仏壇の複数化について


明主様御垂示 「仏壇の複数化 再婚婦人は先夫の位牌を別の仏壇に祀るべき」 (昭和28年2月1日)

信者の質問
「夫二人と死に別れました戦争未亡人が再婚いたしました。

嫁家先で死んだ二人の夫の位牌を祀ることはよろしいものでございましょうか」


明主様御垂示
「結構です。祀ってよろしいです。

できれば仏壇は違ったほうがいいです。

向こうの家のより小さくするのです。

そうすると霊界で救われるから非常に喜びます。」




明主様御垂示 「仏壇の複数化 断絶した妻の生家の祀り」 (昭和24年3月17日)

信者の質問
「私の実家では一族全部死に絶えました。

(大部分は脳溢血または心臓痲痺で死んでいます。)

その施主は一人もいないため、私が婚家先で供養いたしたいと思います。仏壇は別にすべきでしょうか。

または同じ仏壇に併祭致してもよろしいでしょうか。

また位牌のならべる順序をお教え下さい。」


明主様御垂示
「誰も祀り手がないのであるから併祭ではいけない。

独立した祀り方をする。

順序は真中が先祖代々、左が上の人にする。

祖先のよほどの罪がある。」




明主様御垂示 「仏壇の複数化 大家を祀る必要のある場合」 (昭和26年10月5日)

信者の質問
「御垂示録を拝読させていただきまして、一軒の家に仏壇が二つあるのはいけないということでございますが、大家さんが死にまして・・・」


明主様御垂示
「そういう事情があるのはしかたがないです。

そういうのは、かえって結構です。

いつまでもという必要はありませんね。

ある時期までいくと、あなたのほうに一緒にしても良い。

三年くらい経ったらね。」




明主様御垂示 「仏壇の複数化 反対家族がいる場合におけるお屏風観音様の奉斎」 (昭和25年2月20日発行)

信者の質問
「お仏壇を整理して御屏風の御神体と御先祖様をお祭祀したいのですが、同一家族中に反対する人があり、思うようにできません。

しかし一日も早くお祀りいたしたい場合、暫定的に別に小さなお仏壇を作り、お教えの通りにお祀りしてよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「結構である。

反対のあるとき祭ると、かえって霊が邪魔するから別に暫定的にお祭りしたほうがよい。」




明主様御垂示 「異宗の両親を妻が祀る」 (昭和24年9月16日)

異宗の妻方の先祖の位牌を祀る場合には別の仏壇のほうが良い

信者の質問
「私の家は東本願寺派ですが、妻の実家は日蓮宗です。

両親が死亡した場合、妻の家の習慣として嫁いでいるものの許(もと)へも報恩のために位牌を貰い受け御祭りする事になっていますので

預いて参り私の家の仏壇にお祭りしてありますが、

一緒に御祭りして差支え御座いませんでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「あまり感心はせぬが、そういう事情なら差支えない。

別々に出来るなら結構である。」






仏壇の複数化が否定された事例


明主様御垂示 「仏壇の複数化が否定された事例」 (昭和26年8月8日)

複数の家系を祀る場合には仏壇を一つにして位牌を複数にすべき

信者の質問
「別家になったために、先の仏壇と二つありますが、二つでもよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「一つのほうが本当です。

仏壇を一つにして、中に戒名・・・位牌を両方を入れておけば良い。」


信者の質問
「二つあるということはいけないのでございましょうか」

明主様御垂示
「そうです嘘です。それで、両方の階級がありますからね。

実家のほうを脇にして、向かって右のほうに戒名を小さくしておく。」


信者の質問
「前の仏壇は処分してもよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「そうです。」


信者の質問
「宗旨の違った場合はどういうふうに・・・」

明主様御垂示
「違いさがあります。真宗と日蓮宗とではいけないですね。

だいたい養家を主にして、実家のほうはお客様扱いくらいで良いです。

祭らないよりは良い、祭ったほうが功徳になるという程度です。

実家のほうはそういう程度にすればいいですね。ずっと低いほうでいいです。

長男であっても養子に出たら・・・養子になれば実家のほうはごく縁が薄くなるから祭らなくてもいいですよ。

祭らなければいかんということじゃないが、実家を忘れないように気持ちだけを祭るという程度でしなければならない。

仏壇は道具屋に売っても良いです。」


信者の質問
「両親の戒名を並べて書くということはどうでございましょうか」

明主様御垂示
「一つで良いでしょう。特に仲の悪い敵同志のようなのではなんだが・・・しかし霊界にいけばそんなことはないから。」




明主様御垂示 「仏壇の複数化が否定された事例」 (昭和24年2月22日)

夫婦の各々の先祖は一つの仏壇で祀るべき

信者の質問
「主人も長男、妻も長女であり戸主のために姓が違いおりますので、別々に祖先を祀っております。

家庭には男の子供が家にいる事が出来ず、他で暮らす事になりますが、

これは別々の霊があるのでそのためかと思いますがいかなるものでしょうか。」


明主様御垂示
「順序が違う。

仏壇を一つにし、主人の祖先を上に、妻君のを下へ祀る。

霊に関係した事はどこまでも順序を正しくしなくてはいけない。」






仏壇の複数化を信者の任意に委ねた事例


明主様御垂示 「妻方の先祖供養をすれば功徳になる」 (昭和24年7月11日)

信者の質問
「妻の実家全部死亡のため、当家の仏壇の中へ妻の実家の位牌を入れるべきか、仏壇を二ケ並べて御祀り致すべきか。」


明主様御垂示
「どっちでもよい。祀ってやれば功徳になる。」