位牌のお祀りの順序について


明主様御垂示 「位牌お祀りの順序」 (昭和24年4月20日発行)

信者の質問
「位牌が「先祖代々之霊位」以外に四つ以上あります場合のお祀りの仕方を御教えお願い申し上げます。」


明主様御垂示

    先
    祖
    代
    々
    之
4 2 霊 1 3
    位




明主様御垂示 「真中が一番上座」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「先祖を真中にした場合に、主人の父母の位牌を別々にした場合は、向って右が上座なので、父は先祖に近いほうに・・・」


明主様御垂示
「真中が一番上座でしょう。

真中に寄ったほうが上座にすれば良い。

その場合は、右左は関係ない何でも左が上だと言って、左にするとおかしいものになっちゃう。

下座上座がないような場合は左が上座になる。

そうでないのは、そういった・・・真中を上座にする。

私がここにいて、左が上座と言うと、あっちに行っちゃう。格好が悪い。」




明主様御垂示 「仏壇は後列が上座」 (昭和27年3月10日発行)

信者の質問
「仏壇の同じ段の場合は、前列と後列は、どちらが上座になるのでございましょうか」


明主様御垂示
「後列ですよ。」




明主様御垂示 「位牌の順序」

信者の質問
「先祖供養等について・・・。

一、位牌の順序正しい並べ方を御垂示下さい。また右の順序中、目下の者が先に死亡している場合どちらが上位でしょうか。

多数の位牌を止むを得ず同段に並べる場合はいかにすべきでしょうか。

二、先祖の位牌の誌し方に「何々家先祖代々之霊」あるいは「何々家先祖累代之霊」と書いてありますがどちらが正しいでしょうか。

三、私の地方では先祖代々の位牌として位牌堂を用いますが差支えないでしょうか。

差支えないものとしましたらその順序はいかにしたら宜しいでしょうか。

四、位牌の塗色、型状はいかなるものが正しいのでしょうか。

五、時により一般に大小まちまちの位牌が出来て安置してありますが、それは差支えないでしょうか。

六、二ケ所の墓地を一ケ所の墓地にまとめる事の可否を御垂示下さい。

また、世間よく多数の墓を一つの墓にまとめる場合、または墓を移す場合は小量の墓土を持って来ると申しますが、

その場合、骨はそのままにして置いて差支えないものでしょうか。」


明主様御垂示
「一、二、先祖代々を真中に、後面識のある霊は一人一人戒名刻み一緒でよい。

父は左、母は右、事情により並べられぬのは致方ない。

次に祖父母、後は兄弟、従兄弟と常識的にすればよい。

一杯になったら古いものから整理し、先祖代々とか累代にする。どちらでもよい。

三、四、位牌堂は仏壇の中に祀ってあってもよい。ただお屏風を祀ってあればよい。昔からある通りでよい。

金字に黒は極上等、位牌の大中小は順序だけ正しければ作った方がよい。

六、止むを得ぬ事情あればよい。

祖霊にお願いする。極古いものはいいが新しいのは置いた方がよい。

霊界は几帳面で、霊はよく気にするものである。」




明主様御垂示 「位牌の順序」 (昭和24年8月13日)

信者の質問
「御位牌の祀り方について重ねてお伺い申し上げます。

(一)他家に嫁入りした場合、その実家の位牌は「先祖代々」だけでよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「実家の分は実家で祀らせたらいいんです。

他へ嫁に行ったら、もうそこの家に入ったんだから実家の心配までする必要はないでしょう。」


信者の質問
「(二)夫婦ともに死亡した場合、その戒名を一基の位牌に並べて書くのと、二基の位牌に分けて書くのとではいずれがよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「どっちも同じことですがね、が、かえって一基のほうが手数がかからないでしょう。

どうせ夫婦だって霊界では別々になるんですから。

そしてある程度救われると一緒になれるんです。」


信者の質問
「(三)夫婦の位牌は並べておくようにとのお言葉でございましたが、亡夫に後妻があった場合その後妻の位牌はどこに置くべきでしょうか。」

明主様御垂示
「これは霊界で三角関係になりますね。(笑声)

これはそばに置いたらいいんです。

けれども順序は正しくしなければいけませんよ、ぜんぜん霊線が離れるわけじゃないんですから。

供養するときには霊は来ますからね。

そして、来ても順序が正しくないと、霊はかえって苦しんだりするんです。」


信者の質問
「(四)兄が幼時に死に、弟が成人してから死んだ場合でも、兄の位牌を上にすべきでしょうか。

明主様御垂示
「そうですね。これが本当ですね、赤ん坊のとき死んだんでも兄のほうが上です。」


信者の質問
「(五)祖父母と父母とでは当然祖父母のほうが上座に(従って中央に近く)なるべきと存じますがいかがでしょうか。」

明主様御垂示
「これは勿論です。」


信者の質問
「(六)自分の兄弟姉妹の位牌と自分の子供のとではいずれを上にすべきでしょうか。」

明主様御垂示
「兄姉は上にし、弟妹は自分の子より下でいいんです。・・・

位牌を祀る場合、仏壇に向かって、真ん中が先祖代々、向かって右が祖父母、先祖代々の左へ父母、祖父母の右に自分の兄弟の位牌を置き、

さらにできるんなら父母の位牌の左に妻の先祖代々をお祀りすればいいでしょう。」




明主様御垂示 「位牌の順序」

信者の質問
「祖父母と父母とは、祖父母の方が上座に(従って中央に近く)なるべきだと存じますがどうでしょうか、

自分の兄弟姉妹と自分の子供の位牌とはいずれを上にすべきでしょうか、例えば左図のごとくで宜しいでしょうか。」(図省略)


明主様御垂示
「勿論そうである。兄とか姉は上に、弟妹は自分の子より下でよい。

図の通りではちがう。

真中が先祖代々、その向って右祖父母、向かって左父母、右端兄弟、左端は妻の実家の先祖代々とかでよい。

これは家とは、血筋が違うから一番下でよい。」




明主様御垂示 「位牌お祀りの順序」 (昭和23年6月28日)

「同じ仏壇でよろしい。

妻の霊は夫の霊より次の位に祀る。一方だけ祀るのはまずい。

すべて左が上座である。

夫婦の位牌は並べた方がよい。先妻と後妻の場合、本当いうと夫の好きな方を先にすべきである。

養子の場合は女を主にした方が本当で、これは養子の方が女になるからである。」




明主様御垂示 「位牌の順序 実家、母方、婚家」 (昭和24年7月5日)

信者の質問
「私は森田家へ嫁ぎ、四年前に主人と死別しましたので、実家(八木家)に森田家の仏壇も共に移りました。

また私の死んだ母は元菊地家を名乗りましたが、後八木家に後妻に参りました。

現在八木、森田、菊地家共後をみる人がありませんので、従って八木家の仏壇には三家の位牌がありますがどのような順序に御祭りしたら宜敷いでしょうか。

また先祖代々の位牌は各家別に造るのがよいのでしょうか。あわせて御教示下さい。」


明主様御垂示
「八木(現在居住している実家)、森田(婚家 死別)、菊地(実母の生家)の順序である。位牌は別々にする。」




明主様御垂示 「位牌の順序 夫婦・離婚した親」 (昭和24年4月20日発行)

信者の質問
「夫婦の霊を同じ仏壇にお祀りしてもよいでしょうか。

また離婚せられた親の位牌の位置はどういう順に入れたらよいのでしょうか。」


明主様御垂示
「同じ仏壇でよろしい。

妻の霊は夫の霊より次の位に祭る。

一方だけ祭るのはまずい。

すべて左が上座である。

夫婦の位牌は並べたほうがなおよい。

離婚された親の霊は次位に祭ればよい。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先妻と後妻」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「先妻と後妻の死後の祀り方につきまして・・・」

明主様御垂示
「それは、先妻が上です。」


信者の質問
「墓石は・・・」

明主様御垂示
「もちろんそうです。石に彫りつけるんでしょう。そうしなければならない。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先妻と後妻」 (昭和24年5月18日)

信者の質問
「私は昭和五年最初の妻HKと結婚しましたが一年二ケ月にて子供を死産し、本人も昭和六年六月五日死亡致しました。

同年七月十日その妹を妻に迎えましたが、一年足らずにて同七年離婚致しました。

その際位牌を返してくれと言うので、妻の実家に返しました。

その後昭和七年妻を迎えましたが、昭和二十二年十二月三十一日に死亡致し、種々不幸が続きます。

昭和二十二年十月入信、光明如来様を御祀りして御守護を御願いしております。

最近最初の妻の事が気になります。やはり位牌を作り祀った方がよいでしょうか。

もし祀るとしたら前妻と後妻の位牌はどう言う順序で祀るべきでありましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「気になるのは祀ってもらいたいと霊が要求するのであるから祀ってやるとよい。

前妻を良い位置にし、後妻を次の位置にする。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先妻と後妻」 (昭和23年10月23日)

信者の質問
「私の母は私が五才の時、父と不和になり里方に帰り病気となり離縁され間もなく世を去り、後二度目の母をむかえ現在健康で別居しております。

父は三年前世を去りましたが、その父の位牌にならべて、離婚された母の戒名を書いて御祭りしてもよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「よくある。

先妻も後妻も祀ってやれば結構である。

主人と先妻を並べ、後妻は先妻の前へ祀った方がよい。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先妻と後妻」 (昭和23年8月21日)

信者の質問
「戦災にて焼失したため新しく位牌を作る場合、従来は別々にしてあった夫婦の位牌を一枚に並べて書いてよろしいので御座いましょうか。

もし後妻のあった場合はどう致せばよろしいので御座いましょうか。

また兄弟姉妹の場合数名分一枚にしてよろしいので御座いましょうか。御伺い申します。」


明主様御垂示
「夫婦は一枚にしてよい。

戦災で死んでも、後妻はあっても。

霊によっては嫉妬の強いのと、そう思わないのとある。

それで後妻は別の位牌にして側へ置く。

最初は先妻のをおき、先妻の位牌の前に後妻の位牌を置く。

姉弟のは一枚にして結構で、上下の位置さえ気をつければよい。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先妻と後妻」

信者の質問
「夫婦の位牌は並べてお祀りするようにと伺っておりますが、亡夫に後妻があった場合、その後妻の位牌はどこに置くべきでしょう。」


明主様御垂示
「その傍へ置いてよい。

しかし順序は正しくなくてはいけない。

順序が狂っていると霊が苦しむ。注意すべきである。供養の時来るから。」




明主様御垂示 「位牌の順序 内妻、本妻、後妻」 (昭和28年7月1日)

信者の質問
「内妻が死亡いたし、本妻の子供が死亡いたしましたが、位牌の順序はどちらが上でございましょうか」


明主様御垂示
「内妻が死んでから本妻になったのですか。

つまり今のは後妻と言うわけですか。

やっぱり内妻と本妻は同じです。

違うのは手続き上のことだけです。

本当から言えば内妻も後妻も同じです。

つまり前妻というわけです。」




明主様御垂示 「再婚時の前妻の先祖の位牌」 (昭和24年6月3日)

信者の質問
「再婚の場合、先妻の先祖代々の位牌は祭っておくべきでしょうか。

祭っておく際の位置はどこがよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「婚家先の次へ祀る。位置は相応した所がある。」




明主様御垂示 「姉妹妻の場合」 (昭和24年11月9日)

信者の質問
「妹が死亡して姉が後妻にまいりまして、両名とも死亡した時の霊位の順序はいかにすればよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「実家で祀る場合は姉が主になるが、婚家で祀る時は、妹が主になる。」




明主様御垂示 「実母と継母の位牌の順序」 (昭和25年5月5日)

信者の質問
「私の実母が早く亡くなったため、母の実妹が継母として家に迎えられ、その後継母も亡くなりましたので、

位牌は父と母二人を同一位牌に祭っておりますが三人一緒でも差支えありませんでしょうか。

また別々にお祭りするものでしょうか。順序を御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「霊の性格による。嫉妬の憂がなければ一緒でよい。先妻を隣へ、ちょっと離れた所へ継母を置く。」




明主様御垂示 「位牌の順序 先夫の先祖と先夫」 (昭和27年12月25日発行)

信者の質問
「謹んでお伺い申し上げます。

再縁せる女の信者の場合でございますが、

自分の実家の先祖代々の位牌と、亡くなった主人の先祖代々の位牌およびその主人自身の位牌の順序をどのようにしたらよろしいのでございましょうか。

御教えのほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「その主人の先祖が一で、主人が二でよろしい。」




明主様御垂示 「位牌の順序 行方不明の夫と内縁の夫の位牌」 (昭和24年6月15日発行)

信者の質問
「ある婦人が婿養子を迎えましたが、長男が戦死をし夫も行方不明となりました。

その後他の男と同棲して二人の子供ができましたが、その男も死亡いたしました。

この場合いかようにお祀りいたすのが正しゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「前夫は死亡した者として(生存していてもよい)祀り、後の夫を次の位へ祀ればよい。」




明主様御垂示 「内縁の夫の位牌」 (昭和24年5月1日)

信者の質問
「SH(女性)という信者、夫養子を迎えましたが、長男が戦死したのみならず、夫も行方不明となりました。

その後、SSという人と内縁関係を結び二人の子供が出来ましたが、SSは死亡致しました。

この場合、いかようにお祀り致しますのが正しいので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「SS(内縁の夫)という人も次に祀る。

順序さえ立っていればよい。」




明主様御垂示 「位牌の順序 夫婦それぞれの先祖の霊を同じ仏壇でお祀りする場合」 (昭和23年6月28日)

信者の質問
「夫婦の先祖の霊を同じ仏壇にお祀りしてもよいでしょうか。」


明主様御垂示
「いいです。

そこの実の先祖の次の位に祀ったらよい。

夫婦の霊は片方だけでなく必ず一緒にして祀らなければいけない。

妻は妻の先祖を祀ればよいが、主人は先祖のほか、亡くなった兄弟なども祀る。

位置は左が上座です。

養子は女の家が主体になる。養子を迎えるのは養子が女になるのです。

名前で「三」の字がついたのはたいてい養子になる。「三」とは女の働きなのです。」




明主様御垂示 「位牌の順序 妻方の先祖代々の位牌」 (昭和23年10月13日)

信者の質問
「同一の位牌に主人の先祖代々の霊位と、妻の里方の先祖代々の霊位と書いてお祭りしても差しつかえないものでしょうか。

また、嫁にいった場合、その実家の先祖を祭らなくてもよいのでしょうか。」


明主様御垂示
「位置と大きさが区別してあればよい。

先祖代々の位牌を大きくし、真中へ。

妻君の里方の方は向って右へ小さく祀る。」




明主様御垂示 「位牌の順序 妻の生家の祖父は次の位置」 (昭和26年10月8日)

信者の質問
「里の祖父に当たる人を仏壇にお祀りさせていただきます場合には、いかがいたしましたらよろしいでしょうか」


明主様御垂示
「その場合には、結婚した方を主にしなければならない。

実家の方は次の位置にするようにすれば良いです。」




明主様御垂示 「位牌の順序 本家の子供が分家の兄弟より上」 (昭和27年12月25日発行)

信者の質問
「御仏壇の御位碑の位置についてお伺い申し上げます。

分家した兄弟の位牌と、自分の子供の位碑の順序。

また嫁入りした姉妹の位牌と自分の子供の位牌の順序をお伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「両方ともその家の子供のほうが上でよい。

理由はその家の家族は主であり、他の家はすべて従であるからである。」




明主様御垂示 「位牌の順序 主人の兄弟の方が妻の里方の先祖より上」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「主人側の兄妹の位牌と、奥さんの里方のは、どちらが上でございましょうか」


明主様御垂示
「里方が下になる。里方は枝になるからね。

兄妹は実家だから、そういう場合は、兄妹が上になる。」




明主様御垂示 「位牌の順序 主人の兄弟の方が妻の里方の先祖より上」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「奥さんの里の先祖代々の位牌は、主人の兄弟とかより上に・・・」

明主様御垂示
「さっき言ったでしょう。兄弟のほうが上なんだ。」


信者の質問
「大きさも小さく」

明主様御垂示
「そうです。」




明主様御垂示 「位牌の順序 主人の姉の方が妻の里方の先祖より上」 (昭和28年5月1日)

信者の質問
「本家と分家とはどちらが主になりますのでございましょうか」

明主様御垂示
「それはやっぱり本家を主にしなければなりません。分家は枝です。それでよいのです。」


信者の質問
「亡くなった姉と家内の里とはどちらが上でございましょうか」

明主様御垂示
「姉さんのほうが上です。

御家内のほうは、つまり居候(いそうろう)になるわけです。

これは法律でいう第一等親第二等親のその順序でよいのです。」




明主様御垂示 「位牌の順序 姉が弟より上位」 (昭和24年4月23日発行)

信者の質問
「私の娘とその弟が死にました。

弟は長男ですがどちらを上にすべきでしょう。」


明主様御垂示
「姉さんのほうを上にすべきです。

なんでもかんでも男のほうを上にするというのは封建思想の遺物です。」




明主様御垂示 「位牌の順序 兄(夭折)が年長の弟より上位」

信者の質問
「兄が幼児に死に、弟が成人してから死んだ場合でも、兄の位牌を上座に致すべきでしょうか。」


明主様御垂示
「たとえ赤ン坊で死んだ者でも、弟より兄、妹より姉を上座にするのが本当である。」




明主様御垂示 「位牌の順序 生家が養子に出した子を祀る場合」 (昭和24年4月23日発行)

信者の質問
「養子に行った次男が死亡いたしました。実家で祀ってやりたいと存じますが、この次男の弟妹の位牌より上位でよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「ええ、よろしいです。同じ兄弟としてふつうに祀ればいいです。」




明主様御垂示 「位牌の順序 生家が養子に出した子を祀る場合」 (昭和24年5月10日発行)

信者の質問
「他家へ養子に行った次男が死亡し、その霊を実家で祀るとき、位牌の位置は他家の者として下段に祀るべきか、

それとも兄弟として、その弟妹が実家で死んでいる場合、その上位にお祀りすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「ふつうの順序でよい。また霊の希望があればそのようにしてやれ。」




明主様御垂示 「複数の家系を祀る場合には順序に注意する」 (昭和26年8月8日)

信者の質問
「別家になったために、先の仏壇と二つありますが、二つでもよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「一つのほうが本当です。

仏壇を一つにして、中に戒名・・・位牌を両方を入れておけば良い。」


信者の質問
「二つあるということはいけないのでございましょうか」

明主様御垂示
「そうです嘘です。それで、両方の階級がありますからね。

実家のほうを脇にして、向かって右のほうに戒名を小さくしておく。」


信者の質問
「前の仏壇は処分してもよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「そうです。」


信者の質問
「宗旨の違った場合はどういうふうに・・・」

明主様御垂示
「違いさがあります。真宗と日蓮宗とではいけないですね。

だいたい養家を主にして、実家のほうはお客様扱いくらいで良いです。

祭らないよりは良い、祭ったほうが功徳になるという程度です。

実家のほうはそういう程度にすればいいですね。ずっと低いほうでいいです。

長男であっても養子に出たら・・・養子になれば実家のほうはごく縁が薄くなるから祭らなくてもいいですよ。

祭らなければいかんということじゃないが、実家を忘れないように気持ちだけを祭るという程度でしなければならない。

仏壇は道具屋に売っても良いです。」


信者の質問
「両親の戒名を並べて書くということはどうでございましょうか」

明主様御垂示
「一つで良いでしょう。特に仲の悪い敵同志のようなのではなんだが・・・しかし霊界にいけばそんなことはないから。」




明主様御垂示 「便宜上入籍した家でも養家を主に先祖供養すべき」 (昭和27年5月25日発行)

信者の質問
「私は田村家を相続せねばならぬ身分でありながら、

大正二年(四十年前)二十六歳のとき、家を妹に譲って郷里を出て親方の仕事(鍛冶屋)を引きつぎました(親戚一同承諾の上です)。

当時寄留がやかましい時代であったために、辺見庄蔵(母の妹婿)の弟として仮に入籍をして五年目に分家いたし、

辺見を名乗って三十五年間現在の所に住んでおります(庄蔵氏の宅を本家と言って今なお続いています。)

最近、実家田村家のほうがほんとうの姓であり、両親を始め御先祖様がなつかしく、妹に家を譲って立派にやってくれておりますが、

先祖代々之霊位としてお祀りするとき、やはり辺見家を主といたすべきか、実家の田村家を主に祀らせていただけばよいものでございましょうか。

御垂示のほど、謹んでお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「辺見家を主とすべきであって、田村家を祀っても差し支えない。」