仏壇について


明主様御教え 「祖霊と死後の準備」より (昭和24年8月25日発行)

「(一部のみ引用) 次に仏壇の意義を概略説明するが、仏壇の中は極楽浄土の型であって、それへ祖霊をお迎えするのである。

極楽浄土は百花爛漫として香気漂い、常に音楽を奏し飲食裕かに諸霊は歓喜の生活をしている。

それを現界に映し華を上げ、線香を焚き、飲食を饌供(せんぐ)するのである。

また鐘は二つ叩けばよく、これは霊界における祖霊に対し合図の意味である。

これを耳にした多数の祖霊は一瞬にして仏壇の中へ集合する。

しかしこの事は何十何百という祖霊であるから、小さな仏壇の中へいかにして併列するか不思議に思うであろうが、

実は霊なるものは伸縮自在にして、仏壇等に集合する際はその場所に相応するだけの小さな形となるので、

何段もの段階があって、それに上中下の霊格のまま整然と順序正しく居並び、人間の礼拝に対しては諸霊も恭(うやうや)しく会釈さるるのである。

そうして飲食の際は祖霊はそのものの霊を吸収するのである。

しかし霊の食料は非常に少なく、仏壇に上げただけで余る事があるから、余った飲食は地獄の餓鬼の霊に施すので、その徳によって祖霊は向上さるるのである。

故に仏壇へは出来るだけ、平常といえども初物、珍しき物、美味と思うものを一番先に饌供すべきで昔から孝行をしたい時には親はなしという諺があるが、そんな事は決してない。

むしろ死後の霊的孝養を尽す事こそ大きな孝行となるのである。

もちろん墓参法事等も祖霊はすこぶる喜ばれるから、遺族または知人等も出来るだけ供養をなすべきで、

これによって霊は向上し、地獄から脱出する時期が促進さるるのである。


世間よく仏壇を設置するのは長男だけで、次男以下は必要はないとしてあるが、これは大きな誤りである。

何となれば両親が生きているとして、長男だけが好遇し、次男以下は冷遇または寄付けさせないとしたら、大なる親不幸となるではないか。

そういう場合霊界におられる両親は気づかせようとして種々の方法をとるのである。

そのために病人が出来るという事もあるから注意すべきである。」




明主様御教え 「霊界の構成」より (昭和22年2月5日発行)

「(一部のみ引用) 仏壇について説明をするが、仏壇の内部は極楽浄土の様相を備え、祖霊を招ずるのである。

極楽界は飲食饒(ゆた)かに百花咲き乱れ、香気漂い、優雅な音楽を奏している。

故に小やかながらもその型として飲食を上げ花を供え線香を上げるのである。

また寺院においても同様で、木魚を叩き、鐃(にょう)ばちを鳴らし、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)の楽を奏するのは、いずれも音楽の意味である。

また仏壇へ飲食を供する際鐘を叩くのは霊界への合図である。」 (「天国の福音」より)




明主様御教え 「幽霊はあるか」より (昭和22年2月5日発行)

「(一部のみ引用) また霊は霊自体の想念によって伸縮自在である。

一尺巾位の仏壇の中にも数百人の祖霊が居竝(なら)ぶ事が出来る。

そういう場合、順序、段階、服装等はすこぶる厳格で、いずれも相応の秩序が保たれている。

もちろん人間が心からの祭典は霊は非常に喜ばれるが、形式だけのものは余り喜ばれない。

その場合、仏教では戒名、神道においては御鏡、石、文字、神籬(ひもろぎ)等に憑依する。

故に祭典の場合は身分に応じ、出来るだけ誠をこめ、立派に執行すべきである。」




明主様御垂示 「祖霊祀りに仏壇は必須」 (昭和25年4月17日)

信者の質問
「入信二ケ月の信者ですが、子供二人を亡くしておりまして、郷里で祖母がお祀りしており、夫婦は都会に出て来て、会社の寮の一室を借りて生活していますが、

そのような場合お仏壇なしでお屏風観音様を頂き、お位牌だけでお祀りしても宜敷いでしょうか。

お位牌は「先祖代々の霊」と子供達二人のは一つにしても宜敷いでしょうか。御伺い致します。

また仏壇を買うとしましたら、おりん、花立、線香立、御掛軸等これまでの仏式の通りにしなければいけないでしょうか。お伺い致します。」


明主様御垂示
「仏壇がなくてはいけない。

人間と同じ事で野天では住めない。」




明主様御垂示 「仏壇を至急お祀りすべきとされた事例」

死霊による脳膜炎

信者の質問
「十九歳の娘、時々三十八度位の発熱と共に喘息のような咳が出て脳膜炎的な症状となり、

数分間呼吸が出来なくなる事が幾度もありますが、脈は不思議な程平常です。

この娘の祖父が喘息で死んでおりますためか、祖父のうわごとをよく云いますので、

霊的とは思いますが、新薬の阿片麻を十五本も注射していますので、右肩及び腰部が強く痛みます。

長い時は四、五時間も気が付かない事がございます。右、御救い頂けましょうか。」


明主様御垂示
「死霊が憑いて脳膜炎的症状を呈する。

肩などの注射のため、阿片麻など毒薬である。

浄霊で治る。

仏壇を早速祀るべきである。」




明主様御垂示 「新家庭と仏壇」 (昭和23年2月8日)

「新家庭は必ず仏壇を設けなければ駄目です。」




明主様御垂示 「分家した者もすぐに仏壇を祀るべき」 (昭和24年5月30日発行)

信者の質問
「分家したばかりで仏壇がございませんが、御屏風はどこにお祀りすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「こういうのはさっそく仏壇を作らねばいけませんね。

よく田舎などでは、本家さえ祀れば分家は祀らなくてもいいという所がありますが、あれはとんでもないことです。

祖先によっては、自分は次男の所がいいとか、私は三男のそはがいい、長男はいやだとかいうのがたくさんあるんです。

また、人間で言えば、長男の所へも行きたい、次男の所へも、三男の所へも行ってみたいっていうもんですが、

ところが、行きたいと思っても次男、三男の所には場所がないわけです。

だからこれは大の親不孝者になるんです。

だからね、世間で「孝行したいときには親はなし」なんて言うけど、死んでから本当の親孝行ができるんです。

仏壇のない人は断然仏壇を買って早く祀るんですね。」




明主様御垂示 「分家した弟が実家へ帰った場合」 (昭和24年11月22日)

信者の質問
「別家した弟が家庭の都合で実家へ帰ることになりましたが、二つの仏壇をどのようにお祀りしたらよろしゅう御座いましょうか。

弟が家を預る場合で御座います。御教えを賜りたく御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「実家へ帰れば一つでよい。」




明主様御垂示 「本家復興と仏壇」 (昭和24年4月28日)

信者の質問
「本家が一時没落したため、仏様を弟の家で祭っておりましたが、最近本家が復興致しました。

このような場合仏様は本家で祭るべきでしょうか。」


明主様御垂示
「勿論本へお戻り願う。」




明主様御垂示 「戦災で仏壇をなくした場合」 (昭和26年7月1日)

信者の質問
「戦災以来仏壇がないのでございますが、仏壇を買うと、だれか死ぬというのですが」


明主様御垂示
「仏壇がないのはいけない。あべこべのことが多い・・・夜の世界だったからね。」




明主様御垂示 「信仰心のない両親から仏壇を譲り受けてよい」 (昭和25年4月20日発行)

信者の質問
「ある信者、長男ですが結婚し両親と別居、約三丁ほど離れた所に住まっております。

両親は信仰心なく先祖のお祀りをせず、仏壇にお供えものもしませんので、

両親の家の仏壇を長男の家でもらい受けてお祀りいたして差し支えないでしょうか。」


明主様御垂示
「差し支えないどころか一日も早くそうしたほうがよい。」




明主様御垂示 「仏壇もその家や身分と相応すべき」 (昭和24年2月18日)

信者の質問
「各地にお祀りしてある同一神仏の御分霊の御力には差がありましょうか。」

明主様御垂示
「ええ、差がありますね。そこのところの人間しだいで差がつきます。

同じ神でも例えばお宮が立派か粗末かによってもその御力が違ってきますし、拝む人が多い少ないでも違います。

また、心から拝む人が多いほど神の威光は強くなるのです。

お宮の作りも立派なほど神の格が高くなります。」


信者の質問
「教導所などもやはり立派なほうがよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「勿論ですね、立派なほどいいです。」


信者の質問
「御仏壇はいかがでしょうか。」

明主様御垂示
「仏壇も同様ですが、しかしこれは「相応の理」によって、その家や身分と相応しなければいけないのです。

大本教のお筆先に「今の人民神の住居を粗末にし、己が住居ばかり立派にして、神の家をないがしろにしているが・・・」とありますが、実際いまの人はそうですね。

しかしこれはたいへんな間違いです。

やはり家や身分に相応するのがいいんです。

また反対に、チッポケな家に住んでいるくせに仏壇をあまり不相応に立派にしすぎるのもよくないことで、そんなことをするとなにかお知らせがあります。

以前平塚のほうの人が、大光明如来をお祀りしたんですが、まもなく雨が漏って台無しにしてしまったことがありました。

これはその家に不相応なので、祀れないようになってしまったのです。

で、私は他の小さいのと変えてやったことがありました。」




明主様御垂示 「家の大きさに相応した仏壇を備えるべき」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「住居が小さくなりました場合、以前からあった仏壇を小さいのに変えますことは・・・」

明主様御垂示
「相応すればよろしい。」


信者の質問
「前の大きな仏壇を売るということはよろしいので・・・」

明主様御垂示
「構わないですよ。いらなくなったらね。」




明主様御垂示 「仏壇は三段のものにせよ」 (昭和24年2月15日)

信者の質問
「私の主人は昭和二十二年十一月二十一日に帰幽しました。

未だに白木の位牌ですが、それはいけないでしょうか。

また仏壇は一段になっておりますが、屏風観音と先祖の位牌の位置はどう致しましたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「白木の位牌は、早ければ五十日、遅ければ百日でやめた方がよい。仏具の位牌にした方がよい。

仏壇は三段にする。一段ではいけない。三段が本当である。一様に並べる事はいけない。

神道の八足でも三段が本当である。(略して二段の仏壇でもよい)」




明主様御垂示 「檜作りの仏壇は不可」 (昭和24年7月23日)

信者の質問
「檜造りのお仏壇は障りが御座居ましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「桧作りはいけない。仏壇は塗らなくてはいけない。」




明主様御垂示 「仏壇の塗り」 (昭和25年5月6日)

信者の質問
「御仏壇は金箔と黒塗りと白木と何が一番よろしゅうございましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「白木はいけない。中は金箔、外は黒塗りがよい。」




明主様御垂示 「仏壇のガラス張りは不可」

信者の質問
「仏壇のガラス張りの可否。」


明主様御垂示
「仏壇にガラスは調和がわるい。

一月に一ペン掃除する位でいい。

おまけに先祖はガラスのない時代の人だ。」




明主様御垂示 「鶴 亀」 (昭和24年11月7日)

信者の質問
「仏壇の中のローソク立に鶴と亀があり、亀の上に鶴が来ておりますのはいかなる訳で御座居ましょうか。

また目出度い時に鶴が歌の中にもありますが鶴と亀についてお教え下さい。」


明主様御垂示
「長命する事を意味してる。

鳥の中で鶴は一番首が長い。

鶴亀は空と地になる。」