稲荷のお宮・お祀りについて 


明主様御垂示 「稲荷のお宮の作り方」

信者の質問
「霊的な浄化の場合、その霊を祭ってやった方がよいでしょうか。もし祭るとしたらその方法はいかにすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「祀る要のない場合と、祀った方がよい場合とある。

他人の場合でも差支えない。

多いのは狐とか蛇で、これはお宮を作り外へ祀る。

稲荷を家へ祀るとその人は必ず不仕合せになる。

狐は家へ住んでいるものでない。

家へ祀ると霊界では地面になる。

そして人間は地面の下になる。

即ち地獄になるから必ず碌な事はない。

動物を祀ると動物以下になる。

向きは光明如来様に向ける。すると御光に始終照される。

人間が座敷に座るより高くてはいけない。

風が吹くと倒れるから、石を宮の通りにクリ抜いて入れておく。

名前をつけなくてはいけない。白木の戒名のような恰好にする。○○明神とかく。その家の名でもよい。

稲荷なら○○稲荷大明神とする。土地の名でよい。


龍神の場合は○○明神とする。○○大明神か。日を決めて祀る。

人間に憑いてる霊と、ちょいちょい憑いてるのとあるが「お宮へ祀り込むから」と言ってやってもよい。

鎮魂形式でもよい。右の拇指を左の拇指で制える。

龍神の場合は、生米や塩、水、また生魚も好きである。その他野菜、果実等自由である。

狐は、お米や水は要らない。強飯とか油揚、天ぷら等が好きである。

光明如来様のお祭りがすんで後でいい。外のない場合は床の間でいい。

床の間の脇の方へ台を作る。龍神の場合は池を掘る。水を絶やさぬようにする。丼よりは池を掘った方がよい。


先に女将で、急にブッ倒れ「お前等だけ綺麗な家へ住んでいて、ワシは煤だらけの所へ住んでいる。ホッておくと承知しない」という。

行ってみると奥さんは目をつむって寝ている。

それでよく掃除するよう言った。

私が祀ってやった宮は煤だらけになっている。

石の宮で戸がなかった。

これは祖先の霊である。

龍神が修業がすんで昇天したい場合とすれば、お宮は撤去してよい。」




明主様御垂示 「稲荷は外が本当」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「先祖代々の稲荷の小さいのを御神前の側に置いておりますが・・・」


明主様御垂示
「良いでしょう。

いずれは庭にお祀りするのが本当なんです・・・狐はね。

ここ(座敷)は人間の住いですからね。

ですから、そこに入っているということは嘘なんです。

狐は四足ですかね。だから外が本当なんです。」




明主様御垂示 「稲荷を祀る位置」 (昭和23年10月13日)

信者の質問
「先年母が御目にかけました雷電稲荷大明神、その後吉原に疎開してよりちがい棚にありますが、やはり庭に祭るべきでしょうか。

また、元の地所にした方が良いでしょうか。

あるいはもう御社に御納めして良いのでしょうか。御教え下さい。」


明主様御垂示
「稲荷は庭に祀るべきで、室内はいけない。

狐は穴を掘って住んでいるから、これを家に祀ると地獄に住む事になるから、きっと不幸になる。

庭に祀る時、人間の座っている高さより二、三尺高く祀る。」




明主様御垂示 「稲荷社祠の位置」

信者の質問
「ある旅館業の信者の家ですが、周囲に土地が無く、玄関の部屋の壁の途中に棚を造り稲荷を祖父の代よりお祀りしています。

外にお祀りするには塀の中にごく狭い場所が隅にあるのみですが、そこへうつしましても宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「玄関へ祀るのは嘘である。

祖先の霊が稲荷になったのか、祖先が信仰した稲荷かだろうが、外のその場所へ移すのは極よい。」




明主様御垂示 「稲荷を立派にすべきとされた事例」

稲荷姿見せる

信者の質問
「母親を浄霊している娘に、母親の背後に薄茶色のシェパード大の狐のようなものがうずくまっているのが見えると同時に、娘は急に郷里に帰ってみたくなりました。

母親の郷里の留守宅は教会になっており、屋敷の西北方に古くから稲荷の祠があります。

娘の姉が小児を連れてその家に宿っていた際、小児が夜泣きをするので、荒廃していた稲荷の祠を掃除しますと、その夜から夜泣きが止んだと申します。」


明主様御垂示
「稲荷を構わないので頼って来ている。

稲荷が自分の姿を見せて、そういう気にさせ、頭に思わせたのである。

稲荷を出来るだけ立派にしてやるとよい。」




明主様御垂示 「先祖代々の稲荷の鳥居の修繕はすべき」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「先祖代々の稲荷の鳥居が折れましたのは、新たに造りますので・・・」


明主様御垂示
「それは鳥居を直してやんなさい。先祖代々・・・古いんですね。」




明主様御垂示 「稲荷を家屋内に祀ってよい場合」 (昭和23年7月8日)

信者の質問
「家の中に祀ってある稲荷を庭に祀り変える方法はいかにいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「やたらに祀りかえてはいけない、怒りますよ。

祖先には大祖先と中途のとありますが、大祖先からの稲荷だったら室の中でもよい。

そこらの稲荷・・・王子とか伏見とか穴守とかのならお供えものを供え、御礼を言って天津祝詞を上げて帰ってもらったらよい。

光明如来様をお祀りしてあれば庭へも祀る必要はありません。」




明主様御垂示 「稲荷を家屋内に祀ってよい場合」 (昭和24年5月25日発行)

信者の質問
「稲荷を部屋の内に祭ることはよろしくないように伺っていますが、いままで部屋の内に祭ってあった稲荷を庭に祭らせていただく場合の方法を御教示願います。」


明主様の御垂示
「稲荷はやたらに祀り替えてはいけない。

怒ってアダすることがある。

祖先からあった稲荷は大祖先が稲荷になって守護しているのであるから部屋の中でいいが、中途の祖先が祀ったものは処理したほうがよろしい。

その場合お供えものを上げて今日までの御守護の礼を言って、

今度 観音様(註 ご神体のこと)をお祭りすることとなったからお帰り願いたいと口で言うだけでよい。

祝詞は天津祝詞を奏げればよい。」




明主様御垂示 「稲荷を家屋内に祀ってよい場合」 (昭和28年7月1日)

稲荷への供物

信者の質問
「親の代頃から稲荷の参拝講にはいり、豊川稲荷が主と思われますが、他にいろいろな神様のお札があり、店をはいって左側の高い所に祀ってあります。

この処分はいかがいたしましたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「光明如来様の奉斎はいつですか。」


信者の説明
「一昨年と思います」

明主様御垂示
「お稲荷さんはそうとう古いのですか。」


信者の説明
「さようでございます」

明主様御垂示
「お祭りはどうしてますか。」


信者の質問
「別にしてないそうでございます」

明主様御垂示
「それはいけません。」


信者の説明
「榊と御飯を上げております」

明主様御垂示
「榊は見当違いです。榊は神様であって、狐にはあげません。」


信者の質問
「いかがいたしましたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「そのままでよいです。そうしてお祭りをしてやるとよいです。

光明如来様のお祭りのときに、光明如来様のお祭りが済んだら狐のほうをしてやるとよいです。」


信者の質問
「供物はどういう物でしょうか」

明主様御垂示
「油揚げは好きだから、第一番に供げなければならないです。

それから榊(さかき)でなく花を上げるのです。

榊を上げると苦しいから、かえって嫌います。」


信者の質問
「いろいろなお札はいかがいたしましたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「それは一度お祭りして、お断りして、

今までの御守護を御礼して、「光明如来様をお祀りしたから、元の御座(みくら)にお帰りを願います」と言葉で言って、後は焼いてしまえばよいです。

そうしてお稲荷さんだけを残しておくのです。」


信者の質問
「以前に家の中は具合が悪いということでございましたが」

明主様御垂示
「そのとおりですが、先祖からあるのはそれでよいのです。

いつかそれを下にしたらいろいろといたずらをするのです。

その家の奥さんをはしご段から突き落としたりするのです。

それで聞いてみると、オレを下に落したというのです。

それは先祖の意志もあるから、そのままでよいのです。」




明主様御垂示 「稲荷を処分してはならない場合」 (昭和26年8月18日)

信者の質問
「私の先祖の屋敷に稲荷を祭ってありましたが、祖母の代、大火事にて稲荷もともに焼失いたしてしまいました。

その後父母の代に屋敷は人手に渡り移転しましたところ、祖母の夢の告げに、狐が現われ「どうか祭ってほしい」と言うので、

「それでは私の家へ来てください」と言いますと

「子供がたくさんいるから行かれない」と申しますので

「子供もみんな連れてきてください」と言って目が覚めたそうです。

それからさっそく祭りましたが、その後次々不幸続きで、ある神憑りに見てもらいましたところ、

きれいな白狐で「あなたのお祭りが足りないゆえ神格になれない」と言われ、

さっそく護摩を焚いていただき末広明神と命名されました。

その翌月生後一年二カ月の女児が死に、その後また女児が死亡いたしました。


昭和十二年一家四人御守りをいただき、二十二年光明如来様を御奉斎いたしました。

二十三年正月、教会の人に来ていただき、元へお帰り願うようにお祭りいたしましたが、当稲荷は先祖でしょうか。

またこのままでよろしいでしょうか。


私は二十歳代よりトラホームで入信前二回手術いたし針、「やいと」もいたしました。

現在では逆まつ毛で非常に苦しんでおります。

偉い先生方にも、御浄霊いただいておりますが、今だに治りません。

これは前の稲荷と関係ございましょうか、右謹んでお伺い申し上げます。」

明主様御垂示
「この稲荷は処分してはいけませんね。

これは祖先か、または祖先でなくても白狐ですからね。

狐の方では、白い狐の系統とふつうの稲荷とある。

ですから悪い狐でないんです。

ですから良くしてやると守護するから、そのままにして処分してはいけない。

狐の中で神格を得ているから。

やっぱり相応しないから相応してもらいたくいろいろやるんですがね。

これは、ちゃんと良くお祭りしてやって、月に一回・・・月並祭の時祝詞を奏げるというようにする。


それからトラホームも逆まつ毛も稲荷と関係ありません。

トラホームは薬毒ですからね。

眼に目薬が滲み込んで、それがまた出てきてブツブツになってそこから膿が出る。

それと、頭にある場合に眼から出ないで瞼から出るというのもある。

これは浄霊していると治るがそうとう長くかかる。

それから浄霊する場合は前頭部。

それから逆まつ毛というのはまつ毛の出る位置が悪い。

これはやっぱり眼瞼に毒があるので、それに遮られてそののびる所が違っちゃう。

やっぱりこれも浄霊すれば治ります。

前頭部・・・この辺に毒があるから気長にやればすっかり治ります。」


信者の質問
「狐のお祭りは永久にお祭りすべきでしょうか。」

明主様御垂示
「まあ・・・そうですね。永久ということもないが、まだそうですね。

ずっと先に行くと祭らなくても良いようになるかもしれませんが、今のところははっきり言えない。」




明主様御垂示 「稲荷を処分してはならない場合」 (昭和24年1月6日)

稲荷処分より子宮脱出症

信者の質問
「先年「明日の医術」を拝読し、家の中へ稲荷の霊を祭る事の不可を知り、処分致しました所、

同家の主婦、しばらくして子宮脱出症になり、浄霊するもその時のみで効果ありませんが、これは右の稲荷の霊と関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「関係があるであろう。祖先からの稲荷と中途で祀ったのと両方ある。

前者は畜生道に堕ちて改心して守護するので、そういうのは処分してはいけない。」




明主様御垂示 「稲荷に対するお詫び」 (昭和26年10月21日)

稲荷のお祀りを懈怠による家族続死、精神病

信者の質問
「姉M子はKSに嫁ぎ当年三十二才でございます。

昭和十四年二月二日結婚し、十五年十一月二日Sを分娩(男子・十六年八月胃病で死亡)十七年七月Aを分娩(女子・十九年十月胃病で死亡)二十年十一月Mを分娩(男子・十二年十二月胃病で死亡)十二年九月流産(三カ月)し、

農繁期のため身体具合の悪いのを我慢して稲刈をしましたところ、

十一月初旬ごろより胃と肝臓を患い、医療を受け、約二カ月療養せしも効果なく、

本教を知り御浄霊をいただき、一週間にて起き歩くことができ、十二月二十五日入信。

二十二年五月生家に帰り、静養中九月ごろ不眠症となり、御浄霊により快復。

二十三年九月嫁ぎ先へ帰り、同年十一月病気のため生家へ戻り、精神病となり静養中のところ、

本年十月七日ものすごく熱を出し、精神に異状を来し、申し訳ないことに光明如来様の御神体をはずしましたるを、伏してお詫び申し上げます。

首が落ちる、顎が落ちると叫びまわり、朝からここが火事になるとか、子供が毒殺されるとか、縄を取ってくれと言い続けておりました。

症状としては狐、狸、祖霊などの憑霊現象あり、十五日夜より昏睡状態となり、

十七日午前三時三十分御守護をいただき覚醒いたしましたが、なお精神に異状あり、現在に至っております。


この家は祖母が熱心な稲荷信仰者で、現在も屋敷内に祀ってありますが、父親の時より誰も信仰しておりません。

また父は四十六歳の時、本家厩舎にて溢死し、母は急性肺炎で死亡しており、

二十四年二月、親代わりでありました祖父も急性肺炎で病死し、現在は私たち兄弟だけの家庭ですが、

光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいており、近く大光明如来様も御奉斎させていただく予定であります。

右は祖霊と狐霊の憑依と思いますが、御浄霊はいかがさせていただきましたらよろしいでしょうか。

また屋敷内にある稲荷はいかがいたしたらよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「赤ん坊が胃病で死ぬなんて、あまりないはずですがね。光明如来様はいつお祀りしたんですか。」


信者の発言
「三年ほど前と思います」

明主様御垂示
「精神病になって二年くらいですね。最初はいつです。」


信者の発言
「教修いただくちょっと前でございます」

明主様御垂示
「ここ(頸部)に固まりがあります。これを溶かせば良い。

ここに固まりがあるために、前頭部が貧血する。

そこにやっこさんが憑く。狐も憑くし、祖霊も憑くし・・・いくらでも憑く。

自分たちの良い遊び場ができたというわけですね。

替わる替わるやってくる。

それが狐たちにはおもしろいんです。


先に、私が精神病のをやった時分に・・・この暴れる状態が精神病の状態ですね。

どんな精神病でも、一番ひどいのは、こういう状態です。

死のうとか、いろんなことを言う。

こういうことを言っていた中に入っているやつが、「お前、待ってくれ、もう少しやらしてくれ」

すると外にいるのが「おい、入れてくれ」と、順次に「俺にさせろ、俺にさせろ」と言っている。

出るとすぐお替わりだ。

その間に祖霊が出てくる。

それから、狐で祖霊の声色を使うやつがいる。実にたいへんなものです。

私がやっている時に五、六疋(ぴき)待ってました。それが順繰りにくっついてくる。

そうなると憑き良くなるんですからね。

だから、祖霊なんか順繰りに替わってくる。


それから狐が一番おもしろがるのは、人を殺すのがおもしろい。だから、人を殺そうとする。

ちょっとでも油断すると首をくくらしたり、外に引っ張り出して水に飛び込ましたり、汽車や自動車に轢かせようとしたりする。

殺すと仲間で幅がききます。

だから、狐で自慢するやつは、俺は今までに何十人殺した、と言う。

先に聞いたのによると、一番多いやつは四十何人ですね。

その時考えましたね。人間なんて、なんと情けないかとね。わけなく殺せるんですからね。

そういう場合に、神様を信仰していると、正守護神や神様に邪魔されてできない。

信仰してないと、そういう御守護がないんです。

だから狐のやり放題です。自殺するのはほとんどそうです。

新聞に出てましたが、熱海で自殺したのが、錦ケ浦ですが、半年で百二十八人だそうです。

その埋葬の費用が足りなくて、市の財政は困っている。

おそらく、半年で百二十八人というのは日本中で一番でしょう。

三原山も華厳滝(けごんのたき)もかなわない。

そういう自殺をやりそこなうと、後でどうして死のうと思ったのか、命は惜しいと思う。

そんな場合祖霊かあるいは御守護の神様が、ちょっと止めちゃう。

すると助かる。そうすると、これはいけないと、狐霊は離れちゃう。

そうすると本来の自分に戻るから、どうして死のうと思ったか、助かりたいと、無性に思う。

そういうわけだから、信仰に入ってないとしたら、人間には恐いです。安心して生活していけない。」


信者の発言
「KSの家に嫁ぎ、病状がそこにまいりますと、そうなり、家に帰りますと、少し良くなります。今度帰ってから、二回目が起きました。なにか関係がございましょうか」

明主様御垂示
「ありますよ。

霊界が曇っている場合はそうなります。

家の霊界の曇りの少ない所は、そういう悪霊が跳梁することができないからね。

みんな胃病で死んだなんて、おかしいですね。

こんなことはないですね。

よほど祟りがありますね。」


信者の質問
「実家に帰っておりました方がよろしいでございましょうか。」

明主様御垂示
「その方が良いですね。KSは信仰には・・・」


信者の発言
「入っております」

明主様御垂示
「それでは、当分まだ実家に帰っていた方が良いです。なにかがあるからね。KSは、信仰は熱心ですか。」


信者の発言
「そうでもありません」

明主様御垂示
「いろいろ霊的にゴタゴタがあって、ある程度解決がついてないから、別々にして、そのままでじっと時日を経過すると、収まるところに収まって、

良い状態・・・良い運命になっていくから、それまで待つよりほかはない。急いでもしようがない。

名前も悪いな。今暴れるようなことはないのですか。」


信者の発言
「今は少し落ちついているようで、覚醒してから、一昼夜半眠り・・・」

明主様御垂示
「眠るのは非常に良いんですよ。

眠れるようになれば、治るまでに入っているんです。

そうして浄霊を続けていれば、だんだん良くなります。

ですから、ここ(頸部)の固まりをやって、それからここ(前頭部)を良くやって、できるだけ御神書を読んで聞かせる。

それで良いです。そういうのが治るのは、どうしても四、五年かかります。

すっかり治るのは十年以上ですね。

どうやら危なくないような状態にでも二、三年かかる。

すっかり頭が壊れているからね。でも、治るのは治ります。

稲荷は祖先からですか、途中からですか。

豊川稲荷とか、伏見稲荷とかがありますが、そのお稲荷さんは祖先から続いているのとは違うんですからね。」


信者の発言
「途中からと思います」

明主様御垂示
「そうすると、これも関係ありますね。」


信者の発言
「最後の時非常に長いので、稲荷になにか供げまして、やってやりましたら、それから少し良くなりました」

明主様御垂示
「そうでしょう。最初の時は稲荷かもしれないですね。

そうしたら、光明如来様によくお願いして、稲荷にお詫びするんだね。

長い間かまわなくて、まことに申し訳なかった。だから勘弁してくれ。と謝まるんだね。

これは当然ですからね。稲荷として祀ったら、人間が世話焼くというのは当然です。

それをしないというのは、狐が怒るのはあたりまえです。

だから謝罪するのが本当です。

これからは、月に一ぺんお祀りするからと、よく言うんです。

月並祭の後でお祀りするんです。

なるだけ好きなものを・・・油揚げとか・・・供げるんです。

少なくとも、三年以上ですね。

そうしてから、精神病をすっかり治せと、よく言うんです。すると、よほど違います。

そうして、すっかり治ってから、適当なやり方にすれば良いんです。

処理するか、あるいはまた、別の方法にするか。

その時そう言えば、私が教えてあげますからね。」




明主様御垂示 「稲荷のお祀り」 (昭和23年5月18日)

信者の質問
「稲荷のお祀り、午と狐の関係は・・・」


明主様御垂示
「毎月午の日、だいたい月初めにきめてやればよい。

お祀りを午の日にやるのもなにかあるんでしょう。

これも必要ないせいか憶えてません。

いわれはたしか聞いたことがあります。

初午だけはなるだけ盛大にしたほうがよい。」




明主様御垂示 「稲荷をお祀りすべきとされた事例」 (昭和25年5月2日)

祀った稲荷焼け、馬蹴にあい狂暴となる

信者の質問
「二十四年七月入信致しました静岡県志太郡西益津村のHT(三十四歳)と申します信者で御座いますが、

十八歳の時横浜のベルト工場に勤務中稲荷様を信仰致し、工場内の稲荷様の世話をよくしたそうで御座います。

召集後狂った馬に蹴られ人事不省となり、手当を尽しましたが医者は脳カンまたは脳神経と申しております。

現在家事(農業)の手伝いを致しておりますが、発作中は痙攣致しまして、一時は非常に狂暴となり、他人に危害を加えたり致しました。

入信後静かになりましたが、最近また暴れ出しまして、刃物などで人を傷つけます。

本人は先祖だと言い、また稲荷だとも申しまして、現在家に祀ってある稲荷とは違うと申します。

食事は手掴みで幾らでも食べ、水もよく飲みます。

今迄に嫁も迎えましたが長続き致しません。

父と弟が入信致しまして熱心に御浄霊を続けております。

なお、横浜のベルト工場の稲荷はその後戦災で焼けております。

最近は益々発作が劇しく、噛みついたり刃物を持ちますので目が離せない状態で御座います。

家には先祖からの稲荷と龍神が祀って御座いますが、横浜の稲荷様と関係が御座いましょうか。

もし御座いましたら別に新しくお祀り致しました方が宜しゅう御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「横浜の稲荷である。戦災で焼けて居所なく祀ってもらいたいのである。

馬に蹴られた時、脳中に多少内出血しているであろう。

頸部、前頭部の浄霊をすると共に、稲荷を祀ってやるとよい。」




明主様御垂示 「精神病手術と稲荷」

稲荷のお祭をすべきとした事例

信者の質問
「二十七歳の女、二年前より精神病となり本年五月手術、頭蓋骨を開き、脳の悪い所を除去、

以後二、三ケ月は経過が良かったそうですが、現在ではまた元の通りになりました。

浄霊を始めてからは良く眠れるようになりましたが、その他は何等変化はありません。

この家では三代前より稲荷様を祭っています。何か関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「手術除去など、歯糞の掃除と同じ事である。

稲荷の関係があるから、月に一ぺん光明如来様のお祭りする時にお祭りしてやるとよい。」




明主様御垂示 「全家族眼病」

稲荷のお祭をすべきとした事例

信者の質問
「女性(二十八歳)精神病、六年前から全然月経のなかったのが、御浄霊二十日位で月経があり始めたのですが、いかがなもので御座いましょうか。

また、家族全部眼病ですが、霊的な意味を御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「家族全部稲荷のようなものが祟っているようだ。

祀ってやればよい。月に一回午の日に油揚など上げて拝んでやる。

祖先の代からの特殊の罪で、入信して人助けすれば治る。」




明主様御垂示 「稲荷、龍神の祝詞」

信者の質問
「稲荷様や龍神様を御祭りする時は、祝詞はどのような気持であげてよいものでしょうか。

また、「何」守り給へ幸倍給へと言えばよろしいのでしょうか。」


明主様御垂示
「祀る時は幽世の大神でよい。

天津祝詞でよい。」




明主様御垂示 「稲荷の新規お祀りはすべきではない」 (昭和23年11月16日)

一家救いの時期来ぬため離脱せぬ狐霊 (罪と邪魔)

信者の質問
「狐霊憑依の女子、肉体から出たいが、最近霊界が明るくなったため出る所がないと言っています。いかに祀ったらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「稲荷を潰したために憑いたのなら祀ればよいが、そうでないとちょっと難しい。

もっと放っておいた方がよい。未だ一家が救われるのは早すぎるからで、大きな罪が残っている。

反対に邪魔されている時、神は防ぐのと、また反対にわざと邪魔させてその邪霊の執着をとり、悟るまで反対させる場合もある。

とにかくその家は救われるのに未だ早いので、焦るが、無理である。

よく迷って信仰を断念する人があるが、こういう人はきっとまた戻ってくる。

私の弟子で十年遠ざかっていて最近戻って来たのがある。

本当に正しいものなら神様の方が頭を下げる要はない。安っぽくなる。」