狐霊について 2(狐霊の世界)


明主様御垂示 「狐の眷族は何万、何十万匹いる」 (昭和23年12月8日)

「○○稲荷では守護神をいただくということをしますが、これはやはり御守りで、結局狐の眷族がつくのです。

眷族なんかは何万、何十万あるか判りませんから。

そしてそれがいろいろ言うことを聞いてくれるのです。

しかしそれも例えば芸者が旦那に会えますようにといったふうな低級な願いを叶えてくれるが、

正神系の神様は決してくだらない願い事は叶えません。

これらの守護神は体に憑いてます。まあ居候ですね。」




明主様御垂示 「狐霊は何億といる」 (昭和23年5月8日)

信者の質問
「狐霊について・・・」

明主様御垂示
「狐霊はたくさんいますね。おそらく何億といるでしょう。

日本ばかりでなく支那、ロシアにもいます。

ヨーロッパ、アメリカは少ない。

白人は具合が悪いようですが、東洋人殊に日本に多い。

狐霊が元から守護神としてあるのと、急にかかるのと二つあるがこの区別は判ります。

一人に五、六十匹つくこともある。

豆粒みたいに固まっているから判ります。」


信者の質問
「狐霊に愚かれるのも因縁でしょうか。」

明主様御垂示
「因縁ですね。

以前、小山という婆さんを治療しましたが、その人は昔女郎屋のおかみをやっていた。

女が少し長く女郎をやってると霊界で狐になる。

それで敵討ちにその婆さんに憑いたんです。

「大先生(註 明主様のこと)を殺すんだ」と言って騒いだり、

狐に「今日お前の心臓を止める」とか「今日お前の頭を溶かしてしまう」とかおどかされ、毎日鏡ばかり見てました。

それで、ふだんはなんともない。

だから「小山さん、あんたは正気の気狂いだ」と言って笑ったもんです。

半年くらい手元に置いて治療しつつ研究しました。」




明主様御垂示 「狐霊の分布と憑依期間、霊の事を知る事」 (昭和23年)

「狐霊は何億もいる。日本、支那、印度、ソ連等に多いが、ヨーロッパ、アフリカ等は極く少いようである。特に日本に多いようだ。

狐霊などの行者は皆畜生道に堕ちるから不幸に終るのである。

臨時に憑く狐は抜けるが、永く憑いてると人霊と一緒になって畜生になってしまう。

霊の事を知ろうとする事は、これは神が必要とされねば知る事は出来ぬ。

自然に知る機会を得るのである。あえて努力の要はない。

また、お浄めに従事している間(うち)に霊的患者に遇う事があるから、その都度解し得る。」




明主様御垂示 「分霊するのは高級な神様だけ」 (昭和24年8月)

信者の質問
「ある霊の言によると、人間の生まれ変わりの際にはその人の性質のうちいくぶんかが備わって生まれるのだ。

例えば十あるその人の特性のうち五ないし六が備わって生まれるのだと申しますがこれは本当でしょうか。

この場合は霊の分霊ということにもなるのでしょうか。」


明主様御垂示
「霊の特性が多くなったり少なくなったりするってことはありますよ。

それから分霊ってことは人間の霊にはないんです。

神様のほうは高級になるほど分霊しますがね。

それから狐はちょうど分霊するように思えますが、

分霊じゃなくて眷族がたくさんいて、これがほうぼうに懸るからちょっと分霊のように思えるんですよ、本当は分霊しないんです。

それから霊ってのは一瀉(いっしゃ)千里に行きたい所へ行くんです。

三軒でお祀りするときは三軒に行くし、十軒でお祀りするときは十軒に行くんですよ。

だからこれも分霊するように見えるんですが、人間の霊は決して分霊するもんじゃないんです。」




明主様御垂示 「精神病多い土地」 (昭和23年11月22日)

信者の質問
「その土地に限って精神病が多いのはいかなる因縁によるものでしょうか。」


明主様御垂示
「精神病は殆ど狐で、狐にも団体がある。大きいのは何千万も何億もある。

親玉は金毛九尾で、日本の狐は皆その眷族である。

眷族の多い集団の土地には精神病が多い。

伏見など割にいい。稲荷では、総取締りである。」




明主様御垂示 「畜生道に堕ちた人間が転生する動物の種類」 (昭和26年7月8日)

信者の質問
「人間が畜生道におちた場合、なにに一番なるでしょうか。」


明主様御垂示
「狐(人をだます仕事、花柳界の女など)、猫、蛇(執着の強い者)、鳥。

それで、畜生になるときは、尻尾のほうからなって頭は人間である。」




明主様御垂示 「狐にも夫婦があり、二号、三号のあるのもいる」 (昭和24年12月)

信者の質問
「男狐が女に憑いたら死ぬと申しますが、これは霊的に意味がございましょうか。」


明主様御垂示
「こんなことありませんよ。

男狐が女に憑くこともあれば、女狐が男に憑くこともあっていろいろですよ。・・・

おもしろいのは狐にも夫婦がありそのうえ二号、三号のあるのもいるんですよ。

けど、人間ほどにひどくないようですがね。(爆笑)

そういう点では狐以下の人間もありますからね。(笑声)

狐にも色女があるくらいですから正式の結婚もあって、夫婦の狐は別にチャンとしてるんです。

なかなか磨けた狐もいるんですよ。

人間に比べられてはかえって怒るかもしれませんね、「俺達は人間ほど不道徳じゃない」ってね。(笑声)

それに人間から狐になるのもたくさんいますからね。

狐には人間によく似た思想があるんですね。」




明主様御垂示 「飯綱と天狗」

信者の質問
「武州高尾山に祭られてあります飯綱大権現と天狗とはどのような関係にあるのでしょうか。」


明主様御垂示
「飯綱は狐である。力があるから、天狗を家来にしている。」




明主様御垂示 「杉の木の伐採による聴覚障害、発狂」

龍神と狐霊の単一樹木に対する同憑

信者の質問
「父親が杉の木を伐ったところ、その日から娘(二十一歳)の耳が聞えなくなり、鼻もつまって頭も少々変になり、

それから三、四日は刺身があれば食事をし、外出しては何回となく油揚を買って来ては食べ、家にいては威張っていた、との事で、浄霊を受けに参りました。

最初は一回でよくなりましたが、次の時来る途中で左耳が痛くなり、二、三時間も遅れて到着し、浄霊すると泣出しましたが、直ぐ平静になりました。

三回目の時は、私の家の前でまごついて入れずにいるのを家人が引入れたところ、

この娘に憑依した霊が通りかかった老人に憑ったのか、この老人は一丁程歩いて突然気を失ってしまいました。

私が駆付けて浄霊を致しますと、直ぐによくなりました。

それ以来伐られた枯木や憑依されたと思う人に浄霊すると直ぐよくなりますが、暫くすると、また憑依し、他人に迄仇をするようであります。

いかなる霊の仕業でありましょう。」


明主様御垂示
「代りの木を植えてやる。居所なく、まごまごしている。

なるべく、近い所へ、よく言い聞かすといい。

木一本あると、上へ狐、下へ龍神が憑く事もある。」