稲荷の処分ついて
明主様御教え 「精神病」 (昭和24年12月30日発行)
「十七歳の女学生の精神病を扱った事がある。
これは非常に暴れ、ある時は裸体となって乱暴する。
その際三人くらいの男子でなくては制えられない程の力である。
また大いに威張り母親を叱りつける事がある。
しかるにこの原因は左のごときものである事が判った。
すなわち娘の父は数年前没し、現在は母親のみであったがその母親は、数ケ月前ある宗派神道の信者となったので、祖霊を祀り替え、仏壇や位牌を処分した。
それがため父の死霊が立腹したのが動機となった。
ところが父のまだ生きている頃、その家は仙台から東京へ移転したが、
元の邸宅を売却し邸内に古くから祀ってあった稲荷をそのまま残したので、
買主は稲荷の祠を処分してしまったため、その狐霊が立腹し、上京した父に憑依し父は精神病となりついに死亡した。
このような訳で、父親の霊と稲荷の霊との二つが娘に憑依したためであった。
故に発作時父親の霊は母親を叱り、狐霊は常軌を失わせるといったような具合であったが、私の治療によって全快し、その後結婚し、今日は二児の母となり、なんら普通人と異ならないのである。
右のごとく古くからある稲荷を処分した事によって、精神病になる場合が非常に多いのである。
今一つおもしろい例をかいてみよう。
これは、二十歳の青年で、大方治癒した頃私の家で使用した。
いつも庭の仕事などやらしていたが、私の命令に対し狐霊が邪魔するのである。
例えばある場所の草を全部刈れと命じ、暫くして行ってみると一部だけが残っている。
私は、「なぜ全部刈らないか」と訊くと、「先生が「そこだけ残せ」と言われました」という。
私は、「そんな筈はない。それでは「一部残せ」と言った時、私の姿が見えたか」と訊くと、「見えないで、声だけ聞こえました」と言うので、
私は、「それは狐が私の声色を使うのだから、以後注意せよ」と言ったが、直に忘れて右のような事がしばしばあった。」
明主様御垂示 「稲荷の処分で祟ることがある」 (昭和24年7月1日発行)
信者の質問
「ある信者の家庭で、以前に祖父が足が痛みました折、日蓮宗にみてもらいましたところ、狐霊の祟りということでお祀りいたしておりましたところが、
その後報恩会に入会しましたところ、そんなものは処分するようにと言われ、人に譲りました。
その後その孫夫婦が足が痛くて困っております。
譲りましたお稲荷さんをもらい返すほうがよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「狐が怒ってする場合と、浄化の場合とありますから、決めることはできません。
稲荷を処分すると祟ることがあります。」
明主様御講話 「稲荷を直ぐに処分してはならない」 (昭和26年10月18日)
(「祖霊まつりについての注意」の後の御教え)
「よく、宗教を替わった場合に、特に神道ですが、神道に祀るのが良いとして、また先生にもそういう風に勧められますが、それが、祖霊にとっては非常にありがた迷惑なんです。
それを霊が出て言うんですから、一番はっきりしているんですが、以前から私が、やたらに改宗してはいけない。
一軒の家族でも、揃って改宗する事は滅多にないんですからね。
ところが、やっぱり祖霊さんでも同じ事で、天理教の信者になっても、俺は嫌だ。
昔からの仏界の方が良いと言う祖霊の方が多いですから、それを気づかせようと思って、天理教に入ってから、重い病気になったり、苦しんだりすると言うのは、そう言う訳なんです。
また、キリスト教に入って先祖を祀らなくて良いと、祖霊を祀るのをやめますが、祖霊は悲しんだり怒ったりします。
ところがメシヤ教は違います。
信者になったというだけでも喜びますから、不賛成と言うものはないんです。これは霊が憑ってよく言います。それでも中にはこういうのがあります。
御嶽教、豊川さんと、いろんなのがありますが、そう言うので、役員になったりしたのが、霊界に行ったのは、メシヤ教は良い宗教には違いないが、癪に障ってしょうがない。
邪魔してやれと言うのがいる。また狐が憑って邪魔する場合もありますからね。
すぐに祀り替えや、そう言う事はしないようにして以前通り祀ってやって、何年か経ってから、メシヤ教が分かって来るから、ぜひ祀られたいと言う気分が起こってきますから、これが一番安全なんです。
稲荷なんかそうですね。
狐ですから、悪い方が多いが、メシヤ教と言うと、とんでもない。邪魔してやれと言うのがいる。
この間の地上天国の質問応答に、そう言うのがありました。
これは先生が知らないんですが要するに指導者の失敗ですね。
光明如来様をお祭りするや否やすぐに処分してしまった。
それで狐が怒って・・・と言うのがあった。
それで処理の仕方が早かった。
という事を答えた。そんな訳で祖霊さんを祀り替えるという時も、慎重にしなければならないという生きた実例なんです。
それでいずれメシヤ教の方の祭り方・・・形式をこしらえますが、今の所は、こっちの方で、そう言う形式になってないんだから、威張って言えませんが、そう言う点はメシヤ会館が出来てからです。
本部の形が一通り出来てから、そう言う冠婚葬祭のやり方について考えます。
やはり順序から言って、本部の形が出来てからでないと、順序が違うんです。
それで、それまでは待ってもらうとして、今のお蔭話も、祖霊さんについてのこういう実例を見ると、大変参考になりますから、それで読んだのです。」
明主様御垂示 「稲荷は二、三年で改心する」 (昭和28年5月1日)
信者の質問
「四十六才の婦人。主人は二十五年一月入信、ただちに御屏風観音様を御奉斎させていただき、三月に御神体を御奉斎させていただいております。
本年一月十七日朝お参りの際御神体の巻き紐が根元から刃物で切ったように切れて落ちており、教会にてお詫びして紐の取替えの手続きをいたしました。
祖霊の知らせではないかと思い、仏壇が粗末でしたので新しいのにいたしました。
一月十八日より子供(入信者、十四才)が頭痛、発熱、貧血等の御浄化をいただき、真っ青になり死相の現われたこともございました。
また京都の伏見稲荷を信仰しておりまして、主人は御利益をいただいたこともあり、まだ執着がとれず、室内に祀っております。
主人の無理解のため稲荷の話をすると目の色を変えて怒りますので、屋外に移すこともできません。
私も人工流産をしたことがございまして、罪深い者でございます。これらのことに関係がございましょうか」
明主様御垂示
「伏見稲荷はいつから信仰してますか。」
信者の説明
「十年前からでございます」
明主様御垂示
「今どこに祀ってますか。」
信者の説明
「御神体は二階に、稲荷は階下でございます」
明主様御垂示
「紐を切って、今は紐をつけて掛けてあるのですか。」
信者の説明
「紐を新しくいたしまして御掛けしております」
明主様御垂示
「しかしそれはそのままではいけないのです。
紐を取り替えて、私が浄めなければならないのです。」
信者の質問
「まことに申しわけございません」
明主様御垂示
「そうでなければ光明如来様の本当の光は出ないのです。
一旦落ちたものは霊を入れ替えなければなりません。早速そうしなさい。
それから伏見のお稲荷さんには悪い狐がずいぶんいますから、やっぱりそれを改心させなければならないです。
二、三年もたてばたいてい改心しますが、それはまだ執着がある狐とみえます。
だからいくらかは何かやります。
しかし光明如来様の光で、そういうことはだんだんできなくなりますが、今のように落ちたりすると本当の光がでません。
これはお詫びくらいでは駄目なのです。
ちゃんと霊を入れてあげますから、それから一年以上たてばお稲荷さんを処分してもよいです。
それまでは処分してはいけません。
ですからよく雨の染みができたり、いろんなことがあって経師屋に直させたりしますが、それは必ず私の所に浄めに持って来ます。
それをしなければいけないのです。」
明主様御垂示 「稲荷の処分方法」 (昭和27年6月1日)
信者の質問
「昭和六年に東南のほうからものすごい音響が入り、釜の中に入れて女の人のお腰で包み・・・」
明主様御垂示
「音を入れたというのはどういうことです。」
信者の発言
「入ったと仮定したとのことでして、蓋(ふた)を取るとガーッと鳴るそうで・・・」
明主様御垂示
「また、お腰で包むなんてね。何か他の布で包むというならいいが、何も腰巻で・・・とは少し変だね。」
信者の発言
「昭和八年にも同様のことがあり、これも釜に入れお腰で包み神棚に上げておりました。
光明如来様はお祀りさせていただき、昨年十二月には大光明如来様をお祀りさせていただきました。
なお、その家にはたくさんの神様が祀ってありましたが、四ヵ月前に釜と一緒に御神前に置いてあります」
明主様御垂示
「妙なものだね。」
信者の発言
「誰でも聞こえたのではございませんので・・・」
明主様御垂示
「それはそうでしょうね。」
信者の質問
「音を腰巻で包むという謂(いわれ)でもあるのでは・・・」
明主様御垂示
「とにかく話がどうも変ですがね。光明如来様をお祀りしたのは・・・。」
信者の発言
「光明如来様は一年半前でございます」
明主様御垂示
「その間いろんな神様を以前のままで・・・。」
信者の発言
「八百万がたくさん・・・」
明主様御垂示
「たくさんはよく分かった。その後は・・・。」
信者の発言
「稲荷がありまして、おじいさんが外に祀ることを嫌がっておりましたが、
四ヵ月前に夫婦喧嘩が絶えませんので、外に祀ったらと思い、おじいさんも許しましたので軒下に祀りますと、家の中も明るくなりましたようでございます」
明主様御垂示
「それじゃ、それを御神前において、四ヵ月前というのなら・・・一年くらいそのままにしておきなさい。
一年以上経ったらお祀りして御礼を言って、そういう霊は故郷があるから元の御座(みくら)にお帰り願いますと言って処分すればいいです。
けれどもあんまりおじいさんが反対したら、しないほうがいい。
というのは、おじいさんが反対するということは、そのうちの霊のいずれかがおじいさんに憑って反対するんだから、
光明如来様をお祀りしていると、だんだんそういった霊が改心するから、そうしたら一緒にしていいんだから、その点も心得て・・・。」
明主様御垂示 「稲荷の処分はご神体奉斎から一、二年後」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「伏見稲荷を立派に祀っておりましたが、一年前に入信し、その後屏風観音さんを御奉斎し、
主人がとにかく返すんだと言って、返してしまい、それより一ヵ月後に亡くなり、
それから狐が出てきて、一家を断絶するために入ったのに、光で見破られた、とか言って暴れます」
明主様御垂示
「それはひどい。どうしてあなたは黙っていたんです。
私の本にも書いてあるでしょう。
光明如来様をお祀りしてから、一、二年そのままにしておいて、それから処分しなければならないとあるでしょう。」
信者の発言
「それをお伝えいたしましたが」
明主様御垂示
「それは順序を誤っている。それはしかたがないです。
狐というのは怒りっぽいからね。執念深いからね。
普通は三年くらいですね。
そうしているうちに、だんだん弱ってきて、俺はここから出ていくという気持ちになってから処分すると良い。
それでないと、暴れ放題になる。
それで、元通りにしたら、狐に良くお詫びしなさい。
お稲荷さんに対して「たいへん行き届かないことをしたから許してもらいたい。知らずにやったから」と、よく言い聞かせるんです。
「この通り光明如来様をお祀りしたから、いたければいなさい。
もしおりたくなければ、いつでもお帰り下さい」と、納得するように言う。
そして、光明如来様に「稲荷が改心するように御守護して下さい」とお願いして、いま言ったように狐に詫びながら、納得するように言うんです。
それでも暴れるようなら、狐のほうが悪いのですから、光明如来様にキュッとやられます。」
信者の質問
「二階に光明如来様、下に稲荷を祀っておりますが・・・」
明主様御垂示
「伏見稲荷は、中でも良いんです。
一時は執着がありますから、少しは悪さをするでしょうが、だんだんおとなしくなります。」
明主様御垂示 「稲荷の処分方法」 (昭和23年10月25日)
信者の質問
「三代前の家人が菩提寺より戴きし妙見様の木像を、昨春某行者の言に従いて寺に預け後、当主はメチール禍にて失明致しました。
なお当家には昭和六年に行者より貰いし稲荷を屋内の高き棚に祀ってあります。
失明と霊的の関係があるでしょうか。」
明主様御垂示
「これはメチールのためである。
メチールは放置しておけば失明したようなのも治る。
稲荷は庭へ祀り、二、三年経って処分する。
祖先からあった稲荷は別で、祖霊が狐になって守護している事がある。」
明主様御垂示 「家屋内の稲荷の処分方法」 (昭和29年3月1日)
信者の質問
「稲荷につきお伺い申し上げます。戦時中茨城の里のほうに疎開中、
兄が稲荷を信仰し、近所の行者にも時々みてもらい、いくつか当たったこともあるので、非常に御利益があるというので、
行者に頼んで瀬戸物の稲荷を受け、家の中の大神宮さんの向って右に祀ってあります。
昨年御浄化をいただき、御浄霊でたちまち治り、それより入信し御神体を御奉斎いたしております。
ところがそれから稲荷のいたずらが露骨になってまいりました。いかがいたしたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「稲荷さんが怒ったのでしょう。
御神体はいつですか。」
信者の説明
「昨年入信し、すぐにいただいております」
明主様御垂示
「それから狐がいろんなことをするというのでしょう。
そういうのはよくあります。
稲荷のほうが神様より上になっているわけです。
それではそのくらいのことはどうしてもします。
それでなければ・・・順序が違っているからです。
光明如来様の部屋はどこですか。」
信者の説明
「二階でございます。稲荷は下でございます」
明主様御垂示
「それでは差し支えないです。では他の理由です。二階はもちろん床の間でしょう。」
信者の説明
「さようでございます」
明主様御垂示
「どういういたずらをしますか。」
信者の質問
「浄霊に行きますと、それがすぐに稲荷を持ってきた所に通じて、向こうから来て、
お前の所はメシヤ教というあんな所で治していると、脳溢血になって死ぬと言うのです」
明主様御垂示
「浄霊は誰がやっているのですか。」
信者の説明
「私がいたします。それで、浄霊していると、稲荷を持ってきたほうにすぐ分かるのです」
明主様御垂示
「しかし、あなたは稲荷とは関係ないのですがね・・・稲荷には浄霊に来ていることは分かりますよ。しかし分かっても差し支えないでしょう。」
信者の説明
「御浄霊などをしてもらうなということを言うのです」
明主様御垂示
「言ってもよいです。どうせ狐が言うのだから信用しなくてもよいです。」
信者の説明
「非常に気にしております」
明主様御垂示
「気にしているということは信仰に入ってないのです。
信仰に入っていれば、狐がからかうのだと思えばよいです。」
信者の説明
「狐がからかうのだということは話してあります」
明主様御垂示
「それではそれでよいです。」
信者の質問
「大神宮さんの祀ってある場所は今のままでよいでしょうか」
明主様御垂示
「よろしいです。」
信者の説明
「今は日を決めて、朝、ご飯と水をあげているようです。お祭りはしてないようです」
明主様御垂示
「それでは狐はさびしいではないですか。やっぱり油揚とかをあげなければかわいそうです。狐はいつ祀ったのですか。」
信者の説明
「二十二、三年頃です」
明主様御垂示
「お札はどこからですか。何稲荷の狐ということはチャンとありますが・・・。」
信者の説明
「伏見稲荷と言っているのだそうですが」
明主様御垂示
「なるほど伏見稲荷ですか。伏見稲荷はよくそういうことをやります。
伏見稲荷は狐の仲間では一番いばってます。
いたずらというのは、ただそれだけですか。」
信者の説明
「家の中をもませようということも始終あります。最近は露骨にやってます」
明主様御垂示
「その信者というのは御神書もチャンと読んでいるのですか。」
信者の説明
「読んでいるような・・・」
明主様御垂示
「それではできるだけ声を出して読むようにするのです。
そうするとだんだん狐のほうが萎縮してきます。」
信者の質問
「それで、月に一度日を決めてお祭りをしたほうがよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「そのほうがよいです。それから、急にしてはいけないから、ある時期になれば・・・光明如来様をお祀りしたのは去年の何月ですか。」
信者の説明
「十二月です」
明主様御垂示
「ではまず、一ヵ年以上過ぎたら、庭にお祀りするのです。」
信者の質問
「そのときはやはり、木のお宮を作りまして・・・」
明主様御垂示
「そうです。だいたいお稲荷さんと同居するということはないのです。」
信者の質問
「それまでは月に一回ずつ日を決めて・・・」
明主様御垂示
「その前もその後もです。
日を決めると言っても、光明如来様のお祭の日がよいです。
光明如来様のお祭が済んだあとで、お稲荷さんのお祭をしてやるとよいです。
そうすると狐のほうもだんだん面白くなくなって、だんだん居心地が悪くなってくるのです。
「これはもういやだ、伏見へ帰りたい」ということになります。
ちょうどその時分に庭におろしてやると、だいぶ楽になる。
しばらくすると、伏見へ帰るなりします。
稲荷のいたずらもずいぶんひどいです。
前に経験がありますが、そこの家の妻君をはしご段から突き落とすことがあります。
それから、花をあげると、パッとほおり出すのです。
そういういたずらをするのですが、やっぱり伏見でした。
しかしメシヤ教の神様には伏見の稲荷も大いに驚きます。
前に伏見の能鷹稲荷という狐を追い出してやったことがあります。
しかし伏見稲荷にも良いのもあります。
だいたい伏見稲荷の本尊様というのは良いです。
つまり豊受明神が本尊さんですが、眷族に悪いのがたくさんあるのです。
今言ったようにやればよいです。」
明主様御垂示 「買入地の稲荷の処分方法」 (昭和24年10月3日)
信者の質問
「新に工場を買入れたのですが、その敷地内に七、八年前より田地主が稲荷をお祀り致してありますが、特別に祭礼のようなものは致さなかったようです。
この度工場の方へ大光明如来様をお祀りさせて頂きますにつきましては、
この稲荷の御処分はどう致したら宜しいでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「そのままにしておいて二、三年経って処分する。」
明主様御垂示 「由来の不明な稲荷の処分方法」 (昭和27年6月1日)
信者の質問
「光明如来様、御屏風観音様をお祀りいたしております家でございますが、
三年経ちました稲荷は処分いたしてもよろしゅうございましょうか」
明主様御垂示
「処分してもいいですよ。三年になるんですね。
たいていはいないでしょうが、中には執着が強いといないとも限らないから、今までの礼をよく言って・・・
その稲荷はどこからかお札でもらってしたんですか。」
信者の質問
「前の工場の持ち主がいたしましたので・・・」
明主様御垂示
「それじゃ、元のところにお帰り願いますと言って、そうしてやればいいです。」
明主様御垂示 「空の稲荷は処分しても差し支えない」 (昭和27年3月1日)
信者の質問
「稲荷を、入信して間もなく処分いたしまして・・・」
明主様御垂示
「それはいかんな。」
信者の質問
「中は空っぽでございました」
明主様御垂示
「そういうのはあります。それなら良いですよ。空っぽなら差し支えないです。」
明主様御垂示 「稲荷の宮、神体の処分方法」 (昭和24年8月9日)
信者の質問
「私の家には五十年前及び十八年前頃より次のようなお宮がありますが、いかに致しましたらよろしゅう御座いましょうか。
一、六十七才の父親が家族の病気に際し、当時有名な板橋稲荷様にお伺いしまして、五十年前父の伯父に当る人が頂きました宮。
二、昭和七年に病気の折、近所の日蓮様へ御伺い立てをして、次のように三神体をお祭り致しまして現在そのままになっております。」
妙 妙 正
栄 音 福
大 観 稲
龍 世 荷
玉 音 大
菩 明
薩 神
加
山
家
守
護
神
明主様御垂示
「光明如来様がお祭りしてあれば、食物を上げて今迄の御守護の礼を述べ、お帰り願って焼却すればよい。」
明主様御垂示 「豊川のお札等の処分方法」 (昭和25年5月2日)
信者の質問
「一信者の家で祖父の代にお祀り致しました名前不明のお稲荷さんが御座いますが、
この度そのお宮の中に豊川稲荷のお札と、お犬さんやその他色々のお礼を整理する意味で、深く考えずに一緒にお祀りしたそうで御座います。
その後無雑作にそのようにする事の間違いを知らされ、
また狐と犬の仲の悪い事も聞きその事が気になっておりますがどう処置致しましたら宜しゅう御座居ましょうか。
お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「一まとめにして、元のお住居へお帰り願う。
食物を上げ、祝詞を奏げ、後は焼く。」
明主様御垂示 「稲荷神社のお札の処分方法」 (昭和25年5月27日)
信者の質問
「私の夫Y(当年三十八歳)は一昨年十月頃医師より脳梅毒陽性と診断されサルバルサン四十本程を打ちましたが思わしくなく、
マハールゾルをこれも約四十本打ちましたが症状は悪化するのみなので一時中止し、
昨年末より浄霊を受けるようになりましたら、よく眠る事も出来、食欲も普通になり、体力は回復しました。
約二ケ月前より下痢の御浄化を頂いておりますが、病状は変化なく、嘘をよくつき、非常に欲の深い事を言っており、勝手にそれを実行し反って損のいく事ばかりをしながら本人はそれが分りません。
私は本年二月に、また、夫の実妹は四月に入信させて頂き、今月初めには光明如来様、屏風観音様ともに奉斎させて頂きました。
なお、私の家は実兄がおりながら盲目のため別居して、家督は弟である夫の行雄が継いでおります。
しかし戸籍面では夫が長男になり兄が養子となっております。
実父は型紙彫刻を業とし、母は十年程以前に破傷風で亡くなっており、生前は夫行雄を特に可愛がったそうです。
家には兄の参拝していた稲荷神社大麻と書いたお札と以前の家の持主の祭っていたらしいお稲荷様が神棚にそのままになっております。
右の次第ですが、いかなる原因で、また今後どのようにすればよろしいでしょうか。また治るでしょうか。御教示を御願い致します。」
明主様御垂示
「下痢しているのは非常に結構である。
嘘をつくのは狐である。
御神書を読ませれば治る。
稲荷神社のお札は処理した方がよい。一年はそのままにしておき、月に一度位お祀りしてやる。」
明主様御垂示 「仏壇内にあった狐の玩具の処分」 (昭和27年3月1日)
信者の質問
「御屏風観音様の側に玩具みたいな狐が祀ってあり、ガラス箱に入れてあります。
引出しに紙に書いた法名を入れてありますが、鼠(ねずみ)のミイラが一緒に入っておりました。
狐を仏壇から出しますと、三つになる男の子がキャッと言い、ものすごい引きつけを起こし、御浄霊で治りました」
明主様御垂示
「鼠は別に先祖に関係があるわけはない。
誰かが、引出しに入った鼠を閉めて殺したんだね。」
信者の質問
「狐は・・・」
明主様御垂示
「狐は憑いているんですね。
仏壇の中にあるのはいけませんね。
屏風観音様を祀ってからどのくらいですか。」
信者の発言
「三年くらいになります」
明主様御垂示
「仏壇の外なら構いませんが・・・横なら良いですがね。
狐によっては非常に執着のある奴があるからね。光明如来様はいつですか。」
信者の発言
「四年ほど前でございます」
明主様御垂示
「じゃ、大したことはないな。
じゃ、そのとき狐にお断りしてすれば良い。
あなたを今までここに祀って下さったけれども、
今度は光明如来様、屏風観音様をお祀りしたから、
元のところに・・・それは、先に豊川稲荷とか伏見稲荷とか信仰したに違いないから・・・
元のところにお帰り願いたいと、御礼を言って処分すると良いんです。
それがないと怒るんです。」
信者の発言
「どこから誰が持って来たか分かりませんのでございますが・・・」
明主様御垂示
「そんなことは構わない。そう言えば良いんです。」
明主様御垂示 「陶器狐の処分方法」 (昭和23年)
「陶器の狐の沢山あるのは、光明如来様をお祭りして暫くしてから処分する。
御奉斎した時にするよりは、お祭りして後暫く経ってからがいい。
お光が行渡って狐も判り易くなるからである。
位牌の沢山あって困る時は、祖霊に事情を話して処分すればよい。」
明主様御垂示 「いかがわしい稲荷とは徐々に縁を切るべき」
信者の質問
「南無開運北辰妙見大菩薩とはどんな仏様ですか。また南無最上狐大菩薩、この稲荷様はどんな方ですか。」
明主様御垂示
「これは狐を祭ってこのような名をつけたものであろう。
妙見菩薩とは印度にある。その名をつけたもので大して意味はない。
最上狐大菩薩、これは狐の力のある奴であろう。
こういういかがわしいものからは、だんだん縁を切るようにした方がよい。
しかし余り急に縁を切るとアダをするからその点考えるべきである。」