龍神の祀り方について 3 (木龍について)


明主様御垂示 「職業的樹木伐採者による木の供養」 (昭和27年8月1日)

万木の霊位のお札を屋外に作れ

信者の質問
「製材業をいたしておりますが、山に木を伐りに行く場合に、代りの木を植えるということができませんが・・・」

明主様御垂示
「製材業はまた違うのです。

そういった職業的のは・・・ちょうど職業的に魚を獲る漁師は・・・それはぜんぜん怨まれないことはないが、よほど少ないのです。

娯楽でやるのは非常に怨まれる。

というのは、同じ怨みでも職業的にやった怨みというものはごく強く怨まないのです。

それから娯楽でやったほうは根本的に人間のほうが悪いのだから、弱いわけですから、そこで怨みを受ける。」


信者の質問
「木を一本か二本・・・」

明主様御垂示
「そういうことはしなくて良い。

そういうのは一年に一度か木の供養をするのです。

お札に「万木の霊位」として一年に一回なりするのです。」


信者の質問
「お供え物はいかがいたしましたら・・・」

明主様御垂示
「いろいろしたほうが良いです。

普通の神様に上げるような物をすると良い。

ただ木の中に天狗がいるということがありますが、怨むというのは自由ですが、ただ職業的にやるのは怨むことは少ない。

一年に一回供養をすると良い。

それからウナギなんかも一年に一回供養すると良い。」


信者の質問
「場所はどういう所が・・・」

明主様御垂示
「どこでも良いです。

木の霊ですから室内はだめです。

やっぱり地面の上なら良いです。

庭でも空き地でも良いです。」


信者の質問
「魚や鳥の供養も庭のほうが・・・」

明主様御垂示
「そうです。座敷ではいけない。座敷というのは人間でなくてはならない。

ああいうのは人間以下のものですから、座敷では良過ぎるのです。

ですから先のほうでそこに来られない。」




明主様御垂示 「子供五人の聴覚障害」 (昭和24年6月9日)

木龍と祝詞

信者の質問
「某教修生、昭和二年に現在の大和町(神奈川県高座郡)へ住居を新築いたしましたところ、その後生れた子供五人は全部耳がよく聴えません。

医師の診断では何等故障がないと申します。

その辺は小松山で、ところどころ松の大木があった由で御座います。

以下口頭を以て御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「憑きたてではないから憑いたまま救った方がよい。

信仰して徳を積む事である。

龍神が祝詞など聞いてるうち、浄化して昇天するなどで解決する。」




明主様御垂示 「木龍の憑依者には祝詞を聞かせる」

木龍移転の作法 樹木の同種性

信者の質問
「唖娘二十一歳と十六歳、詫びて切った栴檀の木の側へ代りに松の木を植えましたが、霊視力の人は未だ二人の娘の体に木龍が入っていると言われます。どうしたら宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「松の木ではいけない。

栴檀でなくてはいけない。

ある程度浄霊して、祝詞を聞かす。

憑いて長くなると粘着力が出て、なかなかとれぬものである。

祝詞などにより、曇りがとれると、抜けられるようになる。」




明主様御垂示 「ホウソウの木の伐木による手足不自由・言語不明瞭・衰弱」 (昭和23年)

信者の質問
「昭和二十二年入信の三十九歳の男ですが、昨年四月所有の林中の直径一尺位のホウソウの木を切り倒しましたところ、手足が不自由となりました。

御浄霊を頂いている内六月十五日憑霊現象が起りましたが、どうしても口は利きません。

それ以来言葉も不明瞭となり、体も衰弱して参りました。

信仰も浅く色々とあちこちに迷って一進一退のところ、最近御浄霊中強く転倒して腹部が非常に膨大になり、頭を振ったり、足をバタバタさせたり致しますが、やはり口は利きません。

木龍の憑依かと存じますが、代りの木を植えるにもホウソウの木が入手出来かねます。どう致したらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「何か呑み込んで腹が大きくなった時、殺された木龍が憑いている。

何か代りの似た木を植え、その側へ本人を置き、訳を言って移ってもらえばよい。

出来るだけ祝詞を聞かす。」




明主様御垂示 「神社の木で建築・癲癇となる」 (昭和24年8月22日)

信者の質問
「ある信者さんで御座いますが、四年前村の神社の木が嵐で倒れ、その木を買取って物置を作りました所、

それから半年後頭が重くなり、癲癇になりまして、倒れますと硬直し、身体が突張ってしまいます。

本年一月入信させて頂きましてより後は、フラフラとはなりますが、すぐ気が付きます。

これは木龍の祟りのように思われますが、そう解釈してよろしゅう御座いましょうか。

また、どのようにさせて頂いたら宜しゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「木龍である。出来るだけ祝詞を奏げ、浄霊すれば治る。」




明主様御垂示 「スモモの神木の移転作法」 (昭和24年11月5日)

信者の質問
「私は最近千葉県神崎町に移住しましたが、その家の庭内に何代も前からあった守護神様(神体は李桃(すもも)の御神木)があり、

二代前に住んでおった人(氏名不詳)が地所を隣家へ売った際に、土地と共に隣家の所属となり、

今ではその庭内の片隅、しかも溝の傍に忘れられたまま放置されてありました。

最近隣家より、その神様とは何の関係のない私に引取って欲しいとの申し出がありましたが、どうしたものでしょうか。

また、もしこれを引取ってお祀りするとすれば、いずれの方向に御祀りすればよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「李桃に霊が憑っている。

霊の希望する土地へ引取ってやればよい。

植える場所は清い所でなくてはいけない。

光明如来様をお祭りしてある所へ向くようにする。

たまに一週間に一遍位祝詞を奏げてやればよい。」




明主様御垂示 「枯松の祟り、木龍の移転作法」

信者の質問
「四、五年前、ふた抱えもある枯れた松の木を神主が売買しようとして、その話を決める日に人事不省になり、間もなく死亡。

また、それを切らせた人も切った人も死亡致しました。

その松の木はどうかしようとすると決って祟りがあると言われておりますので、現在道路の傍に置いたままになっております。

代りの松の木も形式的には植えてあるとの事ですが、どう致したら宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「これによってみても、松の木などに霊がかかってる事が判る。

大抵は木龍で、切られるのをイヤがる。

宿なしになるので切らせまいとする。

代りの木を植えただけでは、手続きしてやらぬと憑(うつ)れぬ。言葉で言うのである。

しかし、こういうのは、非常にそれに執着しているから、急に手続きしても駄目だから、未だそのままでよろしい。

まず松の木の近くの家へ光明如来様をお祭りする。

するとその御光で段々分るから、それから代りの木に移すとよい。」




明主様御垂示 「神木伐った時」 (昭和23年)

「神木を伐るといけない。

御神木には皆龍神や天狗が憑いている。

そして産土神の御用をしている。住居として始終居る。

天狗はそうでもないが、龍神は怒るとひどい事をする。

先にあった同じ木を代りに植えて、食物など上げてお詫びする。

龍神にお詫びすると共に、産土の神にもよくお詫びすると大抵よい。」




明主様御垂示 「木龍に対するお詫び」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「二女を分娩してより、腰がふらつき、お腹の力が抜け、歩行困難となり、一年間薬と注射をしましたが、医者にかかっていながら悪くなり・・・」

明主様御垂示
「医者にかかっていながら悪くなると、よく言うが、かかっているから悪くなるんです。」


信者の質問
「大浄化で、ぜんぜん腰が立たなくなり、その家の二十七日の例祭をさせていただき、

その後で、私が浄霊していると眠くなり、十分ほど寝ましたが、

夢で紙包みの上に木龍が憑いてます、と書いた紙を差し出し、そこで目が醒め、病人に言いますと、

病気になるまで、夢で蛇がものすごく追いかけて来て、最後に自分の身体に憑いてから、夢はぜんぜん見ませんそうです。

父は大工をしており、天狗が憑いているという欅(けやき)の木を切り・・・」

明主様御垂示
「御神木だね。」


信者の質問
「その前後ではないかとのことでございます。

二階に父の弟がおり、夫婦が休むときは何ともないが、一人になると何かに締められるようになるそうでございます」

明主様御垂示
「それは木龍だね。まったくそれが祟っている。

欅の木にくっついていて、居所がなくなったので憑いた。庭はありますか。」


信者の発言
「ありません」

明主様御垂示
「ちょっとした空地はないですか。

そこに欅の木を植えて・・・お腹に憑いている木龍に対して、つい知らずに今までたいへんあなたに苦しい思いをさせた。

お詫びするから勘弁してくれ。

その代わり居所として欅の木を植えたから、それに憑いて下さいと頼むんだ。」


信者の発言
「乳の下を紐で締められるそうでございます」

明主様御垂示
「それは、蛇に締められた。今のようにすると解決します。」


信者の質問
「お供物は・・・」

明主様御垂示
「簡単なもので良いですよ。

魚はいらないから・・・野菜でね。」


信者の質問
「そのとき、式は何かいたしますので・・・」

明主様御垂示
「いやいやそんなことはいらない。」


信者の質問
「善言讃詞は・・・」

明主様御垂示
「無論、善言讃詞は奏げて良い。

そのくらい憑いていると、やっぱり霊がくっついているので、すぐには行かれないが、だんだん離れます。」




明主様御垂示 「伐採した木に憑依する木龍」 (昭和27年8月1日)

信者の質問
「先ほどのM家の八大龍王でございますが、近所に小さい池があり、

柳を大工が切ったところその晩 死に、近者の者がヘチマを作ったところがそれが蛇のような形になりました。

それを切って八大龍王として祀っております。

二、三十年になりますが、切ったヘチマが伸びるそうでございます。」

明主様御垂示
「木が伸びるのですか。」


信者の説明
「ヘチマでございます。何でも祀りたいからというので、もらってきたそうでございます。」

明主様御垂示
「それはいけない。名前が良すぎる。

そこの土地の名前でもとってやれば良いが、八大龍王なんていうと名が良すぎて昇天できません。

蛇がいどころがないのでヘチマに憑るのです。

蛇は水気がなくてはいられないからで、かわいそうなのです。」


信者の説明
「伐ったヘチマの木だそうでございます。」

明主様御垂示
「木龍です。柳に憑いていたから、今度はヘチマの木に憑いたのです。」


信者の説明
「元のところにお帰り下さいと言って焼きまして・・・」

明主様御垂示
「良いです。」


信者の説明
「その他のも焼きまして・・・」

明主様御垂示
「良いです。ただ、光明如来様をお祀りしたから、どうか元の御座(みくら)にお帰り願いますと、それで良いです。」




明主様御垂示 「木龍の霊の救い」 (昭和26年11月11日)

木龍の怨みによる難聴

信者の質問
「昭和二十四年六月、光明如来様を御奉斎、千手観音様もお祀りさせていただき、家族七人入信いたしております。

昭和三年に神奈川県高座郡○○町に移転しましてより出産いたしました子供は、いずれも三歳くらいより耳が遠くなり、

現在、長男(十八歳)三女(十四歳)四女(四歳)がそれでございます。

今日まで医療は施しておりません。

指圧いたしましても苦痛はなく、最近になりさらに遠くなったように感じられます。

当地は現在町でありますが、当時は広い松林を開拓して建築した所でございますが、右御浄化と関係がございましょうか。

また今後どのようにいたしましたら、よろしゅうございましょうか。

明主様御垂示
「別に、他の人が切ったんだから、それが祟るということは、おかしいですがね。

中には居所がないので憑らないとは限りませんがね。

しかし、そういうのは浄霊すれば、じきに良くなります。

そう深刻なものではないからね。やはり他の因縁ですね。

私の所の子供も、二人とも耳が遠いんです。

男の子ですがね。最初はまるっきり聞こえなかったが、私が始終浄霊するようになってから、半分か半分以上聞こえるようになった。

ふつうはそう不自由はしない。しかしふつうの人のようにはいかないが、年々良くなっている。

だから、浄霊である程度良くなります。

私の長男のはうは、良く解っている。

人を助けるために川に飛び込んで、そのために溺死して、その時に耳を傷めて、それが生まれ変わってきた。

気長に浄霊しなさい。それで耳の・・・耳下ですね。これに固まりがあります。

それから、延髄ですね。そこに必ず固まりがありますから、それを溶かす。

そうすると、少なくとも半分以上治ります。

それに現在は霊界の浄化が起っているから、治ります。」


信者の発言
「三歳くらいまでは不自由でなかったそうです」

明主様御垂示
「それじゃ、すっかり治ります。中途からならね。」


信者の質問
「先祖の関係はございましょうか」

明主様御垂示
「ないとは言えませんがね。」


信者の質問
「松山の木龍と関係がございませんでしょうか」

明主様御垂示
「ないでしょう。そのことは、書いてないじゃないですか。他の人が切ったんでしょう。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「それならないですね。そんなことでは、人間がたまりませんよ。」


信者の発言
「しかし、命じて切らせたのでございます」

明主様御垂示
「それはいけない。それじゃ危ない。それは、大いに関係があります。

切らしたとか、切ったとか言えば、先方が怨んだり、憑くのは、関係が・・・理屈がありますからね。

こっちがやってないと理屈がないから、浄霊で良いが、この人が命じたとしたら危ない。

それだね。よく光明如来様にお願いして、この霊を救っていただきたいと、そうお願いして、この家に松はあるんですか。」


信者の発言
「ございません」

明主様御垂示
「松を植えなさい。二本植えるんですね。」


信者の質問
「男松、女松でしょうか」

明主様御垂示
「それはどちらでもかまわない。

それが夫婦であるか、ないか分からないからね。

そうしておいて、光明如来様にお願いして、松に移るようにお願いすると良い。

くっついているから、すぐには移らないが、だんだん浄化されて、ある時期が来たら移ります。

命令したとしたら、それに違いないですね。」




明主様御垂示 「榎伐採による木龍の祟り」 (昭和27年5月25日発行)

信者の質問
「一、昭和十八年十月、鼻茸手術。大出血後衰弱はなはだしく、約八カ月発狂状態になりました。

一、同十九年七月、脳病院にて半年治療し、約四年間はだいたい良くなっておりました。

一、同二十三年三月、狂暴性になり「カッカッ」と奇声を発し、水を吐くような状態はなはだしく、家人他人の見境なく暴行を加えます。

このころより本人は少し気分が良いと、お大師さんや種々の神様に一人でお詣りいたしますので、本人の希望と思い、親も種々の信仰をいたしました。

一、同二十六年七月、本教のお道を知り、母が御守り様をいただき、同時に屏風観音様を御奉斎、他家に嫁ぎし姉もともに入信させました。

一、同二十六年九月、本人入信し、お蔭をいただきましてだいぶ良くなりました。

一、同二十七年二月、光明如来様を御奉斎。

約一カ月後またもや狂暴性になり、家人に暴行を加える(特に母)。

一、同二十七年三月二十七日、もったいなくも、光明如来様に手を掛けて引き破り、仏壇をも覆し、

その後も相次いで仏壇を覆し、最後に祖母の位牌をばらばらに壊しましたので、仏壇を階下に降ろしました。

四月十四日ごろまでは引き続いて母に暴行を加えておりましたが、その後はだいぶおちつき、寝るときが多くなりました。

一、家は元真言宗を信仰いたしておりましたが、いまより六十年前、曾祖父が黒住教に転向し、

二十六年三月より(本教入信前)病床の祖父承知の上、御仏壇には断りなしに元の真言宗に復帰しました。

一、昭和七年ごろまでは、家運とても良かったのですが、家の裏の榎の古木を切り、そこに炊事場を建ててより、だんだん家運が傾いてきました。

一、十八年十月、兄が輸送船沈没により水死しました。その兄が炊事場より入ってくる夢を、家人が三人とも見、このときより家人が相次いで二人死亡しました。

なお遠い親戚にも古木を切ってより後に発狂して死亡した者がございます。

一、父および兄夫婦はお道のことが判らず未入信で、兄夫婦および子供らは危険につき別居させています。現在では御守護によりおちついております。


イ、本人の発狂は、なにが主因となっておりましょうか(古木となにか関係がございましょうか)。

ロ、もったいなくも光明如来様を破り、また仏壇を覆すのはどういうわけでしょうか。

ハ、今後いかようにさせていただいたらよろしゅうございましょうか。

右謹みて御垂示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「直接の原因は鼻茸手術のためである。

鼻茸手術は非常に恐ろしいもので、酷いのは気が狂って死ぬ人もある。

榎(えのき)伐採のため木に住まっていた木龍の祟りもある。

しかし手術のほうはいまさらしかたがないが、木龍のほうは、庭のなるべく清い所へ小さくともよいから榎を植えて、光明如来様に木龍がそれへ移るようにお願いすればよろしい。」