憑霊現象ついて 4(人霊の憑依)
明主様御垂示 「明主様に死霊が憑ることもある」 (昭和24年5月13日)
信者の質問
「先日のお言葉に、「私にも死霊が憑った」と伺いましたが、ふつうの死霊には眩しくてお近寄りできないのではないでしょうか。」
明主様御垂示
「そうですよ、ふつうは憑れないんです。
特別の場合でなければこんなことはありませんよ。
私に憑ったのは・・・あ、今日来てますね、○○さん、あんたの所の○○子さんですよ。
あの人は八王子にいたんですが、しきりに私に治してもらいたいと思いながら死んだんです。
私はあのとき箱根にいましたがね。
私に一月半憑っていましたよ。
なぜだって訊くと、お婆さんに追いかけられてるって言うんです。
その婆さんどこにいるって訊くと、表の門の所にいるんだそうです。
それで、しばらく私の所へ置いといてもらいたいって言うもんだから、ああいいともって言って置いたわけなんです。
あのときは私、起きてるとなんでもないんですが、寝るとひどく動悸がしてました。
これは生前に交渉もあったし、またどうしても私に浄霊してもらいたいし、私もしてやりたかったんですが、箱根と八王子で行くこともできないし、他に事情もあってしてやれなかったんです。
そういうのはかわいそうだから、神様が特に許されるんですよ。」
明主様御垂示 「明主様に死霊が憑ることもある」 (昭和23年10月26日)
無意識で外出する夢遊病
信者の質問
「昨年急性肺炎をしてより二月目の十五日に就寝後ひどい痙攣が起き、無意識のまま外へ出て行きます。何か霊的に関係がありましょうか。」
明主様御垂示
「これも霊で、本人の意識はなく、霊の意識になる。立派な夢遊病である。
身体が衰弱すると憑き易い。
肺結核など、最初からの霊は少ない。大抵は衰弱した所へ霊が憑く。
頸の周りと頭をする。
私など疥癬の時に憑いた。弱ったのは稲川の霊であった。」
参考 明主様御垂示 「布教師が早世した理由」 (昭和23年3月28日)
信者の質問
「昭和五年ごろ、大先生が御頭を短くしておいでだったので、なぜ長く伸ばすようになさらないのですかとお訊ねしましたら、私はいま坊主の修行をしているからだとおおせられたことを記憶しております。」
明主様御垂示
「そうだったですか。昔のことは私自身も忘れてしまってますよ。」
信者の発言
「先日福居先生が霊媒を通じて、亡くなられた稲川先生をお呼びしたところ合掌して出てこられ
「私はせっかく道に入らせていただいたが迷いがあったため現界を追われて霊界へ来た。
迷いは霊の曇りであるから決して迷わないように。
私はいま霊界で片足の不自由な人だの障害者だのを治療している」と申されたそうです。」
明主様御垂示 「掃除の音を嫌う原因」 (昭和26年7月8日)
信者の質問
「掃除を行なってるときの音を嫌う病人。」
明主様御垂示
「これは、前世において、掃除のときに殺された霊が憑いてる。
水を欲するとすると、たいていながもの(註 ヘビのこと)である。
蜿(へび)が御神前に姿を現わすのは、よく祀ってもらいたいから。」
明主様御垂示 「老婆の生理は若い女の霊の憑依」 (昭和26年9月5日)
信者の質問
「昨日きいた話で、群馬県の村長のお母さんで、八十五才ですが、
最近月の物を見始め、乳が若い娘さんのようにふくらとふくれてきて、恥ずかしがっているそうですが、これは霊的でしょうか。
体的でしょうか。霊的に若い娘さんが憑いたのでしょうか」
明主様御垂示
「珍しいですね。若い娘さんの霊が憑いたんですね。」
信者の質問
「御浄霊をさせていただきましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「まあ、そうですね。お母さんに執着があるんですね。」
明主様御垂示 「白髪の子供は老人の憑霊による」 (昭和24年5月25日発行)
信者の質問
「一三歳の子供で最近どんどん白毛が増えてまいりますが、いかなるわけでございましょうか。また御浄霊だけで治るでしょうか。」
明主様御垂示
「白髪の年寄りの霊が憑依したのであって、どんどん御浄霊すれば治ります。」
明主様御垂示 「外人の面貌となる」 (昭和24年8月9日)
信者の質問
「三年以前より発病、頭髪が抜け、最近では眉毛も抜け、ひげもうすく、顔は赤々として腫れ、目はくぼみ、一見外人のように見えます。
医師の診断でも病名不明にて困っております。
浄霊にて全快出来るでしょうか。
妻は先般入信して毎日浄霊をしてくれますが、余り変化がありません。
いかなる原因でしょうか。御教示願います。」
明主様御垂示
「浄霊を沢山やった人は霊の集注がいいから強い。
こういう状態の霊が憑ったのである。
外人の霊かもしれない。気長にやれば治る。」
明主様御垂示 「黒く水膨れ、皮破れる死体」
死直前の憑霊
信者の質問
「ある婦人、生存中は大変痩せていましたが、死亡した時は胸が膨れ上り、黒色となり、水膨れになって、触ると皮が破れ、水が滲み出ました。
またその祖父が二年前死亡した時も同様の症状で、生存中は大変肥っていました。
この家では祖父の弟が五十一年前に新しい井戸を掘り、古井戸の枠を取りに入った時土が崩れて、生埋めとなり、死亡したそうです。霊的に関係ありますか。」
明主様御垂示
「関係ありとは思えぬ。祖父の金助さんの霊かもしれない。
そういうのは死んだ時痩せていて、死ぬ時に憑いたものであろう。
身体が弱ると憑くからである。
最初から憑いていたように思うが、死ぬ前に憑く事が非常に多い。
非常に罪が多く、霊が曇り切って死んだので、それが物質化して水膨れになったものである。」
明主様御垂示 「テレーザの聖痕」
信者の質問
「聖痕女テレーザ・ノイマンの事について御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「日本で、長峰敏江という者は、物を食べると血を吐く、それからは十何年間か食べない。
そして病気を治した。水を薬に変えた。それで病気が治ったという。
ノイマンの聖痕は、霊が憑っている。
霊が全部を占領すれば、食わなくても生きていられる。
但し低い霊では駄目で、神格を得た霊でなくてはいけない。
聖痕というのはキリストの弟子か、何かの偉いのが憑っているのであろう。
キリストならもっと能力を発揮する。
異常人物は絶えず世界に発生する。
俳優にも壁を抜けて舞台へ出た者がいる。
また英国にも煉瓦の壁を上って行くのもあった。」
明主様御垂示 「甘味とらぬと眠れない」
信者の質問
「半月程前から甘いものが無いと痰がからんでどうしても寝られず、甘いものを少し食べるとどうにか眠れます。それでも二、三時間位です。これは何の因縁でしょうか。光明如来様御奉斎済み。」
明主様御垂示
「甘い物の好きな人間の霊かもしれぬ。
その人に憑って果そうとする。
それと、一つの癖がつく。段々減してゆくといい。」
明主様御垂示 「母のみに反抗する子」 (昭和24年6月26日)
母親に対し反感をもっている祖霊の憑依
信者の質問
「私が御導き申し上げたいと思っておりますある家庭の十九歳になる男子(健康体)、他人に対しては大人しく何とも致しませんが、家人、特に母親に対して当りちらします。
ガラスを毀したり皿を投げたり何でも手当り次第に乱暴致しますが、理解力もあり、仏壇やお墓参りもよくします。
(なおその人の兄もその通りで、お金を沢山使った上毒死して間もない家庭です)いかなる訳で御座いましょうか。
また御導き致すにはどのように致したら宜敷いでしょうか。」
明主様御垂示
「母親に対し反感をもっている霊・・・祖霊であろう。
母に罪あり、本人より母が徳積めば苦しめられぬようになる。
霊的向上である。苦しむ事により己が罪が減る。相手に感謝すべきである。
「汝の敵を愛せよ」というが、そこまでゆけば人間は磨けたのである。
祖霊である。祖霊の中に一人一人気に入らぬ事がある、母に対し反感をもってる霊で、査べれば母に必ず思い当る事がある。
本人を治すより母自体が徳を積む。すると母に力が出て、母を苦しめるような事はなくなる。
苦しめられるのもその理由がある。
霊的に向上すればひとりでに治る。結局どんな事も自分にある。
すると人を怨む事もなくなる。苦しむ事によって自分の罪がなくなる。
しかし本当からいうと苦しめる人に感謝すべきだが、なかなか出来ない。
キリストの「汝の敵を愛せよ」の精神もこれである。
磔の時キリストは祈っていた。隣の泥棒が何かときくと、磔にする人の救いを祈っていたという。」
明主様御垂示 「父のみに狂暴な子」 (昭和24年7月9日)
父を怨む霊の憑依
信者の質問
「長男(二十七歳、先妻の子)の病的原因とその対策について御伺い申し上げます。
十六歳頃より怠惰、狂暴性、吝嗇、短気等が著しくなり、他人には大した事はなくむしろ親切なのですが、特に私に対してのみ右の行為を強く示します。
なお養父母、先妻等は変死や肺結核死、中風死等で霊的にも関係あるように思われます。右、御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「父を怨んでる霊で、父の罪が大いにあるから、息子に関係はない。
父が徳を積むべきである。」
明主様御垂示 「対話出来ぬ父子の因縁」 (昭和24年10月28日)
信者の質問
「六十二歳の父、三十三歳の長男、一家に住みながら直接にはどうしても話が出来ず、母を仲介者として何事も話します由。
しかも父子共愛情はあります。右はいかなる因縁によるので御座いましょうか。
また、お導きさせて頂くにはどのように致したら宜敷いでしょうか。御教示下さい。
因みに、その家では他家に嫁いだ娘が入信致しております。」
明主様御垂示
「霊的で、全然父子としての親しみのない霊が一方に憑いている。
また、父と仲の悪かった霊が息子に憑ったか、前の世で非常に身分が違うため直接話が出来なかった関係にあったかである。
入信すれば御守護により自然に治る。」
明主様御垂示 「父不在時に笑わない子」 (昭和24年2月9日)
信者の質問
「一信者で御座いますが、三歳の女子、昼間の中は何ら変った事もなく、夜分になりますと主人が留守の場合、母親の側にいても膝へも来ず、笑いもしないでむっつりしております。
霊的にいかなるわけで御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「主人と子供と霊的関係がある。
霊が憂鬱になるのである。
父の亡親の霊か何か憑いているのであろう。
大した事でない。(淋しがる)」
明主様御垂示 「ムコが一緒にいると肝臓が痛む母」 (昭和24年12月18日)
信者の質問
「教導所としている家で本年九月娘に婿(むこ)を取りました。
先月二十日の朝より母親(継母YS、三十五歳)が肝臓の御浄化を戴きました。
毎日婿が帰宅頃になりますと気分が悪くなり、肝臓が痛み出して参り、婿が家にいる間痛みが激しく、浄霊を致しても少しも痛みが取れません。
婿が出勤すると治るのでございます。何か霊的な関係がございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「婿に憑いてる霊が怖いのである。」
明主様御垂示 「祖霊に憑依された子供が強羅の方角にお辞儀」 (昭和26年7月1日)
信者の質問
「信者さんの子供さんでございますが、夜の二時頃になりますと、強羅(ごうら)のほうに向ってお辞儀をいたしますが、なにか意味がございましょうか」
明主様御垂示
「霊が憑るんです。祖霊ですがね。ありがたいんでね。祖霊としては、私を知っているんですよ。」
信者の質問
「よく、御神体を普通の御神体の観念で拝んでおりますと、それがために明主様のことを教えてくれるということに・・・」
明主様御垂示
「そうです。祖霊は知ってますからね。」
明主様御垂示 「憑依霊が仕事を辞めるよう命令した事例」 (昭和27年2月6日)
信者の質問
「TT(三十八才・男性)妻の実家の分家は、昨年二月入信させていただきました。
長男明(七才)は右扁桃腺部に大人の拳大の腫れものができ、一時は危険な状態を御守護いただきました。
分家の主人(OM)は同村の小学校長で傍らに雑貨商を営んでおります。
一月十三日に光明如来様を御奉斎させていただきました。
その後十七日夜、妻の御浄霊中にOMの先妻の霊が出てまいりました。
この先妻は私の妻の実姉(S)で、子供五人を産みましたが、みんな三歳で腸疾患で死亡しております。
霊は「分家の商売が御神意に添わぬ(利潤の追求が過ぎる)点があるからぜひ商売を中止せよ。
そして教職に専念してもらいたい。
もし営業を止めぬ場合は、A(後妻の子)の命を取る」と申します。
しかし、分家は大体良心的な経営をしているようでございます。
また霊の言う通りにいたしますと、世間への影響もおもしろくありませんので、いろいろ説得いたしますと、
「明主様のお許しがあれば営業してもよろしい」とのことでございます。
右の霊の申すことは正しいのでございましょうか。
また商業はいかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。御教示のほどをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「私が許せば良いと言うんだから・・・私が許すから良いじゃないかね。
やっぱり、霊の性格ですよ。
この人は、非常に小乗的の・・・まあ、律義者なんですね。
ですから、この霊にはそういうふうに思われても、しかたがないんで・・・
それで、校長さんと雑貨商と両方ですが、そのままにしておけば、もし雑貨商がいけないというわけだと、神様がちゃんと無理がなく止められるようにしてくれますからね。
ですから、急にどうこうという心配はいりませんから、そこを神様にお任せして、ずっと今まで通りにやっていれば良いですよ。」
明主様御垂示 「明治神宮で寒気がした事例」 (昭和27年3月10日発行)
信者の質問
「霊を非常に感じる信者でございますが、明治神宮の境内に入ると同時に寒気がいたし、淋しくなり、出ると同時に元に戻りました」
明主様御垂示
「それは、天皇の系統の霊ですね。明治天皇じゃないだろうがね。明治天皇の子供さんもあるからね。
その霊が救ってもらいたくて憑るんです。
その霊の淋しい状態が写るんです。
私のに書いてあるでしょう。
天皇の中にでも、まだ地獄に行っているのがたくさんあるから、今に救ってやるからと書いてあるでしょう。」
明主様御垂示 「船中霊に襲わる場所 水死霊」
信者の質問
「大浜海岸のある所に舟を繋留して寝るといつでも、誰でも、何かのために胸苦しく、全身が重くなり、驚いて目を醒ますと全身汗びっしょりになっているが、
ただ一つ満栄丸と言う船だけは(持主はKI郎)一度もそのような事なく、平気で寝られるとの事ですが、いかなる意味でしょうか。」
明主様御垂示
「水死した霊がいる。
相手により、霊が憑り易いのである。
霊に要求があるので、大抵は無縁になってるから、祀ってもらいたい訳である。
霊は反って心の良い人に憑る。
祀ってくれる可能性があるからである。」
明主様御垂示 「供えた柿落ち兎死ぬ、家族腹痛 (兎の怪死)」 (昭和24年8月12日)
信者の質問
「ある信者の家で御座いますが、御盆に柿や栗を飾る風習になっており、
それを飾っておきました所、柿の実が二ケ落ち、少し間を置いてまた一ケ落ちました。
その時、供物の皿にあたり創の入った所からポロリと割れて終いました。
柿の実が二ケ落ちた時に兎の子が二匹死に、一ケ落ちた後また一匹死にました。
その日家族の者が三人次々に腹痛を催し、二人は大した事もなく癒りましたが、
十四歳の女児だけは執拗にて、時々痛み浄霊致しますと楽になり、
また痛むという具合で、一週間程になりますが、食欲はあまりありません。
(仏壇は御屏風観音様を御祭りし、祀るべき人は皆祀って御座居ますが、金属で出来た観音像と祖父が諸国を廻って集めた観音様の御札を綴った本を両側に置いて御座います。主人を始め五人教修を戴いておられます)
これはいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「柿の実と兎と関係がある。祖先が兎になったもので、普通の兎ではない事を柿の実によって知らせたのである。
それに気付かぬため、腹痛にした。
十四歳の女児の腹痛は、執着の強い人が憑ったのである。
金属の観音様は仏壇へ入れてはいけない。外へ祀る。
祖先が皆人間に生れ代った。救われた。その有難さを知らせたのである。
観音様のお札は、向って右の方へ置いておく。」
明主様御垂示 「特異憑霊」 (昭和24年9月25日)
信者の質問
「次の事項御教示の程お願いします。
(イ)、私は時折夢の中で法華経だとか一度も読んだ事のない、また習事もない難しい経文をスラスラと読んだりします。いかなる理由でしょう。
(ロ)、それから人と対談中、相手の心の動き、即ち今この話しをし相手は何を考えているかと言う事が見え透くようにわかり、
また他家に訪問の場合等でも、心から言うてくれるか表面だけのお世辞かと言う事等がハッキリわかり過ぎて困ります。
(ハ)、次に事細かい日常の家庭内の事でも、また社会一般の事でも余も先の結果が見え透いて歯痒く、
しまいには馬鹿らしくさえなり、法律規則等までに文句の一つも言いたくなります。
例えば、十八歳にならぬものは会社、工場等も使用出来ず、その中に不良化したり、ヒロポン等と言う注射液等乱売の結果、青年の身心共に滅する者が続出したり、
また、産制のための社会悪、道徳の乱れ等思えば、全く腹立たしい位の世相を何とかする事は出来ないでしょうか。
知事、課長、部長級等の者の犯罪等もあり、この眼に余る社会悪の氾濫は、早く何とかならぬものでしょうか。以上三項目御教示下さい。」
明主様御垂示
「(イ)、こういう霊が憑いている。そして寝る時に話す。
(ロ)、憑いてるその人が教える。あまり相手の心が分らぬ方がよい。
(ハ)、考え方が単純である。やはり時期もある。世相をみれば制え切れぬ考えが起るが、やはりこれでいいと思う。」
明主様御垂示 「神を僭称する祖霊の憑依」 (昭和24年2月15日)
信者の質問
「私(四十四歳)、昨年九月受光、母(六十三歳)、本月八日受光、妻、昨年九月受光、長男(二十二歳)も御光を頂いております。
本月七日夜八時頃長男が母及び長女を浄霊いたしておりましたところ、
突然母が右の手がふるえて仕方がないと言うが早いか両手を合せて頭の上に上げて、息ざしが苦しそうになりました。
それから直ちに両手を下げて礼拝する形になり、段々畳の上を這いながら仏壇の前に行きますので、長男と私、妻と三人で盛んに浄霊をさせて頂きまして、
最後に私が母に向い「あなたはどなたですか」と尋ねますと
「お前等は何を信仰している」と言いますので、私もちょっと不安な気持で黙っておりましたが、
また一度「仏様ですか、神様ですか」と尋ねますと
「俺は神だ」と言うと段々母も己に還り、不思議な顔をして私達を見つめておりましたので、母に聞いて見ましたら、己の傍に観音様が三人いたと言いました。
その時母は眼が赤くなって泣いた様子が見えました。
これはいかなる神様で御座いましょうか。御伺いいたします。」
明主様御垂示
「神にも八百万ある。観音様も御分霊で、分れて沢山ある場合もあるが、大抵お一人のもので、三人とはおかしい。一人でなくてはならぬ。
観音様にみえたものであろうと思う。錯覚であろう。大抵祖先である。
天国へ出世した霊であり、信仰を勧めるために疑いをもってる人などに見せる場合がある。
今少し様子をみる。外に神様に用があったのかもしれない。
ただ、悪い事ではない。」
明主様御垂示 「弘法大師を僭称する守護霊の憑依」 (昭和24年8月15日)
信者の質問
「先日三十四歳になる女の人を浄霊致しました所、左のような事を言いました。
「私はこの子供(三十四歳の女)の母親で、今年八十二歳になりますが、この子が可愛いので何とか長生きさせたいためについております。何とかこの子供を御救い下さい」と。
また次に「私は弘法大師であります。この子供の母親は非常に信仰家であるために、なんとかこの子を守りたいために約十二年前に丸い玉をお腹の中に入れました。
この子も知っている筈だ。(女の人に聞きましたら知っていると言いました)」と言いました。
八十二歳の母親は生きております。この場合は生霊でしょうか、狐霊でしょうか。
また、この場合の浄霊方法を御教え願います。
なお、弘法大師は現在いかに御働きでしょうか。
また、丸い玉とはいかなる作用を致しましょうか。
三十四歳の女の人は時々神憑りになるそうです。右、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「母親に憑いてる守護霊で、母親の代りをやっている。
弘法大師は怪しい。代理である。昔信仰したためのおかげである。
丸い玉は霊である。霊というものは始終丸い玉になるものである。であるから、弘法の眷族である。
山にいると狼などが眷族になって働くものである。
それだけの守護されているから結構である。」
明主様御垂示 「ドイツ人宣教使の憑霊」
ザビエルの腕につき明主様へ奏上を乞う
信者の質問
「MM(女性)に憑依せるドイツ人の宣教師の霊が、三月二十一日、申すには
「マリア様より宣教師に御指示があり、左の事につき明主様に御開示をお願い申し上げて戴きたいとの事でした。
1.ザビエルの左腕を主の大神様に御捧げして頂きたい。
2.左腕は現界の人には知られていないが長崎の大浦の天主堂にあります。
3.この事が地上天国建設に深い関係があり、明主様に御報告申し上げますと、
東方の主の大神様より明主様の御腹中の光の玉へ総ての御伝達があります、と申します。
この御報告を申し上げるという事はかくのごとき眼に見えざる神様の御経綸が行われる事を現界の人々に知らせ、
神の実在、霊界の実在を信じない人々の眼を覚すのが目的でこのような事を知らせるのだそうで、
最近このドイツ人の霊は明主様の特別のお許しを頂きました由で、
日本語ですらすらと話をいかなる事でも聞くようにと申します。
憑霊中は身体が熱いそうで、また最近特別なお光を戴き、この肉体を浄めると申し、
憑霊状態で夜もあまり休まずに御神前で自分の身体を御浄霊しておりました所、
二十八日夜、明主様の御分霊と申す龍神がかかり、
明主様の特別な御仁慈により千葉県市川市六反田に住む者(受教中)二名憑依せる龍神を昇天消滅させると申し、
種々の動作をしましたが、その御浄霊その他の動作が奇異に感ぜられました。
この霊が憑依する時には頭が燃えるように熱く、身体は厳粛な感を覚えるそうです。
その他色々不思議で腑に落ちぬ事もありますが、宣教師の霊は、この肉体には神様の御経綸が行われていると申します。今後どう扱ったら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「右腕に左腕が一緒だなどいっても誰も承知しないから不可能である。
霊は現界の事が判らぬので勝手な事をいうから、いい加減にしておけばいい。
霊界へ行くと肉体の事を無視する。
分霊といっても、伊都能売金龍の家来である。
も少しこのままにして続けておく。
だんだん極る所へ決ってハッキリする。
ある段階へ行く経路であるから、その都度お知らせすればよい。」
明主様御垂示 「先祖が南洋で殺したアメリカ人の憑霊」 (昭和24年8月21日)
信者の質問
「昨年九月入信の未亡人、右乳に拳大以上の腫脹があり、固く、真中は赤くなっております。
御浄霊にて排膿もせず小さくなりました。
以前より憑霊現象は御座いましたが、本月十八日突然霊が浮き、祝詞、善言讃詞をお奏げ致しましたところ、ノーノーと大変嫌います。
他には口をききませんが、こちらの問いには態度で答えます。
それによりますと、この肉体に関係ある人によりフィリッピンかジャワで殺されたため帰る事の出来ない米人らしいという事が判明致しました。
祀って欲しいと申しますので、上位と書き幽世大神様にお願い申し上げ、御神前に祀って差上げました。
しかし離れてはいないようで御座います。
なお、本人の申しますには、無我の状態に入る前ピストルの弾が三発胸に射込まれたような感じがしたそうで御座います。
本人はこの霊の言うような心当りはないそうで御座いますが、どう致しましたら宜敷う御座いましょうか。
同家では母、嫂、弟と四人入信致しておりますが、
夫をはじめその兄弟四人まで結核で死亡し、
現在長兄も臥床中、亡夫との間に出来ました四歳になる男の子は脊髄、三歳の男の子は胸骨の下端がラッパ型に凹んでおり嘔吐がとても激しゅう御座います。
これについては祖父が、ハワイで宮島の三鬼神を祭っておりましたが、死後祭る人がなくなったため、三鬼神がひとりでに帰って参りまして、男子七人までは殺すと言っているそうで御座います。
三鬼神と前記の霊及び現在の病気に何か霊的関係が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「三鬼神が何か怨んでいる。
米人の霊はピストルで殺した人がこの家の祖霊の一人で、三発射ち込まれたのは事実に違いない。
関係がなければそんな事はない。
一人でも多くの人を助ける。その徳により霊の曇りが減る。光ってくるとどうする事も出来なくなる。他の信仰では力が足りぬからこうはゆかぬ。」
明主様御垂示 「布教中は霊的発作せず」 (昭和24年1月28日)
信者の質問
「一、長い間の霊的御浄化をお救い頂き、この道に御使いさせて頂いて参りました。
霊的御浄化も一ケ年に一度か二度程度の発作で済み、布教に支障なく過させて頂き、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年正月より霊的御浄化が一週間に二回位に強くなり、茨城及び千葉、栃木等の出張先で夜中、霊的発作が頻繁に起き、呼吸逼迫致し、苦しみますが、五分位で良くなります。
二、発作が起きますと、非常に水がほしくなります。
また胃の中に生き物がいるように思われてなりません。」
明主様御垂示
「やはり必要の憑依である。」
明主様御垂示 「憑霊中に無我でなくなったのは霊の弱体化が原因」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「最近、患者の憑霊現象はぜんぜん無我になることなく、霊の言ったこと、したことなどはみんなよく自分で憶えておりますが、これはなぜでしょうか。」
明主様御垂示
「これは憑依する霊のほうが全部を占領できないからですよ。
例えば、七分通り占領してもその人の霊が三分残りますからね。
霊の力が弱ってきたんですね。」
明主様御垂示 「祝詞の途中でゾッとするのは祖霊の憑依」 (昭和24年6月2日)
信者の質問
「二十五歳の女の人ですが御浄霊によりまして蛇の霊や狐霊が解決したので御座居ますが、
善言讃詞をお奏げして禽獣虫魚のところまで奏げますとゾッとする寒気を感じるそうで御座居ます。
いかなる訳で御座居ましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「この時霊が身体に憑るのである。
よく祝詞を奏げる時、ここへ入る前にゾッとする事がある。
これは祖霊が憑るのである。」
明主様御垂示 「善言讃詞を聞きたい祖霊の憑依」 (昭和24年5月12日)
信者の質問
「ある六十七歳の女の信者さんで御座いますが、善言讃詞をお唱え致しますと白い煙が頭から出まして、風がないのに毛が分かれてしまいます。
これが三晩続いたそうでございます。何か霊的に意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「意味がある。
善言讃詞を聞きたいために霊が憑るのである。
上の方の祖霊である。
祖先の中で、昔身分によりそのように髪の毛を分けた人があったものである。」
明主様御垂示 「善言讃詞を聞きたい子供の霊の憑依」
善言讃詞奏上時に胸の圧迫感
信者の質問
「朝晩善言讃詞を称え奉る毎に急に胸を押しつけられるように苦しくなり、自分で霊気を送ると忽ち楽になります。いかなる訳でしょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「未だ救われぬ霊が善言讃詞を聞きたいのである。
子供の霊が胸へ抱かれてくるのか、あるいは胸が苦しくて死んだ霊である。
霊界で正守護神が子供を助けたいために伴れて来たものである。」
明主様御垂示 「浄霊を受けると震える人には霊が憑依している」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「御浄霊いたしますと震い出す人がありますが、これはなぜでしょうか。」
明主様御垂示
「震い出すのは霊が来て憑いてるんです。
で、その霊がこの光をこわがるんです。
そういうときに口をきかすときりますがね、しかしあまり口をきると具合が悪い、精神病的になりますからね、しないほうがいいですよ。
憑いてる霊が浄まってくると震わなくなりますよ。」
明主様御垂示 「背部浄霊で痙攣」 (昭和24年7月12日)
信者の質問
「HM(五十六歳・女性)と申す者で御座いますが、背部を浄霊の場合ビクビク痙攣致します。
いかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「背中に霊がいる。大した事でない。治る。」
明主様御垂示 「教修会開いて浄化」 (昭和25年4月21日)
救われたい霊の憑依
信者の質問
「HTと申す信者(五十一歳、未亡人)、昨年五月十日に本人主催で教修会を開かせて頂きました。
その夜から御浄化を頂き、七月中頃に床を離れましたが、十一月二十日の夜、震いが来て下腹部が脹り、食欲進まず、
その後現在迄一週間に一度か二度位震いが起り、この頃では肋膜の所が痛み、一時呼吸が止る場合もあります。
御浄霊を一時間位致しますと盗汗が一晩中出ます。
御浄霊中は痛みが止る場合と激痛の場合と御座います。
御浄霊は一日二回位させて頂いております。
娘が肺病と腸結核とで二人死亡しておりますが、娘の病気の所が痛みます。何か関係があるもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。
なお本人は生家を恋しがり、生家(栗山家)へ帰れば食欲は進み、体の心地も宜しゅう御座います。
生家も本人宅も御屏風観音様をお祀りさせて頂いております。」
明主様御垂示
「教修会を開いた事により霊が救われる事を知って、早く救われたくて憑いた。
生家へ行きたくて行けないのである。」
明主様御垂示 「憑依霊との因縁」 (昭和26年3月25日発行)
信者の質問
「「因縁が切れる」とか「因縁を切る」とかいうことを聞きますが、いかなる意味でしょうか。
憑依霊が浄化して解脱、退散することを言うのでしょうか、
よく因縁があるから憑依するとのこと、
本教の御光の力によって浄化救済された霊は、喜んで霊界から協力するとすれば、やはり縁があるわけですから、
悪因縁が切れて良い因縁が結ばれるのだ、と解してよろしいのでしょうか、御教示願います。」
明主様御垂示
「その解釈でよろしい。」
明主様御垂示 「自分の霊が自分に憑依することはない」 (昭和24年11・12月)
信者の質問
「「地上天国」9号所載「御霊徳に知る自分の前世」というお蔭話についてお伺い申し上げます。
(一)自分の霊が自分に憑依することがあるものでしょうか。
(二)憑依という言葉を使う以上それは別な霊ではないのでしょうか。」
明主様御垂示
(一)「そんなことはありませんよ。・・・
それにね、霊の言うことにもデタラメもありますからね。
霊だってトンチキなことも言いますし、狐霊は人をだましたりするし、
低級霊だと間違いを信じてることもありますからね、一様に信じられませんよ。」
(二)「これはこの通りですね。」
明主様御垂示 「戒名の刺青に霊は憑依しない」 (昭和24年11月2日)
信者の質問
「今年二十六歳になる未入信の青年で御座いますが、三歳の時母と死別、その後父とも生別れとなりました。
戦争中、満洲で左腕に母親の戒名を入墨致しました。
腕へ彫った戒名でも霊はかかるもので御座いましょうか。
そのまま放置しても宜敷うございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「人体に彫り付けるのは間違っている。
これは放置するの外はない。
戒名を彫りつけても、人間の腕に霊の憑るのは法にないから、憑らぬ。」
明主様御垂示 「刃物が恐いという霊はたくさんある」 (昭和24年8月30日発行)
信者の質問
「世間よく夜泣きをする子供の寝床に刃物を置くと夜泣きをしなくなるようですが、この場合刃物は霊的に意味がございましょうか。」
明主様御垂示
「霊によっては刃物を恐ろしがるのがある。
夜泣きするのは、親に怨みをもった霊が親を苦しめるためである。
であるから死人の上など庖丁や七首をのせる。
刃物が恐いという霊はたくさんある。
それは刃物で殺された霊などが特に恐がる。
それがみんな刃物で解決するとは限らぬ。」
明主様御垂示 「憑依霊を説得すべきとされた事例」 (昭和24年8月19日)
信者の質問
「今月四日に御守護御願い申し上げましたWM子(十八歳)、
その後御守護を戴き、九日間昏睡状態で御守護御願いに上り、お邸到着が十一時四十分でございました。
本人が気がつきましたのが十一時四十分で、同じ時間でございました。
それから御飯を食べるようになりました。
それから四日目よりまた霊的になりました。あとは口頭にて申し上げます。」
明主様御垂示
「こういうのは説得してやるとよい。
「命をとれば自分自身地獄のドン底に落つるから、助けてやりなさい」と。
段々治ってゆく。」
明主様御垂示 「最低地獄の霊が憑依した場合の浄霊法」 (昭和24年7月30日発行)
信者の質問
「三十五歳の女、三年前から夏でも綿入れを着て炬燵(こたつ)にあたり、室内に火を起し戸障子雨戸を閉めきり、他人を入れず、従って室の掃除もできず、塵は一寸も溜まっているかと思えるくらいです。
しかし本人は寒い寒いと言いながら汗をかきます。
汚れますと次々に脱ぎ捨てて積み上げてあります。
近所に住む知人でOという七五歳のお婆さんがおり、病人はなにかとこのお婆さんを頼りにして毎日そこへ金子や食料品をとりにやり、食事は間食のみを採っております。
そして金品をとりにくるのを拒めば、たちまちその霊が来るのかここ数日来腰に一貫目くらいの重みがかかり、立ち上がれず、
またその霊が身体のほうぼうをまわり、食事もできず、霊の離れたときようやく乳一合、卵、果物くらいを食べられるのです。
Oさんは最近に教修を受けた人で入信後右の病人の室に入り御浄霊をしてからそのように悩まされておりますので、私はOさんを一日も早く助けてあげたいと存じます。いかにしたらよいでしょう。
またその病人を浄霊するとき、もしその病人が室に入ることを拒めば、室外から浄霊してもよいでしょうか。」
明主様御垂示
「本人に知れないように室外から浄霊するほうがよい。それでよく効く。
これは最低地獄の霊である。
これによく似た病人があって霊界叢談に書いてあるが、必ず治るから気長にすればよい。」
禽獣虫魚に対する人霊の憑依
明主様御垂示 「人霊が蝶に憑依」 (昭和24年2月1日発行)
信者の質問
「御仏壇に御灯明を上げると時ならぬ蝶が出るとよく言われますが。」
明主様御垂示
「蝶に女(若い女)の霊が憑依してお参りに来るのである。」
明主様御垂示 「蝶には女の霊が憑依する」 (昭和24年5月5日発行)
信者の質問
「仏壇へお灯明を上げたとき、時節でないのによく蝶が出ることがございますが、霊的に意味がございましょうか。」
明主様御垂示
「蝶には女の霊が憑依します。霊界で若い女の霊が蝶に憑依して喜んで出てきたのでしょう。」
明主様御垂示 「人間と蜘蛛、蜘蛛の夢」
信者の質問
「最近入信の信者、教習第三日目の終り頃、左肩に大きな蜘蛛がいる感じがし、今迄にも身内のものが死ぬとか生れるとかの時には、やはり大きな蜘蛛を夢で見ましたが、いかなる訳でしょう。」
明主様御垂示
「人間は虫に生れ代る事があり、特に蜘蛛に生れる事がある。
また蜘蛛が人間に憑依したり、人間が蜘蛛に憑依したりする。
芝居などで土蜘蛛をやるが、あれは蜘蛛が人間に化けるのであるが、ああいう事はあったとみえる。
クモで迷っているのがあり、無論それは祖霊である。
クモになって知らせたので、救われたいのと、喜びを知らせた訳で・・・。
やがて修業が出来ると、人間に生れるのである。」
明主様御垂示 「人霊がナメクジに憑依」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「ある婦人、病気で寝ていたとき枕元に大きな蛞蝓(なめくじ)がおりましたが、
その婦人が死んでからそのお墓に枕元にいたのと同様の蛞蝓がおりました・・・」
明主様御垂示
「こいつは気持ちが悪いね。(笑声)」
信者の質問
「その後赤飯を炊いて神様にお供えいたしましたところ、
どこからともなくたくさんの蛞蝓がやって来てその赤飯の上をいっぱいに埋めてしまいましたが、
少し経ちましたら一匹も見えなくなりました。
これはなにか意味がありましょうか。」
明主様御垂示
「ありますね、これは。蛞蝓とこの婦人と関係があるんですよ。
きっとこの婦人の子供かなにかが蛞蝓になっているんですね。
つまり肉親の者の死霊が蛞蝓に憑依したんでしょう。
蛞蝓だとか虻(あぶ)だとか蜂、蝶、蜻蛉(とんぼ)なんかには憑依することがありますからね。
で、その子供なら子供の霊が、自分の部下だとかなんだとかの蛞蝓をつれて来て赤飯にたかったんですよ。
とにかく、蛇、蛙、蛞蝓は「三すくみ」って言いますが、あんまり気持ちのいいものじゃありませんね。
こんなのは一遍蛞蝓に生まれたんですね、それから人間の子供に生まれたけどもまだその因縁が離れないんですよ。
実際こういうことがあるんですから、ずいぶん神秘なもんですね。」
明主様御垂示 「禽獣に対する人霊・動物霊の憑依」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「家畜、家禽に狐狸その他動物霊の憑依することがありましょうか。」
明主様御垂示
「憑依することがたくさんある。
また人間の霊が憑くこともある。
また鳥に狐が憑いたり、犬に人霊が憑いたりする。
無縁の霊などよく動物に憑いて食欲を満たし、そのうち動物にとけ込んで一つのものになるものでこれが畜生道へ落ちるということである。」
明主様御垂示 「明主様が霊憑り信者との面接を約束した事例」 (昭和29年4月1日)
信者の発言
「以前根室におりましたSNというのが滋賀県の大津にまいっており、それに変なことが起こりました」
明主様御垂示
「その人は私も知ってますが、別に関係はないでしょう。」
信者の発言
「私のほうの信者になっておりまして、最近お軸から観音様がお現われになられ、いろいろお教えがありましたが、
“これは重大なことだから、花の咲く頃に明主様にお会いして申せ、私は忙しいから帰る”とお帰りになられました由です。
花の咲く頃というのはいつの頃かを伺いますと、四月頃とのことでございます」
明主様御垂示
「どういうことですか。」
信者の発言
「どういうことかは知りません」
明主様御垂示
「お伺いというのは、私に会いたいというのですか。
それなら今度京都に行くからちょうどよいでしょう。」
信者の発言
「どうぞよろしくお願い申し上げます」