古墳発掘の祟りについて
明主様御垂示 「古墳発掘の祟り」 (昭和25年4月17日)
古墳の霊を供養すべきとした事例
信者の質問
「左記について御伺い申し上げます。
(イ)私はただ今奈良県にて潅漑用溜池を築造している者ですが、
私のしている工事場は飛鳥朝以前の古墳が散在し、これを取壊して十年以前より工事を初めましたが、
現在所員で発狂状態の人があり、家族が不動様信者に見てもらいますと、
数多く今迄に取壊した古墳の内、一人の立派な方と祖霊が懸っておられるとの事で、その時古墳の霊が言った事は、
1.今迄に所長を二人殺し、今この者に懸っている事。
2.今合同で祀っている所は大変いづらいので、他所にて自分一人祀ってもらいたい事。
3.一人祀らないなら今の事務所の幹部を殺すこと。
4.以前自分を祀っておった五輪塔の石を土の中から掘り出す事。
等をその信者が神憑りになって言ったそうです。
この内事務所の所長が二人死んだ事と合同祀した事は事実でありまして、事実と一致しております。
右の不動様の信者の言は信じねばならないでしょうか。もし信ずるとすれば、
1.古墳の霊はどうお祀したら良いでしょうか。
2.五輪塔の石は数多い古墳の事です故見当が付きにくく、どこに埋れているか解りませんがどうしたら良いでしょうか。
また今後、工事上古墳を壊す場合はどうしたら良いでしょうか。
なお人夫三人が工事中変死し、子供一人が水死し、一人が爆破の石で心臓が破れて死んでおりますが、これらの霊はどうしたらよいでしょうか。
古墳の石棺、土器はどう処置すべきでしょうか。
(ロ)ただ今所員で杉本廣成と言う者が、昨年八月頃より大変喋り出し一月末頃頭痛がすると言って帰宅し、
発狂し十三日程普通人と同じ状態が続き、六日間失神状態になり、周期的にこの状態が起ります。
失神する時は半日位で除々に黙り込み、食事をとるのみで六日過ぎ、良くなる時は半時間位で普通人となります。
失神の時は食事は臭、色、湯気を嫌いこれらのあるものは食しません。
1.これは祖霊、古墳霊が懸るためでしょうか。
2.どうすれば良くなるでしょうか。
自分も昨年神経衰弱を起し、浄霊により良くなして戴きました。
今から思うと古墳霊が憑いておったのでしょう。
無き命助けて戴き有難う御座いました。」
明主様御垂示
「不動信者の言った事は本当である。古墳には偉い人がある。偉い霊が祟っているのである。人間で偉いのは霊界へ行っても力がある。
霊のいう通りにしてやる。
五輪塔が判らなかったらよく光明如来様にお願して、五輪の塔を掘らして戴くようお願してすると自然にその気がして掘る事になる。霊の言う通りにしてやる。
この人に関係があるから祀ってやる。戒名でいい。
それに関係した人は出来るだけ入信するといい。箱根辺り随分危い事がある。」
明主様御垂示 「エジプトのピラミッドには霊がいる」 (昭和24年2月9日)
信者の質問
「人間は死後自然に還元すべきもの故、火葬にして埋葬する場合、
コンクリートで固めた「かろうと」の中へ入れる事は、永久にそのままの形が残りますので、
骨は土の中へ直接埋めた方が自然に逆わなくて良いのではないでしょうかと人に聞かれましたが、
いかがなもので御座いましょうか。御教示賜わりたく存じます。」
明主様御垂示
「大した違いない。どちらでもよい。
骨は仲々消滅しないものである。骨を順序よく入れてやる要がある。
頭と足を一緒にするような事はいけない。
エジプトの古墳には随分古いのがある。六、七千年のがある。
掘ると死ぬため恐れて掘らぬ。
こういうのは今以て霊がいる。」
明主様御垂示 「墓の発掘について」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「神聖なる土地を発掘し科学的研究を達せんとする学者と、信仰の対象を単なる物として扱われるため信仰への侮辱を感ずる宗教家との間の争いはいかに解決されるべきでしょうか。」
明主様御垂示
「これが問題なんですよ。
あのね、エジプトのビラミッドってのは王様の墓所ですが、その中のツタンカーメンって言うのを発掘すると死ぬって言われてたんです。
最後に、そんな馬鹿なことが・・・ってわけで学者が調べたことがあるんです。
私はその探検隊の手記を読んだことがありましたがね。
それには、ビラミッドの階段を降りて行くと、一遍にすべって下へ落っこちてしまう所があって非常に驚いた、
やっと上に登って下を見ると中になにか変なもの、霊のようなものがあってなんとも言えず怖ろしくなって、
とうとう調査を止めてしまったと書いてありましたがね。
で、法隆寺のもどっちにも理屈はあるんです。
だからやりたけりゃ、やらしておけばいいんです。
研究しようとする学者の立場も本当だけど、そんなことは御免こうむるっていうのにも理屈があるんです。
だから両方に自由にやらしたらいいでしょう。」