葬儀について


明主様御垂示 「お通夜の祭壇をご神前に設けて良い」 (昭和28年5月1日)

信者の質問
「お通夜の場合に、祭壇は御神前でよろしいのでございましょうか」

明主様御垂示
「結構です。」


信者の質問
「その場合、御写真、御神体には何かおかけすべきものでしょうか」

明主様御垂示
「かけないで、そのままのほうがよいのです。やっぱり霊が救われます。」




明主様御垂示 「御讃歌 救霊について」 (昭和26年8月8日)

信者の質問
「今度いただきました新しい御讃歌集でございますが、救霊というのは」

明主様御垂示
「つまりお祭りのとき、結婚のとき、亡くなったとき、それぞれに。」


信者の質問
「その救霊でございますが、亡くなった当初のときでございますか」

明主様御垂示
「そうです。四十九日までの期日はいいが、あんまり長く離れてはおかしい。だいたいは告別式ですね。」




明主様御垂示 「葬式、法事では祝詞と善言讃詞の両方を奏上するのがよい」

信者の質問
「お葬式や法事に今の祝詞、善言讃詞を奏げてもよろしゅう御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「葬式等で善言讃詞は奏げる程いい。祝詞と両方奏げればなおいい。

霊がとても喜ぶ。そして霊界で早くよくなるのである。結婚式も両方奏げる方がよい。」




明主様御垂示 「葬式では祝詞と善言讃詞の両方を奏上するのが本当」 (昭和23年12月8日)

信者の質問
「葬儀の際、帰幽した御霊に上げる祝詞は天津祝詞でしょうか、あるいは善言讃詞でしょうか、または両方上げるべきでしょうか。」

明主様御垂示
「これは両方が本当です。

が、神道には別にそのための祝詞があるからそれを上げればよい。

ふつうは式が神式なら式のあとで天津祝詞、仏式ならお経のあとで善言讃詞を上げればよろしい。

この道の信者が集まったときはみんなで上げるのが本当です。」


信者の質問
「それは神様に上げるのでしょうか、亡くなった御霊に上げるのでしょうか?」

明主様御垂示
「神様ではなくて亡くなった霊に上げるのです。」




明主様御垂示 「葬式や法事に善言讃詞や祝詞を上げてよい」 (昭和23年6月18日)

「葬式や法事に善言讃詞や祝詞を上げるのは結構です。

結婚式には両方あげる。

南無という言葉は称えてもかまいません。」




明主様御垂示 「葬儀・法要における善言讃詞の奏上の順序」 (昭和26年4月25日発行)

信者の質問
「御葬式または法要の場合、僧侶の読経がすんでから善言讃詞を奏上するようとのお言葉でございますが、

僧侶の来る前の日に御供養させていただいてよろしいでしょうか。右お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「僧侶のいるときは、善言讃詞は奏げないほうがよい。

というのは僧侶としては、よい気持ちはしないからである。

勿論読経よりも、善言讃詞を先へ奏げるのが本当である。」




明主様御垂示 「キリスト教の葬式で善言讃詞をあげてもよい」 (昭和24年8月9日)

信者の質問
「キリスト新教徒にして講習を戴き、最期迄浄霊を受けて死亡致し、葬儀はキリスト教的に行いました霊前にて善言讃詞を奉唱させて戴いてもよろしゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「善言讃詞は世界的であるから、何宗でも構わぬ。」




明主様御垂示 「水子霊に葬式は不要」 (昭和23年8月28日)

信者の質問
「流産の子は何月くらいから祀ったらよろしいでしょう。」


明主様御垂示
「胎児は五カ月から人間の部に入る。

だから祀らねばならないが、その方法は大人のような葬式はいりません。

よく胎児をアルコール漬にするが、霊はこれを非常に嫌うものです。

よく死んだ赤ん坊の霊が来て母の肩へとまることがありますが、

そうすると急に肩が重くなったりします。」




明主様御垂示 「水子も簡単な葬式をすべきとされた事例」 (昭和24年7月29日)

水子の憑依による奇病

信者の質問
「四十五歳の女、三年前より医学的に病名不明にて床に着き、

現在に至るも体の自由は全くきかず、半年前より御浄霊をさせて戴いております。

最初は頭痛、腎臓、腹膜部に非常に苦痛を伴い、数度鼻血、肛門より出血、その都度苦痛は和らぎ、

現在では体的に殆ど苦痛なく、時々肩、胸部、足部に苦痛を訴え、御浄霊を致しますとすぐに取れます。

右胸部は盛上り、胸骨はふわふわと柔く、腹部は非常に膨らみ、その膨らみが胸部へ込み上げてまいります。

十年程前に盲腸を手術、その所が円く膨れておりますが、御浄霊を致しますとすぐに平常状態になります。

熱は平熱で、脈は百、食欲は普通でございます。

最初から御浄霊を致しますとお光が見え、数度全身の震へが激しくなったことが御座います。

一週間程前より御浄霊を致しますと掌、前頭部、お守様等より神様が見える、神様が見えると申しておりますが、口の利き方はまるで子供と同じで御座います。いかなる訳でございましょうか。」


明主様御垂示
「脈が多過ぎる。流産した子が憑いてる。

戒名を付け、簡単な葬式して位牌を作り、祀ってやればいい。

手術の際の毒が胸部へ込み上げてくる。一日も早く祀る。」




明主様御垂示 「葬式の際に神棚に半紙を貼る必要はあるか」 (昭和25年4月20日発行)

信者の質問
「葬式のとき神棚に紙を貼る習慣がありますが、神仏同根の見地から必要ないと存じますがいかがでしょうか。

また紙を貼るのはどういうわけでしょうか。」


明主様御垂示
「いままでの神様ならそれでよろしい。

よく葬式で汚れると言うが、これは変な話で、神様とても死んだ経験はあるはずだ。

神様に近ければ御光をいただいて浄められるわけで隠すほうが間違っている。」




明主様御垂示 「葬式後に私事をしてはならない理由」 (昭和24年6月25日)

信者の質問
「お葬式に参列の後で、用足しをしたり、お墓参りをしてはいけないという理由」


明主様の御垂示
「お葬式とか、婚礼とかは、人生の重大な儀式であるから、参列したら、そのまま帰るのが死者に対する礼節である。

よく死汚れといって死者のそばへ寄ると汚れるというが、これは大した意味はない。

礼節は大事な事で、浄霊に行くにも、用足しを先にすると効果が薄い。

これは主客転倒であるからである。

神社参拝も同様で、御詣りは先にする。それから用を足すのが本当である。」




明主様御垂示 「葬儀の後に用足しをするのは死者に対して失礼」 (昭和23年12月10日発行)

信者の質問
「お葬式の参列の帰りに用達やお墓詣りしてはいけないとよく言われますがなぜでしょうか。」


明主様御垂示
「それは結婚や葬式は人生の最も大切な行事です。

それですのにお葬式のついでに、こうしたことをするのは死者に対して礼を失することになります。慎みましょう。」




明主様御垂示 「葬儀の方式は既存宗教に従えばよい」 (昭和24年8月17日)

信者の質問
「各宗教でそれぞれ死者を葬う儀式があります。

本教に入信し死せる場合、どのように死者を葬ったら良いでしょうか。具体的に御示し下さい。

例えば「のりと」、次に御讃歌、次に何々のごとくお願い致します。」


明主様御垂示
「死骸は今迄通りお寺で葬ればよい。

祝詞は、御讃歌だけでよい。

死者とか仏に関係あるものを奏げる。」




明主様御垂示 「メシヤ教の葬儀方式は未定」 (昭和24年5月23日)

信者の質問
「信者が死亡して私どもに葬式を頼んでまいりました場合、いかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「断ればいいですよ。

観音教団はまだ冠婚葬祭の儀式ができてないですからね・・・

まあ、やがてはできますが、それまではお寺に頼めばいいんです。」




明主様御垂示 「メシヤ教の葬儀方式は未定」 (昭和24年9月6日)

信者の質問
「家族の者が死亡した場合、五六七教の方式で葬儀してやりたいと思いますが、いかにしたらよろしゅう御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「未だ出来ていない。

葬式だけは坊さんに頼む。

霊さえ救えばいいのであるから、死骸の事は大した事はない。

であるから、ある時期までそうする。」




明主様御垂示 「メシヤ教の葬儀方式は未定」 (昭和25年11月25日発行)

信者の質問
「最近の豪雨のために、主人の亡兄の墓が崩れ流され跡形もまったくなくなりました。

掘っても墓石は出ないし、探しても見当たらず、いったいどうしたらよいのかと思案しています。

命日にはお寺から毎月お坊さんをよんで、仏壇にお経を上げていただいていますが、なんだか気になりますので、お伺いいたします。」


明主様御垂示
「いずれは本教においても、葬儀や墓所に関しても、独得の形式を作るつもりであるから、

それまでの間、仮に作っておけばいい。

ぜんぜん作らないのはいけない。」




参考 明主様御垂示 「葬式に阿弥陀様を祀る風習」 (昭和24年8月1日発行)

信者の質問
「富山県地方は、葬式の場合床の間に阿弥陀様のお軸をおかけして式をいたします。

習慣になっておりますが、この場合御神体はいかようにいたしましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「御神体を外してはいけません。

その隣りに掛ければよろしい。」




参考 「明主様御垂示 「葬式に樒を使う理由」 (昭和24年7月10日発行)

信者の質問
「お葬式のときに樒(しきみ)という木を使いますが、なにか意味がございましょうか。」


明主様御垂示
「昔から使うが、言霊から出たのである。死の木の実。

それと非常に毒の木で、人がとらないから墓の木などにはごくよいのである。」




参考 明主様御垂示 「葬儀の際に青竹を墓に立てる慣習」 (昭和27年9月1日)

信者の質問
「葬儀のときに青竹を切りその上に籠をつけ、また龍神の恰好(かっこう)をしたものをつけて墓まで持って行き、立てます。

竹は女竹(めたけ)を使いますが、竹から根が出て筍が出ました。

何かのお知らせでしょうか」

明主様御垂示
「何でもないです。竹をそこにさすなら根が出るし、根が出れば筍が出ますよ。」


信者の質問
「切った竹から根が出るということは・・・」

明主様御垂示
「よくあります。竹の垣なんかに根が出ることがあります。」