動物霊に対する浄霊について
動物霊を善化するための浄霊
明主様御垂示 「青大将の霊に浄霊すべきとされた事例」 (昭和25年2月2日)
信者の質問
「信者の婦人で御座いますが、どんな物の匂いでも鼻につくと共に胸がわくわくして来るそうで御座いますが、
以前この婦人は、家の中に大きな青大将が入って来たのを追っても逃げませんので、唐芥子をいぶして、その煙で追い出そうと致しましたが、
なお出ませんので、近所の人に頼みまして、その青大将を殺したそうで御座います。
その頃より前記の状態になったそうで御座いますので、龍神様としてお詫び申し上げ、お祭りして御座いますが、治らないと申しております。
毒素のためで御座いましょうか。また霊的のもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「霊的である。
青大将の霊である。
蛇は人間より匂いなど敏感であり、これが蛇の特性である。
その人のお腹にいる。
蛇を浄霊して祝詞を奏げてやるといい。
すると出るか、いても差支えない事になる。
蛇は、煙草の匂いなどすぐ判る。
ヤニの匂い、鉄の匂い、紺の匂いなど非常に嫌うという。」
明主様御垂示 「憑依する狐霊は浄霊により善化する」
信者の質問
「私は昨年六月ちょっとした風邪がもとで、医者は脚気及び小児麻痺等と言う診断のもとに、世話になりましたが、効果無く、九ケ月程足腰が立たず寝ておりましたが、
二月の初め頃より観音様の御救いにより約一ケ月程山内先生の浄霊を頂き、結果は大変良くなりました。
所が足は立てず不自由しておりましたが、例祭の時、教導所にて平良先生の浄霊を頂きました所、
光明如来も翌日に頂く事に御願いしましたなら、その場で足が立つようになりましたので、
今日御参詣、御礼かたがた御利益の程申し上げます。
御光様も昨年九月頂いておりますが、先生の浄霊中に狐が私の口を通して色々しゃべったとの事で御座居ます。
浄霊を続けておりますれば狐は憑依しなくなるでしょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「狐は元からいるのと、後から憑るのとある。
人間から狐になったのと、本来の狐と両方ある。
たとえいても、浄霊により段段萎縮し、人間に害を与えなくなる。
憎まずに可愛がってやれ。」
明主様御垂示 「憑依する蛇霊を救う浄霊」 (昭和26年11月11日)
信者の質問
「過日お伺い申し上げましたMA(四十三歳)でございますが、御守護によりたいへん楽にさせていただきました。
現在は尿はふつうに出ておりながら、浮腫み(むくみ)が依然として引きません。
蛇の祟りだと御垂示をいただきまして、本人に聞きましたところ、
五年前に兎を食べに来た青大将を半殺しにして、枯れ草にて焼き、ブツ切りにして、鶏に食べさせたそうでございます。
本人は今さらながら後悔いたしております。
発作は、夜も昼も二、三回くらい起きます。
発作が起きますと、非常に苦しみ、胴は締めつけられるようで、浮腫みが固くなります。
足の方も固くなり針で刺されるような苦しみでございます。
発作の状態は蛇が焼かれて苦しむのと同様で、浮腫みの所より油のようなものが出ます。
また手足の筋が吊り上がり、息苦しくなり、二目と見られません。
右のような状態でございますが食欲は健康者以上でございます。なにとぞ御垂示賜りたくお願い申し上げます。
明主様御垂示
「蛇だから締めるんだね。蛇の祟りですね。
これは祖霊かもしれないな。
だから、よく光明如来様にお願いして、ここ(前頭部)を中心に全体をやれば良い。
そうしているうちに、自然自然に蛇も承知して、蛇が救われてきますからね。
そこで、光明如来様にお願いする場合に、蛇の霊を救って、早く人間に生まれ変わってくるようにと言ってお願いする。
それが、蛇が一番喜ぶんです。
蛇が殺されても、人間に生まれ変わるようにと言うと喜びます。
私も箱根にいる時分に、ちょいちょい出てくるんで、殺したんですが、すぐ人間に生まれ変わるようにと言うんです。
すると喜ぶんです。喜ぶというのは・・・すぐに憑ってきますからね。
気持ちが良くなる。」
明主様御垂示 「憑依している蛇霊に対する浄霊の際の想念」 (昭和27年4月1日)
信者の質問
「腹の中の固まりが動けば蛇の霊と御教えいただいておりますが・・・」
明主様御垂示
「蛇とは限りませんよ。蛇が多いんです。」
信者の質問
「御浄霊いたしますと、グズグズと言い、場所が変ることもございます。また音は何でございましょうか」
明主様御垂示
「音に二種類ありますがね。
蛇というのは、毒のあるところにいくんです。
すると、毒の溶ける音と蛇が動くので、その音がするんです。
先にお腹をグーッと蛇が動くんです。それは蛇が動く音なんです。
簡単な場合は毒が少ないんです。
溶けても、あるうちはまた寄りますからね。
だからまた音がする。痛みは・・・。」
信者の質問
「ございません。本人でも御浄霊いたしておりますが、救ってやろうという心持ちでいたしますのでよろしいのでございましょうか」
明主様御垂示
「いろいろですよ。救ってやろうという気持ちが起こる人もあるでしょうし、こん畜生というのもあるでしょう。」
信者の質問
「どちらがよろしいのでございましょうか」
明主様御垂示
「救ってやろうというのが良いですよ。」
信者の質問
「そういうのは、他の信者さんとは違った心持ちを持たなければならないのではないかと思われますが・・・」
明主様御垂示
「いくらか違いますね。けれども、始終根気良くやっているうちに、だんだん弱ってきますからね。」
信者の発言
「食欲はございますが、食べようとすると胸が一杯になり入りません」
明主様御垂示
「まだここにいる先生が改心してないんですよ。そういうのは長くかかりますよ。」
体験談 「狐霊の離脱」 (地上天国 10号 昭和24年11月20日発行)
日本観音教大成会鶴明分会 KK(38・女性)
「私は昭和二十一年十一月尊き御道に救われて以来数え切れない御守護と御利益にただただ有難く頭が下るので御座います。この度の尊き体験に拙き文章を以って御礼の御報告を申上げます。
同村(地名省略)SIさん方娘、SH(二五)は一昨年前より体の具合悪く時々シャックリが出初めると七八日も続き
医師の診断によれば、こんな病気は百人に一人か千人に一人で病名は全く不明とされていたのだそうですが
本年、八月二十九日突然頭痛を起し、泣いたりあばれたりするので家族の心配は一通りではありません。
何か良い療法はないものかと各地方都会と種々聞き求めましたが、見当らず、悲観の絶頂の折柄観音教の偉大さを知り私を迎いに来ましたので、
同村佐藤かつえさんと一緒に行き早速御浄霊させて頂きましたところ、驚く程の奇蹟を体験させて頂きました。この日は八月三十一日で御座います。
まず南方箱根へ向って大先生様に御守護を御願い申上げました。
そして御浄霊させて頂き、祝詞、善言讃詞、御讃歌をあげさせて戴きまして約一時間後、病人は次の事を発言したのであります。
病人「帰る帰る。」
私 「どこへですか家はどこですか?」
病人「この家の山つづき飯盛山の作兵エの所にある稲荷様。飯盛山では氏神様ですよ。」
私 「祀られておりながらどうして憑いたのですか。」
病人「この娘を嫁に貰って行くために来た。くれなかったら帰る事が出来ない。」
私 「娘はくれる事は出来ないから何か娘に代るもの(お人形)にして下さればどんな用件も致します。」
病人「嫌だ、どうしても連れて行く。」と言い病人は非常に怒り始めましたので再び善言讃詞、御讃歌を奉唱致した後、
「いつ頃から憑いておりましたか?」と尋ねますと、
病人は、「去年七月十一日、この娘が体が悪くS市の○○医院へ行く途中新田の稲荷様の前でたおれた時、向側で手まねきしたのが私です。
あまり気の毒なので肩に手をかけ○○医院まで送って行き、家の者が迎いに来るのを待っておりましたが、誰も来ませんのでまた家まで送って来てそのままおります。」
御浄霊の後御讃歌奉唱致しますと非常におとなしくなりましたので、
私はなお祝詞、善言讃詞、御讃歌を奉唱致し、「どんな感が致しますか」と聞きますと
病人は、「有難くて有難くて。」と合掌し、頭を下げて喜び、しばらく手を眺めていたがやがて、私の指先を見、「ああきれいな御光が指先から出る事出る事、嬉しい嬉しい、今日は本当に嬉しい。」
いかにも嬉しそうに「左右の肩からスイスイスースーと入って行くこんな有難い事、親にも兄弟にも皆に知らしてやりたい。」と言うのでこの狐にも親兄弟がある事が解りました。
また、「あなたに自分の頂いている神様はどんな神様か御解りですか?」
病人、「解りますとも一番最高の神様です。」
私 「御軸、御屏風はこの家に祀っても良いでしょうか。」
病人「御屏風は家内全部解らなければ祀ってはいけません。もったいないから御軸は最高の神様ですから御神殿を別に造りヽ立派なところへ御祀りしなさい。もう一度御讃歌を奉唱して下さい。」と言う。
「御讃歌の何頁ですか。」と聞きますと「十四頁の神の御光」と言いますので早速奉唱させて頂きますと、大変喜び、合掌の姿より笑声と変り、踊るようなふうをなし指でタタミへ爪を立て、「三味線」と言うていとも嬉しそうに喜んでいましたが、
娘をもらうと最初随分元気でありましたが祝詞、善言讃詞、御讃歌と有難い事ばかり奉唱致しましたのであきらめたか
前人は、「どうしても連れて行く事が出来ない。仕方ないから代りに赤いお嫁さんもらって今夜七時帰ります。」
私は、では「赤いお嫁さん買って来るがそれだけですか。」
病人は、「赤いお嫁さんですよ、赤いお嫁さんですよお嫁さんもらふのだから結婚式の準備して、何でも正式にして下さい。」と次の事を差図しました。
五人前の御膳、三ツ重盃、御酒一升、御祝スルメ、御祝儀一封、紙二枚水引で祝う。稲荷ずし、赤飯、大きな魚、油揚、お菓子、果物沢山もらって帰ります。
送って行く人は両親、(資格者と会員)荷送一人送る場合絶対に後を見ないでと、何回もくり返す。
私が娘から離れると今一度苦しみますから今夜一晩御浄霊して下さい。
全部門まで送り結婚式は七時二十分完了でありました。
私結婚式準備の時驚いた事は言う通りに品物を取りに行くと、その通り有る事には霊の働きの不思議なものであるを知る事が出来ました。
私は一番最後に、「お家へ帰られましたら他に憑かないで、地上天国建設のために働きなさい。」
病人は、「一生懸命働かせて頂きます。有難う永い事苦しめてすみませんでした。」と頭を下げてしばらく何も言わなかった。
霊が帰り、三時間の間に三回の苦しみが来て、御浄霊によりすっかり全快致しました。
その一時間は十時三十分であり、そのまま翌朝まで眠り、目を醍しますと同時に体に異常なく元気でした。
今までのあり方を聞いて見れば全然不明でした。
狐霊の尊き体験、偉大なる奇蹟に、ただお観音様を有難く、今後のいかなる霊的事象にも救う事が出来る信念を特つ事が出来て、大いなる建設の一員として御奉仕を致す覚悟で御座います。
大先生様有難うございました厚く厚く御礼申上げます。」
参考 明主様御垂示 「大木が枯死した場合の処置」 (昭和23年10月26日)
信者の質問
「私の屋敷内東南方の二抱えもあるモチの木が、昨年より私の知らないうちにすでに半分位枯れていました。
何かの知らせでしょうか。また枯木は処分してよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「訳がある。
枯れた所を急いで切って、焼いても薪にしてもよい。
残った所へ浄霊して、光明如来様にお願いする。
これは樹齢が来たのである。木によって樹齢が違う。楠、銀杏等は二千年位のがある。
高山などへ行くと枯れているのがある。
自然枯で、唐松などあるが、それである。
霊などは、外の木へ移っているから障りはない。」
参考 明主様御垂示 「霊に対する浄霊の際にあげる祝詞」 (昭和26年5月1日)
信者の質問
「霊の御浄霊につきまして、お伺い申し上げます」
明主様御垂示
「狐の場合は天津祝詞。
善言讃詞は柔らかいから、祖霊の場合です。
動物霊と、はっきり判らないが・・・感じで、龍神とか狐と思ったら天津祝詞ですね。
御神前の場合はお願いしてやる。霊の手榴弾を投げつけるようなものです。」
信者の質問
「全部の人に向って、奏げる場合がありますが」
明主様御垂示
「それは嘘ですね。自分が神様になっている。」
参考 明主様御垂示 「人獣同化霊であっても動物として扱うべき」 (昭和26年7月25日発行)
信者の質問
「因縁の動物は前世の直系の家でなくとも、例えば従兄弟の家にでも飼われることはございましょうか、
また因縁の動物と思われるものに対しては、来世人間への再生を神様にお願い申し上げるために、
人間に対すると同様にその動物に対し、善言讃詞などを奏げてよろしゅうございましょうか、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「勿論、因縁のある原流でなくては生まれないものである。
ただし人間の扱いといっても神様にお願いすることや、善言讃詞を聞かせるのは結構であるが、人間扱いをして楽をなどさせるのはいけない。
動物はどこまでも動物的に扱うべきで、そうすればその修行によって人間に再生するのである。」
動物霊を追い出すための浄霊
明主様御垂示 「蛇霊を追いかけて浄霊すべし」 (昭和26年11月1日)
信者の質問
「信者、MA(五十四歳・女性)産婆をいたしておりますが、本年九月十日より御浄化いただき、腰より膝まで浮腫にて動けなくなりました。
続いて御浄霊させていただいておりますが、十月二十日ごろよりだんだん発作が起き、その激痛のため、身をもだえ水を欲しがります。
食欲、便通ともにございますが、二、三日前より排尿が少なく、局部的の痛みが起きます。
御浄霊いたしますと、痛みが移動いたします。
夜分には蛇が「とぐろ」を巻いたような様子の発作を起して苦しみます。
ただ今では資格者が泊まり込みで、夜中でも発作が起きますと御浄霊させていただくようにいたしております。
なお、本人は御屏風観音様を御奉斎させていただいております。
御神体も拝受いたしておりますが、家がなく、ただ今は田舎の古寺に住まっておりますが、
そこも立ち退きを強請されておりますので、御奉斎ができない状態でございます。御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「そうすると、御軸はどこに置いてあるんですか。」
信者の質問
「教導所でお預かりいたしております」
明主様御垂示
「やっぱり薬毒ですね。」
信者の質問
「二十年前、慢性腎臓になり、医学で固めております」
明主様御垂示
「そこに、やっぱり蛇が憑ったようですね。
やっぱり毒があるから蛇が憑るんだからね。
薬毒をなくすれば良いんでね。
腎臓がそうとう固まっているんですね。
痛いのは薬のためですからね。
手術はしたことないですね。」
信者の質問
「ございません。激痛が点々と移動いたし、お鎮まりと言いますと、静まります」
明主様御垂示
「蛇ですね。私の本に書いてある。
それを、どんどん追いかけて行って、お鎮まりと言うと、静まる。
これも少し気長にやったら良いです。
痛みは、だんだん追いかけて行って、だんだん気がつかないくらいにまでに追いかけてやると良い。
そのうちに、また痛みますからまた追いかける。
そのうちにだんだん薄くなりますからね。」
明主様御垂示 「蛇霊を追いかけて浄霊すべし」 (昭和26年11月11日)
信者の質問
「信徒、OY(十一歳・男子)十一月七日より頭痛を訴え、一回の御浄霊後、全身発熱、頭痛はいっそう激しくなり、
軽い咳を伴い右胸部、下腹部に激痛を加え、頭部以外は、御浄霊をするとすぐ痛みはなくなりますが、
痛みの箇所が胃部、胸部、横隔膜などへ転々と移動し、頭痛以外は、短時間にて楽になります。
頭の中心は、御浄霊六回にて熱も三十七度ほどとなりましたが、なお軽痛が残っております。
浄化発生より三昼夜にて、衰弱度強く両眼充血し、黄色の目脂が出始めました。
時折憑霊現象のような言葉を発しますが、意識は判然としております。
憑霊現象のような時は、腹に長い虫がいて、祝詞奏上の時は苦しんで暴れ、善言讃詞奏上の時は静かに聞いており、非常に楽になった。
また咽喉にいた虫は、知らない男の人が取ってくれて楽になった、など申しました。
食欲はふつうの半分程度にて、眠った時口の中でブツブツ言っております。
家族全部入信し大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。」
明主様御垂示
「これは、最初脳膜炎だったですね。軽い脳膜炎ですね。
これもやっぱり蛇の霊が憑いてます。
痛みが移動しますからね・・・霊はね。
蛇の霊は割合弱いですよ。どんどんいきますからね。
追っかけていってやると、だんだん弱ってくる。
脳膜炎の方は峠を越したから、もう良いですよ。
両眼充血し、というのは、峠を越した状態です。
毒が溶けて出てきたんです。
善言讃詞奏上の時は・・・これは良く祝詞のなにを現わしている。
天津祝詞・・・あれは浄め方が強いですから、そこで苦しい。
善言讃詞の方はずっと柔らかい働きをするからで、それが良く現われてますね。
咽喉の虫・・・というのは、他の虫ですね。
蛇の子かもしれないがね。男の人というのは、神様です。
これはたいしたことはないです。
だんだん良くなりますからね。心配いりません。」
明主様御垂示 「蛇霊に対する浄霊」
動くグリグリ
信者の質問
「私、二十日程前より猛烈なる神経痛を起し、目は狐のごとく引攣り、太股の辺よりグリグリが起り、アチラコチラを動き廻りましたが、
御浄霊の結果ピタリと治った途端、今度は音声が少しも出なくなり、引続き御浄霊を戴いておりますが目立って治ってまいりません。
私は薬はあまり服んでおりませず、健康そのものでした。右の原因及び浄霊法を御教示下さい。」
明主様御垂示
「こういうのは蛇の霊が多い。身体中逃げて歩くんで非常に痛む。音声の出ぬのは喉へくっついている。その場所を浄霊する。
祝詞を出来るだけ奏げ「幽世大神守り給へ幸倍賜へ、惟神霊幸倍坐せ」を二度づつ奏げる。
蛇の霊は段々逃げて小さくなり、そのうちまた起り、また小さくなって治る。」
明主様御垂示 「龍神が原因の移動するコブ」 (昭和25年10月15日発行)
信者の質問
「三年前に入信いたしました三十六歳の女、去年の秋ごろより左乳に瘤ができまして、その瘤が移動したり、なくなったりいたします。
瘤ができましたときはたいへん苦しみます。これは霊的に、いかなる関係がありましょうか。」
明主様御垂示
「これは龍神の霊である。
固まりのできたとき、その部を浄霊し、移動してもどこまでも根気よく浄霊すれば、だんだん小さくなり治ってしまうものである。」
明主様御教え 「狐霊と老婆」 (昭和24年8月25日発行)
「私が実験した多くの中での傑作を一つ書いてみよう。
これは五十余歳の老婆で、狐霊が二、三十匹憑依しており、狐霊は常に種々の方法をもって老婆を苦しめる。
それで私の家へ逗留させて霊的治療を施したのである。
その間五六ケ月位であったが、この老婆は狐の喋舌(しゃべ)る事が判ると共にまた狐の喋舌るそのままが老婆の口から出るのである。
ある日 老婆いわく、「先生、狐の奴が“今日はこの婆を殺すからそう思え、今心臓を止めてしまう”というと、
私の心臓の下へ入り掻き廻しているので、痛くて息が止まりそうで直に死ぬから、
その前に家族に遇いたいから呼んで貰いたい。」と苦しみながら言うので、
私も驚いて、急ぎ電話で招び寄せた。
老婆の夫君初め五六人の家族が、老婆を取り巻いて、死の直前のごとき愁歎場が現出した。
しかるに時間の経つに従い、漸次苦痛は薄らぎ、二三時間後には全く平常通りとなったので、
家族も安心して引揚げたという訳でマンマと一杯食わされたのである。
その後二三回同様の事があったが、私も懲りて騙されなかった。
ある日の夕方 老婆いわく「先生、今朝狐の奴が“今日はこの婆の小便を止めてしまう”といった所、それきり小便が出ない。」というので、
私は膀胱の辺りへ霊の放射をした所、間もなく尿が出、平常のごとくになった。
またある日 老婆いわく、「この頃食事中狐が“モウ飯を食わせない”というと胸の辺りでつかえて、どうしても食物が人らない。」というので
私は、「それじゃ私と一緒に喰べなさい。」といって一緒に膳に向かい、共に食事をした所、
果して「今狐が食わせないといいます、アヽもう飯が通りません。」という。
早速私は飯に霊を入れ、また老婆の食道のあたりへ霊射をすると、すぐに喰べられるようになったがその後はそういう事は無かった。
また私が治療を行う時、首の付根、腋の下等を指頭をもって探ると、
豆粒大の塊が幾つもあるので、それを一々指頭をあて霊射すると、
その一つ一つが狐霊で、その度毎に狐霊は悲鳴を上げ、
老婆の口をかりていわく「アッいけねえ、見つかっちゃった。アア苦しい、痛い、助けてくれ 今出る今出る。」というような具合で、一つ一つ出てゆく。
その数およそ二三十位はあったであろう。
ある朝早く、私の寝ている部屋の方へ向かって廊下伝いに血相変えて老婆が来るので、家人は私を起こし、注意を与えてくれた。
私は飛起きてみると、今しも老婆は異様な眼付をし片手を後へ廻し何か持っているらしく、私にジリジリ迫って来る、
私は飛付いて隠している手を握ると煙管を持っているので、「何をするか。」と言うと
「先生を殴りに来たんだ。」という。
私は抱えるようにして老婆の部屋へ連れ行き、そこへ坐らせ、前頭部に向かって霊射する。
と、前頭部には多くの狐霊がいたとみえ、狐霊等声を揃えて「サァー大変だ大変だみんな逃げろ逃げろ、アア堪らねえ、痛てえ、苦しい」というので、
私は可笑しさを堪え、数十分治療すると、平常のごとくなったのである。
またある日 老婆は私に向かって「先生姜(わたし)には頭がありますか?」と質く、
私は頭へ触りながら「この通りチャントあるじゃないか。」というと、
老婆は「実は狐の奴が“今日は婆の頭を溶かしてしまう”というので、わたしは心配でならないのです。」という。
この事以来常に手鏡を持って、映る自分の頭をみつめている。
訊ねると、「狐に溶されるのが心配で、鏡が放せない。」という。
「そんな馬鹿な事はない。」と私は何回言っても信じないので困ったのであった。
以上のごとき種々の症状はあっても、他は別に変っていない。
もちろん精神病者でもない。
従って、「貴女は正気の気狂だ。」と私はよく言ってやった。
しからばこの原因は何であるかというと、
この老婆は前世において女郎屋の主婦のごときもので、多くの若い女を使って稼がしたが、
それら若い女の職業が客を騙す狐のごとき事をさせたため、
霊界に往って畜生道に墜ち狐霊となったもので、
その原因が老婆にあるから怨んだ揚句、老婆に憑依し悩ましつつ復讐を行っている訳である。
この意味によって現世における職業、たとえば遊女は狐、芸妓は猫、というように、相応の運命に墜ちるのである。
従って人間はどうしても人間としてはずかしからぬ行為をなすべきである。」
明主様御教え 「癲 癇」 (昭和24年12月30日発行)
「癲癇の例として十数年前私の家に使用している下婢の事を記いてみよう。
これはよほどおもしろい例で、最初の頃は発作するや意識を失い所構わず倒れるが、その際の面貌は物凄い程で、顔面蒼白、唇は紫色になり、舌を噛み口唇から血液が流出している。
その状あたかも殺害された死人と少しも異ならないのである。
それが治療によって漸次快方に趣き、発作は極軽微となり、意識を失う事はなく、多少の不快を伴うくらいにまでなった。
その際前額部深部を霊射するや、憑霊は悲鳴を挙げ、「助けてくれー」と繰返す。
私は、「助けてやるから、この肉体から出よ」と言うと、「行く所がない」という。
憑霊が行く所というのは人間の体である。
この場合、全然他人の体へは憑る事が出来ないから始末が悪い。
そうして右の下婢を施術するや、前額部へ霊射二、三分にして肩、腕、腹部等へ次々と移動する。
おもしろい事にはその局部を圧査すると必ず毒結がある。
そうして憑霊の逃げ廻るのを追かけるように一々霊射する結果、霊は極度に萎縮し、苦痛は一時解消するのである。
この下婢の霊は、祖母にあたる者が不義の子を宿し、出産するや圧死させた。その嬰児の霊である。
その嬰児の霊へ、祖母に関係ある狐霊が憑依し、同化霊となって活動したのである。」 (「自観叢書第9篇 光への道」より)
体験談 御守護の数々 (一) (地上天国 1号 昭和23年12月1日発行)
埼玉県北葛飾郡松伏領村 教導師 NM(23・女性)
「埼玉県北葛飾郡吉川町○○○町、HU子(二十二才)昭和十三年夏、ある日の明方夢をみました。
実家のシャクナゲの木に長虫がいる知らせなので翌朝行ってみますと、長々とした一尺位の長虫が木よりぶら下がっでおります。
丁度家で不幸続きでしたので気持が迷っている時ではあり、大切に持帰り守神様かしらと思い、洋服箪笥に二ケ年位存しておきました。
二年振りにて出してみますと、一寸位の八の字形に結ばれミイラのようになっておりましたので、早速袋を作りお守りとして、肌身はなさず二ケ年余の間持ち続けました。
ある時幻で大きな長虫が二匹現れ、一匹が体の足の方から入ったと思うとその後は腰が重くて何をしても癒らず困っておりました。
十九年頃お話を伺い、早速御浄霊を頂き十回程願いましたところ、あれ程困っていた腰痛が治ってしまいました。
四ケ年間喰い込んでいた長虫が今度は頭から大きく真白になって天に昇って行きました。
それからは本当に体の調子もよくなり、日夜感謝の日を送っております。」
体験談 臨終一歩前で救はる (地上天国 5号 昭和24年6月25日発行)
猫の憑霊による肺病
日本五六七教青心会 YO(男性)
「私の妹は、奈良県北葛城郡百済村字今市、MK方へ嫁付き夫婦の中に八人の子供があり農業を営んでおりますが、
昭和二十一年夏MK氏は胸の病気で静養一旦は良くなりましたが、
昭和二十三年八月再発して百済村の○○医師の診断施薬注射を日々なし、静養するも病気は依然と進み、いよいよ重体と成り私方へ知らせに来た。
私は早速行って浄霊をしてあげるとすぐに病人は楽になった、私が帰るとまた苦しみ出します。
私が再び行くと楽になると言うふうで二、三日過しましたが、私が浄霊するときの後で医師が注射すると言う訳で、
病人の衰弱は段々悪化する一方最早駄目だと言うので、親族、兄弟相集り広くもない家は昼夜一杯です。
私はとても駄目だろうと思ったが、妹婿の事であり、子供八人もあるのに「今死んで行ったら後がどうなるか」と考えるとじっと眺めておれず、
といって親戚は医師のみに頼り、前記の通り観音様の御利益があっても一向信じない。
そこで私は勇気を振って親戚の反対を振り切って青木先生の御出張方を御頼みしました。
先生はある信徒の家の御祭に出張中にて二十日午後十時ごろに来て戴いた。
その時は既に臨終一歩手前です。青木先生は早速浄霊して下さいました。
約三十分経っても病人は一向に楽にならない、家一杯集っている人達は異様な目をして病人と青木先生を見つめている。
先生は何か考えられたか浄霊を止めて「一寸休みます。仏檀にお光を付けたさい」と言って、先生と私、妹と先生の御供、野田教導師と四人にて仏檀に灯を灯し、善言讃詞を御奉唱して下さいました。
善言讃詞を半分位あげた時、三毛の子猫が近寄って来て、仏壇の前に高さ約一尺位の小机があり、その上に直径三寸位の「リン」とその横に長さ四寸位の「リン棒が置いてある。その机の上に飛び上り「リン棒」をくわえ「チーン」と一つ打った。
一同子猫が「リン」を打ったのを見ていたが、その時は余り気にもせず善言讃詞の奏上は終りました。
先生は煙草に火を付けて「サア」もう一度浄霊をしよう、と病人の後から頭を浄霊された。
約五、六分病人は益々苦んでいる,その時先生は突然「猫だ」と言って急に前に廻られて病人の顔を左手で持ち、顔の中心に浄霊しておられる
(病人は苦しさのため夜具を積んで座っている)
約五分先生は一人言のように「抜けた」と言われて続けて浄霊をしておられる。皆んな何んの事かわからない。
すると不思議や五分位すると病人は急に楽に成りほっとしたような顔をして「先生助けて戴きました」と言葉を出した。
一同はその様子を見て、「先生どうですか」と尋ねますと「大丈夫ですよ助かりますよ」との事です。
しばらくすると嘘のように病人は元気になり、その後先生に二回浄霊に来て戴き、私も数回浄霊し元気を取戻し九死に一生の御利益を戴きました。
妹の家は何が、大きな因縁ある様子ですがどんな場合でも観音様に真心で縋れば不思議な御利益を戴けると私は深く深く感謝しています。」
動物霊が浄霊を受けたいこともある
明主様御垂示 「狐霊が浄霊を頂きたいこともある」
信者の質問
「二十歳になる女子(教修生)、カリエスにて毎日御浄霊をいただいておりますが、
教導所へ伺うべく仕度をし始めますと息づかいが荒く悪寒が来ます。
御浄霊を終り帰宅しますとすぐに治ります。
私の教導所の入口には家主さんの家の稲荷が祀ってございますが、関係がございましょうか。」
明主様御垂示
「稲荷が嫌がるのかもしれぬ。
近所へ来られると間違った事が出来ぬ事になる。
改心しない訳にはゆかなくなるから、浄霊を受けたい場合、人に憑る。稲荷は邪魔する。
しかし、教導所の入口なら邪魔とばかりいえぬ。
稲荷が浄霊してもらいたいという点もある。」
明主様御垂示 「狐霊が浄霊を受けたいこともある」 (昭和25年5月16日)
信者の質問
「三月末入信の五十五歳の女、近所の人を浄霊しておりましたが、
半月程前より夜眠らなくなり、室の隅でキョロキョロしながら座り、言葉も少なくなり、食欲もありません。
思い出したように入信して、こんなになって人に笑われると言いながら、自分の浄霊を受けることを嫌がります。
その土地には白狐が沢山おり、最近海に白狐の死骸もあったそうです。
土地と病人に因縁がございますでしょうか。御浄霊方法の御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは狐の憑依したもので、この人に因縁があり、この人に憑って狐が浄霊してもらいたい。
嫌がるのは最初だけで、狐の霊に狐が憑いてる場合がある。
例えば、狐の憑った人が堕落して狐になったように。
狐になった人間は浄霊をやらせる。
本を読ませる。」
明主様御垂示 「龍神が浄霊を受けたがることもある」 (昭和24年8月21発行)
信者の質問
「兵庫県のある人を御浄霊いたしましたところ、その人があとで申しますには、
後ろから霊射されているとき、腹部の前方に長さ一間くらいの細長いものが光って見え、それがうねっており、
頭が腹に入っていて尻尾が向こう側だったとのことでございますが、これは龍神でしょうか。」
明主様御垂示
「無論、龍神ですね。長さ一間くらいっていうからなかなか大きいんですね。
これは二つ考えられますが、一つは浄霊されると苦しいんで出ようとするんだけど、出られなくて頭だけどうしても抜けないんです。
それともう一つは、龍神自身が浄霊してもらいたいということもありますよ。
悪い龍神は黒いんですが、これは白いっていうんだからいい龍神ですね。
だからこの場合は、浄霊をしてもらいたくて来てる・・・と考えたらいいですね。」
明主様御垂示 「浄霊中白光の龍体脱出をみる」
信者の質問
「兵庫県西脇町のある患者を浄霊した時、後で本人が申したのですが「後ろから霊射を受けていた時自分の腹部の前方に長さ一間半位の白く光るものが出てうねっているのが見えました。
それは尾の方で頭部は自分の腹に入っており足二本は自分の方に向いていた・・・」と云うのですが龍神でしょうか。御伺い致します。」
明主様御垂示
「これは龍神で、浄霊受け苦しいので、出ようとして頭だけ出し、尾の方が出られぬのである。
また、龍神自身が救われたいためかである。
浄霊をしてもらいたいためというのが本当である。」
明主様御垂示 「浄霊を頂きたい龍神の憑依による骨なし状態」 (昭和24年7月23日)
信者の質問
「二歳の子供、先月末頃脱腸、一日二晩苦しみ、御浄霊でよくなりましたが、
それから夜になると毎晩物凄い声で泣き出し、一晩中家人が眠れぬ有様で、
一生懸命御浄霊を致しましたら大変よくなりましたが、その御浄化後どうした事か全身骨無になってしまったように首も足もしゃんとしなくなりました。
これは霊がかかったのでしょうか。何卒御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「痛いのである。
霊は龍神である。治る。龍神自体が御浄霊を戴きたい、助かりたいので子に憑った。
祝詞と浄霊。幽世大神にお願いする。」
明主様御垂示 「伐採された氏神様」 (昭和25年3月18日)
救われたい木龍の憑依
信者の質問
「三十四歳の女、御浄霊を致しておりますと冷水をかけられたような状態が身体中を転々と動くのですが、
話によれば氏神様(明神様)の立木を伐って使ったとの事、
なお立木を伐ったのは氏子三十七軒全部なのですが、
この女の家が総代になっているとのことです。
またその祖母は人を呪ったりして苦しめた人なのだそうです。
右はいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「立木に憑いた龍神が救われたいため、浄霊するとそこへ憑って来たのである。
寒いのは死霊で、動くのは龍神である。
火龍は熱く、水龍は冷い。
悪い意味ではない。」
明主様御垂示 「改心した副守護神は浄霊を頂きたがる」
信者の質問
「浄霊を受けるのを嫌う精神病でありながら、我が子の浄霊は頼まれるのですが、それはいかなる訳でしょうか。
また、浄霊を嫌う人でありながら、私の家の仏壇へは留守の間にお礼参りをするので御座居ます。
また、病人の奥様がお光を受けられてから同居するのを嫌うのはいかなる訳でしょうか。」
明主様御垂示
「浄霊を嫌う人と好む人があり、浄霊願いたくとも嫌うのがある。
嫌う方は動物霊で、副守護神で、浄まって改心してくると貰いたくなる。
正守護神がして貰わす場合と、本守護神が希望する。
弱ってくる事があって、副霊を制える力がない時に望む。
あまり嫌う場合はしない方がよい。
機会を待て。段々好くようになる。
奥さんは龍神である。龍神は主人を持つと・・・夫を持つと行(ぎょう) の妨げとなる。
それで独身を通すのがある。
長くやってるとそういう事はなくなる。」