池の龍神について
明主様御垂示 「龍神祠の弁天様」 (昭和23年6月27日)
「龍神祠は殆ど弁天様で、なるべく祀っておいた方がよい。
土地を守るというのが多い。沼や池等に多い。」
明主様御垂示 「池の弁天様」 (昭和26年6月25日発行)
信者の質問
「本年三月入信いたしましたTH(51・女性)でございます。
昭和十三年ごろより三カ年間、鳥取市近郊の多鯰ヵ池に祀ってありました弁天様を熱心に信仰いたしました。
そのときから弁天様を自宅の神棚にお祀りしておりますが、
今回お道に入信させていただきましたので、屋外へ祀りかえしたほうが良いと思いますが、
建物が屋敷いっぱいで空き地がございません。
いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか、御教えのほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「本当は外のほうがよいのであるが、いまのところやむを得ないから、
そのことを弁天様にお断りすればそれでよろしい。」
明主様御垂示 「池の龍神の祀り方」 (昭和24年8月1日発行)
池を一度埋めた場合
信者の質問
「栃木市在住の会員(Sさん)の宅でございますが、
その家に弁天池があり、昔はその他の水で三町歩からの田がどんな日照りにも植え付けができたそうでございますが、
一度この池を埋めましたところあまり不幸な変わり事ができますので
元の池を掘り直しましたところ、水の出は細いそうでございますが、なにか霊的に関係がございましょうか。」
明主様御垂示
「龍神が住んでいたのを埋めたからよくない。
池はきれいに掃除すること。
お宮を作り名をつけてやりなさい。
地名を取った名前でもよろしい。」
明主様御垂示 「龍神と甕」 (昭和27年6月1日)
信者の質問
「五月一杯にいろいろの霊をお救いさせていただきました。
昨日は落ち着きましたが、落ち着きましたときはやはり御浄霊はしないほうがよろしいのでございましょうか。」
明主様御垂示
「そんなことはないがね。してもいいですがね。
しかし、落ち着いていれば放っておいて、何かあったときにやってやると、そんなところでいいでしょう。」
信者の質問
「最後に龍神が出てまいり、五、六年前に池を埋めたのを、替わりを掘ってありませんのですが、
今掘るわけにもいきませんので、甕(かめ)を埋めましたが、それでよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「いいですよ。」
明主様御垂示 「池の龍神の祟り」 (昭和24年6月19日)
病人続出
信者の質問
「私の実家に昔池が御座いました。五十年程前に埋めました。
七、八年前から病人が絶えず、私が入信して色々お話を伺い、龍神様をお祭りした方が好いと思いますが、どう言う風に御祭りしたら宜しいでしょうか。
実家でも以前から入信しておりますが、光明如来様はまだ御祭りしてございません。」
明主様御垂示
「光明如来様をお祀りして初めて入信した事になる。
庭に祀る。まだ入信しかけている訳だ。」
明主様御垂示 「池の龍神の祟りによる小児麻痺」 (昭和27年8月25日発行)
信者の質問
「私は昭和二十六年十二月、妻、二男とともに入信、その後、母、長男と家族一同入信し、
本年三月、御神体およびお屏風観音様を御奉斎させていただきました。
私の父は大正十三年の暮れに、家の向かい側道路を挟みました所に現在の雑貨店を建てるため畠を埋め立て、
そのとき横にあった古い小池もついでに埋めてしまいました。
それから二年後の大正十五年に父は突然脳膜炎にて死亡し、四十五日後に私の弟T(十歳)がまた脳膜炎にて死亡いたしました。
また私の姉は妊娠中離縁となり、子供は安産いたしましたが乳を飲まずに死亡いたしております。
私の家内S(四十歳)が二十歳で嫁に来て三、四年目に神経痛で右足が不自由になり今日に至っています。
私の二男Y(十四歳)は三歳のとき小児麻痺となり、両足がぶらぶらになりましたので、阪大病院にて脊髄注射八本いたしました。
医者より、病気が重いので請け合われないと言われましたので、
その後は家にて電気治療(自の魂)を半年続けましたが、別になんの感じも変化もありませんでした。
なお服薬は奇応丸、膏薬湯(煎薬)療養の泉など一年半、そのほか薬湯、マッサージなどもいたしました。
二、三年前また脊髄注射四十本いたしましたがよくならず、悩んでいましたところ、
このお道を知り、御浄霊により現在はたいへん良くしていただき、
膝より下足首がしなしなしておりますが、杖なしで歩行できるまでにしていただきました。
母S(七十歳)は、二十七年二月末ごろより左膝がリウマチのごとくなりましたが、これも御浄霊によりたいへん楽にさせていただいております。
父の死亡後は天理教を信仰し、仏壇は別に祀っておりましたが、現在は天理様の祭壇の中にも仏壇にもお屏風観音様をお祀りしております。
父弟と死亡し、家族五人中三人まで足の悪くなりますのは、他の龍神の祟りでしょうか。
もしそうですとそのお詫び、お祀りの方法はいかがいたしますればよろしいでしょうか。
また御浄霊の箇所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これはあなたの思う通り、龍神の祟りもあるが、薬毒も大いに禍(わざわい)しているから、なるべく早く龍神を祀らなければいけない。
それは所属の支部長に頼めばいい。
薬毒はできるだけ多く浄霊すればよい。
とにかく気長にやれば治るから安心しなさい。」
明主様御垂示 「埋めた池の龍神の憑依による難聴」 (昭和24年12月18日)
信者の質問
「一家全部(五名)教修を頂き、御神体の御軸、御屏風観音様をお祀りさせて頂いております信者の主人(六十五歳)が、最近両耳共に遠くなりました。
この家で昭和十二年に十年程経つ池を埋めました。
右の御浄化はその池と何か関係がございましょうか。」
明主様御垂示
「龍神が助けてもらいたいのである。
光明如来様に向い、または自分に向って祝詞を奏げる。
そして早く救われるよう御願いする。」
明主様御垂示 「龍の夢と酒飲みの夫」 (昭和25年1月25日)
池を埋め家を建てたゆえの龍神の祟り
信者の質問
「私の主人は三十年来の大酒家で困っております。
外で飲んで帰り必ず観音様の悪口をするのです。
教団を止めてしまえとか、お軸(御神体)を破ってしまうとか、とても手に合わず破らせまいとして巻き、片付けたり、紙を下げてかくすようにしたり等、その都度しております。
聞くところによりますと、私の家は池を埋立てして現在の家を建てたとか言います。
主人が眠っている時浄霊してもすぐ眼を開いてしまいます。
それから月に三度も四度も私は夢を見ますが、必ず龍神の昇天する場面とか、または龍がありありと昇るところを寝ておらずにうつつのごとく見たりするので、
何か変った事でもあるのではないかと思っていますと、必ずその昇ったところから火災等起すのです。
ある時等は龍の昇天するのを誰かが鉄砲で打ち落したのですが、それからは主人の素行が特に悪化して来ました。
いかにしたら主人のこの悪い行いが良くなるでしょうか。
これは何か深い因縁があるのでしょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「龍神は祀ってやってもいい。
祀らずに治したい方をとるなら、主人の事は忘れる。
そして一人でも多く助ける。それが根本的である。」
明主様御垂示 「地盤沈下について」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「新潟県中頸城郡寺野村は村全体が非常な勢いで沈下しております。
この村は周囲が山に囲まれた盆地なので、このまま崩れてゆけば遠からず大きな沼になってしまいます。これも龍神の仕業でしょうか。」
明主様御垂示
「これはね、信仰雑話の地震の原因のところに書いたように、土地の沈下は日本海で、その沿岸は沈下が終わってないからまだ沈下するんです。
ところが山のほうは岩石が骨になっているんで沈下しないけど岩石のない所はどうしても沈下するんです。・・・
この村はいまに沼になってしまうでしょうね。
これはどうしても止めるわけにはいきませんよ。
ま、引っ越すのが一番いいですね。
この道に入ってて御守護をいただければ楽にいい所へ引っ越せますよ。」
信者の質問
「その土地には龍神の伝説がいろいろございます。」
明主様御垂示
「龍神が欲しいんですよ。だから、早く越すことですね。」
明主様御垂示 「水供養」
信者の質問
「染色業を営む信徒、毎日多量に水を使用します故水供養をしたらどうでしょうか。また水供養の方法。」
明主様御垂示
「川の水など何にもする要はない。
生野菜など上げ、祝詞をあげ、龍神にお礼するだけでよい。」
明主様御垂示 「木・水両性龍」 (昭和24年11月2日)
信者の質問
「約七十年前、長崎市の西山水源地を造ります際に池底になるべき所に一本の老松が御座いました。
この松は幹の中に地蔵尊を包み込んで成長していましたそうで御座います。
貯水池として水を溜めるにつきまして、この木を伐ろうと致しましたが、次々と色々の不思議な事があり、
遂に伐り倒すことが出来ずに工事は進行して、そのまま池底となって沈んでしまったものであります。
近年になり貯水池の水が涸れました時には、元の樹木の姿のままにその枝が水面に現われますが、これについて次の事を御伺い申し上げます。
(イ)、これは木龍の棲息による不思議で御座いましょうか。または地蔵依した霊によるものでございましょうか。
(ロ)、木龍は木が腐るまでいるもので御座いましょうか。もしまだと致しますれば 相当の手続きをしてやるべきで御座いましょうか。
(ハ)、木龍も池沼に棲む龍神のごとくその部落、地方に祟ることが御ましょうか。右につき御教え御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「地蔵に憑依したものでない。
木龍、水龍両方の働きである。木龍、水龍の間の子である。満足しているからそれでいい。
木龍でも水を求める。反って池になれば満足している。
木を放れられないので切らせぬようにした。
これはこのままでよい。木を伐れば祟る。」
明主様御垂示 「泉水と人命」
信者の質問
「私の父親、在世当時中庭に泉水を掘り慰安を求めありたるに、四十三年を最期に他界致しました。(病名は神経痛)
その後易者等より、父親の死因は中庭の泉水を掘りたるに原因すると聞かされ、産土神様の神主様にお願い、お浄めをなし、埋没致しましたが、このような事が死因と関係ありましょうか。
また、泉水はそのままでよいものでしょうか。
今一つ父親の死因として人様より謂われます原因は、住家続きの東裏に客間用の二階建があります。
東方に住家より高き建物があることは家相上からもその家の不運を招くとの事ですが、事実でしょうか。」
明主様御垂示
「泉水が人間の生命に関係はない。埋没してもそのままでもよい。」
明主様御垂示 「布黒くなる溜池」 (昭和24年12月1日)
信者の質問
「大阪の生駒山に観音堂が御座いますが、その堂の前に小さな溜池があります。
最近迄は、池に白布を浸しますと、人によって真黒に染まることが御座いましたが、これはいかなるわけで御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「黒い土があるのである。石炭のような土などある。霊的のものでない。」