拝読による供養について 3


明主様御垂示 「悪意を持つ霊の憑依による異常行動」

信者の質問
「年令五十歳の薬屋さんの主人、十五年ほど前より体が病弱でいつも年代不明の四十五歳位の婦人が憑って来るとキセルを持って長男や嫁に立向って行きます。

そうすると長男も嫁も体が硬直してしまい、声も発せられず苦しみます。

今月十四日に奥さんと長男と嫁と三人入信致しましたら、いつも主人に憑る霊がその晩は直接に長男に、翌晩は嫁に立ち向って来て体が不自由になってしまいました。

どのようにいたしましたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「迷って悪意を持ってる霊である。

憑った度に浄霊すれば段々よくなる。

こういう時、御讃歌の執着に関する歌とか、信仰雑話の「我と執着」の項などを読んでやるとよい。

また、素性がはっきり判れば祀ってやるとよい。」




明主様御垂示 「怨霊の憑依による結核状態」 (昭和24年7月26日)

滅ぶべき運命の家系

信者の質問
「結核で悩んでおったある女の人、一年程で楽にして頂き深く感じ、入信の上お手伝いをさせて頂いておりました。

その人が本年四月頃、十八歳になる結核の娘を浄霊しておりましたら、一時良くなりましたが、

その家の人達が反対し注射を打ちましたので浄霊をやめました。

その後娘の容態が悪くなり、いよいよ死ぬ直前、その人に是非一度会いたいと云うので行きますと、

娘は縋り付き、親達がわからないためこうなったのだから親を怨んでやる。あなたもつれて行く、と云いました。

その帰途、子供を背負ったまま転んで胸を強打したため喀血し、その後どっと寝ついてしまい、

子供の顔までが死んだ娘の顔にみえ、転んだ時が娘の死んだ時間だそうです。

また、その娘が夢枕に立って救ってくれと言います。

現在その人は食事も一膳位しか頂けず、咳が出るため仰臥出来ず、布団にもたれております。

いかが致したら宜敷いでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「こんな事は聞いた事がない。

第一、親を怨むのはよくない。祝詞を出来るだけ奏げ、信仰雑話を朗読する。

言って聞かしてもよい。そうすれば治る訳である。

死んだ執着の恐ろしさを説いて聞かす。余程罪があるらしい。(中略)

審判にかかって、こういう家は滅ぶべき運命にある。」




明主様御垂示 「憑依霊を救うつもりで御神書を聞かせるべき」 (昭和26年10月15日)

信者の質問
「昨年二月、医師より肺結核と診断され、マイシン二十本、栄養剤など服用しておりましたが、

本年二月ごろより御浄霊をいただくようになり、お蔭様にて高熱、喀痰その他結核症状は十日ばかりにて去り、非常に感謝いたしさっそく入信。

順調に経過しておりましたところ、五月十日突然大喀血の御浄化をいただき、これが約一週間続き、それ以来現在まで四十度くらいの高熱が毎日続き、絶え間なく咳も出ております。

最近は咽喉(のど)も痛くなり、発声も不能となりました。

食欲はややありますが、咽喉の痛みと連続的な咳のため食べかねております。

また咳の隙をみて食事を口にすると、咽喉に玉のごときものが抑えつけ、呼吸もできなくなり、やむなく口の中の食物を吐き出してしまいます。

また本人は全身的にリウマチのような苦痛ありと訴えております。

衰弱は日々加わっております。右は薬毒のみの御浄化でございましょうか。

または霊的原因もあるのでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは薬毒ばかりではないですね。霊ですね。

こういう場合に、こういうことがありますよ。

先にありましたが、命を取ろうという霊が憑っているんです。

そうすると、医者にかかると喜んでいるんです。

お医者が良いあんばいに、自分に共同してくれるからね。

そうして薬毒をつぎ込むに従って命が縮まってきますからね。

命を取ろうという憑霊の目的にはごく良いんですからね。

メシヤ教なんかに救われますと、これはたいへんだ、とんでもないやつが出てきたというので、馬力をかけるんです。

医者に任せておけば安心・・・薬を服んでいると安心だ、結局自分が命を取っちゃう。

メシヤ教が出てきてはたいへんだと、どこまでも馬力をかける。

そういうのが、こういう結果になるんですがね。


それから、もう一つは、長くそういうふうに執着を持って憑いた霊は容易に退けない。

命を取ると退けますがね。霊が霊界に行ってしまいますからね。

それで、早く命を取ってしまわなければならないというので、それが咽喉に玉のごとき・・・というそれです。

どうかすると、こういうのがあります。これが困るんですよ。これはかなり激しい方ですね。

それも、薬毒がたんとないと、そういう霊もなかなか思うようにいかないが、薬毒がたくさんあると・・・マイシン二十本なんてやられていれば、霊は活動し良いんです。

これはちょっと受け合えませんね。

まあ、霊を救う心算(つも)りでできるだけ御神書を聞かせてあげるんですね。これは問題ですね。

それからこういうことがあります。

どうしてもこの病人を治したいということは、悪いことではないが、それがかえって障ることがある。

そうすると人間の霊が・・・生きた人の霊ですね。

それが始終その人に来る。

そうでなく、なにごとも神様任せで、神様にお任せしておこうというと、神様の霊がよけい入ってくる。

だから執着を取ると、よけい治るということがよくあります。

だから人間が手段を尽くすだけ尽くしてもいけない時は、やはり神様の思し召しがあるんだから、よろしく神様にお任せします、というそれで良いんです。」




明主様御垂示 「憑依する首吊り自殺者は早く供養すべき」 (昭和24年6月8日)

信者の質問
「私はただ今ある家の二階を借り昨年一月より住んでおりますが、

この家は一昨年十二月六日に家主の叔父に当る人が世をはかなみ縊死したそうで、

後日近所の人から聞いた時は別に恐いとも思いませんでした。

しかし今年になってから、私の咽喉に異常が現れ、咽喉笛が食違ったような感じがあり、追々ひどくなって、

五月頃からは咽喉を締められるような感じで仕方ありませんので、

五月二十日頃から縊死した人の霊を慰めようと思い水、御茶、御飯等をあげ、善言讃詞を朝夕あげました。

その朝は咽喉ばかりでなく気分がいらいらして、精神病になるのではないかと心配致しましたが、

供養を始めてから一週間目には気分も大分落着いて来ましたが、

それでも時々気分が落着かぬ事もあり、何となく不安でなりません。

この死霊は未だ私に憑いているのでしょうか。

また、今後いかにしたらよいでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「地縛の霊が苦しいので、助けて貰いたくて憑るのである。

祝詞や御著書等出来るだけ奏げ、また読んでやる。すると成仏する。

判ったら早くお祀りさせる。

その人の仏壇でもいい。位牌を小さくして戒名を付ける。」




明主様御垂示 「縊死憑霊に悩む (一家の罪と憑霊)」 (昭和25年5月11日)

信者の質問
「富山県婦負郡仁歩村のMT(男性)さんの一家は五名全部入信致しまして、昭和二十五年二月五日、光明如来様も御祀り致し、農業に従事致しております。

本年二月二十三日、長女(三十歳)が富山市の某家に嫁入り致し、三月十六日、里帰りの途中、腹痛の御浄化を頂き非常に苦しみましたが、どうにか実家迄辿り着き、直ちに御神体にお念じ申し上げ御浄霊によりまして激痛が止りました。

その後憑霊現象となり、「神霊なり」といい、祖霊、龍神、狐霊等いろいろ変っての憑依の連続で御座いまして、祖霊は長女の祖母で、二十五年前縊死致しております。

霊の申しますには「この子を嫁入り先へ帰すと殺してしまう」と申しております。

また、龍神の憑霊は神の道を説き善徳行を積むよう勧めます。

嫁入り先の家は浄土真宗で未入信で御座います。

また、三月二十六日よりMTさんの妻(五十一歳)にも狐霊が憑りました。

現在、妻、長女両名共憑霊致しておりまして、腹痛、頭痛が絶えず起り、終日身体が震い眠られなかったり、食事もまずく、日々憑霊に悩まされております。

余り長い期間なので、家内中農業も出来ず、両名の御浄霊に専心している状態で御座いますが、右はいかなる訳で御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「こんな訳はない。何か事情がある。

祖霊及び一家に罪が多いと、誰かに憑って払拭しようとする。

信仰雑話などよく読ませると祖母の霊は救われる。

もう少しそのままにしておく。」




明主様御垂示 「ハンセン病の霊の憑依による皮膚の異常化」 (昭和26年11月18日)

信者の質問
「YI(二十八歳・女性)昭和十九年入信後嫁入りいたし、四年間ほど御面会もいただきませんでした。

一昨年女児を産みましたが、子供はメレナで死亡し、本人は産後が悪く四十日間床についておりましたが、母親や近所の信者さんが御浄霊させていただき全快いたしました。

本年また妊娠し、至極丈夫でしたが本月五、六日ごろより少々脚に浮腫みがき、九日にお産いたしましたが、

ごく軽くすみ、下りものは少しもありませんでしたが、

すぐに脚がひどく浮腫んで(主に左足)翌日に紅く膨れ上がり、痛み激しく、

その翌日は「火ブクレ」のようになり、たちまちくずれて方々が、赤、黒、白などに色どられ、ちょうど火傷のくずれのようになり、その傷口から水がたくさん出ております。

医師も原因不明と言い、ペニシリンを打って帰りました。

産婆も初めてだとのことです。

私は四日目に迎えに来られて出張いたし「これは霊的でしょう」と申しますと、

産婦は、自分の枕元に髯ボーボーの老人が立ちスーッと脚の方にまわって、悪い方の足を持ち上げるようにしたそうです。

近所の老人に聞きますと、その家は三代目で、先々代がつぶれ屋敷を買って建てたものだが、

前の家の隅に掘立小屋を作り、一人の老人が住んでおり、脚が悪く杖にすがって歩いていたが、いつの間にかどこかへ行ってしまったとの話です。

たぶんハンセン病だったのではないかと思われます。

三回ほど御浄霊をさせていただきますとたいへん楽になりました。

右はハンセン病になってしまったのでしょうか。

それとも、一時的でじき治していただけますものでしょうか。

なお、その家の娘も嫁入りしてお産しますと、急に頭髪が抜けて一時はツルツルになりましたが、ほおっておいて、近ごろは生えてまいりました。」

明主様御垂示
「これは、入信後四年間御無沙汰したということのために、御守護がなかったんですね。

それで、メレナで死んだということが、そういうわけですね。

四十日間 ・・・これもそうだ。

御浄霊で治った・・・これは結構だ。

脚に浮腫み・・・これは妊娠腎ですからなんでもないですがね。

軽くすみ、下りものがなかったのがいけない。これがおかしいですね。

ふつう、うんと下りなければならないが、下りないために、足が浮腫んだんですね。

古血ですね。

翌日は紅く・・・というのは、古血が出なかったために、足にいった。

出ないということが少しおかしいんですがね。

これが、あるいはじいさんですね。じいさんの霊が憑ったかもしれない。

というのは、お産をしたあとは、非常に霊が憑りやすい。貧血するためにね。

だから、産後おかしくなるのがありますが、そのためです。

出るべき血が出なかったので足に来た。

色どられ・・・ちょうどハンセン病のようだね。

じいさんの霊も障ってますがね。

足の方から・・・これは救われたいんだね。

これは心配ないです。なんでもない。

ハンセン病になりっこないから心配ない。

ハンセン病なんて、そういうことでなるものではない。

ハンセン病の霊が憑るとそうなることがありますが、一時的なもので、長くなるものではないから心配ない。

ここは、光明如来様はまだでしょうね。」


信者の発言
「まだでございます」

明主様御垂示
「光明如来様をお祀りして、屏風観音さんもそうですが、じいさんですね。

この霊を救ってやるんです。

光明如来様をお祀りすることと、お嫁さんができるだけ、御神書を読むことですね。それで良いですね。

それで、時々月に一遍くらいは中教会・・・支部に行かなければならない。

それで、できたら一年に一回か二回は本部に・・・ここに来なければいけない。

たいしたことはない。他人の霊ですからね。すっかり解決つきます。」




明主様御垂示 「無縁の死霊の憑依による児童の衰弱」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「TH(四才・女子)教師の孫でございますが、先月二十八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱もふつうより低く、特に足は冷たく、たいへんにむずかります。

毎日御浄霊いたしておりますが、あまり変化がありません。

この子はふだんより御浄霊を嫌い、特にこのたびの御浄化をいただきましてよりは、むずかって浄霊を受けるのをたいへん厭がります。

御浄霊の箇所および浄霊を嫌う理由を御垂示お願い申し上げます。


明主様御垂示
「これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。

前頭部を主にして浄霊して、できるだけ・・・善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。

なにか、死霊で要求があるんですね。

あるいは、無縁かもしれないですね。

祀ってもらいたいためにね。

そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。

これは浄化じゃないですね。

これで見るのが一番早いですね。

熱が出るですね・・・これは浄化と思って良い。

霊でも熱が出ますが、ぜんぜん熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。

そうして、こういう病人は光明如来様の前に寝かせるようにして、良くお願いするんです。」




明主様御垂示 「佐倉宗五郎の霊の憑依」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「六十歳の女の信者、常に霊を感じやすい方で、近ごろ毎日のように「われは佐倉宗五郎であるぞよ」と胸に浮かんでまいり

荒れ果てて沼田になっている土地を浄めてお観音様に救っていただきたい。

わしたちは苦しんでいる」というように感じ、とてもとても悲しくて泣けて泣けてしかたがないそうですが、別に霊は浮いてはまいりません。

佐倉宗五郎と因縁の人でしょうか、またいかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これはやはり佐倉宗五郎の霊である。

本物の霊が憑ると感情そのままが映るものである。

宗五郎も善いことはしたが、変死をしているから、後の人がよほど徳を積まぬとはっきりと救われるわけにはゆかぬ。

この意味で古来立派な宗教家でも救われていぬ霊もそうとうある。

宗五郎の霊が憑ったと思うときは祝詞を奏げてやるのが一番よいし、御讃歌や信仰雑話を読んで聞かすうち救われてゆく。」




明主様御垂示 「怨霊による失明」 (昭和24年5月4日)

信者の質問
「妻M(五十二歳)、昨年七月十七日、田の草取りの最中、稲の葉先で右目を突いて以来、

日に三度は必ず浄霊を続けておりますが未だに光がさしません。

最近は目脂も涙も止ってしまいました。

左目は五年前脱穀の時、もみが当ってそれが原因で失明してしまいました。

いかなる因縁でしょうか。治るものでしょうか。御教え下さい。」


明主様御垂示
「目を潰そうとする怨みの霊が憑いている。

過失ではない。

出来るだけ祝詞を奏げ、御讃歌や信仰雑話等を読むとよい。

そうすれば治る。」




明主様御垂示 「執着のある霊には御神書を聞かせる」 (昭和25年5月23日)

「霊が邪魔している。霊の執着をとらなくてはいけない。

とるには出来るだけ御神書を聞かせるように読む。

出来るだけこの人も徳を積む。気長にやる。

光明如来様によく御願いする。

どうもこうもない。急に起らない。一生懸命身魂を磨けばよい。」




明主様御垂示 「浄霊を一ケ月するも効果のない頭病の事例」

信者の質問
「ある信者で毎日六時迄眠れば気分が宜しいのを、いつも午前三時頃に必ず目を醒ましてしまい、

一日中頭の具合が悪く、苦痛で八ケ月御浄霊させて頂いてますが、

一向に変化がないのは何か霊的原因でしょうか。」


明主様御垂示
「一ケ月やって効果がないなら、外に理由があるのであるからやめた方がよい。霊的である。

こういうのは御神書を読ますのが一番よい。」




体験談 霊界人次々御救い戴く (昭和28年4月15日発行)

島根県 隆光中教会 YM(30・女性)

「明主様

昭和二十四年十二月十三日入信以来、明主様の厚き御守護によりましてこの濁世にありながら何の不安もなく、

毎日を楽しく明るく過させて頂いておりますことを衷心より感謝申し上げております。

本当に罪多い私ではございますが、日々頂きます御守護の中から二、三拙筆をも省みませず御報告させて頂きます。

私結婚後間もなく主人が満一年七カ月と、生後四カ月の二人の男の子と、八十歳になる祖母を残して結核にて昭和二十四年二月に亡くなりましてより、

身体の弱い子を心配しっつ貧と争に悩みながら淋しく暮しておりましたが、

市から戴く扶助料では乳の無い子をかかえてどうしてもやって行けず、その年の八月実家の母に来て貰い勤めに出る事に致しましたが、

弱い子供はかわるがわる発熱下痢等にて病院へ連れて行かねばなりませんので、勤め先は始終遅刻、あるいは早退をしなければならず、その辛かった事何に替え様もありませんでした。

そうしている内に十一月実家の兄よりこの尊い神様の御話を聞き、やはり何かに頼らねばならないからというので

十一月十八日の松江南田町支部の月例祭にお参りさせて頂きました。

ちょうどその頃下の子供が中耳炎をしていましたので早速I会長先生より御浄霊を頂きました。

ところがそれまで膿がじくじく出ていましたのが翌日からはピッタリ止ってしまいました。

これは不思議と思い二、三日通わせて頂き、S支部長先生より御浄霊を頂きすっかりなおして頂きました。

それでこれは不思議だ、有難いと思いとにかく入信させて頂こうと十二月十三日支部にてS先生より教修を頂き有難い御守様を拝受させて頂きました。

これよりは子供も病院通い等一切止めただ御浄霊一筋にて参りました。

御蔭様にて度々御浄化を頂きながら、その都度元気にさせて頂き、その頃は子供の検査に連れて出てもいつも栄養失調と言われていた二人の子供はすっかり元気にさして頂き、毎日いたずらをして遊んでおり、私も安心して勤めに出させて頂いております。

これも明主様の御守護のお蔭と感謝申し上げております。


ところが罪多い私には未だ未だ試練がやって参りました。

それは二十四年の末頃から家を出てくれと家主より矢の催促です。

この家の不自由な時代にどうして替る家がありましよう。おまけに子供連れは嫌われます。

仕方がありませんのでとうとう実家の一間を借り受けて住む事になり現在の所へ移りました。

兄も熱心に信仰させて頂き、御神体、御尊影、御屏風観音様を御奉斎させて頂いております。

私も一日も早く御奉斎させて頂きたく思いながら未だお許しが頂けず、御神体は御奉斎させて頂いておりませんが、

御屏風観音様は一昨年五月御奉斎させて頂き、毎日御讃歌、御論文を拝読させて頂いております。

ところが明主様の御教えの如く御屏風観音様を御奉斎させて頂き、毎日御論文等を読ませて頂く事によって

如何に霊界にて先祖の霊が早く救われるかという事を覚らせて頂きました。


その一つは昨年五月、私に憑霊現象がありまして生死不明であった主人の生母が憑り

「自分は二十年余り前朝鮮にて自殺し、その罪と元看護婦をしていた罪とによって地獄に落ちて苦しんでいたが、

光明如来様に救われて今は天国に上り、又私の主人ももういい所へ行って皆楽しく暮している。

これもあなたが信仰するお蔭だ」と大変よろこび「御恩返しをしなければ」と言っておりました。


その二は九月初め、仏前にて御神書「霊界叢談」を拝読させて頂いておりますと急に頭から肩の方が重くなった様な感が致しそれが二、三日続きました。

兄より御浄霊を受けさせて頂きますと、はたして憑霊現象あり、主人の祖父が出て参りました。

それによりますと「自分は今地獄にいる。この人(私)がこの信仰に入って毎日拝んでくれるけど何糞と思っていたところが、

この間から霊界叢談を読むのでわしの気持も変って来た。

初めはあんな事を言ってと思って居たが、だんだん聞いているうちに成程わしが悪かった。

これではいけない。これからうんと聞いて一心に修行し、よくなろうと思っている。

ところがわしは今地獄の一番下の方にいるのでなかなか上れないが、その中きっといい所へ出させて貰えるだろう。

わしが地獄にいるのは昔医者をしていたからなッ、それでだよ。

わしはそんな積りじゃなかったが仕方がない。やはり医者は駄目だ」とその後いろいろの事を言い

「最後にこれからわしも一心におすがりするから毎日よく拝んでくれ、わしの願いはそれだけだ」と言っておりました。

これによりましても医は仁術なりと言って人助けをしていい様に思っていましたのに、霊界に行けば豈計らんや罪作りにて地獄行きとは・・・


次にこの罪多い私も永い間の念願が叶い、この度明主様の御西下に際し御面会のお許しを頂きました事を深く感謝致しておりますが、

その時頂きました御守護も御報告させて頂きます。

それは今の祖父の憑霊より少し以前から頭が重く延髄後頭部が一日五、六回ずつ浄化し脳天は締め付ける様な感が致しておりましたが、

御面会によりましてすっかりなおして頂きました。

これによりまして明主様の御霊光がいかにお強く、御面会させて頂く事によってますます浄められ、御面会させて頂く事のいかに大切な事かという事も覚らせて頂きました。

明主様本当に有難うございました。厚く厚く御礼申し上げ今日の御報告を終らせて頂きます。」