埋葬について
明主様御垂示 「納棺する際の注意点」 (昭和23年)
「そのまま納棺するのが本当である。折るのはいけない。
前に田舎のある婆さんで、一つ夢を三度位見た。
鉄道で死んだ者がしきりに頭を下げる。
近所で聞いてみると、この間死んだ人と判り、何か霊が言いたい事があるのであろうと寺へ行って掘出した。
箱へ入れるのにアベコベになってる意味の事を霊が言った。
それは首を千切られたので、首が胴へ着いてない。足の方へ着いている。それをちゃんと治してやった。
死んでも体の形が順調でないと気にする。
暫くの間は非常にそういう事を気にする。
墓相といってやかましくいうが、これはある。
自然石は墓相の形になっていない。黒石は嫌う。黒は地獄、悪魔に相応する。
天国は白になる。それで白い着物を着せて入棺さす。
骨を蔵っておくのは非常に悪い。
一日も早く納骨しなくてはならぬ。
骨をしまっておくのは必ず病気になる。
決る事が決らぬと霊も手続上行く所へ行けぬ。」
明主様御垂示 「両足首後ろ向きの男 (死体扱いの重要性)」 (昭和25年2月12日)
信者の質問
「身体の外の部分は普通と変り御座いませんが、ただ足首から先だけが両足共全く後ろ向きになっている人が御座いましたが、霊的にいかなる意味が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「一つは、その人が前世において後ろ向きにさせるような罪を犯したためと、
二は、死ぬ時にむごい殺され方か何かで足首から切られて、葬る時に逆に着けられたものである。
であるから、死んだ時の死骸の仕方も注意すべきである。」
明主様御垂示 「納骨の順序」 (昭和24年2月9日)
信者の質問
「人間は死後自然に還元すべきもの故、火葬にして埋葬する場合、
コンクリートで固めた「かろうと」の中へ入れる事は、永久にそのままの形が残りますので、
骨は土の中へ直接埋めた方が自然に逆わなくて良いのではないでしょうかと人に聞かれましたが、
いかがなもので御座いましょうか。御教示賜わりたく存じます。」
明主様御垂示
「大した違いない。どちらでもよい。
骨は仲々消滅しないものである。骨を順序よく入れてやる要がある。
頭と足を一緒にするような事はいけない。
エジプトの古墳には随分古いのがある。六、七千年のがある。
掘ると死ぬため恐れて掘らぬ。
こういうのは今以て霊がいる。」
明主様御垂示 「墓所以外への埋葬は間違い」 (昭和24年5月30日発行)
信者の質問
「私どもの地方では、死人が出たときに屍骸をその人の所有地の林に埋葬し、そこには墓碑を建てず寺の境内に墓を作る習慣がありますが、
今度敷地がいっぱいになりましたので拡張いたしたいと存じますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「こんなことは絶対いけません。間違っています。
死人を埋める所と、食物を作る所と、材木を育てる所とはちゃんと決まっているんです。
埋葬は寺の境内なり墓地なり決められた所にせねばなりません。
しかしまあ、長い間の習慣であれば古老が頑固でしょうから、老人達が生きている間はしかたないですね。
古老が死んでから変えなさい。」
明主様御垂示 「本当は土葬がいい」 (昭和24年1月6日)
信者の質問
「町長現職当時、火葬場設置発起人が竣工と同時に死にました。何か因縁がありますでしょうか。
また火葬は悪いでしょうか。土埋の方がよいでしょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「死んだのは関係はない。
本当は土葬がいいが、都会地では不合理であるなど、時代で火葬もやむを得ぬ。」
明主様御垂示 「土葬が真実」 (昭和26年7月8日)
信者の質問
「土葬と火葬について。」
明主様御垂示
「本当は、土葬が真実であるが、都会の場合、実際でき得ないので、土地の習慣も守り、火葬にするのである。
祖霊は土地の習慣を守ると満足するものである。」
明主様御垂示 「火葬と土葬の良否」 (昭和24年2月26日)
信者の質問
「火葬と土葬が人間生活の幸、不幸に関係があるものでしょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「都会などでは火葬もやむを得ぬが、霊もそれを知っているから差支えない。
土葬に別に関係はない。
ただ霊界へ行って、間違った事は気にする。」
明主様御垂示 「寅の日の納骨」 (昭和26年8月8日)
信者の質問
「納骨につきまして、寅の日に納骨いたしますと、三人くらい続いて死ぬと申しますが」
明主様御垂示
「そんなことはない。そんなら西洋人はどうします。
日蓮宗なんか、ぜんぜん逆になってます。
たまにそんなことがある。
そんなことしなくても五人も六人も亡くなる家があります。」
明主様御垂示 「戦死者の爪と遺髪の処分」
信者の質問
「戦死者の爪と遺髪の処分をいかにしたら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「普通のように墓の下へ埋めればよい。」
明主様御垂示 「仮埋葬をしばらく継続するようにした事例」 (昭和26年6月25日発行)
信者の質問
「亡妻の三回忌を迎えますについて、ただいまのところ長野の母方の墓地に仮埋葬いたしてございます。
新墓地は将来の教団の新しい方式が定まってから求めたいと思っておりますが、
この十一月に三回忌を迎えますにつきまして、仮埋葬のままでよろしゅうございましょうか、御教えをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「それでよろしい。」
明主様御垂示 「ミイラは埋葬方式として好ましくない」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「昔から身分の高い人などが逝去しました場合、屍体を腐らぬようにしたまま葬りますが、これは霊的に見ましてよろしいことでしょうか。」
明主様御垂示
「そうですね、これはその死んだ人の気持ちに在るんです。
そういうことを嫌う人と、またかえって喜ぶ人とその人の性格によりますね。
最近ではレーニンの屍体を腐らぬようにしてますね。
昔、エジプトでは王様の屍体をそういうふうにしてビラミッドへ入れてましたが、あれなんかもう五千年も経ってるけど現存してますね。
やはりいろんな方法があるんで、中国なんかでは鼻や口に朱を詰めて腐らぬようにしてますね。
しかし、まあ、どっちかって言えばこれは嘘ですよ。
また、ミイラにした時代もありましたが、いまでも博物館にミイラはありますね。」