霊界人の参拝について


明主様御講義 「善悪の真諦と光明世界の建設」より (昭和10年8月25日発行)

「霊界は想念の世界であるから、相応の理により想念通りになるのである。

この会場でもいろいろの霊が来ています。

それは自分達の祖先や友達の霊が来ているのであります。

何とかして聞きたいものだという想念によりその人の生霊が来て居ります。

その霊が聞いているからその人も幾らかは何かの時に解ることがあるのは霊が聞いているからである。

この様にこの会場には何千人いるか解らぬ程いるのであります。」 (「観音講座 第五講座」より)




明主様御垂示 「霊界人の参拝とその資格」 (昭和24年3月2日)

信者の質問
「御浄霊で霊界に逝かれた方の霊はこの御席へ来られるものでしょうか。」


明主様御垂示
「来れる。沢山来てる。勿論ある程度浄まった霊でないと来れぬ。」




明主様御垂示 「霊は勝手に参拝できない」 (昭和26年12月1日)

信者の質問
「霊が、明主様に御面会いただくためにおぶさって行ったと言うのでございますが、これは・・・」

明主様御垂示
「本当ですよ。年中ある。やっぱり、誰かに憑かなければ来れないものなんです。

妙なもので、勝手には来れない。

人間は勝手に来れるが、霊界は規則がありますからね。

憑くべき理由がなければ・・・勝手に・・・思い通りにやるということはできない。」


信者の質問
「そういうときは、浄化をいただくようなことになるのでございましょうか」

明主様御垂示
「そんなことはありません。」


信者の質問
「私もありましたが、若い女の人ですが、何ですか気持ちが悪くなってまいりました」

明主様御垂示
「そんな年寄りじゃないでしょう。

そんなら、悪い気持ちじゃないですよ。

そういうのは、おぶさっていれば、良いですよ。」




明主様御垂示 「霊が現界人に憑依して参拝していた事例」 (昭和26年12月1日)

信者の質問
「霊が憑かり、明主様に御面会いただきたいと言い、御面会いただきに来るときは肩が重く、帰るときは軽くなり、また御面会いただいておりますとき、眠くなると肩をつつきます」


明主様御垂示
「やっぱり、それはぜひ私のところに来たいんですよ。

だから乗っかって来たんですよ。

そこで、自分は目的を達したから、それで離れた。

はっきりしているんですよ。」




明主様御垂示 「参拝で涙を流す被憑依者」 (昭和24年1月15日)

信者の質問
「度々御参詣にあがりますが、今日御神前に座りましたら感極まり涙がとめどなく出ますが、いかなるわけでしょうか。」


明主様御垂示
「この人に霊が憑ってる。普通祖霊である。その外稲荷・・・人間が狐になったものである。

そういうものが非常に喜ぶ。長い間求めていたものに出くわした。その嬉しくて堪らないものが涙となる。

人間が求めるより霊が求める方が強い。」




明主様御垂示 「参拝途中で歯がガチガチする被憑依者」

信者の質問
「私が今度郷里を出発して御面会に上る日の昼頃でした。

突然歯がガチガチしてとても御参りに上れないかと思いましたが、光明如来様に御祈りして楽にさせて戴きました。

私の悪因縁はいかにしたら切れるのでしょうか。御教え願います。」


明主様御垂示
「救ってもらいたい霊が憑くので結構である。長く続かぬから心配はない。」




明主様御垂示 「御参拝の時浄化楽になる (祖霊)」 (昭和24年11月26日)

信者の質問
「愚妻H(四十八歳)本年七月本部参拝の帰途非常なる吐き下しにて一命をも危い程の大浄化を戴きましたが、御守護を持ちまして全快させて頂きました。

その後先月中頃より左横腹及び腰部が痛みだし、昼間はどうにか農業に従事出来ますが、

夜分十時より十一時頃迄に非常に痛みます。先月二十六日私が本部参拝いたしますと、その時刻頃より楽になり作業も出来るようになりました。

今月もまた数日前より同じような浄化を戴いております。本日私も参拝させていただいております。

これはいかなる理由でしょうか。またいかが致したらよろしいでしょうか。御教示の程お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「浄化に伴い、祖霊が手伝っている。

自分が参拝したいので、参拝させる。

出来るだけ御参拝するようにすればよい。」




明主様御垂示 「八衢以下の霊は人間の耳を通さねば現界の話を聞けない」 (昭和24年4月23日発行)

信者の質問
「先月二十五日、私宅に光明如来様をお祀りいたしましたが、

そのころから観音様のお話をいたしますと体が非常に重苦しくなります。

以前、私は稲荷やハッカイ様を信仰していたことがあります。いかなるわけでしょうか。」


明主様御垂示
「これは稲荷さんの霊か、ハッカイさんの霊か、それとも祖先でこれを信仰していた人が気に入らなくてそうするのか、どっちかですね。

これはなにもしなくていい。なにもしなくて、光明如来様にお詣りして祝詞や御讃歌を上げているうちに、だんだん先方が判ってきますからね。

先方が救われて気持ちよくなるから、こっちも気持ちよくなって重苦しくなんてなくなりますよ。

またね、霊が聞く場合もあるんです。

その人に憑って祝詞や結構なお話を聞く場合もあるから、あながちその人の信仰を止めようとする・・・とばかりは言えませんね。

高級な霊になると、霊そのままで聞けますが、たいてい八衢以下の霊は人間に憑り、人間の耳を通さねば聞けないんです。

だから、ここでもね、ここに来ている人よりずっと多くの霊が聞いてるんですよ。

この話を聞きたいと思うとね、いくらも聞きたがってる霊のいる中から代表者が憑って聞いて、それを聞けなかった霊に「こんな話をした」と言って話すんですよ。

すると、そういうのを聞いてありがたがり、改心して自分の子孫や縁故のある者に働きかけるんですよ。だから発展するんです。

だから例えばいまここに百人いるとしたら、五百人も一千人もの霊が聞いていることになるわけです。」




明主様御垂示 「参拝中に眠くなる原因」 (昭和24年7月30日発行)

信者の質問
「私は入信以来すでに五回の御面会をいただいておりますが、

お祈りのとき、御讃歌のときなどに必ず眠くなります。

例祭のときは特に眠気を催しますが、これはなぜでしょうか。」


明主様御垂示
「これには二つの意味がありますが、一つはね、神様が嫌で眠くなるんです。

副守護神が御讃歌などを聞くのがつらいんです。

それからもう一つはね、そういうものを聞きたい霊がたくさんある場合、本人を眠らしたほうがその霊はよく聞けるんです。

だからこのほうは悪くないですね。

私も以前そんなことがありましたよ。」




明主様御垂示 「聴力ある唖浄霊者と礼拝す (御詣りと資格)」

信者の質問
「九歳の女、耳は聞こえますが、生まれつき口がきけず、御浄霊すると、俄然横に倒れて大きな息を致し、二、三分位で普通の状態になり、時によると二、三回位起こす事があります。

浄霊中起き上り、浄霊者の手を引張り、床の間に祭ってある光明如来様を一緒にお詣り致します。

近頃は光明如来様のお詣りを止め、仏壇の千手観音様をお詣りするとて必ず一度は浄霊者の手を引張りお詣りする事にしています。

この家には水死者一人あった由、全治するでしょうか。」


明主様御垂示
「舌を切って死んだ祖霊で、霊界で治っていない。

有難くてお詣りしたいが、資格がないので、浄霊者にかかるとお詣りする資格が出来るので、そうするのである。」