生霊ついて 2 (御講義・御垂示)
明主様御講義 「病気と憑霊 生霊」より (昭和11年7月)
「生 霊
これは男女関係に多いもので、色情関係の怨みはほとんど男女の性器へ来るのも面白いのであります。
流産などの原因には、この怨み生霊の場合が多い。
妾と本妻の場合なども、両方で怨み合うから、どちらか弱い方が病気に罹るのであります。
私は以前、俗に茄子(なす)といって、つまり子宮脱出症を治療した事があります。
起った時には口許まで出る、坐って半分位出るので、これが治らなければ離縁されるというので、
私も可哀想に思って、何とかして治してやりたいと思ったのでした。
その時「貴女は女に怨まれた事はないか」と訊くと「ある」というのです。
それは結婚前主人に約束した女があった為、その女が非常に怨んだそうです。
つまり、その約束の女の怨みが、自然性交不能にすべく、前述のような病気にしたのであります。
それから暫(しばら)く通う内に半分位治り、田舎へ帰って半年位経ってから全治した・・・という礼状が来たんですが、全くこれなど生霊の好い見本であります。」 (「岡田先生療病術講義録 上巻 4」より)
明主様御垂示 「美人薄命」
信者の質問
「生霊が来たり帰ったり致しますが、二度と来ないようにする浄霊法を御教え下さい。」
明主様御垂示
「生霊は美男とか美人に多い。
美人薄命というのは生霊のためである。
女の嫉妬の生霊が曇らすとか、男の色欲による執着などが集ってくるために、美人でいて運が悪い。」
明主様御垂示 「生霊の具体的影響」 (昭和24年7月)
信者の質問
「生き霊が憑依する場合、その本人の状態および想念はどのようになりましょうか。」
明主様御垂示
「なるほどね、これは知りたいことでしょうね。(笑声)
生き霊が憑いた場合、本元はボンヤリして気の抜けたようになるんです。
生き霊が憑るのは親子、兄弟でもいくらかはありますが、一番強くかかるのは恋愛関係で美人と美男に多いんです。
だから、あんまり美しくない人は安全ですが、美しい人は大いに気をつけなくちゃいけない。(笑声)
そして死霊が憑くと背中が寒くなりますが、生き霊の場合は体が熱くなり、先方の霊の感情が映るんです。
例えば、いくら女を思っても女がさっぱりなびいてこない場合、失恋して悲観してしまってボーッとしてますね、
そのボーッとしてるのが女のほうへそっくり映って、女のほうは非常に気持ちが悪くて憂鬱になるんです。
で、生き霊がごく強く映った場合は本元は眠くなるんです。
霊が来る場合なんて本人はたいてい眠ってるもんです。
つまり、霊が脱出するんですね。
脱出すると言ってもこの場合は副守護神のほうですよ。
いまのは失恋の場合ですが、今度は両方が愛し合ってるときには、生き霊が霊線を伝わって行ったり来たりするんで、
両方ともボンヤリしてますが、これは憂鬱とは違って快感を催すんです。
こんなふうに霊線でもって交流するから、そこで恋愛は切ろうと思っても切れないんですよ。
快感と言ってもふつうの快感と違いますからね。
恋愛の快感です。これは経験のある人なら判るでしょう。(笑声)
それから、一人の男に対し二人の女、三人の女が恋愛する場合は、その生き霊が男の体や想念の中で喧嘩するんで一つの邪念になり、快感のような、むしろ煩悶のような、おかしな気持ちになるんです。
私にはそういう経験はありませんがね、(笑声)たぶん、そうだろうと思うんですよ。(笑声)」
明主様御垂示 「生霊の具体的影響」
信者の質問
「動物の生霊は人間に憑依出来ますでしょうか。」
明主様御垂示
「狐の生霊など、とても人間に憑依する。
狐などよく『死んでいるのか生きているのか』と言うと「どこそこにいる」という。
人間より狐の方は何でもなく憑く。
人間でも執着が強いと憑く。
大抵若い男女とか親子である。
男が惚れ女が嫌ってると、男が悲観しているその想念がそっくり女へ映り、憂鬱になる。
美人などそういう生霊が多い。
そして神経衰弱のようになる。
また妾と本妻などそうである。」
明主様御垂示 「恋愛の生霊は下腹部に来る」 (昭和24年6月19日)
信者の質問
「二十六歳の婦人ですが、時々下腹部にユタンポを当てたような熱さを感ずるそうでございますが、いかがな訳でございましょうか。」
明主様御垂示
「生霊かもしれない。男女関係が多い。殆どそうである。
生霊が憑くと熱い。恋愛関係であるから、それは下腹部へ来る。
性器へ生霊は来る。
熱くなる前に一時的に熱の出るのは普通の熱である。
恋愛している生霊は下腹部へ来るものである。」
明主様御垂示 「生霊の憑依感」
信者の質問
「生霊の憑依について・・・」
明主様御垂示
「相愛の場合は快感あれど、片愛の場合は不快感である。」
明主様御垂示 「就寝中にネズミに押さえられる事例」 (昭和27年9月1日)
信者の質問
「よく就寝中に鼠(ねずみ)とかに押えられるということがございますが、どういう関係でございましょうか」
明主様御垂示
「霊です。たいてい霊が乗るのです。」
信者の質問
「それは悪い意味でございましょうか」
明主様御垂示
「悪い意味です。」
信者の質問
「邪魔するというような」
明主様御垂示
「例えば若い女に非常に恋している・・・
それが生霊の場合もあるし、死んでからそっとそこに乗る場合もあります。」
信者の質問
「それではあんまり気持ちが悪くはないのでは・・・」
明主様御垂示
「それが惚れている男なら良いですが、嫌っている男ならどうしますか。
むしろ嫌っている男のほうが多いのです。」
明主様御垂示 「生霊による結婚妨害」 (昭和24年7月)
信者の質問
「恋愛し合ってもらった嫁が、結婚するとあまり口をきかなくなり、このたびお産のために里に帰ってから戻ろうといたしません。これはなにかわけがありましょうか。」
明主様御垂示
「その御主人「男っぷり」はいいんですか。」
信者の質問
「はあ、なかなかようございます。」
明主様御垂示
「じゃ、生き霊ですよ。
その人を慕った女が、男が結婚したもんだから怨んで、結婚した女を引き離そうとするんです。」
明主様御垂示 「妻と同居を苦しむ 生霊・死霊による結婚生活妨害」 (昭和24年2月20日)
信者の質問
「昨年の十二月七日に結婚致し、一週間後より主人が昼夜眠られず、時々一時間位は眠れるのですが
本人は何事においても他人の妻のような気がして本妻の気がせず、一緒にいないと夜良く眠られるのです。
本人はそのまま一緒にいたら神経衰弱になりそうだと言います。
早く分かれた方がよいでしょうか。また妻に何か霊的関係があるでしょうか。」
明主様御垂示
「生霊である。心当りがある筈だ。
信仰に入れば生霊は憑けなくなる。嫉妬で憑いている。
右延髄塊のため、脳へゆく血管が圧迫される。前頭部と後延髄の浄霊を受ける。
祝詞奏げるといい。希望せざればやめよ。
異例もある。例えばその家の母が、生前非常に可愛がり、それが嫁にとられたのを嫌うための場合もある。」
明主様御垂示 「死産・流産の霊的原因」 (昭和23年12月28日)
信者の質問
「死産、流産には霊的に特殊な意味がある事でございましょうか。御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「霊的に意味はあるが、普通は体的の方が多い。
一番原因で多いのは、腹に塊があり、流産する。
よく脂肪が厚くなると妊娠しても生れぬという。これは腹膜の毒である。この毒のため子宮が横へ拡がらぬ。それで下へ降りてくる。
悪阻は子宮の上の方に毒があり、子宮が拡がるにつれそれを突上げる。
臍と鳩尾の間を浄霊する。
流産、死産は生霊の場合もあり、怨みの霊が憑いて生ませまいとする。
死産は大抵薬毒で、そこへ寄って来て発育しない。
大抵は医療で、都会に多い。」
明主様御垂示 「死産・流産の体的・霊的原因」 (昭和24年9月25日発行)
信者の質問
「死産、流産はなにか霊的関係がありましょうか。
またこのような胎児は仏様としてお祭りする場合どうすればよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「霊的の場合と体的の場合と両方ある。
根本はその人の罪穢による。罪穢にも種類がある。
死産の場合の罪穢とは子孫を繋げぬ罪、系統の絶やされるような罪、
例えば昔その家の祖先がなにかの原因で人殺しをし殺された人の家が断絶した、その怨みのごときもある。
体的原因のほうは妊娠中に薬を服んで死産することがある。
薬は毒だから妊娠前に薬を服んだ場合は体力が弱る、その結果胎児が弱くできる。
親の毒は子供に行きやすいものである。
弱くなった胎児は出産のとき窒息死する。
流産も霊的と体的あり、体的原因は化膿性腹膜である。
子宮が膨張するときつかえる、その結果流産する。
腎臓部を浄霊すれば治る。
霊的のほうは妾のある場合とか、約束した女を欺いた罪などで妻へ子供ができると、右の女や、妾などの生霊が邪魔をする。
そういういろいろの罪によって育たないのである。
それらいずれも本教の信仰に入ればほとんどなくなる。
流産の場合五カ月以上はふつうの人間として祭るべきで、お寺で戒名をもらって簡単な葬式すればよい。
五カ月で人間の形ができるからである。
しかし四カ月か三カ月でも祟るのもたまにはある。」
明主様御垂示 「生霊による子宮脱出」 (昭和24年5月)
信者の質問
「六十八歳の女、子宮がたわむので困っておりますが治りましょうか。」
明主様御垂示
「これはね、子宮を吊っている筋がゆるむんですよ。
下腹に毒があって筋を圧迫するため、筋を引っ張ることができないんです。
股の上から臍の両脇にかけて御浄霊するんですね。
若い人だったらすぐ治るけど、この人は六十八ですからね、
治り方は少し遅いかもしれません。
こういうのは一名「なす」って言いますね。
先に、田舎の若い細君でこんな症状だった人があって、妻としての役目を果たさないから治らなければ離縁する、と言われてね、
私の所へ泣きついて来ましたが、やったら治りましたよ。
これは生霊でしたがね。
若い女には生霊のが多いですね。
これは嫉妬のためにそういうことを不能にさせようとするんです。
だから生霊の憑るのは美人に多いんですよ。」
明主様御垂示 「嫉妬の生霊による子宮脱出症」 (昭和23年10月26日)
信者の質問
「霊的の病の御浄めに最善の道はどうすれば治るものでしょうか。死霊の場合の方法、生霊の場合の方法・・・」
明主様御垂示
「霊的病気だけでは判らぬ。
どんな病でも、霊的のものは前頭部をする。
こういう場合は違う。蛇が憑いたのは身体中移動する。浄霊すると逃げる。
これは局部である。中には食いつくのがある。これは頭だけではいけない。
精神病、癲癇、小児麻痺等は頭を浄めればいい。
死霊の場合身体全体に憑るのと、一部に憑る事がある。
死霊の場合背中が寒い。
新しい死霊などの時は水かけられたごとくゾーッとする。
これは頭と胸、背中をする。背中が一番いい。割合い離れやすい。
生霊は何でもない。胸と背中である。生霊は殆ど恋愛関係である。
生霊の中でも一番恐いのは、愛人を捨て他の女と結ぶと、愛人が嫉妬を起して関係させないようにする。子宮に憑く。
先に子宮脱出症をやった。これが治らねば離縁になるという。
一週間程したらすっかり治ったという手紙が来た。
結婚の時、夫を他の女が愛していて、邪魔したという。
夫婦仲を妨害しようとして陰部を犯した。」
明主様御垂示 「子宮脱出より足関節に瘤」 (昭和23年12月26日)
信者の質問
「当年六十歳の女、約二年半前より子宮脱出になり、二年前より浄霊致しておりましたが、当年六月頃より左足関節に握り拳程の瘤のようなものが出来、熱も痛みもありません。治るで御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「霊的と体的とある。子宮を吊ってる筋が自由にならぬ。
筋の側へ毒の塊が出来ると動きを止めるし、引上げる力がなくなる。
生霊は殆ど男女関係が原因である。怨んだ霊が生殖器に関係する方へ憑いて邪魔する。
男女関係を不能にする目的である。いずれも治る。
拳大のそれも霊であろうと思う。毒なら痛みなどがある筈である。生霊か死霊か動物霊である。気長にすれば治る。
霊が憑依している場合も大抵(関節に)水が溜る。
大抵膝の裏が原因である。また、股の付根の外側の方に原因がある。痛む所がなければ霊である。」
明主様御垂示 「子宮脱出」 (昭和24年4月3日)
信者の質問
「子宮脱出はどこを主として御浄霊致したら宜しいで御座いましょうか。また、霊的に関係御座いましょうか。」
明主様御垂示
「股を浄霊する。
両方から吊ってる筋がゆるい場合と、筋が圧迫され伸び縮みしないのとある。
多産の人に多いのはイキむためである。これは日が経てば治る。霊的の関係もある。
生霊は殆ど男女関係で、例えば約束した女と結婚しないなど、怨むと性器へ来る。
そして男女関係の妨害をする。」
明主様御垂示 「子宮脱出」
信者の質問
「六十歳の女、子宮が下るので困っております。御浄霊の方法をお教え願います。」
明主様御垂示
「子宮を吊っている筋が弛んで、その筋に毒が固まっているのである。
子供を沢山生んだ人に多い。若い人だとじき治るが、老人だから厄介だ。一名「なす」と言う。
股をよく浄霊する。
以前に農婦でこの病気の者を治した事があったが、これは生霊のためであった。
生霊は男女関係に多い。美人に多くある。子宮、卵巣等を犯す。」
明主様御垂示 「生霊の憑依による擬似子宮癌」
信者の質問
「五十歳の女子、十五、六年前子宮癌にて手術を致しました。
ところがこの度風邪にて医師の診断を受けましたところ、腹部に大きな固結があり、早急に手術の必要を言われました。
本人は驚いて早速浄霊を申し込み、間もなく入信致しましたが、三回程施行して戴いた頃、固結は小さく握り拳程になりました。
その後固結は早朝の間は右上部、午前十時頃には右下部に移り、または恥骨上に移動致します。
この現象並びに浄霊の順序を御教示御願い申し上げます。
また、この固結は消滅致すものでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「子宮癌ではない。生霊らしい。
男女関係が多く、たまには親子もある。
生殖器付近に憑く生霊といっても、その人に憑いてる大抵は動物霊である。
動物霊でも大抵管狐である。
祝詞を自分に聞かすようにいう。
浄霊は玉のある所である。」
明主様御垂示 「子宮癌としこり」 (昭和24年11月27日)
信者の質問
「私の扱っている信者(四十二歳、女)三年前に子宮癌初期で手術、
その後浄霊を受け入信、光明如来様を奉斎致しおりますが、
本年三月頃から子宮の所へ小さなしこりが出来、現在は握り拳大になり、移動するようになりました。
体的に、また霊的原因及び御浄霊法を・・・。現在自身には苦痛はありません。」
明主様御垂示
「子宮癌は滅多にない。
毒が固まったり月経の古血が固まったのを誤診される。もっと大きくなる所を、途中で切って後また溜ったものである。
霊的関係の時は生霊である。
手術しただけ治りが遅い。下腹部などを押してみる。」
明主様御垂示 「子宮筋腫の原因」 (昭和24年2月12日)
信者の質問
「子宮筋腫に医療を加えた結果肉腫に進み、更に癌にまで進むと診断され、手術を要すと言われ、現在御浄霊に参っております。
実は以前に人工流産を致した事が御座います。霊的原因が御座いましょうか。」
明主様御垂示
「筋腫は霊的と体的と両方ある。
霊的は生霊で、多くは真中へ憑く。右へ寄ってるのは治る。
右腎の下方に塊がある。肉腫は丸くない。デコボコ・・・。」
明主様御垂示 「生霊が原因の下腹の塊」
信者の質問
「二年程前、お腹に妊娠四ケ月位の塊があり、浄霊二ケ月程にて治癒致しましたが、最近に至りまた出来ました。
痛みも苦しみも御座いません。何か霊的の原因があるでしょうか。」
明主様御垂示
「生霊の場合がよくある。
霊的の時は、臍から下膀胱附近が脹る。重苦しい。
霊的でなくこれは腹膜であるから、腎臓をよくする。
腹部はそう浄霊の要はない。肩胛骨から背中である。」
明主様御垂示 「妾の生霊が正妻の病気治癒を妨害する」
気の向かない病人は手放すべき
信者の質問
「開拓に当り、まず何と言っても病人を優先的に扱いますが、大乗をどのように使いますか。」
明主様御垂示
「大乗も小乗もない。苦しみ悩む者を救うのが本当である。
病人を優先的に救うのは結構である。
智慧がないといけない。
病人にも気の向く病人、気の向かぬ病人、感謝のあるのとない病人等いろいろある。
気の向かぬ病人は警告されてるからと、うまく手放すのがよい。
病人は気が向いても家の者が気の向かぬのもある。
また、妻が病気で夫に二号があり、妻が早く片付いてくれる方がよいと思い、妻は一生懸命に縋るというのもある。
これはまことに困るんで、夫と二号の霊が来る。
これは救っても仕様がない。こういうのは臨機応変にする。妻が良くなるに従い、親父は悪くなる。
妻君が治ると親父が喜ぶ。宣伝はするが、そのくせ自分は入らぬというのもある。」