様御垂示
「いや、力というのは無限です。

それで中性子とか中間子というのは有限ですから力ではないのです。

力でも、物質的のものです。

それで素粒子と中間子の関係はどうなっているのですか。」


信者の質問
「素粒子というのはすべての粒子で、中性子はその中に含まれている。それを全部合わせて素粒子論と言っております」

明主様御垂示
「いつかアメリカでの宇宙線撮影のときに数個の点が写った。

それが中間子ということで、湯川博士のそのことが実験物理学で裏付ができたということが功績でしょう。

だからつまり粒子というものの最も細かいものが実証されたわけです。」


信者の質問
「粒子としては、中間子は電子の二百倍から三百倍ということになってます」

明主様御垂示
「しかし写真に写ったのでは、今までで一番細かいのです。

第一科学のほうでは宇宙線はまだわからないのですが、そういうものは分かり切ったもので、これは信仰雑話の中に書いてあります通り、つまり星が地球を牽引しているその霊線ということを書いてあります。」