別祀の必要性について
明主様御垂示 「別祀の必要性 大本教と仏教」
信者の質問
「私は三男に生れ、十年以前母をつれ分家し、既にその時父は死後九年目にて、長男は大本教の神式にて祖霊を祭りました。
母は二年前分家たる私方にて死亡致し、私は仏式で母の霊を祭りました。
母の死と共に父の霊を私の家に移し、仏式で祭っています。
それから家族の中誰かが絶えず病気になります。
神式の父の霊と仏式の母の霊と一緒に祭ったのが悪いのでしょうか。
長男が祭るべきを分家の自分が祭るのが悪いのか、父母の霊が各どうなっているのか、御教示下さい。」
明主様御垂示
「霊の希望通りにしてやる。神式仏式のみではいけない。はっきり分けた方がよい。
長男も仏式と大本式と両方で祀らなくてはいけない。
光明如来様は、神界仏界両方になる。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 大本教と浄土真宗」
信者の質問
「私は大正六年、綾部の皇道大本に入信し、その際浄土真宗を改宗して大本祖霊社に祀り代へ致しましたが、
昭和二十二年台湾から引揚の際、現地にて御霊の御引取りを願い、その御霊代を焼却致しました。
その後、大本教改称の愛善苑に復帰せず、本年七月二十一日、本教に入信させて戴きました。
ただ今仮りに御先祖代々之霊と紙に書いて御祀りしておりますが、
大本入信前の御先祖は浄土真宗に、大本入信後の両親と家族は大本式にお祀り致すべきでしょうか。
あるいは全部一応浄土真宗でお祀り致すべきでありましょうか。御教示下さいませ。」
明主様御垂示
「浄土真宗の人はその式で・・・
大本信者はその式で祀る。
しかし本教信者はどちらでもよい。
本教は天国を作るのだから一番救われる。
面倒でないようにすればよい。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 金光教と禅宗」 (昭和24年3月22日)
信者の質問
「四十一才の兄と三十五才の弟家族と母と妹あり、兄が家を嗣ぐ予定なりしも渡満し、この度復員して二家族一所にいるも、
兄の方、胸と神経衰弱にして常に二家族折合悪く、このままいては死んでしまうと申し、
兄が近所に出様かと申しつつある所で見てもらいましたら
祖父の時に長男が東京に出て死に祀ってなく、次女が家をやり迷うているとか、霊的に関係あるものでしょうか。
兄が家を出ましても先祖を次ぎましたらよろしいでしょうか。
禅宗の先祖様に、途中から入信致しました金光教のお霊を一所に祀っております。やめた方がよろしきでしょうか。」
明主様御垂示
「罪穢がうんと溜っている。それが除れなくてはならぬ。一人でも多く助ける。
罪が減ってゆけば自然になくなる。自分自身磨ければよい。
これは絶対いけない。
別々に祀らなくてはいけない。禅宗の方は長い。
光明如来様をお祭りして、元の御座へお還り願う。
薬止めては余計苦しみが増すから、生命を失うかもしれない。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 天理教と仏教」 (昭和24年5月6日)
信者の質問
「私の家は祖父の代より天理教で、本教に入らせて戴きましたので、天理の御神体を御宮に御納めしました。
未だ御霊様(位牌形のもの)だけ残しておりますが、勿論戒名はありません。
そのまま仏壇に入れて他の仏様と一緒に入れてよろしいでしょうか。
その一体だけが天理の御霊様で他は仏戒名の位牌であります。
どう致したらよいでしょうか。御教示願います。」
明主様御垂示
「仏壇へ入れてはいけない。
やはり天理教で祀る。
生きてるうちの信仰による。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 天理教と仏教」
信者の質問
「私の家は祖父の代迄仏教でありましたが、祖父が天理教に改宗し、祖父の死後父が引続いて天理教を信仰しております。
私は二男ですが天理教の信仰を捨て本教に入信させて戴き、最近急に仏壇を祭りたい気持になりました。
父が天理教で先祖を祭り、私が仏壇を祭っても先祖の霊は迷わないでしょうか。
また自分でお祭りをする際、何と唱えたら招魂が出来るでしょうか。
天理教信者で亡くなった祖父や母の霊はどうすればよいでしょうか。」
明主様御垂示
「仏壇を祀れば、天理教でない人はそれを拝む。
父は天理教で拝むのが本当で、祖父が仏教で、両方やらねばならぬ。
霊界で仏壇にしても天理教の人はすぐに入らぬ。仏界にいる仏もある。故に両方祀らなくてはならぬ。
よく神道に入って仏を放棄する場合、非常に祖霊は怒る。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 天理教と禅宗」 (昭和26年8月5日)
信者の質問
「最近入信した人の主人(トロロコンブ製造業)は養子であり、子供が知的障害のようで入信しましたが、
二年前より商売不振で、祖先を祭っておりません。
親と祖父は天理教で、その前は禅宗でございました」
明主様御垂示
「天理教でお祭りしなさい。
死んでも、霊界ではその宗教の団体にいるんです。
それ以前の禅宗の先祖は仏教で祭るんです。
ある時期になると、霊界も全てメシヤ教になる。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 丸山教と仏教」 (昭和25年1月25日)
信者の質問
「私の祖先(おじいさん)は丸山教信徒のため一人だけその人の遺言により現在神棚に祭ってあります。
他の祖先は禅宗で仏壇に祭ってありますがおじいさんの霊も禅宗に合致御祭りさせて戴いても差支えありませんか。
差支えがないとすればその方法を御教示願います。」
明主様御垂示
「霊界における祖父の考えによる。
差支えない限りそのままにしておけばよい。
一つだけ神棚を置いて今迄通りにしておく。
新しいものを今にお作りになるから、それまではそのままでよい。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 浄土真宗と日蓮宗」 (昭和24年9月16日)
信者の質問
「私の家は東本願寺派ですが、妻の実家は日蓮宗です。
両親が死亡した場合、妻の家の習慣として嫁いでいるものの許(もと)へも報恩のために位牌を貰い受け御祭りする事になっていますので
預いて参り私の家の仏壇にお祭りしてありますが、
一緒に御祭りして差支え御座いませんでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「あまり感心はせぬが、そういう事情なら差支えない。
別々に出来るなら結構である。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 神道と仏教」
信者の質問
「二、三代前からキリスト教に改宗した家庭が受教修した場合、キリスト教徒であった祖霊をおまつりする方法はどうでございましょうか。」
明主様御垂示
「キリスト教は緯で仏教は経である。
緯といっても少しは階級はあるが、大体平面である。
そのためにキリスト教では祖霊を祭らない。
従ってキリスト教徒の祖霊は祭ってないから関係ないので、祭らずにそのままでよい。
観音教へ入信して祭る場合はその家の祖先の信仰した宗で祭ればよい。
またその祖先が神道で祭ったのと、仏教で祭ったのとある場合は、両方の式で祭らなくてはならない。
その場合俗名によって祭るのは不可である。
霊界へ行った以上は霊界の名をつけ、それを使はなくてはいけない。
右様にして神道なら神道で祖霊を祭るとすぐ来ないが、暫くして来る。
キリスト教信徒の祖霊も霊界にいて暫くすると、祭られた方がよいという事が判ってくるから、その祭壇へ来る事になるのである。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 神道と仏教」 (昭和24年1月23日発行)
信者の質問
「仏教の家庭が二、三代前から宗派神道に改宗し、今回さらにこのお道に入信した場合、祖霊の祀り方はいかがいたすのが正しいのでございましょうか。」
明主様御垂示
「改宗すれば祖霊が怒るからそのままにしておき、改宗した人だけ神道にて祭ればよろしい。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 神道と仏教」 (昭和24年6月23日)
信者の質問
「二代前より仏教より神道に先祖をお祭り変え致しました家の分家ですが、大先生様(註 明主様のこと)のお話を伺ってより、
この度新に仏壇を作って仏にてお祭りさせて頂いて宜しいでしょうか。
またこの家は最近光明如来様をお祭り込みさせて頂きました。」
明主様御垂示
「仏から神道に祭り替えて間がなければ元の通りにしていいが、二代ともなればそれぞれ両方ならいい(両方で祀る)。」
明主様御垂示 「別祀の必要性 神道の人だけ神道で祀る」 (昭和24年7月19日)
信者の質問
「先代から神道に変りました場合、先々代以前の仏の御霊はいかに御祭り致しましたらよろしゅう御座いましょうか。
また先代一代だけが神道で現在また仏教に変りました場合、
また先祖にキリスト教の人がおりました場合はいかに致しましたらよろしゅう御座いましょうか。」
明主様御垂示
「神道の人だけ神道で祀る。古いのは差支えない。」
明主様御垂示 「神道と仏教は全く異なる」 (昭和24年8月29日)
信者の質問
「神道である郷から真言宗の家に嫁ぎ郷方の先祖をお祭りしたい場合、仏式で一緒にお祭りしてもよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「神道と仏教では、全然違う。」
明主様御垂示 「キリスト教に一人だけ入信した母の供養」 (昭和24年11月20日発行)
信者の質問
「代々仏教の家にて母がキリスト教に帰依しており、死後キリスト教で祀ってほしいと申しますがいかがいたしたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「無論そうしなければいけない。すべて生前信仰していた宗教に祀るべきである。」
明主様御垂示 「キリスト教に一人だけ入信した母の供養」 (昭和24年9月10日発行)
信者の質問
「代々仏教の家にて母がキリスト教を信仰し、死後キリスト教で祀ってほしいと申しますが、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「キリスト教で祀らねばいけません。
すべて生前の信仰によって祀ることです。
生前の信仰の霊界へ行くのです。」
明主様御垂示 「子孫がキリスト教に改宗しても祖霊祀りとして仏壇は必要」 (昭和24年8月21発行)
信者の質問
「キリスト教では、戒名はございませんが、洗礼のときのクリスチャンネームでよろしいのでしょうか。」
明主様御垂示
「仏教っていうのは経の教えですから、つまり霊界を重視するんです。
それに対してキリスト教は経ですからぜんぜん違うんです。
西洋の霊界はそうなっているからそれでいいし、それから日本の霊界にもキリスト教の霊界ができてますからね、戒名をつけなくてもキリスト教の人は差し支えないんですよ。
戒名をつけられて仏教で祀られるとかえって迷惑なくらいなんです。
ところがキリスト教に入った人で、いままでの先祖を祀らないと、先祖は困っていろいろ知らせようとするんです。
だからキリスト教になっても、仏様だけは従来の通り仏壇に祀っておくべきですね。」
明主様御垂示 「別祀の必要性が否定された事例」 (昭和24年7月5日)
神仏耶の祖霊の祀り
信者の質問
「一、私の家は昔は仏式(何宗かわかりません)で五代前の主人が寺の住職と喧嘩をして神式に替えたそうです。
私の夫の代に分家し北米カナダにいる時長女が死亡、キリスト教で埋葬し、
帰朝後十二年前霊友会に入会、先祖と長女及びその後死んだ次女も多摩墓地に霊友会の方式で祭りました。
昭和十八年本教に入信、昔通り祖道に祭りかえました。
一昨年死去した主人は神式で神主に来て貰いました。
昨年三月光明如来を御祭り致し、本年一月次男が死去した節は宝山荘の先生に御伺い致し仏式で致しました
(仏壇は未だ造ってありません)が御先祖様と主人の神式(お祭壇あり)、
長女のキリスト教、仏式の次男をどのように御祭り致したなら宜敷いでしょうか。
また最近屏風観音も頂きましたがどこへ御祭りすれば良いでしょうか、御教示を御願い致します。
二、前項に申しました長女(カナダで死亡)の墓はカナダにあり遺髪と爪を主人の実家に送りましたが、
実家では信州の墓地に埋めましたが、今ではあとかたもなくなっております。どうしたら宜敷いでしょうか、御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「仏壇の中に屏風観音様を祭れば仏壇だけでよい。
観音様の中には神仏耶どっちでもよい。」