先祖供養と家族の反対について


明主様御垂示 「反対者がいる場合には別居しても先祖供養すべき場合もある」 (昭和25年5月25日)

信者の質問
「私の母は村上家の相続人でありながら曽我家に後妻に嫁いで(先妻の子、三男一女あり)二子を生みました。

そして兄は村上家の後継者として村上姓(母も未だ村上です)を名乗り、私は先妻の子と同じく父の姓を名乗っております。

母は嫁ぐ時に村上家の仏壇を持って来て祀っておりますが、先妻の長男は村上家の仏壇を祀る事を嫌います。

同居しておりますので、別居して村上家の仏壇を祀る方がよろしいのでしょうか、御伺い致します。」


明主様御垂示
「その方がよい。反対者があるとき祖先は非常に嫌う。」




明主様御垂示 「反対家族がいる場合には仏壇の複数化によるお屏風観音様の奉斎も許される」 (昭和25年2月20日発行)

信者の質問
「お仏壇を整理して御屏風の御神体と御先祖様をお祭祀したいのですが、同一家族中に反対する人があり、思うようにできません。

しかし一日も早くお祀りいたしたい場合、暫定的に別に小さなお仏壇を作り、お教えの通りにお祀りしてよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「結構である。

反対のあるとき祭ると、かえって霊が邪魔するから別に暫定的にお祭りしたほうがよい。」




明主様御垂示 「反対家族ある時の先祖祀替」 (昭和24年7月3日)

信者の質問
「会本部に奉仕または修業している者で、家族がこの道に理解なきため先祖を祀りかえてやる事が出来ませんが、

本人達は一日も早く先祖を祀ってやりたいと願っている場合は、いかなる方法をとったら一番よろしいでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「神様にお任せしておく。機会あれば話をする。後光明如来様にお願いする。」




明主様御垂示 「養家への埋葬を生家が反対する場合」 (昭和24年11月15日)

信者の質問
「私が御導きさせて戴きました信徒の家で、最近その主人が(後呂(うしろ)家と申します。)亡くなりましたが、

その主人が山田家より後呂家に養子に来た人であり、その家は分家でありますので、

今度葬る事について本家始め親族の者が相談した所

「後呂家の本家の墓地に葬ったらよい」というのですが、

その妻女(信徒)の希望として「新しい分家の墓地を作りそのところに主人を葬りたい」と申しておりますが、

これはどちらへ葬る事が正しいでしょうか。御教示下さいませ。亡くなった御主人は本教信徒ではありません。」


明主様御垂示
「養子先の墓地に埋けるのが本当だが、あまり本家が反対すれば逆うのはまずい。

先方の言う通りにして霊だけをこっちへ葬る。

ある時期まで反対者があると霊がそっちへ引っ張られるから苦しむ。臨機応変である。」




明主様御垂示 「戒名のみでお祀り」 (昭和24年10月26日)

信者の質問
「私は一昨年九月より昨年九月までに主人と子供二人を亡くしたもので御座います。

私は祖先のお祭りをしたいと思い親戚にお願い致しましたが、

主人の姉妹が反対で「血統の続いていない者には祭って貰いたくない」と断わられ、

現在は主人の妹の子供がお祭りしています。

私は祖先の戒名を書いてお祭りしています。今後どうしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「やむを得ぬからその程度でよい。(結構である。)」