亡夫・亡妻の執着が再婚を妨害する
明主様御垂示 「離婚再婚の可否と期間」 (昭和23年)
信者の質問
「再婚はしても宜しいことでしょうか。右御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「再婚はしてもよろしい。やかましくいえば、二度まではしてもいいとしてある。
夫が死んで妻が再婚する事も差支えない。
これは妻君が殺した訳ではないから責任はない。
その代り一年以上経たなくてはいけない。
一年以内に再婚すると、亡霊が怒ったり怨んだりし、それだけの障りが来る・・・という事は、一年以上経つと、規則が時効になるようなもので、怨みなどの想念も本人に行かない。
というのは、一年経てば許される訳である。
執着のつよいのはそうはいかない。
それで夫に曇のある場合は、その怨みは障るのである。
亭主を愛していて、夫が外に女をつくるとその生霊がつく。
それは妻君が納得して行くという事はない訳だ。
離婚は絶対しない方が本当である。
神様が結ぶのであるから、人間がそれを勝手にするのはウソである。
夫の軌道に乗った信仰に対し、一方が反対し邪魔する場合、これとても神が許さぬから離れぬのが本当で、時期を待てば神が処理されるのである。
主人がひどい道楽をするため、女が離婚して再婚する場合、これは差支えはない。
これは夫の方がわるいので、こんな場合は違う。
結婚式の場合は光明如来様に献饌し、のりとと善言讃詞を奏上し言葉によってお許しいただく。
他は普通一般の式でよろしい。」
明主様御垂示 「再婚は一年経ってから」 (昭和23年6月8日)
「再婚は二度までいいとされてます。
一年以上経ってからならいい。
一年以内に再婚すると亡くなった霊が怒りその障りが来ます。
一年以上では霊界の時効にかかるから障りは来ないのです。 」
明主様御垂示 「再婚一年後の理由」 (昭和23年11月24日)
信者の質問
「夫婦のいずれかが先に死んだ場合、普通一ケ年経たなければ再婚しないのは何か霊的に意味があるので御座いましょうか。」
明主様御垂示
「一年以後というのは霊界で規則になっている。
一年以内の祟りは許される。それで一年以上経ってからする。」
明主様御垂示 「再婚は一年経ってから」 (昭和23年)
信者の質問
「一、夫婦死別した場合の霊的関係をお教え下さい。
(イ)、夫が死せる時、(ロ)、妻が死せる時。
二、夫婦死別して残れる一方が再婚した場合に、死せる者との霊的関係をお教え下さい。」
明主様御垂示
「霊的関係はあるともないともいえる。
想い合うのは霊線によって交流するので、一方が死んでからは早く忘れる方がよい。
いつまでも執着するとそれで引張られる。
悲しいとか慕はしいというのは百ケ日位まではよいが、それを過ぎればなるべく忘れる。
一ケ年位経つと全く忘れた方がよい。霊にとってはよい。
再婚の場合、死んで一年以内はいけない。一年経てばいい。霊界の規則としてはよい。
故に霊の障りがあるとしても大した事ない。
霊的関係は執着に因るのであるから、執着を早く除る方がよい。
嫉妬などよくある。最近もある婦人の教導師で、亭主が亡くなった。
そして霊界でヤキモチを焼いている・・・男が助手になっている事を妬いている。
それで男の助手を帰らした事があった。」
明主様御垂示 「妻の死後一年は結婚を我慢せよ」 (昭和23年12月2日)
先妻の憑霊による胎動の悪寒
信者の質問
「三十五歳の初妊娠婦、現在八ケ月、胎動を感ずる都度地の底に引込まれるような感じと共に悪寒を覚えますが、いかなる訳でありましょうか。」
明主様御垂示
「死霊が憑くと背中が寒い。生霊は暖かい。
霊的因縁で、お腹の子供に関係がある。
即ち胎児に死霊が連絡するのである。
祝詞や御讃歌を奏げてやれば治る。
先妻の死後三ケ月目に後妻に入ったとしたら、先妻の霊であろう。
妻の死後は一ケ年は結婚を我慢しなくてはいけない。」
明主様御垂示 「亡夫による再婚禁止遺言」 (昭和24年5月30日発行)
信者の質問
「主人の遺言によれば、一生独身で分家を立てて行けというのですが、
里の家ではこれに反対でございます。いかがいたすべきでしょうか。」
明主様の御垂示
「これはね、御主人の霊の執着いかんで違うんですよ。
執着の強い霊だとちょっと困りますがね。
また、あっさりしたのだと諦めたり、我慢したりしますがね。・・・
この人は二十八歳ですね。
信仰に入り、光明如来様をお祀りしてから少なくとも一、二年経てば再婚していいですよ。
御主人が霊界で改心しますからね。
自分の心の頼みが間違ったことが判るんですよ。
それから仏様にお詣りするときにそのことを言うといい。
年中ではなくて、ときどきでいいですよ。
「私は独身を通すことはあらゆる事情からできかねるから承知してください」ってね。
そうすれば御主人の霊も判ってくるし、また本人が判らなくても先祖が言いきかせますからね。
また、光明如来様にお願いすることです。
お願いすれば、光明如来様のほうでちゃんとやってくださいますよ。
しかし霊の執着の強い場合はすぐにってわけにはゆきませんからね。
まあ、一、二年も経てばいいでしょう。
それから主人が改心したかどうかは自分にも判りますよ。
主人の執着があるうちは、再婚しようとしてもなんとなく気がすすみませんがね、
執着がとれるとそういうことはなにもなくなりますからね。」
明主様御垂示 「亡父の執着の程度により再婚の時期を考えるべき」 (昭和24年5月13日)
信者の質問
「夫婦のいっぽうが死亡した場合、その兄弟と再婚する人がありますが、これは差し支えないでしょうか。」
明主様御垂示
「差し支えありませんがね。ただ、一面的に言えないんです。
死んだ夫が細君に、あるいは死んだ妻が夫に強い執着を持ってると、
霊界でヤキモチをやいていろんなことをやりますからね。
つまり亡くなった人の性格によるんですよ。
あっさりした人だったらちっともかまわないし、
中には自分の兄弟と結婚することを希望する人もあるくらいなんです。
しかし、生前にとても妻を愛して執着があるような人だったら考えなけりゃあいけません。
まあ、一番いいのは三年くらい経ってからするんですね。
ふつうでも一年以上経ってなければ結婚してはいけませんよ。」
信者の質問
「幼少のときから育てた養子と、後になってできた実子との結婚はよろしいものでしょうか。」
明主様御垂示
「これは他人同士だから差し支えありませんが。」
信者の質問
「戸籍上は兄弟になってるわけでございますが・・・」
明主様御垂示
「戸籍上兄弟でも差し支えありませんよ。
ただ法律上どうなってますかね。
法律上差し支えなければ結婚しても差し支えありません。」
信者の質問
「法律ではできないようでございます。」
明主様御垂示
「できないですね、三親等以上でないと。
だからこんなのはいったんよそへ養子にやって、それからもらえばいい。」
明主様御垂示 「妻の妹との再婚の是非」 (昭和24年10月16日)
信者の質問
「Y子儀に付御伺い申し上げます。昭和二十一年五月、嫁入後骨膜炎にて一ケ年余で昨年十二月死亡す。その間N子と言う女子を生存す。
しかるにこのあとへ妹Y子を嫁入させて良いか悪いか御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「普通は一ケ年経てばよい。
亡くなった姉が夫を強く愛している場合、執着が残っている場合、嫉妬していろいろする。
姉の性格を考うべきで、熱愛してる場合は三年位経たねばいけない。
夫が入信して光明如来様を祀っておれば、霊の執着の除れ方が早くなるため、三年の所も二年か一年になる。その点よく考えてなすべきである。
要は時期の問題である。妹を入れるのは悪い事ではない。」
明主様御垂示 「死別後姉妹との結婚」 (昭和24年5月13日)
信者の質問
「夫婦の一方が死亡した場合、そのなくなった人の兄弟と結婚をする人が世間によくありますが、これは差支えないでしょうか。」
明主様御垂示
「差支えないが、一概にいえぬ。死んだ人が妻君に執着をもってる場合、妻を愛して執着があるようなら考えるべきである。」
明主様御垂示 「一年以内に再婚すると祟る」 (昭和24年12月5日)
信者の質問
「私は昭和十四年より螺子(ネジ)工場を経営しておりますが、終戦後特に最近は工場の方の仕事はありながら赤字続きであります。
また終戦後始めた精米業の方は忙しくなり御利益を頂いております。
そして家庭では最近四ケ年余りの間に妻子三人死亡しております。
螺子工場の不振及家族の死亡等が今後不安の種で御座います。
何か霊的原因でもありましょうか。また今後いかにしたらよろしいでしょうか。御教え下さい。
因みに前記螺子工場は戦時中牧場の牛小屋を改造、その後増築等をしたものであり、また妻女死亡後五ケ月で後妻を娶りました。
光明如来様は去る十一月に御奉斎をさせて頂きました。」
明主様御垂示
「精米一方にした方がよい。浄化作用である。
妻女死亡後は一年経たぬと後妻はもらえぬ。
私も知らずに半年位経ってもらったが祟って困った。
妻が精神病みたいになった事がある。」
明主様御垂示 「夫の戦死後に嫁が不義」 (昭和24年8月9日)
信者の質問
「我が家の息子が戦死しまして後、嫁がこの度不義を結びました。
それがため、一度親元へ帰りましたが、子供が可愛さにまた戻す事にしました。
いかにしたら将来慎んで私共家族の面倒をみて貰えるでありましょうか。御教え願います。」
明主様御垂示
「戦死して一年以上経てば大したおとがめはない。
一年以内なら相当強いおとがめがある。
亡くなった夫の人格いかんにもよる。執着の強弱である。
いかにしたらよいかというと信仰により人を助ける。
その徳により誰からかいい事をされる事になる。
嫁さんか、あるいは他の人がよくしてくれる。
要は自分にある。嫁さんにありと限らぬ。
嫁さんの事など問題にせず考えなくてはいけない。」
明主様御垂示 「夫の再婚を嫌がる亡妻の霊がお屏風観音様を倒した事例」 (昭和25年5月12日)
信者の質問
「御神体並びに御屏風観音様をお祀り致しております信者で御座いますが、
去る三月二十一日祖先のお位牌を新しく作りお祀り致しましたが、
三月二十九日朝、御屏風観音様が中央の台(黒色)より落ち、御位牌の前方に伏さっておりました。
それから数日後坊さんが見え、お経を奏げた後、当家の家族の者が線香を上げました所、一本は灰になって折れ、他の一本は灰になっても円を描いたまま立っておりました。
なお、当家の嫁は数年前死亡致しておりまして、現在はその配偶者の縁談が進められておりますが、円滑に行っておりません。
御屏風観音が台より落ちました事、並びに線香の灰が円を描きました事等、何か祖霊の暗示のようにも思われますが、どうで御座いましょうか。
御教えをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「嫁の執着が残っていて、縁談があるのが気に入らず知らせる。
相当日時も経っているから執着がとれる筈である。も少し様子をみよ。」