稲荷ついて その他


明主様御垂示 「稲荷に対する叱責方法」 (昭和25年10月15日発行)

信者の質問
「一家四人入信し、御神体を奉斎いたしましてから三年になる熱心な信者でございますが、入信前より主人は右足の膝が腫れ、

最近はちょっとした拍子にもギクンとひどく痛み、足の裏がつけないように辛く、腰が痛んだり、ポツポツと熱くなり、入信前より辛くなってきております。

主人の父親は、いまより五十年前屋敷を買い、そこに古い稲荷があったのを、その家主が稲荷の御神体を持って行きましたので、残っておりました榊の木を切ってしまいました。

その後二月が来ると水子(ママ)が次々に亡くなり、あまり不幸が続きますので、ある人に見てもらいましたところ、

稲荷が祟っているからと言われて、また側に祭り、その後引っ越しまして、稲荷の祭ができないからと床の間に祭りましたところ、今度は年上の子供から亡くなります。

人の勧めによりまして日蓮宗を信仰いたしましたが、いっこうよくならず、その後一家四人お道に入信いたし、御神体をお祀りすると同時に、不要の物は全部処分していただきました。

昨年夏ごろ妻に霊が浮き、初代の先祖だと称し、主人のお婆さんが自分はたいへん苦しみ

(主人の父親が兵隊逃れにお婆さんの家へもらわれてゆき、そのお婆さんは生前足腰が長年悪かったそうでございます)

なかなか救ってもらえなかったために何人も殺したことをわび、お観音様によってやっと救われそうだと言って喜び、なお信仰を続けるように、また家を守護することなどを述べました。

その数日後、稲荷が浮き、家がないので帰れない。

ここはお光が強くとてもいられない。どうか帰れるようにしてほしいと申しますので、

昔の地所に家を建ててやり、希望通り正一位稲荷明神として祭り、

そこに住んでいる人に話してお詣りしていただいておりますが、

その後も体の状態が変わりませんので、光明如来様にお念じいたしておりましたところ、

最近また稲荷が浮き、浄まって、お経をたくさん聞かねば帰られない。

正一位稲荷でなくて権兵衛稲荷として祭ってほしいと申しますので、希望通りにいたしました。

なお、お婆さんと一緒に家の中を荒したことなどをわびまして、今度こそ帰りますと申します。

浮くごとにその通りにしてやりますが、いっこうよくなりません。

いかようにいたしますればよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「足の腫れものは薬毒がそこから出るのだから結構である。

膝裏から腎臓部、右股の付け根を押すと痛い固まりがあるから、そこを浄霊すれば治る。

また稲荷へは天津祝詞を奏げて、言葉をもって、この家へおいてもらいたければおとなしくしなさい。

災いをするなら、速かに帰りなさいと言ってやればそれでよろしい。

後、なにか要求しても言うことを聞いてはいけない。

ただ、差し支えない願いなら聞いてやってもいいが、無理な願いならよく道理を説いて、たしなめてやればそれでいい。

あまり狐霊の言うことを聞くと、だんだん図に乗るから、限度を決めて、それ以上応じなければ、狐霊は諦めてしまうものである。」




明主様御垂示 「稲荷にお詣りしてよいとされた事例」 (昭和23年11月28日)

信者の質問
「某教導師の兄(十七)弟(十二)が九カ月の間をおいて死亡、約八十間ほど離れた所に稲荷があり、その祭の日に兄は死んだ。これはなにか関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「なにか祀ってもらいたいのかもしれませんね。

月一回くらいお詣りしたらいいでしょう。

憑依霊でもたいていは離れられない。離れずに副霊になっている。

しかし執着のないものは離れます。

狐霊が憑依するとよく肋膜を起すことがありますよ。

行者などが狐霊を追い出したってまたついてしまう。

霊界には住宅難の霊がたくさんありますからね。」




明主様御垂示 「氏神が稲荷の場合にはお詣りしてもよい」 (昭和23年7月28日)

信者の質問
「氏神が稲荷の場合お詣りしてもよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「お詣りしてもよい。氏神として守護してくれるのだから御礼を言ったらよい。」


信者の質問
「最高の神様を拝んでいるのだからそれは拝む必要ないと思われますが。」

明主様御垂示
「いやいやそんなことはない。

ふだん氏子の面倒をいろいろ見てくれてるのだから。
 
氏神にお詣りしたとき祝詞を奏上することはよいが、

最後のところは「産土大神守り給へ幸倍賜へ」と言えばよい。」




明主様御垂示 「産土祭の群衆心理とその実態」 (昭和24年8月29日)

信者の質問
「産土神様の御祭の時などに人々の性格が一変して別人のようになって騒ぎ廻ったり致しますのは霊的な現象で御座いましょうか。

また、群衆心理などと言われるものも何かの霊に支配されているので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「霊的の現象もあろう。

産土神には稲荷の昇格したのがあり、その眷族の稲荷などが憑く。

群衆心理などは、狐などが何十匹も集(よ)ってはああいう事をする。」




明主様御垂示 「お祀りを希望する稲荷 主人の反対」 (昭和24年12月13日)

信者の質問
「信徒の御浄霊をさせて戴いている内、稲荷が憑依して祀って貰いたいとの希望でありますが、その信徒の家の主人が稲荷の霊を信じません。

その稲荷は以前映画館に祀ってあったもので御座いますが、戦災により映画館は焼失し、その跡の近くへ現在信徒の家は建っております。

稲荷の希望通り祀ってやるのが宜しゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「主人が反対してはまずい。面白くない。稲荷はなるべく返した方がよい。」




明主様御垂示 「稲荷の祠からお札が盗まれた事例」 (昭和25年10月15日発行)

信者の質問
「三年ほど前に入信いたしました信者で、一家入信し御神体もお祀りいたしております家でございますが、

入信当時それまでお祀りしておりましたお稲荷さんの祠(ほこら)を調べましたところ、お札がいつの間にか紛失しておりました。

近所の子供が取り出して捨てたものらしく、その後へ玩具様のものが入っていたそうでございます。

そのままにして現在祀ってないのでございますが、その後、家の中がなかなかまるく治まらず、

特に現在は入信いたしました父がひどくこのお道の反対を申し、娘さんが人の御浄霊をいたしますことさえ許しません。

他にもいろいろと曇りの多い家でございますが、この父の反対は捨てられたお稲荷さんと関係がございましょうか。

お稲荷さんの名前が分からなくなっているそうで、ございますが、改めて祭るといたしますと、どのようにしてお祀りいたしますればよろしゅうございましょうか。御教えを賜わりたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「たぶん稲荷の霊だと思うが、名前も判らず、お祭りをするほどのこともないから、そのままでよろしい。

父親が反対し、家族の者が苦しむとしたら、家族の人たちも罪穢があるのだから、人助けをするのがよいが、

それも反対されるとしたら、できるだけ御神書を読むようにすることである。

それによって身魂が磨けるから、父親の反対もだんだん薄らぎ、ふたたび信仰を取り戻すことになる。焦らず時節を待つべきだ。」




明主様御垂示 「稲荷の祠堂からお札が飛んだ事例」

信者の質問
「前の持主がお祭りした稲荷のお札が風で飛んでしまいました。

その祠堂には既に霊は抜けてしまっておりましょうか。」


明主様御垂示
「霊は抜けている。」




明主様御垂示 「御神体奉斎で稲荷の霊格が高くなる」 (昭和26年7月8日)

信者の質問
「御神体を奉斉した家の稲荷を、このたび、本山にお帰りを願い、稲荷の好きなものを供え、祀ってあげましたところ、

しばらくたって、「さぴしい、さびしい」と言って憑ってきましたが、いかなるわけでございましょうか。」

明主様御垂示
「この稲荷はなに稲荷ですか。」


信者の質問
「伏見稲荷でございます。」

明主様御垂示
「伏見、豊川の稲荷は霊格が高いから、御神体を祀ってから、一年経過してから帰ってもらわぬとさわる場合がある。

一年たってから帰すと、かえって霊格が高くなって帰るから、仲間にもハナが高い。

狐霊界はおもしろいものですよ。」




明主様御垂示 「弟の死と稲荷」

信者の質問
「三月六日末弟(I、十二歳)死亡し九ケ月目に上の弟(S、十七歳)死亡致しました。

上の弟の死ぬ際家より約八十間位の所に祀ってある御稲荷様の御祀りがありましたが、これは稲荷と霊的な関係がありましょうか。

また、末弟は肋膜で死亡致しましたが、これも何か関係がありましょうか。

狐霊の力で死んだ場合、その霊は霊界でどんな状態で御座いましょうか。右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「狐が信仰してもらいたいものと思われる。」




明主様御垂示 「稲荷が家に飛び込んで来た夢」 (昭和24年1月19日)

信者の質問
「昨年十二月十五日朝四時、妻が次のような夢を見ました。

朝起きて玄関を開けますと同時に雄の稲荷様が家に飛び込み、あらっと思っているとまた一匹飛び込んで来まして夢から醒めました。

私の所は漁業をやっており、何か由縁のあるように思われてなりません。」


明主様御垂示
「夫婦の稲荷であろう。祀ってもらいたいのである。」




明主様御垂示 「稲荷の憑依による父の発狂」

信仰不徹底 稲荷に犯さる

信者の質問
「父は中風で御浄霊を戴き、私と弟の二人入信してますが、

父が発狂状態になり、夜一時頃から三時頃迄暴れ、不眠の状態です。

五年前より町内の白笹稲荷を預かっており、

父が白笹稲荷の御神体を指して狐が出入していると申しました。

この二、三日の状態がよくなって参ったと同時に、

長女が朝突然ひきつけ、注射を一本打ってしまいましたが、

教導所に連絡して御浄霊を頂き、大分楽になりましたが、

その夜一時頃猛烈なひきつけを起して死亡、その後、父がまた暴れ出しております。

子供の死後、白笹稲荷を一応町内へ返したのですが、これで稲荷がなおさら怒っているかとも思ってますが、今後いかようにしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「信仰が徹底していないため、そのスキに稲荷にやられたものである。

徹底すれば、狐などにやられる事もなく、祀りかえる要もない。

出来るだけ神書を読んで徹底し、父には祝詞を奏げてやる。」




明主様御垂示 「馬屋と馬の反抗」 (昭和25年5月23日)

稲荷の憑依により悪質となった馬

信者の質問
「一、厩(うまや)について。

厩の場所が主屋の鬼門の方角に在っても差支えないでしょうか。

二、馬死供養。

厩の入口に御霊紙張ってよいか。

三、馬について。

昨年まで非常に良く働いた馬が、子を産む前から若干ずるくなり、殊に本年子馬を産んでから鞭を持って追えば、噛みついたり蹴ったりして働かないのであります。

先日、この馬の主は御分霊を頂きました。御浄霊の急所と霊的関係のせいでしょうか。この家は以前稲荷を信仰致しておりました。」


明主様御垂示
「一、鬼門の方角はいけない。

二、そんな事しなくとも、光明如来様をお祭りすれば安産する。

三、稲荷でも憑いているのでないか。早くお奉斎する。」




明主様御垂示 「全身回る塊」 (昭和24年5月23日)

信者の質問
「五十歳になる婦人、何等異状がなかったのでありますが、

御浄霊を受けると同時に全身が震い、観音様の偉力に驚き御光を拝受致しました。

それ以後、頭がボーッとしている時等度々霊的動作が始まります。

そしてこの頃、気付く事によると手毬大位の玉が肩、足等から憑依したかと思うと全身的に回り、回る所が暑く感じ、全身的にガタガタと震えるのであります。

以前に少々稲荷を信仰した事があると申しますが、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「稲荷である。憑いていたのが光で苦しくなった。

ガタガタ霊が震えるのである。だんだん稲荷は萎縮する。」




明主様御垂示 「人の意中・行動を感知す」

信者の質問
「三十三歳の婦人、肺結核のため三ケ月床につき、本年四月入信して以来、他人の意中、行動等が教わらずに分るようになりました。

(なお、この人は以前御稲荷さんを信仰した事もあります)

いかなる訳でしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「稲荷が判らすのである。」