墓碑名の刻み方について


明主様御垂示 「墓石に対する名前の刻み方」 (昭和24年2月8日)

信者の質問
「仏にはそれぞれに墓石を作るべきでしょうか。」


明主様御垂示
「一人ずつに墓を作るのはたいへんだから、「先祖代々之霊」という墓石の横などに小さく一緒に刻み込んだらいいでしょう。

そしてそれがたくさんになったら整理したらいいのです。

その場合自分と面識のある人の戒名は刻み、ない人のは先祖代々に入れたらよろしい。

新しい仏の場合は一年くらい塔婆(とうば)を立ててそれから石に刻んだらいいでしょう。」




明主様御垂示 「墓石の刻み方」 (昭和24年7月30日発行)

信者の質問
「新規に墓を作る場合、墓碑には左のいずれを記入すべきでしょうか。

何々家之墓

何々家先祖代々之霊

また、墓碑に戒名を刻むのはいかがでしょうか。」


明主様御垂示
「何々家先祖代々之霊」が本当ですね、

それから戒名は刻んでいいんですがね、墓の正面はいまのようにして、横か裏に戒名を書くんです。

その場合、霊の位に応じて正しく書かなければいけません。

例えば、ひいおじいさんを一番先にするとすれば、次にはおじいさんそれからお父さんっていった具合にね。

順序さえ正しくすればいいんです。」




明主様御垂示 「墓碑名の刻み方」 (昭和27年9月1日)

信者の質問
「先祖代々の墓と先祖代々の霊と書くのは、どちらが正しいのでございますか」


明主様御垂示
「霊のほうが正しいのです。

墓では、ただ墓の説明だから、霊のほうが正しいです。

霊でないと先は来られないです。」




明主様御垂示 「墓石と神道」 (昭和24年7月23日)

信者の質問
「神式の場合、お位牌は俗名でなく戒名の方がよろしゅう御座居ましょうか。

例えば墓石などにも何々の命となっておりますが、いかがなもので御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「墓石は戒名でなくてはいけない。

神界と仏界と違うから。

今迄の神界もあまり余命はない。」




明主様御垂示 「本後妻の併祀」 (昭和25年2月3日)

信者の質問
「私の父は三人妻をめとり、本妻と後妻は死亡し骨は二ツ並べて埋め、戒名も石塔へ二ツ並べて刻んであります。

父も三番目の母も現存はしていますが死亡の節はいかようにしたらよろしいでしょうか。四人一所でもよろしゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「霊の性質による。執着のある霊で、憎み合うのは困る。本当はよくない。」




明主様御垂示 「生前に墓石に戒名を刻むのは尚早」 (昭和23年7月28日)

「生きているうちに、墓石に戒名を彫っておくのは、ちょっと手回しがよすぎますね。」




明主様御垂示 「墓石に位階・勲等を記入することは無意味」 (昭和24年4月20日発行)

信者の質問
「霊界においては現界の知恵、学は役に立つが、地位名誉などは役に立たぬとある霊が申しますが、真実でございましょうか。」


明主様御垂示
「その通りである。霊界で地位が上になるのは、罪穢の少ない人である。

だから現界で地位、名誉、財産のあった人などは、霊界では地獄で苦しむ者も多い。

たとえ地位、名誉、財産などはなくても、足るを知って満足し、正しい人間としての行動および篤き信仰心を持ち、収入の一部を世のため、神様のために、正しく費した人は、霊界で幸福な生活を営むことができる。

それほど霊界は公平であり、情実がない。

そこに人間のこの世の不合理に対する救いもあるわけである。

従って、位牌、墓碑などに、生前の位階、勲等などを記入することも霊的には無意味なわけである。」




明主様御垂示 「位牌・墓石に官職を彫るのは無意味」 (昭和24年6月7日発行)

信者の質問
「御位牌の裏に、戦死した人の官職を書いておりますが、いけないのでございましょうか、

また墓石にも官職を彫っておりますがいかがでございましょうか。」


明主様御垂示
「なんにもなりません。

霊界では現界における官職とか地位とかは、なんの役にも立ちません。

魂の問題であります。」




明主様御垂示 「現界の位階や勲等は霊界では通用しない」 (昭和24年6月15日発行)

信者の質問
「御位牌の裏や墓に位階や勲等など書いておりますが、これはいけないのでございましょうか。」


明主様御垂示
「現界の位階や勲等は霊界では通用しない。

こんなものは善い悪いの問題でなく、三文の価値もないものだから書いてもなんにもならない。

いままでの高官や富豪と言っても、霊界ではかえってどん底の貧乏暮らしをしている者のほうが多いくらいだ。」




明主様御垂示 「現界人に霊界の名前をつけるのは間違い」 (昭和24年7月10日発行)

信者の質問
「夫婦のいっぽうが死んでいる場合、その石碑に生きているいっぽうの者が戒名をもらって朱色で刻む習慣がございますが、いかなるものでございましょうか。」


明主様御垂示
「両方で愛しあって死んでも一緒にという意味であるが、本当は間違っている。

生きているときは生きているときの名前があるではないか。

霊界の名は不要である。」




明主様御垂示 「墓石に刻む戒名の順序 先妻と後妻」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「先妻と後妻の死後の祀り方につきまして・・・」

明主様御垂示
「それは、先妻が上です。」


信者の質問
「墓石は・・・」

明主様御垂示
「もちろんそうです。石に彫りつけるんでしょう。そうしなければならない。」