拝読による供養について 1
明主様御垂示 「祖霊は子孫の拝読を聞いている」
信者の質問
「主人(四十六歳)は三年前より胸の病で休んでおります。
今迄に余り薬は用いませんが、昨年四月迄約一ケ年療養所にて養生していた事があります。
三ケ月程前に御光を戴き、時々先生に来て戴き毎日私が浄霊をさせて戴いております。
現在の病状は微熱あり、食事の時位は起きておりますが便秘気味ではっきり致しません。
主人は祖先の霊の事を頻りと気にしおり、信仰も従来種々やりましたが、親戚に次のような事があり、これと霊的関係があるのではないかと心配しております。
十年前主人の姉の夫(S某)が精神病にて逆上の結果刃物で義姉とその子供を滅多切りにして即死させました。
それから後は残った子供を二人私共で引取って世話しておりましたが、ただ今は一人を世話しております。
その夫も間もなく衰弱して(座敷牢に入っていたためか)死にました。
S家ではその後その夫の兄弟が跡を継いでおりますが、無信心で何もやりません。
私共では近いうち光明如来様を御祭りする準備をしておりますが、今後いかにしたらよいので御座いましょう。」
明主様御垂示
「この霊とは関係はない。普通の浄化を間違った療法で治すため引延ばしたものである。
祖先の霊を気にするのは、祖先の霊が助けてもらいたさに知らすのである。
この信仰へ入ると、余計催促する。
一日も早く光明如来様をお祭りする。そして信仰雑話を読む。音読するといい。
霊界で聞いている。この信仰ではじきに救われる。
精神病や変死などは非常に悪い。非常に苦しむ。
地獄・・・当分精神病で気がつかぬ。
その中段々光で救われる。一人でも多く救うと、その徳で早く救われる。」
明主様御垂示 「御神書を祖霊に聞かせたほうがいい」 (昭和26年10月15日)
信者の質問
「昨年九月末より体がだるく非常に咳が出、医療を受けましたがいっこうに治りませんので、
本年三月末より御浄霊をお願いし、非常に気分が良くなりましたので、五月入信。
なお続けておりましたところ、六月十五日突然両手両足がぶらっとして、ぜんぜん動かなくなってしまいました(この時娘入信)ので、
教会の先生の御浄霊をお願いしましたところ、非常に発熱し、眼を開けていることが苦しいので、
いつも眠った状態で七日間くらい食欲がなく、非常に衰弱し危篤状態に陥りました
(家族の者はそれほど悪く思っておらず、先生および他人に頼っており、農繁期にて仕事にのみ出ておりました)ので、
先生と信者さん二人が御浄霊に来てくださいました。
その時信者の一人に祖霊が憑依し、主人をはじめ家族の病気に対する考え方の間違いと、
世間体に捉われていること、
人任せにしておくことなどにつき戒告を与えられ、
祖霊の苦しみを訴えられ、それに気づき、主人も入信し、
主人みずから浄霊するようになりましてから御守護いただき、
十月初めごろ、右手、左足と次々自分にて動かせ、眼も二つに見えましたのが良くなり、
八月には一人で食事もできるまでにさせていただきましたことを御礼申し上げます。
現在は這うこと、立つことができないだけになりましたが、頭にまだそうとう毒がございますが、そのためでしょうか。他になにか原因がございましょうか。
明主様御垂示
「これは、祖霊で手足がぶらぶらになって死んだ霊が、救われたくてこの人に憑っている。
ですから結構ですよ。これで、祖霊が助かるんですからね。
現在這うこと立つことができないだけというのは、これだけ治ったんだから、
ずっと続けてやっていれば、だんだん治っていきますから、ちゃんと丈夫になります。
それで、手足のぶらぶらも祖先も、それによって治って救われますから、天国に行けるから、
ちょうど祖霊さんに御奉公しているようなもので、たいへん結構です。
霊憑りになって祖霊の苦しみを訴え・・・そのぶらぶらな人です。
家中を入信させて、みんな救われようと・・・こう思っているんだから、
一生懸命に信仰して、できるだけ御神書を良く読むようにする。
そうして、この祖霊さんに聞かせるようにすると、それだけよけい早く治る。
よく入信してから霊的の病気になることがよくあるが、
祖霊さんが助けてもらいたい、と憑るんですから、
その心算(つも)りでやっていれば、なにも心配ない。
入信してからの病気は薬毒が溶ける浄化と、祖霊さんが助けてもらいたいというのと両方ですね。
祖霊さん以外に動物霊が憑ることがある。
元飼っていた馬、牛、犬、猫ですね。
それが助けてもらいたいというのですね。
そういうふうな頭で見当をつければ、大体見当がつきますから、
それを心得ていればなにも心配いらない。」
明主様御垂示 「祖霊の憑依による全身硬直」 (昭和27年1月17日)
信者の質問
「MK(二十五才)昭和二十三年九月、務め先の会社にて健康診断の結果、肥厚性鼻炎、扁桃腺肥大症と言われ、切開手術をいたし、
その後頭に異状を覚え、圧迫感を催し、断食療養所にて十六日間断食を行ないましたが全快に到らず、
ふたたび十六日間行ないましたところ、ますます神経過敏となり、自殺を二度まで思い立つほどの悲哀感に、
医大で診てもらいましたが、原因不明で少しもよくならず、困りおりました折に、
お道を知らされ御浄霊をいただくようになり、一カ年にして、熱海瑞雲山に三カ月間の御奉仕に参加させていただけるほどになり、
帰郷後全身御浄化をいただき、他人の話も聞くのが嫌になり、食物の味も解らず、全身は硬直、一人居を好みます。
御浄霊箇所、霊的関係の御教示をお願い申し上げます。
なお、光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。また、母は入信いたしておりますが、父はまだでございます。」
明主様御垂示
「頭に異常・・・切開手術のためだね。
断食療法・・・断食は悪いんですがね。
だから、私はいつも言うんです。
日本人全部が断食したら、国力が弱っちゃうんです。
食うために口もあり、腹も減るんです。
こういうのは、やっぱり昔のバラモンの行者のやり方ですね。
これは、祖霊の一人が救われたいために、この人に憑っているんです。
他人の話も・・・これは、その霊が死ぬ時の状態です。
こういうのは、本人が憑るんじゃなくて、祖霊の中の他の祖霊が、この人を助けてやろうと思っているんですから、結構ですよ。
祖霊のうちの難病人を助けてやることになるんですからね。
そうして、狙い所はお父さんを信仰に入れようというんだな。
これは正守護神がやっている。
だから、できるだけ御神書を読むと良いな。
本人が読めなければ、お母さんが読んでやるんです。
そうしていくと、だんだん救われていきますから、そう長いことはない。
それからお父さんには御神書を読むようにする。
そういう場合には御神書を・・・新聞とか雑誌を・・・お父さんの部屋に置いておいてやると良いんです。
それで、ちょっとでも目が触れれば、結びますからね。
これはどっちみち、そう長くはかからないから、今言ったような具合にしてやるんですね。
それから、これは・・・御奉仕するくらいだから、信仰に徹底しているが、そうなってから、よくこういうことがあります。
そういうのは祖霊が・・・自分が憑ったり、正守護神に引っ張られて憑ったりするんですから、そういうのを救ってやるということは、非常に功徳になるんです。」
明主様御垂示 「戦死した長男の憑依による顔面の激痛」 (昭和25年3月1日)
信者の質問
「和歌山県のMKさん(六十歳・男性)は、昭和十八年来頭より顔へかけて右半分が激痛にて悩んでおり、
最初は一時間に十分位の痛みで御座いましたが、最近は五分間位休んで二十分位激痛が続くと言う有様で、頭を抱えて臥床したままで御座います。
よく喉が乾き、入浴すれば痛みは減り、それのみが楽しみで御座います。
なお、右手が左手より黒いようで御座います。
長男はコレヒドールで頭を射たれて戦死致しました。
仏壇には御屏風観音様を御祀りし、位牌もお祀り致して御座います。
次男のEさんの御浄霊だけが気持よく、他の人の御浄霊は何も感じないそうで御座います。
また二ケ月間御浄霊を頂いておりますが変化御座いません。
Eさんは肺炎にて死亡致しました先妻の子で、当家はこれで三代後妻を貰っております。
何か霊的に関係が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「長男の霊であろう。お祀りせよ。祝詞を聞かせ、御神書読む。」
明主様御垂示 「叔父の憑霊による発育遅滞」 (昭和26年11月25日)
信者の質問
「OH(十一才・女子)発育悪く五、六歳の体格であり、原因不明の症状で、耳は聞こえても笑うばかりで言語を発せず、常に舌をだらりと出し涎(よだれ)を出し、手は不自由でつかめません。
御浄霊をいただくと舌を引っ込め涎も止まります。
叔父に同様の症状で亡くなった方があり、死後三年目に生まれております。
その方との因縁があるのでしょうか。
どうしたら救われていくものでしょうか。なにとぞ御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これですね。この叔父さんの霊だね。
これは、気長に浄霊していれば治りますよ。
十一・・・もう少し小さいと早く治るんだが、十一でも良いですね。
学校の関係があるから急いでやらなければね。
これは、ここに憑いている・・・前頭部を中心に頸のまわりに固まりがありますから、
そこを浄霊して、光明如来様をお祀りしたその座敷に寝かせるようにしたら良い。
そうして、善言讃詞や御神書を聞かせるようにすると良い。
そうすると、早く治ります。
つまり、子供の病気を治すんじゃなくて、霊の病気を治すというんですからね。
結局は治りますが、霊の曇りが強いと、時日はかかりますが、たいして長くはなりません。
場合によると、あんがい早く治ります。そんな具合でやってご覧なさい。」
明主様御垂示 「肺病で死んだ霊の憑依による衰弱」 (昭和27年2月26日)
信者の質問
「IH(二十一才。女性)昨年八月一日お盆のお参りをすましてより、毎日午前九時ごろから一時間ほど鳥膚が立ち寒気を催しますので、御浄霊いたしますと楽にはなりますが、同じ状態を繰り返します。
九月に入信させていただき、その後たいへん楽になりました(その間食欲はあまりございません)。
本年正月より衰弱が目に見えてまいり、二月には床に就き、最近は腰から下は特に痩せて歩行も困難でございます。
微熱はございますが、さしたる苦しみもなく、午前三時ごろから咳と痰を催す程度にて、食事は毎回一杯くらいでございます。
かつて中耳炎にてペニシリン数本いたしております。
叔父にあたる者三人ほど結核で死亡いたしております。
先日教会の先生より、長男として生まれた叔父(二十一才で結核にて死亡)の位牌がないことを教えていただき、さっそくお祀りすることにいたしました。霊的の関係がございましょうか。」
明主様御垂示
「これは肺病で死んだ霊が憑っているんで、できるだけ御神書を読ませる。
都合で側の者が読んで聞かせても良いんですがね。そうして霊を救うんです。それで治るわけです。
ちょうどやっぱり・・・いろいろ、歩けなくなったりするのは、肺病で死んだように、体がいろいろになるんですね。
だから、霊を早く救わなければならない。
今言ったようにして、浄霊は前頭部の中心ですね。そこを浄霊する。
それから、あとは胸から背中と・・・そういう所を浄霊するんですね。
それでだんだん良くなるわけですがね。
で、その状態を、この次あたりにまた、質問に書いてきたら良いです。
それによって、また方法をします。」
(この事例のその後の御垂示 昭和27年3月6日)
信者の質問
「IH(女性。昭和27年2月26日の御垂示。お盆後に憑霊現象となった事例)さっそく教会よりも御浄霊にまいらせていただき、御神書も拝読させていただきました。
特に霊界叢談を拝読いたしますと非常に楽になると申します。
咳と痰は出ておりますが、たいした苦痛はなく、夜分はその度に目が醒める程度でございます。
食事は一杯くらいおいしくいただきます。
両肺に軽いラッセルが聞こえますが、深く呼吸しましても痛みはございません。
声は嗄(か)れておりますが、食事にはあまり支障はございません。
右側腎臓部に「八つ頭」のような固結があり、御浄霊後間もなく多量の下痢がございました。
翌日は右脚が甲まで浮腫み歩けなくなりましたが、腎臓部の固結はなくなっておりました。
その翌朝御浄霊を始めますと、急に寒気を催し、しばらくして恢復し、終わると間もなく下痢がございました。
尿は一日二回程度で、右脚は未だに浮腫んでおります。
この家は、結核で、祖母の兄弟五名、父の兄弟三名死亡しております。」
明主様御垂示
「これは良いですよ。
これは順調ですよ。治りますよ。
やっぱり、腎臓のなにが影響している。
この固まりが溶けて、足に下がって浮腫んだのだから、これもだんだん取れてきますよ。
このまま続ければ治ります。」
明主様御垂示 「憑霊による神経衰弱」 (昭和27年1月17日)
信者の質問
「HM(昨年七月入信。二十七才・男性)十六才の時に運動中に癲癇(てんかん)症状で倒れ、
以来一年に一回くらい二、三年倒れ、それを気にいたしており、
頭は痛くぼんやりし体はだるく、神経衰弱と診断され、腎臓病にもなり、
一夏(ひとなつ)はのぼせるので氷枕をし通したこともあり、
カラシの腰湯も半年くらい続け、種々服薬手当てをいたし、今日に至っております。
仕事不能になってから二年になります。
入信後御浄霊をいただいておりますが、たいした変化はございませんが、いくぶん返事をするようになってまいりました。
昨年九月より就床し、最近食事が減り、朝一杯くらいしか食べず、奨めても頭が痛いと言って食べません。
食後胸が苦しく、呼吸も苦しく、息もいきむ状態で、のぼせるような症状も一日に何回となく起ります。
また一つ事をいつまでも考え込んでおります。
山羊の乳が好きで、長く飲用し、睡眠剤もいくらか使用しております。
両親も入信し、御屏風観音様は御奉斎させていただいておりますが、御神体はまだでございます。
祖父は神経衰弱気味にて変死しており、その親も同じ状態で亡くなっております。
祖父の位牌はお祀りしてありますが、後のは個人としてはお祀りしておりません。
原因ならびに御浄霊の箇所の御教示をお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「みんな御神体を奉斎してない人ばかりですね。
これは、霊的と体的と両方ですね。
それから、薬毒もそうとう入ってますね。薬毒と霊的ですね。
のぼせるというのは、頭に毒があって、そこに浄化が起るんですから、頭を良く浄霊する。
腰湯・・・こんなようなことは、なんにもならないんですからね。かえって悪い。
頭に毒がうんとあるから、頭をうんとやるんですね。一番は頭ですね。
それで、頭に毒がうんとあるために、霊も憑りやすいんです。
それからここに祀ってもらいたい祖霊もいますから、やはり、正当に祖霊を祀ってやらなければいけないですね。
祖父だけではいけませんね。
そうして御神体をお祀りする。
それが根本ですよ。そうすれば必ず治りますよ。
それから、家の人なんか良く御神書を読んで聞かせるようにするんですね。そうすれば必ず治りますよ。」