霊界人に対する浄霊について


明主様御垂示 「浄霊を受けたい祖霊の憑依による衰弱」 (昭和24年8月22日)

信者の質問
「私の兄夫婦(最長兄は戦死し、次兄また戦地より帰り長兄の嫁と結婚して今夫婦になっております)が、

この二、三年の間私と母が御道に尽させて頂く事を極端に反対しておりましたばかりでなく、その嫂は入信後もしばしば悪口を申しておりました。

七月十日顔の半面の眼、鼻、口が欠けてペロリとしている恐るべき結果のような子供を出産致しました。

これにより兄夫婦は心より改心させていただいておりますが、

最近兄が、元気ではおりますが段々と痩せて参り、殊に顔が小さくなって参り、

また先日母が入浴後御守様をかけるのを忘れて御神前で兄を御浄霊させて戴いておりました所、

急にフラフラと立って真直ぐ仏壇の方へ歩み寄り、家族が声を掛けましたので、正気に復りましたが、

手足、腰の自由が利かなくなり、横になっている中に発汗しまして旧に戻りました。

我家の曇り誠に申し訳御座いませんが、最近兄に起りました事は 祖霊の戒告と思いますが、どのような訳が御座いましょうか。

また、どう致しましたらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは戒告というよりは祖霊中の救われないものが兄に憑り、浄霊して貰いたいのである。

祝詞を奏げ浄霊すると救われる。

この信仰に入ると、地獄の祖霊は無茶苦茶に浄霊してもらいたいのである。そのために憑る。

出産児は真二つに切られたのが生れ代ったものである・・・というより怨みである。

半面を切られ、殺された怨みで、祟ったものである。

御守護がなかったので、怨みが消えなかったのである。」




明主様御垂示 「浄霊を受けたい祖霊の憑依による全身不随」 (昭和24年7月9日)

信者の質問
「六月二十三日、強風のため御神体が外れまして、同時に花瓶が倒れ、御書体の中央(明)の御文字のところ一寸四方位を汚しましたので、本日お持ちさせて戴きました。

どう致したらよろしゅう御座居ましょうか。

その日当家主人は畑仕事より帰り、風呂に入るべく御光を外しまして裸になりますと突然全身不随となり、

その夜は一睡も出来ず苦しみましたが、御守護によりまして二日間の御浄霊で全快させて戴きました。

なお主人は六月二十一日、教修を受けたばかりで御座居ます。

右の御浄化について御垂示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「祖霊が憑った。憑って浄霊してもらいたいのである。

曇りが残っているために行く所へ行けぬ。

それで除ってもらいたいのである。

ある程度浄めてもらえば目的を達する。

この会でも、祖霊の方がズーッと多い。」




明主様御垂示 「霊界人が浄霊を頂きたいこともある」 (昭和26年11月15日)

信者の質問
「私の家にて現在世話をしております教師YK(五十二歳・男性)は、十三歳の時右眼の手術をしてより、三回右眼の手術をし、十九歳の時に脳を患い医師の治療で治り、

二十九歳の時に米俵を抱える機勢(はずみ)に、腸にひびが入ったとかにて、腸の手術をしてより腰の痛みを覚えるようになり、

本教を知るまでは腰を木の棒にて家族の者に叩かせておりました。

三十五歳の時に肺炎のような状態となり、売薬で治りました。

四十二歳の時に盲腸を患い、その時は夢のお告げで、鰯の腸を煮て一日食し、治りました。

四十八歳の五月に入信し、十一月より一家中疥癬の御浄化をいただき、翌年九月に良くなりましたので、

御本部に御礼詣りに上がり、その時より痔出血をするようになり、それから三年間ボツボツ出血しておりましたが、

本年三、四、五月は毎日五回くらい出血するようになり、六月には貧血状態にて倒れましたので、

家へ引き取り御浄霊をいたしておりましたところ、出血も止まり血色も少し出てまいり元気を取り戻し、

十月十五日には御本部に御参拝に上がりました。

帰ってよりまた御浄化をいただき、一カ月ほど前より家に帰しておりましたが、十月二十二日よりまた世話しております。

少量の出血をしており、生来の色白の肌が血色なきために蒼白となり、食欲旺盛で、痩せはいたしませんが、

足がふらつき起きた瞬間など視界がみんな黄色になると言っております。

頭もぼーっとしており二、三日前より尿量が減り、顔が浮腫んでおります。

入信前まではあらゆる薬を服んだと言っております。

いかがいたしましたら御救いいただけましょうか。

なおYさんの奥さんは先夫二名に死別いたしておりますため、五日ほど前にその二名の位牌を作り、山下家の仏壇にお祀りいたしました。

それより山下さんの頭がボヤけ、顔が浮腫んできたように思われますが、亡夫位牌との関係がございましょうか。」

明主様御垂示
「腸にひびが入るなんて・・・まるで瀬戸物みたいだな。目の手術をした・・・このために脳を患っているんですね。

そんなこんなで、薬はそうとう入っている。

それが腸に溜まって、米俵をかつぐ機勢にその薬毒の固まりが・・・浄化が起きたんですね。

それで、腰も続いて浄化が起った。売薬もやっぱり悪いですからね。痔出血は頭の血ですからね。

これはみんな毒血が出たわけだけれども・・・誰が浄霊しているんですか。

どこか・・・急所がはずれているんじゃないかな。

固まりがあるんですか。」


信者の発言
「以前はありました。現在一日三回くらいいたしておりますが、腎臓をやると非常に暖かくなり、目も見えるようになり、腰のふらつきも良くなります」

明主様御垂示
「それじゃ、今は腎臓ですね。それで、良く治るわけですがね。熱はないんですか。」


信者の発言
「平熱でございます」

明主様御垂示
「腎臓に固まりがあるんですか。」


信者の発言 
「多少ございます」

明主様御垂示
「押して痛いほどじゃないんですね。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「腹は。」


信者の発言
「柔らかいようでございます」

明主様御垂示
「もうじき治るでしょう。別にたいしたことはない。

腎臓と背中・・・それで良いです。

亡夫位牌との関係・・・ないことはありませんがね。

そういう場合には、この人に憑って、霊が浄霊してもらいたいんです。

これは、そう長くはないですね。どんどん解決します。」




明主様御垂示 「浄霊を受けるために児童に憑依する神霊」 (昭和26年10月25日)

憑依霊が原因の夜泣き

信者の質問
「八カ月になる男の子、午前二時ごろ突然泣き出し、なかなか御浄霊をいたしましても止みませんので、

なお一時間以上御浄霊いたしますと一時は止まりましても、十分くらい後にはまた泣き出すという有様で、誠に困り抜いておりましたところ、

ふと思い出し、今回いただきました御霊紙を二分角くらいに切りまして、お乳とともに服用させましたところ、たちまち泣き止み、朝まで静かに寝ました。

ここで不思議なことには、当日夜、一人の指導者に伴われ、親子連れの信徒が娘の精神病を治していただきたいとて来られた者で、

母は娘の精神病を助けていただきたいために、当日より三日前に入信し、

母が入信した時は、すでに指導者の御浄霊によってたいへん静かになり、乗り物にも動ぜず、教会までまいったのでありますが、

患者である娘は御浄霊の効果を霊的に感じたものとみえ、自宅に帰ることを嫌い、

どうしても教会に置いてもらいたいと言って、なかなか帰らず、以後三日間滞在しております。

なお教会に来てからは、母の浄霊を徹底的に嫌い「あなたの浄霊は形式的であるから嫌だ」と言っております。

この親子が教会に来てから、平生おとなしい赤ん坊が同じ時刻に夜泣いて困らせますのですが、

私が手枕をして寝かせますと、安心したようにスヤスヤと寝ます。

今、当教会に滞在している病人の副霊による災いではないかと思いますが、いかがでございましょうか。

なお前記の病人は「ハルノウ山」の熱心な信者であったそうで、信仰中に精神病になったとのことでございます。

娘の病気は憑依霊によるものでございましょうか。」


明主様御垂示
「無論、憑依霊ですがね。

ふつうの精神病的意味とは違って、救ってもらいたいという霊ですね。

そうして、それが精神病という形式にして救われたいんですね。

そうして「ハルノウ山」という、この神様に関係がありそうですね。

この神様が救ってもらいたいために、この娘に憑いて、それからまた、娘が良くなると浄霊してもらえないから、赤ん坊に憑いたというわけですね。

結構ですよ。この霊は救われますね。」




明主様御垂示 「行方不明者の霊を浄める浄霊」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「私は本年四月二十五日、突如胸の動悸がしてきたと思う瞬間手足が痺れ、冷たくなり、意識はありますが全身痺れ、下腹から腰の方にかけて、ちょうど霊が抜けていくようで心細く、人の手に一心にすがりました。

その後三日間、同時間ごろには発作し、そのたびに医師にビタカンフルなど注射してもらいました。

四月二十九日入信後、五月十一日および五月二十三日に教会へお参りし、同様発作の御浄化をいただき、後発作は遠のきました。

梅雨のころから頭が重く、お釜をかぶったような感じがします。

二十歳の時に二カ月くらいと、最近二年くらいの間に三回ほど同様状態になりました。

また妊娠前性病でペニシリン二十万単位六本とサルバルサン三十本くらいを打ち、子宮発育不全で、ホルモン注射を五十本くらいしました。

妊娠してから入信前日まで二年半、ビタミンBとカルチコール注射を毎日しました。

入信後ずっと浄化をいただき、頭の芯が痺れ、ぼんやりしております。

霊がぬけて行くような気持ちは楽にしていただきましたが、頭の浄化はますます苦しくなり、やかましい物音を聞いても頭に響き、胸が悪くなります。

始終諸々の混じった尿が出ます。

目先はなにか覆いかぶさったような感じで、時々物の形がゆがんで見えます。

御浄霊をいただくと大きなアクビがひっきりなしに出ます。

今後は全治させていただきますものでしょうか。」


明主様御垂示
「これは霊が憑るんですがね。死霊が憑るんです。

医者の方で言うと心臓神経衰弱ですね。

救われない霊が、なにか目的があるんです。

たいした問題じゃない。

こういうのは、良く祀られていない霊が憑ることが多いですから、よくそれを考えてね。

行方不明になって死んだ・・・つまり無縁ですね。

そういうことや違ったやり方をしたのや・・・そういうことをよく考えてみて、それをちゃんとしてやれば良いんですがね。

それから、やっぱり浄霊は始終してやる。

そうして、そういった霊を浄めてやるんですね。

そうすると、それだけでも治ります。

祀ってやれば、よけい早く治るというわけですね。

これは薬毒病です。薬毒が減っていくに従って治ってきます。

その代わりそうとう長くかかりますから、それを覚悟しなければならない。

少しずつだんだん良くなる。

いろんな症状がありますが、全部薬毒のためです。これが頭に上るんですね。

それから尿が出るのは結構です。

それが出るんだから治っていくんです。

ゆがんで見えるというのは、固まりがあって、視神経を圧迫するからです。

アクビ・・・これも結構ですね。

霊が治っているんですから、それが体に写って、体が治っていくのだからね。

これは絶対に薬を入れてはいけないですよ。

それが病原になっているから、薬さえ入れなければ絶対に治ります。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による発育遅滞」 (昭和26年11月25日)

信者の質問
「OH(十一才・女子)発育悪く五、六歳の体格であり、原因不明の症状で、耳は聞こえても笑うばかりで言語を発せず、常に舌をだらりと出し涎(よだれ)を出し、手は不自由でつかめません。

御浄霊をいただくと舌を引っ込め涎も止まります。

叔父に同様の症状で亡くなった方があり、死後三年目に生まれております。

その方との因縁があるのでしょうか。

どうしたら救われていくものでしょうか。なにとぞ御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これですね。この叔父さんの霊だね。

これは、気長に浄霊していれば治りますよ。

十一・・・もう少し小さいと早く治るんだが、十一でも良いですね。

学校の関係があるから急いでやらなければね。

これは、ここに憑いている・・・前頭部を中心に頸のまわりに固まりがありますから、

そこを浄霊して、光明如来様をお祀りしたその座敷に寝かせるようにしたら良い。

そうして、善言讃詞や御神書を聞かせるようにすると良い。

そうすると、早く治ります。

つまり、子供の病気を治すんじゃなくて、霊の病気を治すというんですからね。

結局は治りますが、霊の曇りが強いと、時日はかかりますが、たいして長くはなりません。

場合によると、あんがい早く治ります。そんな具合でやってご覧なさい。」




明主様御垂示 「浄霊で患者が冷たくなる事例」 (昭和24年11月25日)

浄霊は憑依霊まで救う

信者の質問
「三十五、六歳の女(信徒)、浄霊を始めると身体がその浄霊の順序に従い冷たくなり、浄霊が終り五分位経つと普通の体温になります。その理由を御伺い致します。」


明主様御垂示
「死霊が憑るのである。この人に因縁の深いのが憑る。救われたいためである。

御浄霊が済むと脱けてしまうから普通になる。

であるから、浄霊は、その人のみならず霊まで救う。」




明主様御垂示 「浄霊中冷感」 (昭和25年1月25日)

信者の質問
「教導師にて、三ケ月前から浄霊を受けると必ず背筋に氷を浴びたごとく感ずるのですが、いかなる理由ですか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「死んだ人、地獄にいる人が浄霊してもらいたくて憑る。

いずれ救われると、そういう事はなくなる。」




明主様御垂示 「浄霊熱望する霊的患者」 (昭和24年12月8日)

信者の質問
「七十四歳の男子、本年三月中風発病、御浄霊により少しずつ歩けるようになりましたが、腰痛がひどく、

また、横になると動悸がして苦しくなります。

発病以前と異り気が荒くなり、戸を棒でなぐったり子供を押し倒したり致します。夜は安眠出来ません。

御浄霊を一日中でも戴きたがります。

本人の祖父は十四年間いざりのごとくなり死亡しております。

霊的で御座いましょうか。御垂示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「霊的で、苦しみと、助かりたいのとである。」




体験談 観音力に祖霊も救はる (地上天国 5号 昭和24年6月25日発行)

霊界人が浄霊を望んだ事例

日本観音教天国会日光分会 OI(女性)

「謹みて御報告させて頂きます。私は去る一月十二日S金十さんのお孫さんのさちゑさんが見えまして、お祖父さんが御浄化を頂き、昨夜苦しんで眠れなかったから、すみませんが来ていただきたいと頼まれました。

金十さんは約二年半前に教修を受けられた方ですがリョウマチがひどくて永い間患っておられる方です。

永い苦しみにもめげず信仰を持ち続けられ、殊に最近はただただ一心にお観音様にお縋りする心になっておられ、先日御神体を御願になられたのでございます。

私は余りにも力のない自分を考えお断りしようかと思案にくれました。

その時頭に浮びましたのは日頃先生より教えを戴いております、誠!誠!! 誠の一字でした。

「嗚呼申し訳なかった神様お許し下さいませ、私は誠が足りなかった、誠で貫こう。誠! 誠!!」と幾度となく心の中で繰返しながら、ことによったら高洲の人達から喜ばれる時が来るかも知れない。

誠で貫こうと決心を致し、御奉仕させて戴きました。

その後S十三吉様は勿論の事、OS様も一生懸命御奉仕して下さいました。

御蔭様で金十様も気分がだんだん良くなり、私共は本当にお観音様の御守護に感謝いたしております。


二月一日今日はSさん達は大先生様の御面会を戴かれる日です。

せめて私は金十様をお招きして、御神体の前で大先生様の御面会頂くその心持ちになって、金十様に出来るだけの御浄霊をさせて頂こうと思いまして、金十様に来て載きました。

そして本当に大先生様の御面会を頂く心持ちになってお参りしましょうと言って、善言讃詞と御讃歌をあけてお参りし一生懸命御念じして御浄霊を致しました。

御浄霊後火鉢を囲みながら金十様が色々と御先祖様やお位牌の事をお話なさるのを聞いております中に、私の身体は少しずつゆれ始めて参りました。

何となく霊憑になりそうな気がしましたので、さちゑさんにも来て頂きました。

主人に善言讃詞をあげ霊査法を取って頂きました。


「どなたですか」とだんだん聞いて行きますと「市蔵」と言って全十様のお祖父様が出られました。

「今日は御観音様のおゆるしがあって来たのだ。ゆっくり話して行く。

その中にOSさんが来て下さって「霊査をして下さい」と言うと

霊「金市(金十長男)金市、金市を呼んで来てくれ」

そして呼んで来ると今度は、「おみさ(金市妻)おみさを呼んで来てくれ」

そしておみささんが金市様の上座に坐ろうとすると、

「順序が違う違う。いいか礼節、順序、よおく心に置いておけ」と何回も繰返えす。

そして、「わしはSの守護神だ守護神だ」と言う。

さかえ「今度は御神体をお願いなさって嬉しいでしょう」

「うれしいうれしい。しかし神様を御迎えする前に家中の者が一ツ心になって、一つ心にならなければ神様をお迎えする事は出来ない。いいか、判ってくれるか、解ってくれるか。金市おみさ」と言いながらしばらく黙って考えている。返事をすると、

霊「金市おみさ、良くその心になってくれた、うれしいうれしい、何回繰返してもたりない」と言って大変よろこぶ。

霊「今日は十三吉様は大先生様の御面会十三吉さんは偉い人だ。十三吉さんは偉い人だ」と繰返し繰返し賞める。

さかえ「御面会は何時頃ですか」

霊「それはわしは知らん。時間を言うのは狐霊だ。お前はよくやってくれた。よくやってくれたなあ」と言って喜ぶ。

霊「さちがおいねさんを頼みに来た時おいねさんは考えたのだ。余りひどいと思ったのでなあ、しかしおいねさんは決心して出掛けたのだ。高洲の人達がどんなに喜ぶ時が来るかも知れないと思ってなあ・・・。おいねさんはおいねさんは」と言いながら泣く。

霊「金市、お前も観音力をうけてくれ頼む頼む」返事をすると、

霊「それからなあ金雄(金市長男)にもうけさせてくれ、順序があるから、一度でなくてもよい。霊界は今真昼間だ、転換はもう終った。今年中に救われないと大変だよ」以下略。

それから引続き変って子供が乳を欲しがって出る。

また変って今度はアグラをかき「角蔵だ。角蔵だ」と言って金十様の親が出る。

霊「わしはリョウマチで苦しんでいる足がきかず霊界でもこの有様だ。金十がわしの通りだ。わしは苦しい。さかゑさん、すまないがお浄めをしてくれ。金十お前はわしの後へ来い、金市お前もお浄めを受けるのだ」そして御浄霊を始めると、

「勿体ない勿体ない、大先生様のお浄めだ。大先生様のお浄めだ。勿体ない勿体ない」と何度となく頭を下げる。そして御浄霊が終ると今度はまた、

「さかゑさんすまないけど御讃歌をあげてくれ」御所望はと聞くと、

「神の御光」どこだろうどこだろうと探していると「十四頁、十四頁」と言う。

そして御讃歌の奉誦中何回となく頭を下げお礼を言って帰られました。

このように大きな御守護を頂きまして私は本当に何とも御礼の申し上げようも御座いません。

こうして大きな御力を頂く事によって御先祖様もお救われになるのかと思いますと、ただただ勿体なくて目頭の熱くなる思いで御座います。

大先生様の御守護、N先生様の御訓え、H先生の日頃のお諭しを、深く深く感じ厚く御礼申し上げますと共に、一人でも多くの人達が救われますようにとお念じ申し上げます。」