拝読による供養について 4 (禽獣虫魚の供養)


明主様御垂示 「鳥の怨霊の憑依による栄養失調」 (昭和26年12月25日)

信者の質問
「HM(三十四才)未入信の男子。

戦争中大鳥島にて、鳩くらいの渡り鳥をなぶり殺しにして食べたそうですが、その後栄養失調となり復員し、医療にていったんは回復しましたが、

二カ年後に時々食物を吐き、栄養失調のような状態になり、

医療や鍼の治療を続けるうちに、昨年十二月よりしだいに視力が弱り、間もなく完全に失明、

その後日蓮宗の人より、鳥が怨んでいると言われ、位牌を作って供養してもらいましたら、食物は吐かなくなりましたが、眼は変わりなく、

本年四月母親が入信して、熱心に信仰するうちに、しだいに本人の気持ちも動き、二カ月ほど前より母親の御浄霊をいただくようになりました。

最近、食事の時に咽喉が詰まるようなことがあり、また右の手足に思うように力が入らず、言葉もはっきりいたしません。

鳥霊の祟りとは本当でございましょうか。

もしそうでございましたら、それに対する処置と御浄霊の箇所を御垂示賜りたく謹んでお伺い申し上げます。」

明主様御垂示
「ははあ、これは鳥の霊ですね。

これは、鳥に因るんですがね。

こういうのは、ふつうの鳥と違うんですよ。

つまり人間が鳥になったやつです。鳥の怨霊ですね。

これは、始終浄霊してもらって・・・特に前頭部ですね。ここに憑いているんですからね。

これを良く浄霊して、あとは御神書ですね。

それを良く読んで・・・ 光明如来様はお祀りしてますか。」


信者の発言
「まだでございます」

明主様御垂示
「これは、お祀りしなければ駄目だ。絶対に駄目だ。

お祀りして、鳥の霊が早く人間に生まれ変わってくるように御守護お願いしたい。

とこう言って、お願いするんです。

そうすると、人間に生まれ変わるだけに執着が取れていくんです。

そうすると、病気の方もすっかり治ります。

たいした厄介なことではないです。

位牌を作ったりして祀ると、かえって困るんです。人間扱いになるからね。

仏様でなく、他の所に祀るならそれはかまわないですがね。

やっぱり、鳥は鳥の扱いにしなければね。」




明主様御垂示 「龍神の怨みによる倦怠感」 (昭和27年3月7日)

信者の質問
「KK(昨年十一月入信・六十三歳・男性)昨年春ごろより食欲がなく、右肋骨下に拳大の固まりがあり、

癌ではないが、レントゲンで見ないと良く分からないと言われましたが、そのままで過ごしました。

一月十一日支部の月並祭より全身がだるくなり、床に就きました。

御浄霊をいただいておりますうちに、右肋骨下の固まりが上下左右に移動するようになり、鈍痛があり、血便が出始め、

そのための貧血か立つことができず、床の中で用便をいたしておりました。

血便は十五日ほどで止まり、食欲も少し出てまいり、床の中で起きることもできるようになりました。

その後、起きる時に全背面に激痛があり、しばらく静かにしておりますと、楽になります。

なお、右肋骨が波打つようで、苦しみましたが、四日ほどでなくなり、起きる時の苦痛もほとんどなく、食欲もございます。

三月二日朝突然悪寒があり、全身震動し、意識も一時なくなりました。

御浄霊一時間で元になりましたが、その後食欲がほとんどなくなり、茶碗に七分くらいでございます。

衰弱もだいぶひどくございます。

御浄霊は右肋骨下の固まりを中心に、背面の鈍痛のある肩甲骨の下部と鳩尾などを主にさせていただいております。

舌の中ほどに小指の先ほどが黒くなっておりますが、別に痛みません。

家庭的には、三回結婚し、初めは都合で生き別れいたし、先妻はまだ生きております。

その間にできた子供は半年ほどで死亡しており、祀っておりませんが、お話を聞き先日よりお祀りいたしております。

二度目の妻は胃癌で死亡し、子供はありません。

なお、現在の妻にも子供はございません。

屋敷内に古井戸がありましたが、埋まって庭になっております。

御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。

御浄化の原因ならびに御浄霊の箇所につき御教示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは、霊的が絡んでますからね。

光明如来様をお祀りしなければ駄目です。

固まりというのは龍神ですよ。

だから、光明如来様をお祀りして、やっぱりできるだけ祝詞、御讃歌を奏げて、ふだん御神書をできるだけ読むようにする。

そうして龍神に改心させて離脱させるようにする。そうすれば治りますよ。

そう難しいものじゃない。

つまり龍神が・・・こういうのは怨みと・・・大体最初は怨みですが、

そのうちにだんだん執着が取れて、今度は救ってもらいたいということになりますからね。

今言ったようにしてやると、それで離脱しますからね。

光明如来様に、龍神が早く人間に生まれ変わってくるようにお願いする。それだけで治りますがね。」




明主様御垂示 「龍神の憑依による尿崩症」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「NN(二十八才・女性)昭和二十二年四月左乳、背に細かい水泡ができ、痛みましたが

医者にかからず、油薬と粉末を少し用い、五月中旬ごろ跡形を残し膿が少し出て治り、

それと前後して水を欲するようになり、六月の終わりには一日五、六升くらい飲んでおりました。

最初ビタミンBの不足とて一カ月注射を続けましたが、少しも良くならないため、

他の医師にかかり入院し、尿崩症(にょうほうしょう)という病気で、脳下垂体後葉ホルモン不足に因る症状とのことでしたが、

原因不明で治療法なしとのことで、牛の脳下垂体のホルモンを注射、また山羊のホルモン注射をいたしますと〇・五CCで約七時間は平常となりますが、

注射なしでおりますと一日七、八升、多い時は一斗近く飲みます。

水を二時間以上飲まずにおりますと苦しく、口中は乾き、胸が焼け、頭痛がし、堪えられなくなります。

夏は特に冷たい水を欲し、冬でも水の方がおいしく感じます。

ひどい時は夜中でも一時間ごとに水を飲み、激しい時は一度に三合ほど飲みますと、左の胸の辺りが冷たくなります。

排尿の方も一時間半くらいに多量いたします。

それより三年灸、指圧、鍼をいたしましたが、良くなりません。

昨年夏に左肺浸潤と言われ、マイシン三本、パスを少し服みましたが、嘔吐のために止めました。

本年七月お道のお話をお聞きし、八月に御守り様をいただき毎日御浄霊をいただいておりますが、あまり変化はございません。

光明如来様、御屏風観音様は、まだ御奉斎いたしておりません。

なお、亡父(陸軍少佐で、急性腹膜炎にて三日の病で死亡)の石碑を二十五回忌に建て、三カ月ほどしてよりこの状態になりました。

この関係がございましょうか。どのようにいたしましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは、大霊的ですよ。これは龍神が憑っているんですよ。

そうとう大きなやつが憑っているんです。

これかも・・・亡父の石碑・・・亡父の霊かもしれませんね。

なにか、非常に執着を持っている。それで蛇になっちゃったんですね。

それで・・・大きい蛇なんです。

それで水を欲しがる。蛇というのは、非常に焼けるんです・・・体が熱くなるんですね。

ですから、飲まなければいられない。

そこで、蛇というのは執着の罪ですからね。

執着のそれを取っていくんですからね。

やっぱり前頭部を良く浄霊して、それから御神書をできるだけ聞かしてやる。

肺浸潤というのは、薬毒で作ったものですよ。

お医者にこしらえてもらった。

こんなことは問題ではないですがね。

そうしてやるんですね。

そうして龍神が救われるに従って治っていくわけですね。これは治りますよ。

一番肝腎なのは、光明如来様をお祀りしなければ駄目だね。

お祀りしてその部屋に寝るようにする。そうすると、ずっと早く治ります。」




明主様御垂示 「井戸の龍神の憑依による歩行障害」 (昭和27年3月16日)

信者の質問
「HT(昭和二十三年四月入信・五十九歳・男性)家族八名入信。光明如来様を御奉斎させていただいております。

実子(女)三十三歳、三十一歳、二十二歳の三人とも同じ御浄化でございます。

前者は十六年前より体が不自由で、身動きが悪くなり、現在は歩行が極めて困難でございます。

三十一歳と二十二歳は八年前より、右の者より少しはよろしいのですが、同じ状態でございます。

二十二歳の者は、割合軽くありましたが、中教会に御奉仕に上がり、とたんに御浄化強くなりましたが、続けさせていただいております。

気分が沈み体(特に腰)が冷たく、その時は体は不感症のごとくクタクタになります。

御浄霊いただきますと、気分的、体的に気持ち良くなり、冷たい所も暖かくなります。

二、三日前より腰が夜痛み、昼は割に気持ちが良く、食事はふつうにおいしくいただいております。

十九年前に新家を建て東南を向いており、井戸は寝所を中心に北より五十度東にあります。

家を建ててより三人とも同じ状態となりましたが、家または井戸に原因がございましょうか。

なお御浄霊の箇所につき御教えお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「やっぱり井戸が関係があるな。龍神ですね。

龍神の居所がないので、ここに憑いたんですね。

これは、前頭部の中心を主にして、そうして腰が悪ければ腰、というように浄霊して、できるだけ御神書を読んで聞かせる。

そうして良く光明如来様に、迷っている龍神は早く人間に生まれ変わるように御守護お願いしたい、ということをお願いすれば良いんです。

そうすれば、少しずつ良くなります。」




明主様御垂示 「親蛇が子蛇の救いを求めた事例」 (昭和27年3月1日)

信者の発言
「御神前のお花が一輪だけ枯れますことがございました。

昨年夏十五の娘と父が胃腸を悪くし、治ると同時に生米を食べるようになり、各所に痛みがあり、逃げまわります」

明主様御垂示
「龍神だな。」


信者の発言
「その娘が五つのとき、二階に上がろうとするとき小さい蛇を見てキャッと言いましたので、他の人が殺して前の池に捨てたことがございます。

取りあえず庭にお祀りし、お詫びしましたが、身体の痛みが取れると同時に手を振り、暴れ出し、御浄霊にまいりましたが、突拍子もなく狸だと言いました。

祀ることになっていた狸を放っておき、近所の人が祠を壊して川に流しております。

それも済ましましたが、今度は、大光明如来様の前に連れて行って欲しいと言い、たいへんな苦しみで、隙を見て時々御守様を引きちぎろうといたします」

明主様御垂示
「狐が苦しがってね。」


信者の発言
「狐のような格好になりました。

私がこちらにこちらにまいっております間に亡くなりましが、何の霊かはっきり解らないままに・・・」

明主様御垂示
「それは、こうなんです。

前は龍神が憑いていたんです。

祀ると空きになっていたでしょう。

それで狸が入った。それが空きになったでしょう。

それで狐が憑いた。そういうわけです。」


信者の発言
「それからは、父も母も生米を食べ、子供五人も好きになっております」

明主様御垂示
「仲間がやって来た。蛇の親戚家族一党がやって来たんだな。

この蛇はみんな子供だな。

子供で迷っている。」


信者の発言
「小さい蛇で・・・」

明主様御垂示
「しかし、蛇というのは、大きい小さいは分からないです。

大きいのが小さくなるんです。

信仰はいつ入ったんですか。」


信者の発言
「四年ほど前で、その家は教会として御奉仕させていただいております」

明主様御垂示
「祀られている親が、自分の子供を全部救いたいんです。

そういう場合は人間に憑るのが早いですからね。

それはそのままにして、祝詞を聞かしたり、御神書を聞かしたり・・・そうすると、だんだん良くなります。

光明如来様はお祀りしてあるでしょう。

光明如来様に、蛇が・・・龍神が早く人間に生まれ変わるように御守護願いたいとお願いして、

今言ったように、できるだけ言霊(ことたま)で・・・祝詞や御神書でね。

やっぱり、蛇に落ちているということはメグリがあるんだから、メグリがなくなってくるから、

今度は嫌でも人間に生まれ変わってくるというように、だんだん変るわけです。」


信者の質問
「祠は月一回でよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「月一回で良いです。

そうして、いろんな蛇というのは、祖先に関係があるんだから、やはり祖先を救う意味になるからね。」


信者の発言
「霊動はございません」

明主様御垂示
「そうでしょう。つまり、別に先に悪意はないんだからね。救われたいんだからね。」