遺骨について
明主様御垂示 「遺骨を御神体の前に置くと霊が喜ぶ」 (昭和26年5月1日)
信者の質問
「お骨が帰って来たのですが、御神前に置かせていただいてよろしゅうございましょうか、穢れますのでは・・・」
明主様御垂示
「良いですよ。結構です。穢れるどころか、霊が喜びます。
今までは、穢れるといっているが、神様の力がないんですね。」
明主様御垂示 「亡骸、遺骨は御神体の前に」 (昭和24年1月1日発行)
信者の質問
「死人が出ると神棚に半紙を張り、額を外しますが、なぜでしょうか。」
明主様御垂示
「迷信です。
このお道では死人を御神体の前に寝かせ、お光りをいただいて浄霊されて救われるようにし、
また遺骨も床の間の前に安置してお光りをいただかせましょう。」
明主様御垂示 「遺骨を床の間に祀ることはよい」
信者の質問
「死後四十九日の前、お骨を床の間にまつる習慣のところがありますが、
御神体をおまつりしてある場合はどういたしたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「これは一向かまわない所か、反ってそうした方がよろしい。
それは観音様の霊光をいただくから早く霊は向上し良くなる。
霊界へ行く法則として死後五十日迄はその家にいる事になっている。
そして五十日目に家を離れて、霊界へ行くのである。
そして最初はまず寺へ行く。
極善の霊は四十九日もいないで、死後直ちに天国へ行く。
また極悪者は家にいないですぐに地獄へ急落する。
普通は大体八衢に行くので、その際の霊は五十日間家にいるのである。
その場合霊がお光をいただくと早く浄化させていただくから、右の観音様を祭ってある床の間に祭るのは大変よい訳である。
そうすると天国へ行くにも早い。」
明主様御垂示 「骨壺の水を捨てるのは差し支えない」 (昭和25年5月12日)
信者の質問
「信者で御座いますが、御教えにより多摩墓地より高野山の菩提寺へ遺骨を移しました時、骨壺の中の水を捨ててしまいましたが、
遺骨の一部が水に化しましたものを捨てますことは、霊が苦しむもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「そんな事はない。水は捨てて差支えない。」
明主様御垂示 「骨は水にならない」 (昭和24年6月2日)
信者の質問
「瓶(かめ)に入れて土葬すれば長年の後には人間の体は全部水になると申します。骨も水になるものでしょうか。
また埋葬した瓶が五十年間に二、三間位は移動すると申します。
数百年も経てば相当移動していて、その付近を探さねばならぬ事になりますが、
「寄せ墓」を作るとすればいかにしたら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「骨は水にならぬ。他のものは水になる事がある。骨は移動するものではない。
ただ、地殻の移動する所では、そういう事がある。」
明主様御垂示 「白骨水と化す」 (昭和24年10月2日)
信者の質問
「嘗て墓に埋められておりました骨壺を八年程経て掘出しましたら、壺は密封されておりましたが、白骨変じて全くの清澄そのもののごとき水と化しておりました。これはいかなるわけで御座いましょうか。
またこれから観ますと、骨は水素の霊の体化したもののように考えられますが、そう考えましてもよろしいもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは珍らしい。こういう事はたまにはある。ない事はない。寧ろこれが本当である。
水になるのはいい。何か信仰したのであろう。
本当は人間の身体は水であるし、霊は火であるし、体は土であるが、土も根本は水である。
創造の場合、軽きものは天となり、重きものは地となったとなっているが・・・。
土は水が固修して出来たものである。」
明主様御垂示 「喉仏と後生」 (昭和24年8月11日)
信者の質問
「死体を火葬した場合、のどぼとけが残ると極楽往生または後生がよいと申しますが、何か霊的に意味のある事で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「大した意味はない。」
明主様御垂示 「遺骨をノコギリで切断した事例」 (昭和23年10月28日)
信者の質問
「私の実家では一代法華になっておりましたので、神社仏閣墓所をおがませないので、二十余年無縁になっておりましたので、
市の経営の玉墓地をもとめたので、そこへお骨を持って来てくれとたのまれましたので、掘り返しましたら、
土葬のため骨が大きなため、骨がかめにはいらないので父がノコギリで切りました。いかにしておわびを致したらよいですか。」
明主様御垂示
「大した罪にはならぬ。火葬にすると、焼くとよい。
悪意でやった事ではない。理由があればよい。」
明主様御垂示 「飲まされんとした人骨粉の処理」 (昭和23年10月19日)
信者の質問
「私が病気(肺浸潤)の時に、母が妙薬だと言って、
墓地から人骨を拾い粉末にして私の妻にあずけ、私に飲ませようとしましたが、全然飲みませんでした。
母は既に死んで、どこから持って来たかわかりませんが、
その骨はどのように処分したらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「自分の所の墓地の隅かどっかへ埋めてやる方がよい。母の傍でもよい。
霊によって気にするのとしないのとある。
埋めて詫びした方がよい。
風葬なども極間違っている。解剖など極悪い。(霊の希望ならよい)
墓場も綺麗にする。
霊界にも名誉があるから恥かしい。」
参考 明主様御垂示 「切断骨の処置」 (昭和24年8月21日)
信者の質問
「昭和二十二年十月入信致しました信者、戦傷にて右下腿部を切断致し、その骨を現在そのまま所持しておりますが、どう処置致しましたら宜敷う御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「どう処置してもよいが、惜しいようだから焼かずにとっておけばよい。(記念に)」