墓参について


明主様御垂示 「墓参の頻度」 (昭和24年5月23日)

信者の質問
「新仏(あらぼとけ)ができた場合、祖先の寺とは宗旨の違う寺で葬ることはよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「やむを得ない場合はしかたないですけど、できるだけ同じのほうがいいですよ。

宗旨が違うと霊界に行ってから所属する団体が違ってくるので、霊がまごつくんですよ。」


信者の質問
「お寺が遠いと墓参にもあまり行けなくなりますが、それでもやはり同じほうがよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「そりゃあ、同じ宗旨がいいですよ。

お墓参りが遠のいてもしかたないですね。

墓参は一年に一度か、二年に一遍でもいいですよ。」




明主様御垂示 「遠方の墓参は代理人に依頼してもよい」 (昭和24年2月8日)

信者の質問
「墓地が遠方の場合、墓参はどういたすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「これは代理の人を頼んだらいいです。それでも霊界では気持ちが届きます。」




明主様御垂示 「遠方の墓参は代理人に依頼してもよい」 (昭和24年6月28日)

信者の質問
「私の祖先の墓は生地にあり、弟の墓は現住地にあり、生地と七、八十里離れているので、御用の都合で一年に一度か、二年に一度位しか御詣り出来ません。

法事の時参れない場合は、仏壇の祖先の霊に御ことわり申し上げれば宜敷いでしょうか。

またもし現住地を替る場合、墓はそのままとし御寺に御願して置けば、祖先の霊に失礼にはなりませんでしょうか。

また私と妻はそれぞれ先祖代々の位牌を作りました。

そのまま仏壇に御祭して宜敷いでしょうか。

それとも御寺かどこかで御霊入をして頂かなければならないでしょうか。あわせて御教示を御願い致します。」


明主様御垂示
「遠くにあってどうしても行けぬ場合は、誰か代りをやる。

代りがなければ祖霊に断わる。

誠が通ずればよい。身魂入など意味ない。

家で戒名にお供えし拝めばよい。(位牌は霊界名)」




明主様御垂示 「葬式後に墓参をしてはならない理由」 (昭和24年6月25日)

信者の質問
「お葬式に参列の後で、用足しをしたり、お墓参りをしてはいけないという理由」


明主様の御垂示
「お葬式とか、婚礼とかは、人生の重大な儀式であるから、参列したら、そのまま帰るのが死者に対する礼節である。

よく死汚れといって死者のそばへ寄ると汚れるというが、これは大した意味はない。

礼節は大事な事で、浄霊に行くにも、用足しを先にすると効果が薄い。

これは主客転倒であるからである。

神社参拝も同様で、御詣りは先にする。それから用を足すのが本当である。」




明主様御垂示 「葬儀後に墓参をするのは死者に対して失礼」 (昭和23年12月10日発行)

信者の質問
「お葬式の参列の帰りに用達やお墓詣りしてはいけないとよく言われますがなぜでしょうか。」


明主様御垂示
「それは結婚や葬式は人生の最も大切な行事です。

それですのにお葬式のついでに、こうしたことをするのは死者に対して礼を失することになります。慎みましょう。」




明主様御垂示 「墓石に水をかける行為」 (昭和23年10月28日)

信者の質問
「石(註 墓石)に水をかけることについて・・・」


明主様御垂示
「墓石に水をかけるのはなぜか判りませんね。・・・

お供えする水は大切です、きれいなのを上げねばいけない。」




明主様御垂示 「結婚の報告は墓前にもすべき」 (昭和24年3月8日)

信者の質問
「結婚の報告は墓前にもいたすべきでしょうか。」

明主様御垂示
「勿論ですね。

祖先にはぜひ報告すべきです。

報告しなくたって先祖は知ってますが、報告することは義務ですね。

報告をちゃんとすれば御守護はいただけるが、しないときは内縁みたいなものです。」


信者の質問
「人々に披露しないことはいかがでしょう。」

明主様御垂示
「それはしなくてもいいです。

神様のほうにはなんともない。・・・

しかし近所の人にはしたほうがいいでしょう。

「あすこには変な女がいるがいったいあれはなんだ」ということになると、その人の信用にもかかわることですから。(笑声)」




明主様御垂示 「墓前での善言讃詞奏上を祖霊は喜ぶ」 (昭和24年7月9日)

信者の質問
「祖先のお墓参りの時、墓前で善言讃詞をお上げして宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「結構である。非常に喜ぶ。

仏界の念仏は意味なくなっている。」




明主様御垂示 「墓前に結婚の報告をすべき」 (昭和24年8月30日発行)

信者の質問
「結婚の報告は墓前にもいたすべきでしょうか、

また正式に手続きしないことは冒涜になるものでしょうか。


明主様御垂示
「祖先には報告すべきが義務である。

また祖先も子孫が報告すれば御守護しなくてはならぬ義務が生ずる。

ただし内縁関係は披露しなくとも神様はご存じである。」




明主様御垂示 「位牌を墓標よりも重視すべき」 (昭和23年12月10日発行)

信者の質問
「祖霊様を供養する場合、墓標と位牌のいずれを重視すべきものでしょうか。」


明主様御垂示
「位牌を重視すべきです。

位牌には祖霊が毎日お出になっています。

墓標にはこちらがお参りのときだけ祖霊がお越しになります。」




明主様御垂示 「墓石に普段、霊はいない」 (昭和24年2月8日)

信者の質問
「祖霊が地獄にあるときは運搬夫のほうが上になるのでしょうか。」


明主様御垂示
「ええ、運搬夫のほうが上です。そしてたいてい祖霊は地獄へ堕ちているほうが多いんですよ。・・・

それから墓石のほうにはふだんは霊はいなくてお詣りに行ったときに出てくるのですが、

彼岸などの場合はずっとその間中来ていて名前の所に憑いています。」




明主様御垂示 「墓参しない場合」

「墓参に行かなくとも、善言讃詞をその霊に奏げてやる気持で奏げる。

そうすると離れていても霊へは届く。

出来るだけ祀ってやった方が功徳になる。

霊の感謝は非常なもので、きっとお道のため働くから、寧ろ生きた人間より霊を救った方が効果的である。」




明主様御垂示 「墓参しない場合」 (昭和25年1月16日)

信者の質問
「私の母は三十年前父と別れ他家に再婚後死亡致しました。

爾後同家とは交際なくしかも遠距離のため、墓参も出来ませんがどう致しましたら母の霊は救われましょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「墓参せずとも、自分の仏様へ戒名を作り祝詞を奏げてやる。」




明主様御垂示 「墓参をすると病気になる事例」

信者の質問
「一、病体の信者に対し、遠縁の無縁者の死霊が憑かる事がありますが、

これらを祭る事になりますと、お位牌の数が増え大変複雑となる場合が御座居ますが、

この場合どう致しましたら宜敷いので御座居ましょうか。

二、家庭の複雑している場合、御祭りしきれない程御位牌の数が多くなる事が御座居ますが、

この場合どの位のところで止めて宜敷いもので御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「位牌は一つでよい。他人の霊は合同的に祀ればよい。

「諸霊」あるいは「無縁の霊」と書いて祀ってよい。

ぜひ祀らねばならぬ霊は名を書いて祀る。

「三界万霊」とよく書くが、個人としては諸霊でよい。


遠縁や無縁の霊はじきに除れる。

先に墓詣に行くと病気になる人があった。

こっちの魂が信仰したり徳を積んでると、いくらか光る。

すると墓所等の暗黒の所へ行くと光を頼って憑る。

こういうのは浄霊するとすぐに出る。


先に八戸へ寝た時、馬が沢山来る夢をみた。

後で聞くと馬の産地と判ったが、これは馬が救われたくて来たのである。」