神道の祖霊祭祀について
明主様御垂示 「神社神道の先祖祀り」 (昭和26年9月1日)
信者の質問
「明治初年に、仏から神社神道に変わりましたので、お宮をこしらえ、お宮の中に鏡を入れ、先祖を入れておりますが、どのように置きましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「鏡の前が本当です。」
信者の質問
「お宮の中に鏡を入れましてでございますか」
明主様御垂示
「そうです。」
信者の質問
「白木でなければいけませんでしょうか」
明主様御垂示
「白木が本当です。神道ですからね。 (中略)
鏡のほうをお宮に入れ、御先祖を前にする。それを直してやったら良い。」
明主様御垂示 「神道家庭の先祖祀り」 (昭和23年7月21日)
信者の質問
「幽世大神と紙で書いたものを祖先の後へ貼り付けて祭り、その前に御鏡あり。」
明主様御垂示
「除っても貼っておいてもよい。
観音は仏となっているから、仏の形式にする方がよい。
全部神道で祀ってあるとすれば、他に先祖を祀らなくてよい。仏壇は不要である。
もし一人でも仏の人があれば別にお屏風をお迎えし、仏壇に祀る方がよい。」
明主様御垂示 「神道家庭の先祖祀り」 (昭和25年3月3日)
信者の質問
「信者の者ですが、この度家内一同で、御屏風観音様を御奉斎させて頂きたいのですが、今まで神葬祭で先祖祀りを致しておりましたので、どう致したら宜しゅう御座いましょうか。」
明主様御垂示
「神仏両方であるから差支えない。そのままでよい。」
明主様御垂示 「神道家庭の先祖祀り」
信者の質問
「今迄神道を信仰していた人が御道に入らせて頂いた場合、御先祖の御祀りや御位牌等はどう致したら宜しいでしょうか。
右御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「そのままでよろしい。
但し最近の位牌を撤廃するのは、祖先が怒り、災がある。」
明主様御垂示 「神道における霊代の書き方」 (昭和24年8月1日発行)
信者の質問
「仏教にては、「何々家先祖代々之霊位」という位牌を作って祖霊様をお祀りいたしておりますが、神道の形式にてはどのようにしてお祀りしたらよろしゅうございますか。」
明主様御垂示
「教派神道、神社神道、またはその霊の信仰の程度により祀るとよい。
そのような信仰をやらぬものは、仏でやってやるとよろしい。
○○家祖霊神、と祀ればよろしい。」
明主様御垂示 「神道における霊代の書き方」 (昭和24年5月11日)
信者の質問
「仏教にては「何々家先祖代々之霊位」という位牌を作って祖霊様を御祀りいたしておりますが、
神道の形式にてはどのようにして御祀りしたらよろしゅう御座いますか。」
明主様御垂示
「神道にもいろいろある。いくらかずつ違っている。
天理、金光など、霊の生前の信仰で祀る。
でないのは仏で祭る。
神道では祖霊神でいい。
「先祖代々身魂の神」御霊の神。」
明主様御垂示 「神社神道の帰幽名」 (昭和24年1月23日発行)
信者の質問
「神社神道の信者が亡くなった場合、それぞれ俗名にて○○命とついておりますが、その家庭がこのお道に入信した場合そのままでお祭りしてもよろしいものでございましょうか。」
明主様御垂示
「ただいまのところでは○○命○○彦○○姫などでよろしい。」
明主様御垂示 「霊名を幣束に書くことは不可」
信者の質問
「神道信者が先祖を祀るのに幣束を切って先祖の名前をかいてありますのと、
木にかいてあるのとありますがどちらが正しい祀り方でしょうか。
なおその異る意味をお教を願い申し上げます。」
明主様御垂示
「木にかくのが本当である。幣束にかくべきものでない。
これはお浄めに使うもので「ヌサ」の事で太く切ったものである。
っこれは細いもので、これを略したのが幣束で神道仏教共木へかくのが本当である。」
明主様御垂示 「神道家庭に仏壇は不要」
信者の質問
「床の間の違い棚に仏壇もなくして先祖をお祀りしている部落がありますがそれで宜しいのですか、悪いのですか。」
明主様御垂示
「神道なら仏壇はなくてもよい。
神道はお宮である。
人間が外に、野天にいる理屈になる。」
明主様御垂示 「神道の墓標」 (昭和24年2月8日)
信者の質問
「神式により葬る場合墓石はいかがいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「神式なら俗名を墓石に刻んでもいいが、しかし本当は神道なら墓ではなく碑にすべきです。
キリスト教なら十字架ですが最近はあまりこういう点はきちんとしてないようですね、殊に地方では。」
明主様御垂示 「墓石と神道」 (昭和24年7月23日)
信者の質問
「神式の場合、お位牌は俗名でなく戒名の方がよろしゅう御座居ましょうか。
例えば墓石などにも何々の命となっておりますが、いかがなもので御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「墓石は戒名でなくてはいけない。
神界と仏界と違うから。
今迄の神界もあまり余命はない。」
明主様御垂示 「別祀の祠(神道祖霊)の処分」 (昭和24年4月21日)
信者の質問
「祖父の代に祖父の弟が戦死致しまして、自宅では仏式により祀ってありましたところ、
霊が出て参り、自分は神式で祀られているのでこんがらがって困る。
実家の裏の山の岩のところへ祠を造り祀ってくれとの事で、祖父の代よりその通りにしておりますが、
この祠はいつまでも御守りしなければならないでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「いつまでもという事はない。
五六七世の始まりまでこのままでよい。
五六七世の始まりは神仏は一つものになる。」
明主様御垂示 「神道家庭は御霊舎で天津祝詞と善言讃詞を奏げるべき」 (昭和26年11月8日)
信者の質問
「神社神道ですが、御魂がお祀りしてある中に、御屏風観音様をお祀りさせていただきましたもよろしいのでございましょうか」
明主様御垂示
「良いですよ。」
信者の質問
「法事は、それに従ってやってよろしいのでございましょうか」
明主様御垂示
「良いけれでも、その場合に、天津祝詞と善言讃詞を奏げてやったら良い。」
明主様御垂示 「神道家庭も祖霊祭祀で善言讃詞を奉唱してよい」 (昭和24年3月20日)
信者の質問
「神道(神葬祭壇)において屏風観音はどこへ御祭りしてよいでしょうか。」
明主様御垂示
「仏壇と同様、祭壇の良い所へお祭りする。善言讃詞は神でも仏でも、どっちでもよい。」